メグスリノ木、マユミ、ニシキギ。

2020年11月16日(月曜日)

このところ何度か庭の紅葉を挙げさせて頂きました。
去る日、メグスリノキを載せましたが、名前からして変わっていますので、その紅葉の経過とともに名の由来などを少々記したいと思います。

平成7年の造園の際、庭師さんが紅葉が綺麗ですよ、と仰って植栽されました。以来砂地にも拘わらず、夏の暑さにも耐えて辛抱強く成長しました。

メグスリノキと目薬の関係は、戦国時代に樹皮や木部を砕いて煎じたものが眼病に効くという民間療法に由来していると書かれています。成分分析など一定の科学的検討がされ、疲れ目などに対して煎じ薬やお茶パックなどの形で販売されているようです。

新緑もいいのですが、見所は何といっても最も美しい紅葉の木の一つと言われる点です。
確かに多様な色合いに分かれて始まり、全体が赤くなっていく様子は一見に値します。

以下約10日間の紅葉の様子を並べてみました。

 

11月8日。

11月12日

本日11月16日

カフェの前にもう一本あります(本日11月16日)。

 

一枝とってテーブルに置きました。枝先に三枚ずつ葉がついています。

 

話題をもう一つ。
美術館の右前の庭にニシキギとマユミのよく似た木があります。1,5~2メートル少々の低木ながら、両者とも一生懸命に紅葉します。

 

本日のニシキギ。

 

本日のマユミ。

両方とも葉は小さいのですが、ニシキギの方がマユミよりも一回り大きいです。
良く似た木は、幹にはっきりした違いがあります。

 

 ニシキギは幹に沿って平たい翼のようなコルク質の突起が連なっている。

 

マユミの幹はつるりとしています。
紅葉ではマユミはニシキギ以上に赤くなります。

駐車場で降りて美術館に向かって右側に数本ずつありますので、よろしければご覧下さい。
ニシキギギの翼風の突起は変わっていて面白いと思います。

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