妻の茶会 凄まじい半沢鶴子さんの挑戦。

2020年2月11日(火曜日)

午前の小雪混じりの空が昼頃から晴れた祝日。
本日勉強と称して数人のお茶人を招き妻が茶会をした。何ヶ月も前からプランを練り菓子を予約し、数日前から懐石の仕度をしていた。

11時から始まった会の三時間半、孤軍奮闘した模様だった。

 

玄関。

 

碗ものを仕度する。
茶会の前半は懐石。飯、汁、向こう付けの盆から始め、途中のメインは碗もの。
誠に手前味噌だが、あまり手が止まらない妻の料理はまあまあだと思う。

 

今時分の常で、方谷浩明の雪寒北嶺梅馨南枝が掛かっていた。

 

さて世に茶人は多けれど、この人は特別ではないだろうか。全くレベル違いだが、このたびの妻には少々触発されている気配があった。

 


NHKで紹介されるお茶人・半沢鶴子さん。たまたまこれまでこの方のドキュメントを三回観た。

自ら車を駆って行脚し、土地土地の食材で懐石を作り出合う人に茶を点てる。自らに自然界の如き調和を願い、一日一日から何かを摘み取りたいと述べて終わりなき茶を求める。高潔な修業僧のようであり何か武士のようでもある。幼少に両親を失ったという半生も心打つ。

この方からは希望を知らされる。
ちょっぴり私と同じなのは満州生まれ。同郷の末席を汚す者には遠くからかすかな親近感を抱かせてもらっている。

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