新潟市のりゅーとぴあでミヒャエル・エンデの「モモ」を観てきた。

2015年10月12日(月曜日)

今日10月連休の最終日は新潟市のりゅーとぴあ演劇ホールで、ミヒャエル・エンデ原作の演劇「モモ」を観てきた。
(○脚本/演出  栗田芳宏 ○音楽  後藤丹 ○ヴァイオリン  佐々木友子 ○ピアノ  品田真彦
○出演 新潟エクステンションスタジオ 研究生 ○ゲスト荒井和真 (KURITAカンパニー)、今井明 (KURITAカンパニー) ○主催劇団ひまわり)

午後1時から始まり、2度の休憩を挟んで4時間の長丁場。
一言たりともセリフを逃すまいと耳目をこらして惹きつけられた。

モモはその昔、本好きだった娘が小学校を卒業するころに買って遣ったことがあった。

時間と幸福、それを奪う狡猾な者たちに対する奪還のストーリー。
深い命題が網羅されるが、恐らく子どもを含めてそれぞれの立場で理解できるのではないだろうか。
本日のお客さんは子どもよりむしろ大人が、それも若者が多い印象を受けた。

 img133モモのパンフレット表紙。

舞台を観て、昨年マイブームになった「青い鳥」が重なった。
時間と幸福が物語のカギであり、登場する大人と子どもの関係にも通底部分がみられたからだ。
モモでは時間節約と過剰な効率主義から生じる際限のない利潤追求のトリックが、スリリングに解き明かされ、貨幣経済への警鐘も重要な点になっている。

このあたりを子供達はどう読みとるのだろう。
最後にモモたちが本来の時間を取り戻した場面で、暗い舞台いっぱいに光が注ぎ無数の花びらが舞い降りる。
灰色のコートを着た怖そうな時間ドロボーたちや、美しいフィナーレが幼い脳裏に刻まれればそれで十分かもしれない。

〝時間というのは、生まれた時から始まる密かな音楽のようなもの〟
〝時間の源には光が射し花が咲いている〟
というようなニュアンスで語られたセリフを聞けただけでも、1時間半かけて新潟市へ行き長時間座った価値があった。

これらの言葉を述べた時間の司、マイスター・ホラ役の栗田芳宏さんの自然な動きから発せられる極めて明瞭なセリフに驚嘆した。
今まで観た芝居では、身振り大きく大声を出すのに言葉が聞き取れないという役者さんもいたのである。

さて、モモは人の愚痴や悩みをただ聞いているだけだが、彼女に話す人は自らの問題に気づき幸せになる。
このことは、前段で時間を掛けて丁寧に演じられた。
観劇でも読書でもそうだが、私たちは黙って舞台を観、あるいは本を読むだけである。
一方懸命に訴え述べるのは作者や演者だ。

この図式で言うと結果はどうあれ、私たちはモモなのか?
30年ほど前、娘と一緒に読んだ時には浮かばなかった観点だが、年寄りの独りよがりかもしれない。

最後に本日、舞台下手の一角にピアノとヴァイオリンの著名な演奏家が入られた。
セリフに重なる音楽は場面を引き立て、時に美しく時にスリリングに奏でられた。
演奏者とともにコンダクターとしてそこに居られたのは、音楽を担当された上越教育大学の音楽教授・後藤丹先生だった。
フィナーレで召されステージに上がられたが、嬉しかった。

 

030入場の行列。
お尻が痛くなりましたが、りゅーとぴあでの4時間は、最後まで満席のまま盛況でした。

 この度の公演は上越市の「智慧子のブログ」の予告記事で知りました。
智慧子さん、本当に有り難うございました。

柳沢鹿の子さん一門によるバレエチャリティーコンサート。

2015年10月11日(日曜日)

今日午後、上越文化会館大ホールで開催された「第13回 バレエ・モダンダンス チャリティーコンサート」を観てきた。
上越市大潟区土底浜の柳沢鹿の子バレエアンドパフォーミングアーツの主催だった。
二人の素晴らしい男性プロダンサー鈴木真央さん、貫渡竹暁さんが招かれていた。

 

151011バレープログラムから。

演劇的でありながら黙して踊られるバレエは非常に高度な芸術だ。
動きは音楽とともに言葉と情感として感覚されるが、それらの行間まで実にこまやかに身体表現される。

 愛らしい入門クラスから堂々たるパフォーマンスの上級クラスまでが隙間無く披露された。
「風神雷神図-上越降臨」の激しくも優美な踊りで始まったステージ。
アラカルト的にアレンジされた総出演の「パキータ」がフィナーレだった。
高三となり卒業される三人の生徒さんは招待男性ダンサーと心ゆくまで美しく踊られた。

出演者の中には知り合いのお子さんやお孫さん、そして子ども時代に診させて頂いた人もいる。
大潟区という周辺地で永年バレエスクールを主宰される柳沢鹿の子さん。
一心に取り組み困難を越えて喜び踊られる生徒さん、ともに心からおめでとうを申し上げます。

頂戴した秋の花 ひやひやする送電線の点検作業。

2015年10月10日(土曜日)

本日は度々お花を持参されるお客様から今盛りのものを沢山頂きました。

上手に育てられる花は楚々として野の趣をたたえています。
さっそく館内に飾らせて頂きました、有り難うございました。

秋の花2

秋の花1紅白のシュウメイギク、数種のホトトギス、白色のフジバカマ、タデ、タムラソウなど。

 

さて冬に備えて行われる送電線の点検はこの季節の風物詩かもしれません。
サーカスのように見えてドキッとしますが、プロだなあと感心します。

人による作業

ヘリで先週美術館の裏手に現れたリコプターは仙台から上越に飛来すると聞きました。
ひやひやして見ていましたが、大きなカメラを備え送電線に沿って時間をかけて飛びました。

昨日記載しましたヤフーの時計は狂いもなく順調に動いています。

ヤフーの景品の時計をしてみた。

2015年10月9日(金曜日)

先日ある探し物で普段あまり開けない引き出しを見ますと時計が出てきました。
ヤフーの株主優待品でした。
10年も前、ちょっぴり同社の株を持っていたことがあり、当時送られてきたものでした。
子どもにやろうと思っていましたがすっかり忘れていました。

ヤフーウオッチb外観。

最近修理などで時計に不自由していましたので、本日時計屋さんで電池を替えてもらいました。
持参した妻によりますと、珍しい時計ですね、と言われたそうです。

ヤフーウオッチ着けてみたところ。

大部分プラスチックですが、動いたということで1500円の電池を入れてもらってあります。

おもちゃのような景品とはいえ外観はほがらかで、夜になっても動いていますのでしばらく着けてみようと思います。
ちなみにその時の株式は樹下美術館を建てるときに無くなりました。

優しい秋の色。

2015年10月8日(木曜日)

本日樹下美術館の木の葉も草花も空も何となく優しい色をしていた。

3長く花を楽しませてくれた柏葉アジサイの葉が色づいていく。

 

1生まれて初めての花と思われる赤ちゃんリンドウ。
リンドウは二年目から花が咲くようです。

 

2トクサの辺りのリンドウは群生のおもむきになってきた。

 

4夕暮れ近い空にパステル調の雲。

 

 大型の台風が太平洋を北上したため終日風が吹いた。

身近な所でお世話になっていたノーベル賞の業績。

2015年10月7日(水曜日)

発表が続いているノーベル賞受賞者について知らない場合が多い。
今年、医学生理学賞に輝いた大村智特別栄誉教授のことも恥ずかしいが聞いたことがなかった。
受賞対象となった主要な業績の一つは、熱帯地域の深刻なオンコセルカ症や象皮病の特効薬開発による何億もの人々の救済だった。

ところがふとしたことから、自分たちも身近に大村先生の恩恵を受けていたことが分かった。

2011年に亡くなった母は2004,5年頃に福祉施設の利用をはじめた。
ところが間もなく両腕や胸、両下肢などに赤いぶつぶつを生じそれをポリポリ掻くようになった。
厄介な疥癬症だった。
介護保険によって一気に多様化して増加した高齢者福祉施設はいずれもその洗礼に悩まされた。

恐れた疾患が母に及び我が家は一種パニックに襲われた。
施設利用の中止、連日の念入りな入浴、衣類や寝具の加熱洗浄、軟膏塗布、、、。
しかし一旦収まったかに見える症状は何度か再発した。
困って色々調べた所、犬のフィラリア症に有効で、ヒト疥癬にも効くという薬の記事に出会った。

当時その薬剤は自費扱いで保険適応がなく、薬局を介してメーカーから取り寄せた。
国内は犬向けに始まった薬剤、大丈夫かなと気をもみながら飲んで貰った。
だが母は平気で服用し副作用もなく、間もなく面倒な疾患から離脱していった。
その薬はイベルメクチン、商品名はストロメクトールだった。
しばらすると薬は人疥癬症の保険扱いが可能になった。

このたび大村先生のエバーメクチンを聞いた時、どこかで耳にしたように思った。
それがあの薬だった。
遠くの先生が急に身近に感じられ、業績のすそ野の広さに感嘆した。

「地方創生で重要なのは教育」は大村先生が語った言葉。
「知の水平の拡大」は昨日物理学賞に輝いた梶田先生の談話。

探求から生まれた言葉は貴重で、日本の将来を占うキーワードではないだろうか。

 

紀伊ジョウロウホトトギス本日、樹下美術館の紀伊じょうろうほととぎすの花。

秋の日曜日の林と海。

2015年10月4日(日曜日)

晴れたり曇ったりの日曜日、長袖シャツにウールのベストで過ごした。
午後二組の新しいお客様に名刺をお出しして挨拶をした。
(このようなことはいつも迷いますが、なるべく簡単にさせて頂いてます)。

さて夕刻近く柿崎海岸へ。
大潟スマートインターから8分ほどで柿崎インターに着く。
本日はまず大潟インター付近の林に入ってみた。
草木の紅葉や実が随所に見られた。

ナルコユリアマドコロの実。

コナラコナラの実。

ツタツタの紅葉。

マユミマユミの紅葉。

ガマズミガマズミの実。
林は昔よりやや混雑しているが楽しく歩けた。

 

柿崎海岸暮れる柿崎海岸(東側で)。
この海岸は東西で雰囲気が異なり、多くの人は西側(海に向かって左手)を歩く。
本日は一時間半ほどかかけて東西をゆっくり歩いた。

向こう一週間ほど晴れ間の多い日が続くという予報は嬉しい。

陶齋の特筆 トンボの庭 アスパラとトクサ。

2015年10月3日(土曜日)

本日午後熱心に陶芸展示「陶齋の鉄絵と色絵」をご覧になる女性にお会いした。
如何ですか、とお尋ねすると鉄絵と色絵の違いを質問された。
一通り説明させて頂くと、「同じ人が作ったとは思われないほど感じが違うのですね」と仰った。
一例を挙げれば下写真の如く、確かにその通りなのです。

32 齋藤三郎作 色絵籠に柚子文皿。
師の富本憲吉譲りの柚子のモチーフが品良く描かれている。

17齋藤三郎作 鉄絵面取り壺。
素朴だが心に残る趣がある。
上下の作品は別人作と思われるほど技法に特化している。

陶齋(齋藤三郎)は染附(そめつけ)でも、辰砂(しんしゃ)でも、鉄絵でも色絵でも、金銀彩でも、みな一流の技を身につけていた。
磁器、陶器ともにこなし、同じモチーフでも異なる技法ごとの風合いに制作した。
土と技法のエッセンスを明確に把握し、そこに筆を加えて仕上げられた親しみ易く上品な陶齋イズム。
齋藤三郎(陶齋)の才能と努力は特筆に値するにちがいない。

さて、日中の日射しの庭に沢山の赤とんぼ。
餌を採るわけでもなく、婚活する様子でもなく、のどかだった。
嵐の後、トンボはこうして一休みするのだろうか。

044トクサに止まった赤とんぼ。

「あれはアスパラかしら」
「何言ってんだ、トクサだろうが」
あるご夫婦がこんな話をされたという。
羨ましいほど仲良しだったとスタッフから聞いた。

嵐去ってリンドウ、夜は大きな蛾。

2015年10月2日(金曜日)

一晩吹いて降って明けた本日、午後から雲間に青空が覗いた。
植えたばかりのナツハゼやほかの草木に傷みはなかったが、落ち葉掃きは一仕事だったようだ。

昼間の庭にリンドウが顔を覗かせている。
同じ庭でも、リンドウはカフェから見て左側の低い場所で盛んに花を付けるようになった。
わずかの湿り気の違いを区別する植物の厳格さを垣間見させられる。

151002リンドウ開く前の閉じている花もしゃんとしてなかなかいい。

 

夜になって庭の明かりの下で落ち葉のように見えていたものは大きな蛾だった。

151002の蛾比較のためゴルフボールをおいて写した(妻のスマホです)。
草の軸をあてて、家でその長さを測ると前羽の幅は約15㎝あった。

その昔夜間の電柱の下などに大きな蛾が飛んできた。
当時は気持ち悪いと感じたが、今夜は素晴らしいと思った。
ネットで見るとヤママユ(ガ)らしく大きな蛾の代表選手のようだ。

幼虫時代の栄養だけで生き、成虫になってから何も食べないという。
夜の庭でじっとしているのを見ると、ちゃんと相手を見つけられるのか心配になる。

クヌギやコナラなどに産卵し幼虫はその葉を食べるらしい。
樹下美術館にコナラが何本もあるが、そこで育ったのだろうか。
明かりを消したあとにもう一度行ってみると居なくなっていた。

最後に倉石隆氏の版画作品から「蛾」蛾

基本的により強い月の光を求めて雌雄が出会うという蛾。
今夜の蛾は灯の下で相手を待っていたのだろう。
チャドクガは困るが大きくて怪しい蛾ならまた出会ってみたい。

低気圧に見舞われた日 昼食後のイチジク。

2015年10月1日(木曜日)

本日午後まもなく風が出て次第に強くなった一日。

035お隣の敷地にあるハンノキが強い風に煽られている。

悪天候のせいもあって午後から閑散だった美術館。

最近ほぼ毎日昼食は美術館で摂っている。
ホットサンドウイッチかトーストで、パンは大抵普通の半分にしてもらう。
一緒に出るピクルスや果物のほか、妻のお弁当の野菜を一皿もらって食べる。
本日はトーストで、食後先日頂いたイチジクを食べた。

 017イチジクは形態などどこか不思議な感じがする果物。

023皮をむいてフォークで半分に割ったイチジク。
イチジクは無花果と書くが、中心に向かって並ぶ赤と白の果肉状のものが花らしい。
自分たちは実でなく花を食べていることになる。

荒天の本番は今夜から明日にかけということ、その後晴れが続く予報が出ている。
夜間風雨の音を聞いていると、その後の晴れなどにわかに信じ難い。

昨日に続いて爽やかな空 おいしいサツマイモ。 

2015年9月30日(水曜日)

軽やかで様々な雲が見られた一日だった。

雲午後の美術館から見た東の空。

 

サツマイモの煮物先日頂いた立派なサツマイモは皆さんと分け、昨昼はきんとんに、今夕は煮物になった。

今夏の当地方のお天気は順調で作物は本当に良いようだ。
春先に蒲原地方の果樹園を見てその広大さに驚いた。
もう少ししたら訪ね行って果実の実りぶりを是非とも見てみたい。

台風から崩れた低気圧が日本海を北上して発達、明日夕刻から大荒れが予報されている。
爆弾低気圧という話もあり、順調だった作物への影響が心配だ。

爽やかだった日中。

2015年9月29日(火曜日)

日中会う人ごとにお天気の良さ、爽やかさを口にされた。
湿度が低いせいでしょうか、という感想もあった。

午後ようやく表にでることが出来た。
食事の為に寄った美術館のカフェは少し混んでいたのでデッキのベンチで食べた。
年をとっても戸外の食事は遠足気分がして好みに合っている。

その昔父母若かりしころ、自分の生徒時代の晴れた日曜日はよく朝日池のほとりへピクニックに行った。
大抵おにぎりと何かのおかず、それに必ず番茶入りの魔法瓶を持って歩いた。
親戚の子や父の先輩ご夫婦と一緒だったこともあった。
戸外の食事を好んだ父母、それが私にも遺伝しているようだ。

009外はパリパリ中もっちり、美味しいホットサンドウイッチ。
ピクルスと果物におよそ二杯の珈琲また紅茶が付いて950円です。
(来年は申し分けありませんが、1000円になる予定です)

昼下がりの庭のトクサに赤とんぼが止まっている。
ちょっとした気配に飛び立つがおしなべて同じ所に戻りたがる。

止まるとすぐに水平にしていた羽を降ろしてじっとしている。

012

036休んでいるに違いないが、何か拝んでいるようでもある。
時々首をひねるのは雑念が入るのか、可笑しい。

045本日患者さん宅から頂いた立派なイチジク。
上越市大潟区はイチジクが盛んで以前我が家にも樹があった。

今年道すがらに見るイチジク畑はとても好調に見える。
歌代菓子舗さんも忙しいにちがいない。

昨夜名月、今宵満月 風物はこの世の恩寵。

2015年9月28日(月曜日)

庭、畑など随所でコスモスがきれいだ。
チューリップが年とともに好きになったと同じようにコスモスも文句なしに良くなった。

ピンク、赤紫、白が混じった一群などはうっとりしてしまう。
宇宙もコスモスだが、花のコスモスは目の前のカラフルな宇宙。

コスモス往診の帰りに車を停めて見たコスモス。
昨年の今頃午後のひとときコスモス巡りをしていたが、今年もそんな時間を持ってみたい。

 

昨日の十五夜名月は暦のきめごと。
本日は文字通り天然の満月だった。
夕刻から雲が厚くて諦めていたところ、「出てますよ」と妻の声。
近くの月の名所?中谷内の池で写真を撮った。

中谷内池の月近くの上越市大潟区は中谷内の池の月。

月や花、そして生き物など風物に心惹かれることは他に替えがたいこの世の恩寵にちがいない。

十五夜お月様。

2015年9月27日(日曜日)

今夜の月は十五夜の名月。
夕刻は雲の間に間に恥ずかしそうにしていた月は次第に昇り、
ついにあたりの雲を振り払って一人煌々と輝いた。

月が出る
星に詳しい知人が居て月明かりの中で夏の大三角を見つけて指さした。
大三角の中に悠然と位置する白鳥座の神秘的な姿も印象的だった。
新月の頃の晴れ間にあらためて星空を見てみたいと思った。

 お月見遅くにススキを飾り形ばかりのお月見をした。

風の日の秋蝶。

2015年9月24日(木曜日)

曇りがちで風強かった本日は肌寒く途中から長袖シャツにした。

風の庭を蝶がやって来ては飛び去った。
秋の優れない日の蝶たちはどこか寂しい。

しかし二羽のキチョウが出会うと、手をつなぐようにして飛び去った。
一方、片隅の雑草にキアゲハがしがみついている。
近づくと飛び立って美術館の屋根を越えようとしてまた戻って来た。
蜜などありそうも無い枯れた花の何が良かったのだろう。

 

キアゲハ1左の後ろ羽から突起部分までかなり傷んでいる。

 

キアゲハ2風で煽られても枯れ花から離れない。

昆虫は魅力的な形をしている。
細い足もなかなか優雅。

傷ついた秋蝶には幸福な時間もあったことだろう。

 

1510院生さんコンサートバナー秋の夜長のひと時を若い上越教育大学の院生さんの演奏でお楽しみ下さい。
電子ピアノ、アルトサックス、そしてヴァイオリンがバッハから日本の歌まで演奏致します。

お申し込みは樹下美術館025-530-4155へどうぞ。

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