空・海・気象
11月が終わる日。
本日朝はやや暖かったがすぐに気温が下がり時折降られた。
午後休診の木曜は、週半ば過ぎに背の荷を少し軽く出来る貴
重な日。
どんよりと曇ってはいたが柿崎海岸を30分ほど歩いた。

薄く緑がかった灰色の日本海。飽かずうねり砕ける波はドードー
と鳴り、威厳に満ちている。

↑ハマヒヨドリ(イソヒヨドリ)は海岸の鳥だが、たまに樹下美術
館にも来る。いつも一人ぼっちで現れるのが不思議であり、殆
ど鳴くこともなく何となく可哀想だ。

忙しくしていたカワラヒワの群。つがいとしてあるいは若鳥と
して近隣に定住する留鳥のほか、冬期に北方から群として
渡ってくるグループもあるようだ。
確かに吹雪の田んぼや野原で何十羽も群れているのを目
にする。雀やアトリ、カシラダカの群と一緒のことが多かった。
本日さっそく群を見たが、まだ南下を続けるのか。冬は過酷
ゆえ集まって旅するのだろう。
午後尊敬するお茶人が来館されご一緒させて頂いた。
美と情の機微に優れた方と過ごすと、緩んだ心身がしゃんと
する。

本日館内にあるこの花の場所を移動するため器を手にした
ら良い匂いがした。花は匂い椿で、小ぶりな白花を沢山つ
けて姿も良かった。お客様からの頂き物だった。
器は30数年前に新潟三越で求めた三田窯の故谷本光生
氏の伊賀の花生(はないけ)で懐かしい。
当時お茶向きとは知らずに買い、その後まもなく故渡辺宗好
先生の許で裏千家茶道に不肖入門した。先生亡き後さぼり
続け、何かあるとに平手前(ひらでまえ)のにわか稽古で恥
をかいている。

例年カフェ右手に覗くモミジが樹下美術館の庭で最後に落葉
する。散り方は様々で、北風に飛ばされてみな向こうに行って
しまうこともあれば、満遍なく芝生に散らばることもある。今年
は穏やかな風に出合ったのか、樹の下を中心に上手く散って
いる。
現在樹の北側が散り、南側半分が残っている。散った葉と残
った葉はこれからどうなるのか、少し楽しみだ。
明日から冬、12月が始まり今年の樹下美術館は残り25日とな
りました。足もと次第ですが、お暇な折はどうか暖まりにお寄り
下さい。
本日はしっかりと晴れた。
本日珍しく一日晴天となり気温が10度を超えて暖かかった。

春の面持ちの頸城区両毛あたりの農道。
辺りの地図に頸城区潟町という地名があって驚いた。

その付近に小さな群の白鳥。今期生まれの中央の若鳥はすっかり
大人の顔をしている。

今夕、鵜の浜温泉付近の駐車場からの夕暮れ。向こうは中部電力
の火力発電所。
本日昼、かって来館された柏崎市の方が新潟市のお友達を誘って
再び来られた。新潟からは100キロ以上の道のり。真に有り難うご
ざいました。
お飲み頂いたお抹茶の和菓子が陽に映えて、とても美味しそうでし
た。
沿岸の雪、奇妙に始まった冬。
本格的な降雪ではなかったが去る19日に初雪があり、本日
朝方に大きな雷が鳴ると強風ともに再び降った。
そんな昼すぎ図録を届けるため妙高市の書店へ向かった。
驚いた事に山沿いの同市は全く雪が無く、晴れ間も覗いた。
車の車外気温は美術館で3度、妙高市は5度。暖かいはずの
沿岸が低温で雪が降り、山沿いが暖かく雪も無いとは。

帰路板倉区はさくら園付近の路傍の菊。
亡き母の生前、時に利用した同園のショートの利用中、車椅子に乗せ
て秋の妙高山や菊などを見た。
それにしても初雪の19日に出かけた髙田に雪が無かったことといい、
冬を迎え、今年はおかしな空模様になっている。
悪天候に手間取り、患者さんへの急用もあり予定した柏崎市には足が
届かなかった。
冬型がゆるむ 二冊の図録を市内に置かせて頂いた。
土曜日から数日続いた強い冬型の気圧配置が緩み、本日火曜日は
雲は多かったものの風は収まり少し気温が上がった。
土曜日の当地沿岸地域は初雪となり、夕方の車外気温は1度だっ
た。同時刻髙田まで行ったがそこは4~5度であり、雪も無かった。
いつもなら髙田方面は沿岸より雪が多いのだが、冬の始まりと終わ
りによくこのような逆転がみられる。
だがさすが11月の初雪は早すぎて、本日はすっかり融けて無くな
っていた。

今夕の四ツ屋浜。中部電力の火力発電所から上る蒸気が層雲となり、
上空に漂っていた。
悪天の週末、髙田方面を回り、このたび発行した「樹下美術館の齋藤
三郎」および「樹下美術館の倉石隆」を以下の書店およびギャラリーさ
んのご好意によって店頭に置かせて頂きました。
●上越市本町3丁目1-11「大島画廊」電話025ー524ー2231
●上越市本町4丁目1-8「春陽館書店」電話025ー525ー2530
●上越市本町4丁目1-6「遊心堂」 電話025ー526ー4887
●上越市本町5丁目2-2「ギャラリー祥」
電話025ー522ー8778
●上越市大学前76「フカミ美術 大学前ギャラリー」
電話025ー523ー1815
お近くへお出かけの際はお訪ね頂き、どうかお手に取ってみて下さい。
近々妙高市、糸魚川市を回るつもりです。
予報よりも良かったお天気 ローラ・フィジーのFly Me To The Moon。
本日午前の雨模様の予報→曇り、午後曇り予報→晴れと
なり良い方へと外れ、風も無く穏やかな一日となった。

本日午後、樹下美術館の西側から見た紅葉。ドウダンツツジ
とヒメシャラとモミジが赤くなっている。
明日午後から雨となり、日曜、月曜は寒気が降りてきて荒れ
模様、山沿いは雪だということ。しばらく晴れ間は遠ざかる
らしい。
Laura Fygi 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
悪天に傾く時節、月夜は遠くなり、せめてローラの歌でも、と
いうことでYouTubeからお借りしました。
激しく変わるお天気 インフルエンザワクチンが不足しているらしい。
11月は半ばとなり、お天気は激しく変るようになった。
そして本日は次第に風が強まり、つかの間の晴れ間と雨が激しく交
替した。
午後の在宅回りのころ風雨は強まり、出来るだけ車を玄関に近づけ、
看護師と走ってお宅に飛び込むように三軒を回った。
インフルエンザワクチン接種の真っ最中だが、見知らぬ方がよく受け
に来られる。今期全体にワクチンが足らず、賑わう機関で断られた方
が空いている当院に回られるのかも、と聞いた。
強風の海岸に黄色い風船。
晴天は昨日一日だけ、本日は強風となり、現在夜間も吹き続け
ている。
時々陽が射した午後、上下浜に荒海とホテルを撮りに行ってみ
た。
そして帰り道、、、
車を降りてみる、、、
近寄って手を伸ばした時、突然飛び、私の顔にバシッと当たりま
した。
振り向くと竹ヤブを越え、旧国道も飛び越え、遠くへと飛んで行
ってしまいました。黄色だったのがよけい印象的でした。
今夜は風と寒さがさらに強まる様子、風船はどこにいるのでしょう。
そしてどんな子が放したのでしょうか。
娘が3才のころ、祭の風船を放してしましい、その後何年もその
事を言っていました。
そういえば中学校時代に「赤い風船」という映画を観ました。
ぼんやりした断片だけ残っていますが、1956年作という
YouTubeの動画映像がきれいなのにはびっくりしました。
ピンク系のシーグラスの旅とは サブリーユの食事とピアノ。
本日は、文化の日にふさわしく爽やかに晴れた(かって非常
に冷たい雨が降ったこともあったが、、、)。
お天気に誘われて(いつものように、、、)柿崎海岸を歩いた。
何度も歩いている海岸で初めてピンク系のシーグラスに出合
った。

初めて見たピンク色のものが、わずか1メートル先にもうひとつあ
った。
海中のガラス片の角が取れ、丸みを帯びるのにどのくらい時間が
掛かかるものなのか、正直分からない。
二つのグラスの器なりが同じものだったなら、どこか遠い所から出
て互いに広大な海底をさまよい(もしかしたらつかず離れずくっつい
て)、今日砂浜に打ち上げられ、偶々私が双方を拾い上げた、、、。
これは一種奇跡ではなかろうか、と空想した。
(ことのついでですが、似たような緑色のものがすぐ近くにあったり、
角が取れた石炭があるカ所に沢山打ち上げられていたり、同じ場
所に同型の砂利が連なっていたりする事がよくあります)
そんな日の夕食を大潟区はサブリーユで、山形県からのご一家と
一緒した。

楽しく美味しく健康的な品が続いた。
皆様はとても優しくて良い方達であり、お礼を申し上げたい。

レストランでご一家の大学生がショパンとドビュッシーを弾いて下
さった。
下宿のためもう二年も弾いていないと仰ったが、流麗で詩情込め
られたった演奏は心に響き、窓外の月光にまで思いを馳せた。
同席した小学生の歓喜の顔も忘れられない。
これからも出来るだけ体に気を付けて生きなければと思った。
嵐のあとに鳥の巣 上品な夕暮れ 柿の木に十三夜の月。
秋らしい群雲が空を飾りかろうじて晴天を保った日。
庭に鳥の巣が落ちていて、夕暮れは上品で、十三
夜の月は柿の木の中にあった。

初冬の落葉した木によく鳥の巣が見つかる。
本日はスタッフが落ち葉掃きの際に芝生で見つけた。
内径が7~8㎝の小さな巣であり、どんな鳥のものかい
つも分からない。
なにより私たちに知られずに、毎年鳥たちが営巣してい
る事が不思議だ。
天候不順だった10月が終わる。
爽やかな秋晴れのイメージがある10月だが、思い出して
もそのような感じが浮かばない。
夕刻のニュースで、新潟県の10月1日から30日までの日
照時間は各地とも大変少なく、一方雨は多かったと報じて
いた。
資料によると上越市髙田の日照時間は平年の64%であり、
降雨量は177%、妙高では2、8倍も降っていた。
気温はまあまあだったというが一種異常気象と思われ、北
海道を除いて概ね全国的な傾向のようだった。
作物にとって大切な10月の悪天の影響が心配される。
本日10月の最終日、午後からようやく青空が覗き、積雲
がぽかりぽかりと浮いた。
明日から持ち直すらしいが本当にそうなってもらいたい。
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- 美味しいイチジクお菓子など、大潟区のマルト歌代商店は特別。
- 樹下美術館の紅葉 再度の木村茶道美術館 唐椿(からつばき)という花。
- 週末の種々。
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