頸城野点景

早起きをして海を歩き鳥を見て美術館へ オルゴール、猫、再び鳥 こどもには 良いものに接する。

2019年12月1日(日曜日)

12月1日。
本日日曜日は晴天の予報だったので、珍しく早起きをした。
早いと言っても7時少々前では、早起きとして通用しそうになく、恥ずかしい。

7時半ころから柿崎を一時間ほど歩いた。大勢の釣り人や静かになった海を撮りたかったが、残念なことにカメラを忘れていた。
海の後一旦家に帰り、朝のハクチョウ見にカメラを持参して昨日の場所へ向かった、

米山を背に朝日を浴びて次々にやって来るハクチョウは大変美しく、いくら見ても飽きなかった。

 

 

 

新たに鳥が来ると先に来ていた一群が一斉に見上げる。
大きな花びらが舞い降りる華麗さ。

ハクチョウの後は近隣の新潟県立大潟水と森公園へ。

 

好天に恵まれた初冬の園内。この先でエナガに出合う。

国内で飛翔する最大の鳥の後は小さな鳥へ、お目当てはエナガ。前回出合ったのと同じ場所へ行ってみるとはやり居た。チー、チー、あるいはキッ、キッと小さな声で鳴くエナガ。素早い鳥なので中々上手く撮れない。

木々を移動するのに付いて回り、何とか少し撮れた。私の腕ではピントもサイズもいまいち。以下中からましなものを載せました。

日本で見ることが出来る中で最も小さい鳥と言われるエナガ。北海道のシマエナガは抜群だが、当地のエナガも大変可愛い。

エナガとシジュウカラはよく一緒にいるという、。この日も何となく一緒。

エナガに比べればシジュウカラはまだ撮りやすい。

 

午後美術館に出向くと、カフェは忙しそうだった。馴染みの親子さんと一緒に食事をした。

過日の東京行きのレストランで求めたオルゴール。
映画「ボディガード」の主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」
がポロンポロンと流れる。
オルゴールの馬にテーブルにあったマユビトやルパン三世のミニチュアフィギュアが
ことごとく付けられていた。お客様が楽しまれた様子が浮かび、買って良かったと思った。

 

裏手の農道で和んでいた猫。
近寄るとのそりと起きた。

上掲のハクチョウは柿崎区だが、美術館周辺の頸城区ではどうかと車を走らせた。
高速道路の頸城バス停南側の水田に群がいた。今年はハクチョウが多いかも知れない。

 

クチバシを使って稲の切り株周辺を突っついている。
稲の根を食べているらしい。

 

群の中の一組のカップル?。ほかの鳥たちが熱心に食餌をしているなか、二人はしばし寄り添うばかり。

寄り添う二羽。
手前の鳥は片足を挙げて足の冷えを回避している。ハクチョウではよく見かける。

ほかの鳥が来ても離れない。

新婚さんなんだろうか。

 

遠くに居た一団が若鳥を先頭に歩いてきた。
ねぐら入りの時間が近づいたようだ。

頸北地域の水田に飛来するハクチョウは、朝日池や青野・上吉野の湖沼をねぐらに日中は周辺の田へ食餌に行く。農業と鳥が自然な形で住み合い、独特の平和感に心なごまされる。
比べて長年餌付けをして大量の鳥を集め観光資源にしている所もある。非常に不自然で、鳥類の脆弱化が心配される。そろそろ止めてはどうかなと思うが、どうだろう。

さて過日はおばあちゃんと娘さん親子が来館された。
まだ小さなお嬢さんは絵本を読んでいる。
その時のお母さんの話。
〝こどもには小さい時からできるだけ良いものを見せてあげたい。先日は箱根の彫刻の森美術館や国立都科学博物館に行きました〟
お子さんの嬉しそうな顔がとても良かった。

素晴らしい。
豊かな人生のために私もまったく同感。
そのことは幸福への道のほか,不運な孤独を耐え克服する糧にもなろう。
昔はよく耳にした先のお母さんの言葉を、久し振りに聞いた気がして新鮮だった。

さて良いものに接するのは、そんなに難しいことではない。
間違い無いのは美術館、博物館であろう。また歴史的・伝統的文物や場所を訪ねるのも良い。地域の文化イベントにも面白いものがあろう。少々高級な品は見るだけでもまずは良いし、どうしても欲しくなれば節約を心がけて求めてはどうだろう。味覚は頭脳を開発すると信じているので、年に何度かは少々高額でもランクアップをしてみたい。音楽しかり、名著、名画の書物や映画も身近にいくらでもある。
よいものとは、先ずは飽きがこないもの、光を放って自分を呼んでいるもの、前提として自然への親しみは全て基本中の基本かもしれない。
それらの中から良いものの系統やトレンドがおのずから整理され、自らの好みが形成されて行けば最高だ。
良いものに接する事はいわゆる〝お勉強〟とは少々違う。それを楽しむ、それに親しむ、あるいは幸福に感じる、ことが決め手ではないだろうか。
樹下美術館も良いものの対象たるべく努力を続け、その末席を維持して行きたい。

本日富山県美術館の方が来館されたと聞きました。
遠路本当に有り難うございました。
本年5月に富山市を訪ねた
ぜひまた伺わせて頂きたいと思っています。その折はどうか宜しくお願い致します。

素晴らしかったヴィクトル・マザーチェク氏と市村幸恵さんの演奏会。

2019年10月26日(土曜日)

本日午後、上越市吉川区出身のピアニスト市村幸恵さんとチェコ・フィルの第一ヴァイオリン奏者ヴィクトル・マザーチェク氏によるコンサートが大潟区のコミュニティプラザで行われた。

現在、NHKおよびサントリーホールに於ける東京公演はじめ横浜など日本各地をツアー中のチェコ・フィル。お忙しい第一ヴァイオリン奏者と市川さんの演奏は大変貴重で、心ゆくまで楽しませて頂いた。

 

ぴったり息が合ったお二人の演奏。
共催した樹下美術館からの花が見えた。

1部はモーツアルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 作品378、ドヴォージャーク:ソナチネ 作品100。
二部は日本の歌から「夏は来ぬ」「赤とんぼ」「里の秋」、マルティヌー:インテルメッツォからヴァイオリンとピアノのための4つの小品、スーク:4つの小品、スメタナ:我が故郷より が演奏された。

演奏は懐かしげな繊細さと圧倒的な力強さ、そしてモダンな旋律や心弾むリズムで私たちを虜にした。
アンサンブルはチェコ人の最も好むところ、と過日市村さんにお聞きしていた。ご本人たちが心から楽しみながら意気を合わせる演奏はとてもスリリング。互いに反応し合う様子から時に即興演奏の如くに聞こえたほどだった。

 

花束が贈られ笑顔を見せるお二人。

休憩を挟んで2時間、素晴らしい演奏会はあっという間でした。明後日は熊本で演奏するマザーチェク氏、充実の市村さんは昨年チェコ大使館で演奏されました。
このたび二人は福岡でもデュオの予定とお聞きし、益々のご活躍をお祈りしています。

 

コンサートが終わって見た美術館付近の夕暮れ。
良い音楽を聴くと風景がいっそう美しく感じられる。

柿崎区は浄福寺の彼岸花。

2019年9月30日(月曜日)

過日柿崎に用があり、帰り道浄福寺さんを覗くと鮮やかな彼岸花が見えた。
本日昼、よく晴れたので訪ねて境内を歩かせて頂いた。

 

越後に配流された親鸞聖人ゆかりの名刹。

 

湿土を好むという通り、木立の下に沿って咲く彼岸花。

 

 

 

白花が混じっていた。

 

上ってきた北の階段を下りて帰る。
柿崎の町並みが爽やか。

如何にも複雑な形状の彼岸花は魅力的で、その毒性によって咲いている場所を懸命に守っているように見える。

台風の通過で本日二回目の記載。

2019年9月23日(月曜日)

台風17号の影響で朝方吹いた風は昼過ぎに少し収まった。しかし午後から再び猛烈に吹き荒れた。

午後3時半頃、美術館うら手の農道で。
刈り取りを終えた田んぼからワラくずが舞い上がる。
畑の砂ぼこりもひどかった。

 

間もなく18時になる潟町の通り。
台風の日、晴れていれば遅くまで空が赤いことが多い。

 

同じ頃の四ツ屋浜の空。

夜遅く風は収まり、23時過ぎからぽつぽつと雨が降り出した。日中庭はひどい熱風によってしおれる草木が多く、時間を掛けて撒水をした。恵みの雨になりますように。

ひどい日でしたが来館された皆様、誠に有り難うございました。

雲の日 待ち遠しい「じゃんごっこ」さんの演奏。

2019年9月18日(水曜日)

午後施設の回診の日。
施設への途中で見た海側(西~北)に層状の白い雲が印象的だった。回診後、やや遅くの在宅回りで寄った四ツ屋浜の雲は一層鮮やかさを増していた。
在宅を終えて今度は上下浜へ。さまざまな形状の雲が青い空を背景にとても賑やかだった。

仕事を終えた午後6時過ぎ、こんな日は滅多に無いと思い大潟区蜘蛛が池の先、潟川の夕暮れも見に行き、それも掲載しました。

 

四ツ屋浜のダイナミックな帯状の雲。

 

上下浜の雲。

 

上下浜の雲。

 

潟川の夕暮れ。遅くなったが、まだ赤みが残っていた。

 

さて10月5日(土)午後3時半開演の美術館ジャズが近づきました。
出演の「じゃんごっこ」の皆さんの調子はどうだろう。
以下はじゃんごっこの音楽的源(みなもと)であるジャンゴ・ラインハルトが作った曲の一つ「ヌアージュ」。
ジャンゴがギターを弾いています。
ヴァイオリンのステファン・グラッペリが演奏するものもYouTubeにありましたが、比較的音が良い二本のクラリネットとパーカッションが加わった1940年録音というヴァージョンを掲載してみました。
フランス語「ヌアージュ(Nuages)」は雲のことです。
幌馬車隊で育ったロマ(ジプシー)出身のせいでしょうか、その生涯は旅人のようだったジャンゴ。この曲ヌアージュに旅情を感じるのは私だけでしょうか。

 

樹下美術館ジャズの当日「ヌアージュ」は聴けるだろうか。
いやいやどんな曲でもいい、「じゃんごっこ」さんが待ち遠しい。

現在当日の参加申し込みの方は50名様を越えたところです。
もう少々余裕がありますので、ご希望の方は以下美術館のお電話でお待ちしています。
入場料は大人お一人2000円です。
☎025-530-4155

孫の土産新潟県限定コーラ 坂口記念館と椿「炉開き」。

2019年9月17日(火曜日)

以下1日遅れで申し分けありません、昨日のことです。

昼過ぎに妙高市の孫が前日南魚沼市に出かけ、釣り施設で遊び、川魚を食べてきた、と言って来館した。楽しい行楽の様子を聞き、お土産の新潟限定コーラをもらった。昨年10月、魚沼地方を訪ねた私たちは、孫のためこの限定コーラを買い、このたびお返しということだった。

 

館内のテーブルで、傍らに小さな不二子ちゃんフィギュアを添えて撮りました。
大きく見えますが、高さおよそ18,5センチ、250ミリリットルで熱量は113㎉もあります。
高熱量なので庭仕事などで汗を書いたときに冷えたのを飲むつもりです。

 

その後、家内の身内が見えられ、夕食をご一緒した。食事まで時間があり、近くの坂口記念館を案内させて頂いた。閉館まで余裕は無かったものの、発酵と醸造の世界的権威である坂口謹一郎博士に関連する資料、氏が支援をした齋藤三郎作品などを興味深く観た。三回目の訪問だが、前回から時が経っていたせいか新鮮さを覚えた。

 

 

 

 

お月見のしつらえ。

300円の入館料で観て回り、広間の机で番茶と梅の味噌漬けを頂いた。
その折、案内の方が庭から一輪の椿を持ち出してくださった。

 

初めて見た椿「炉開き」。
薄紅色の花は小さく、指で輪を作ったほどの大きさ。
茶の木と雪椿の自然交配で出来たという品種。
なるほど大きさは茶の花、不揃いな花びらにユキツバキの印象がある。
茶席の炉開きは11月からだが、今年の高温で例年より早く咲いたという。
可愛くけなげな花を一鉢もとめてみたい。

文化勲章受賞者である坂口博士はまた和歌に優れ椿の愛好家だった。園内に190本の椿が植栽されているという。一般に椿の生長は遅く、育てるのは案外難しい。しかるに前回の訪問時に比べ木々は青々と成長し力強く見えた。年内にゆっくり再訪したいと思った。

 

夕食のノドグロの頭、身の方はお作りで出た。
ほかにお寿司などを食した。

ある有名なヴァイオリニストの衣装を制作され、余暇には乗馬に夢中の多才な方との食事。ようやく涼しくなった秋の夜、楽しい話は尽きなかった。

土曜日のあれこれ。

2019年9月14日(土曜日)

日中よく晴れた土曜日、普段静かな樹下美術館を賑やかにして頂いた。

曲折はあるが秋らしくなってきている。刈り入れの最中、周囲の水田が色濃く豊かに実っている。
ところで、農家の患者さんに“田の稲穂は良く実っていて今年は豊作ではないですか”と尋ねたところ、“先生が見ている田んぼのヘリは、特に良く実る場所なんです”と意外な事を仰った。
その訳は、田のふちは風通しが良く、日光が沢山当たり、しかもゆらゆら揺れるのも稲には良い、という事。なるほど、そこを見ているだけではまだ何とも言えない、という一種眼からウロコの話でした。

 

確かに特にフチに沿ってたわわな実りが続いている。

午後二つの格好良いバイクが美術館の駐車場に止まっていた。

 

 

磨き抜かれたハーレーとヤマハ。
新潟市から上越市へツーリングという爽やかなカップルさんの車でした。
遠くから有り難うございました。

 

本日午後やや遅く、ひとときカフェは賑やかでした。

午後にSPレコードご持参のお客様が見えた。
今日は皆バッハ、という中から歌曲「コーヒーカンタータ」が掛けられた。ヨーロッパにコーヒーが入った頃の曲だという。コーヒー好きの娘を、それを嫌う父が、結婚話まで持ち出して何とか止めさせようとする親子のやり取りが内容。
バッハとコーヒーとは意外だが一見いかめしい印象の作曲家に親しみを覚えた。曲まで作るのだから、バッハにとって新しい飲み物への関心は相当に強かったのであろう。そもそも当時の先端芸術家であれば、それもまた頷ける。
11月9日(土)「蓄音機によるSPレコード鑑賞会」には是非もう一度このレコードを解説付きで聴いてみたい。

 

 

 

メニューインとエネスコによるバッハは「二つのヴァイオリン協奏曲」が鳴った。
格調高くテンポ良く始まる第1楽章をリクエストして二回掛けて貰った。

おまけその1:一昨日、庭で以下の写真を撮りました。クリスマスローズの下の土が葉の形通りに盛り上がっていたのです。中心部まで盛り上がっているところを見ると、葉の下の土が雨を免れ、結果として盛り上がたようですが、実際どんな作用が起きたのか分かりませんでした。こんなのを見るのは初めてです。雨が葉っぱを使って彫った彫刻?

 

おまけその2:本日ゴルフの渋野選手は更に遅れてしまった。行き場の無いストレスが運動機能をも狂わせるいるのでしょうか。せめて最終日の明日は能力の一端を見せてもらえれば嬉しい。それにしてもダントツに躍り出た畑岡奈沙の凄さは驚くばかりであり、彼女は渋野選手の最良の手本になるのではなかろうか。

色々と書いてしまいました。

柿崎区は猿毛(さるげ)の庚申塔。

2019年9月7日(土曜日)

上越市髙田で34,7℃を記録して暑かった本日土曜日。秋のせいか、気のせいか8月の似たような日よりやや涼しく感じた。
不思議なことに影が長くなってくるとどこかへ出かけたくなる。午後やや遅く柿崎区は猿毛(さるげ)へ庚申塔の探索に行った。目指す石塔はネットで見ていたもので、はっきりと猿が彫り出された立派なものだった。見当たらない場合を考え、人に尋ねるべく写真をプリントして行った。

一通り猿毛から城野越(じょうのこし)まで走って回ったが見あたらなかった。猿毛に戻りコンバインを手入れしていた青年に写真を見てもらうと、先の二股を城野越へ上らず、下の道を水野の方に行くとありますよ、ということだった。

道は容易で、遠くはない所にあこがれの石塔があった。

 

道路より4,5メートルほど高い所に三つの石像がある。
真ん中が目的の庚申塔。

 

形の良い石にバランスよく各部が彫り出されている。

 

最上部左右に日月の文様。向かって左が月でしょう。

 

怒髪の青面金剛が丁寧に彫られている。定番どおり六臂のうち上方の右手に宝剣、左手に法輪が見られる。

 

足許に三猿が別々に配置されている。
丸みに影が付くほど良く彫られ、一般のよりも仕草の表情がよく分かる。
金剛の法衣の裾にも表情。

 

中段の左手で合掌するショケラの髪を掴んでいる。
右手は何を持っているのだろう。
これまで見たショケラの中では最も明瞭に彫られていた。
※ショケラ:半裸の女人といわれ、諸説あるようだが意味はよく分からない。

 

向かって左の石像の右上に日輪、左側に弓のようなもの、右手が剣を掴んでいるように見え、顔もいかつそうだったため、これも庚申塔ではないかと思った。中央の石塔とは風化の程度が全く異なり、両者にかなりの時代差を感じた。

もう一度全体を眺めてみると、やはり立派だ。

 

左に張った格好良い石は原石そのままなのか、削ってこしらえたものか。中央に向かって全体を深く削り、本尊と三猿を浮き出させるなど手がこんでいる。周囲の雲のような起伏のあしらいも上品で、沢山見ているわけではないが、近隣の中では出色の塔ではないかと思った。こんなに見応えのある石塔を彫った石工(いしく)とは何時の時代の何処の人だろう。依頼した猿毛の住民ともども立派なことだ。
石の種類は今後の課題。ブラタモリで見るタモリは誠に詳しい。

 

周囲は田畑で、お年寄りがネギの畝を整えていた。
石像背後の大杉が枯れてしまったことを残念そうに何度も口にされた。

 

合掌する石仏。頭部の様子から馬頭観音かもしれない。
庚申塔の青面金剛と異なり柔和な表情だった。

 

猿毛集落の様子。
一年に6度、かって庚申の夜に行われていた「庚申さま」の集い。
それを3年続けたら村人は石塔を建てて供養した。
いつまで続いたものか、せせらぎの音がする村落には今も素朴さが漂う。

 

猿毛からさらに上がる城野越。
路傍で見つけた一輪のタカサゴユリはかって民家から種が飛んだものか。

良い午後だった。

今夕の夕焼け 齋藤尚明氏のひねり鎬(しのぎ)文茶碗 孝厳寺の花頭窓と菱窓。

2019年9月5日(木曜日)

何日も雨模様の日がつづき、昨夜などは寒くて閉口した。
それが本日はほぼ晴れとなり、暑さが戻り、高い空に賑やかなすじ雲が見られた。
夕刻は東の米山から西は権現岳まで空一杯に茜が拡がった。

 

頸城野に四方立つ茜の雲見れば旅の空かと思う夕暮れ

一昨日好評のうちに陶齋親子展が終了し、本日午後齋藤尚明氏を訪ねお借りした鎬(しのぎ)の大壺をお返しした。その折、展示室で見た鎬をひねった抹茶茶碗に眼が止まり、それを求めた。
鎬(しのぎ):器の側面に溝状にほどこした文様。面取りは平板だが鎬は凹みを有している。ちなみに“鎬を削る”のしのぎは刀の上部に横に彫られている溝の部分を指し、ここを削るほど激しくやり合う意味になるという(尚明氏)。

 

胴や口の造形と高い高台の面白みが眼を引く。
深く削ぐため厚みが必要で少々重くなっている。
彫りを浅く全体を薄く軽く、一回り大きくすれば数段良くなりそう。

これを原型に、鎬を増減させたり、全体に辰砂や呉須を掛け凹凸を強調したり、高台にバリエーションを加えればさらに色々楽しめそうだ。

 

尚明氏宅への道中、寺町1丁目の孝巌寺を覗いたら何本もサルスベリが咲いていて美しかった。

 

以下の写真は今年6月の同寺です。窓に惹かれて撮りました。

左右の花頭窓には飾りの桟(さん)があしらわれ変化が面白い。
正面上の堂々とした菱窓も鮮やかで格調が感じられる。

陶齋親子展茶会の最終回 楽しい鵜の浜祭。

2019年8月24日(土曜日)

本日午前診療の土曜日、午後は忙しかった。
陶齋親子展にちなんで毎週土曜日に行った呈茶が、本日16名のお客様を迎えて無事終わった。大がかりなお知らせなどをしなかったにも関わらず60余名のご参加を頂き、無事に終えましたこと皆様に深く感謝しています、有り難うございました。.

 

待合はいつもの棟方志功作「米大舟(べいだいしゅう)」。
陶齋作「金彩秋草文陶箱」を添えた。

 

掛け物伝良寛「秋夜月を弄す」、花生陶齋作「緑釉草文花瓶」。

お手伝い下さった宗香先生社中のお二人。

この後、鵜の浜温泉祭に出かけた。

 

五時半には大潟町中学校のブラスバンドが演奏していた。
「赤いスイートピー」が始まるところだった。
落ち着いて良い演奏をした。

そして米大舟の踊り。

 

上越市大潟区の米大舟保存会の皆様がステージで歌い浜で踊る。
幼少から聞き慣れた哀愁の音頭は大好き。

かって棟方志功がこの踊りを見て感激し、前掲した板画を彫った。江戸時代後期、飢饉に襲われた当地へ北前船が支援米を届けた。宴で船乗り達が歌い踊ったものが、今日まで「米大舟」として当地に伝えられている。一昨年、北前船が伝えた文化の関連遺産として日本遺産に認定されている。

保存会の皆様が踊った「鵜の浜小唄」。

 

ゲストのタヒチアンダンスの皆さん。

 

大潟フラの会の皆さん。

 

上手かったポップスバンド「ハミング・ノート」の皆さん。
懐かしい田代みどりの「バイナップルプリンセス」などを歌った。

 

そして以下は熱演された大潟区は海音鼓(うみねこ)の皆さん。

 

 

 

 

 

 

 

海音鼓を聴く皆さん。
このあと花火に向けて海岸はさらにお客様で埋まっていく。

 

人魚の像の手前から花火を写した。
約30分、鮮やかな花火が頭上で盛大に弾けた。

スタッフとともに「都屋」さんの浜茶屋の世話になり、美味しいおでんやラーメンを食べた。海風は心地良く、楽しい地元の祭を堪能した。

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