空・海・気象

美しい夕空がある限り。

2013年10月4日(金曜日)

今夕の夕暮は素晴らしい空でした。夕方まで何気ない曇り空でしたが、突然のように優しく鮮やかな色に変わったのです。

いつもながら夕焼けの予想は難しいと思います。いいかなと思えば平凡、あるいは本日のように突然色づいたりと。

しかも最も素晴らしい時間はほんのいっとき、ある意味一瞬で、せいぜい1分前後でしょうか。今夕も家を出る直前の空が最高だったように思われます。
玄関を出た時、ご近所の家々の壁がみな鮮やかなピンクに染まっていました。1分少々、海へ到着した頃には既に幕引が始まっていました。それでもしばし息を飲みシャッターを押したのです。

 

四ツ屋浜でいつもの四ツ屋浜です。

燧岳と焼山紫色の火打山(左)と焼山。

13104夕焼け優しい色に包まれた上越火力発電所。

ブログは日が空くどころか連日となりました。こんな夕空がある限り仕方がないのです。

敬老の日 台風18号の影響 雁子浜の夕空。

2013年9月16日(月曜日)

敬老の祝日の本日、台風18号は新潟県上越地域に雨の被害をもたらした。

雨を避けようと昼前に東京へ立った長男たちは、やはり高速道路の通行規制に遭い、ある区間は一般道へ降りたという。

早くから多くの河川で増水の警報が出続けていた上越地域。夕刻5時頃とうとう矢代川の堤防が決壊したと報じられていた。
氾濫は避難を促すだけで、目の前で進行する堤防決壊までは防げないらしい。川の怖さであろうが、歯がゆさも感じた。

避難所のニュース映像に妙高市の親戚の地名が出ていたが、水害は免れたと聞いた。堤防決壊の映像はひどいものだったが、その後も大丈夫なのだろうか。

 

雁子浜 の夕刻夕刻に向かって雲が切れてきた。大潟区雁子浜は日没後に鮮やかな空。
台風一過の夕は何時までも空が明るいことがある。

敬老の日だった。現在104才の方と間もなく104才を迎える方を月一で訪問させて頂いている。いずれも女性。104の方は100才で大腿骨頸部骨折の手術をされたがベッドサイドに端座され、しゃんと話をされる。もうお一人は普段よく眠っていらっしゃるが、デイサービスに週二回通われ、耳のご不自由があるものの、目立った認知症もない。

お二人とも長生きの愚痴を仰ることがある。しかし、「またおばあちゃんの顔を見に来てもいいですか」と言うと、お二人とも同じように手を合わせて拝む仕草をされる。

この方たちに共通する生活方法や身体の特徴を一概に言うことはできない。ただ酒たばこをせず、一生懸命身体を使って働いたことのほか、ご家族の暖かな見守りと敬老(愛老)の姿勢が共通していると思う。

週一回特養に出向いているが、私が知る範囲でこの年まで比較的お元気なのは在宅の方たちのようだ。

雲の季節 頑張れ農業。

2013年9月6日(金曜日)

午後に樹下美術館でコーヒーを飲んだ。裏手の田んぼからどーどーとコンバインのエンジン音が聞こえている。大きな機械が何台も入って次々に刈っていた。毎年もち米の品種から始まるらしい。

農業は天候に大きく左右される。今年は春以来、冷温、乾燥、猛暑、大雨など何かと異常と言われ続けた。皆さんの規模は昔よりはるかに大きい。やり直しが効くとは思われないゆえ、心安まる暇が無かったことだろう。

それでも稲作は平年並みと報道された。あと少し穏便な気象が続くことを祈らずにはいられない。

 

涼しくなって雲の形が面白くなってきた。雲は自然現象なのに、見上げるだけで即、巨大なアートに変わる。昨日のように雨を降らせたり風まで吹かせる。自然は偉大だ。

 

昼の雲本日は変化に富んだ気持ちのよい雲。

コンバイン美術館に隣接する農道を行く大型のコンバイン。

いま燃料の高騰は馬鹿にならない。
安全、新鮮、美味、美観、 日本の風土の根幹を支える農業!
こんな立派な仕事はない、どうか粘って頑張ってください!
新潟県でも再び小麦への取り組みや、地熱利用の野菜栽培などが試みられていると聞いた。

柿崎海岸で九月の驟雨に遭う。

2013年9月5日(木曜日)

午後休診の夕刻、春以来となる柿崎の海を歩いた。シーグラスを探しながら歩いたが、いつしか「浜千鳥」をくちずさんでいる。ここでよく千鳥を見るのと、千鳥と母が重なるので柿崎にくると自然に出てしまう。

生前シーグラスを探して持ち帰るたびに、ベッドの母は青くてきれい、大きいね、などと興味を示した。色々こまごまと喋った人でも、最後はきれい、大きい、小さい、もう少し、お腹空いた、などとしか言わなくなる。最晩年は、そんな時間がいっそう貴重で有り難った。

 

今夕の柿崎は東の方角に当たる米山が雨雲に被われていた。雲は次第に低く広がりそこから強い風が吹いてくる。いつもとは逆、まさか竜巻などは来ないだろうが、帰りには土砂降りとなり最後は走って車に飛び乗った。

前歩き始めた頃、東北の方角は雨雲。

 

途中から帰り始めると、強い風とともに雲がこちらに広がってくる。

 

本降りへずぶぬれになって車に飛び乗った。

途中まで湿った風が気持ち良かったのですが。
ずぶ濡れで車のシートに座るのは気持ちが悪いですね。
シーグラスはほとんどありませんでした。

秋を迎えて 水鳥 残照。

2013年8月26日(月曜日)

日が短くなり始め夏~秋へ季節は移る。新旧の暦に照らす暇もなく、気象や生き物そして気分・感情まで移ろうのを感じる。

昨日日曜日、4組のゴルフコンペは妙高CCだった。高原のコースでかろうじて100を切り2位のお土産を頂戴した。31もついているハンディキャップのおかげというほかない。

潟川 昨日日曜日夕刻の潟川。水鳥の影に秋を感じる。

さて潟川は上越市の大潟区と、吉川区と頸城区の一部の水田から水を集め、大潟区犀潟の新堀川を経て海に排水されています。
昔は小舟が往き来して稲を運んだと聞きました。筆者の子どもの時も我が子たちともこの川で釣をしました。よくフナが釣れ、ハヤやナマズを釣ったという人もいました。

四ツ屋浜の残照昨夕の大潟区四ツ屋浜の残照。秋の旅情が漂う。

7月始めの日没は19時15分ころだったのですが、今や18時25分ということです。

アメシロ退治 まことにタフなヨットレース 美術館は人生最後のレース。

2013年8月24日(土曜日)

秋を迎えて厄介なアメシロの二回目の繁殖時期になっている。。今夕、アメシロが巣をかけている木に梯子を掛けて大枝を切った。それを細かに切って焼いた。本当は枝など切りたくない所だが、消毒が効かない場合もあり致し方ない。当分格闘が続きそうだ。

慣れない梯子、枝きり、たき火、ともに汗だくになった。

さて色々と過酷なものがありますが、競技としてヨットのオーシャンレースがある。
9レグをかけて世界一周を争うボルボ・オーシャンレース(VOR)などはその一つだ。
艇が見えなくなるほどの大量のスプラッシュ(しぶき)、危険な傾斜角、遭難の領域を猛烈なスピードで帆走する。
落水を免れているのはしっかりハーネスを装着しているからにちがいありません。

超過酷なレースだが優勝はトロフィーのみで賞金は無い。

ヨットでほぼ30年前ありし日の小生?レース後の帰路、富山湾沖だと思う。
このときのレースは輪島-舳倉島往復レースだったのか。
当日夜半から朝にかけ、余りの悪天候のため棄権艇が出はじめレースは途中中止となった。
めったに行けないので舳倉島だけは廻った。

当時の数年間、およそ30フィートのレースヨット「オレンジペコ号」を皆で所有し乗り組ませてもらった。
艇は6人が寝泊まり出来、能登や佐渡のレースに参加したりクルージングを楽しんだ。
とび職、サラリーマン、機械リース会社の整備工、自衛隊員、、、皆さんは様々に能力がありレースは強かった。
仕事が多忙を極めるようになって、船を下りたが、クルー各氏には本当にお世話になった。

こんな写真を引っ張り出すと大変懐かしく、ある種別人と出会っている感じがする。
年を取ったが、人生の最後に美術館の維持という自分との戦いに参加しているようにも感じられる。

予報通りに雨が降った。

2013年8月20日(火曜日)

予報通りに降った雨。しっかり降って当地の田畑や庭にとって慈雨となった。このたびの予報は正確で少々驚いた。

「百姓にとって雨は悪いはずがない」。洪水や鉄砲水がまず無い上越市大潟の農家で聞いたことがある。

百日紅驟雨に煙る仕事場の百日紅(さるすべり)。雨も日照りも気にしない風で、ある種驚異的だ。

ただいま23:25、遠くにわずかな虫の声。すこしでも涼しくなりますように。

猛暑が落ち着いて ローランサンの薄紅色の雲。

2013年7月18日(木曜日)

このところ暑さが一段落している。Yahoo!天気で見る限り、関東甲信越10県の,向こう一週間に猛暑日が見当たらない。上越市高田の最高気温も27~29℃と出ていた。

今夏は早くに猛暑が来たが、8月など中から先はさほどでない、という予報を聞いたことがあった。今のところそんな具合になりつつあるがどうなるだろう。

ところで原発再稼働のベクトルは猛暑を背景に機運が高まったかに見えた。しかし当県の柏崎刈羽は世界一の規模であり、中越沖地震の洗礼も受けている。次元とわけが並みでない、慎重の上にも慎重姿勢が求められる。

今夜放送されたTVコマーシャルに〝ほどほどの安心なんてありませんから〟というキャッチがあった。あるハウジングのコマーシャルだった。確固たる安心概念が伝わり、賢明な会社だと思った。

このような言葉を述べるスマートな電力会社が無いのも淋しい。

 

四ツ屋浜の夕雲曇りの夕暮れも見所、今夕の四ツ屋浜。
やや暗いが、薄紅はマリー・ローランサンの絵によく使われる色を思わせる。

夕日のかなたに。

2013年7月9日(火曜日)

本日も山梨県は勝沼(甲州市)で39、1℃とニュースが報じていた。どんなに暑かったことだろう。

最高気温は人ごとではない。勝沼ほどではないが、昨年9月17日は筆者の地元・上越市大潟区の37,6℃が当日の全国最高気温だった。ひどい猛暑と聞くとむっとして鼻から脳へ乾くような熱感がよみがえる。

上下浜の夕暮れ本日夕刻の上下浜。

 

Beyond The Sunset(夕日のかなたに)


曲はその昔、パット・ブーンやハンク・ウイリアムズの歌、ロジャー・ウイリアムスのピアノなどで
ラジオから流れてきました。
当動画はジョー・スタッフォードとゴードン・マックレーのデュエットです。

真夏日 猛暑日。

2013年7月8日(月曜日)

本日全国的に高温となり、山梨県勝沼では38,6℃もあったという。

ところで昨日午後4時ころ訪れた埼玉市は35℃前後だった。妻以外皆様のお顔に苦痛が見られなかったと書かせていただいた。しかし本日の山梨県の猛暑を報じるニュースの市民の方たちには、明らかに〝うんざり〟という表情があった。

38℃超は異次元的(病理的)な気象環境にちがいない。ちなみに上越市高田の最高気温は33℃。在宅回りで45分ほど外出したが、おおかたは冷房された車内である。戸外の労働、徒歩などでの通勤通学に比べればずっと恵まれている。

合歓の花雨に弱い合歓が満開。仕事場の老木の花も精一杯青空を喜んでいる風だった。

当地はまだ梅雨が明けていないらしい。

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