1月3日の寺社参り 瑞天寺の慈悲ただよう石仏群。
本日正月3日は高田で16℃まで上がり春のような一日だった。
昼食後天気に誘われて近隣の寺社へ赴いた。
お宮はその昔、同じように晴れた正月に参った柿崎区の圓田神社へ行った。
新年らしくさわやかな神社に、初々しい巫女さんが居て縁起物を買った。
それから車を走らせて買い物、帰路は大潟スマートインターで降り、
付近にある十二神社と瑞天寺を参った。
ともに賽銭箱も無くひっそりしていたが、そのぶん身近に神仏が感じられた。
わけても初めて目にした瑞天寺の石仏には驚かされた。
光背を有する観音菩薩群には素朴ながら十分な表情がみて取れる。
枯れ草の山で慈悲漂う天界の趣に包まれ、心洗われる思いだった。
ジョーシンでプリンタのインクと蛍光管を購入。
一帯は大変な賑い、ジョーシンの元旦は入場制限が必要だったという。
帰路大潟スマートインターで降り、作秋みつけた十二神社へ参った。
この後車で瑞天寺へ回る。
山から墓地、寺、蜘蛛が池集落、吉川区への眺望。
今日はどこへ行ってもうすモヤが掛かっていた。
瑞天寺に安置されている千手観音像(大潟町史 昭和63年5月30日発行より)
瑞天寺は数回寄ったことがあり、古い千手観音や聖観音を拝観したことがある。
また一度だけ同寺墓地の笠原大川の墓を参った。
ただ石仏群について、聞いてはいたが見たのは初めてだった。
墓地のある枯れ草の山を取り巻くように東西に安置された座像。
斯く鄙びた所に美しくも清らかなしつらえを施したのはどんな人だったのだろう。
貴重な遺産には損壊も見られ保全へ公の注力が望まれる。
とても長くなりました。
※追加
:瑞天寺の石仏は江戸時代後期の文化年間(1800年代初め頃)、
大潟区九戸浜の廻船問屋、小林六左衛門によって寄進された、
三十三所観音像ということです(1月4日記載)。
暖かな正月 突風の海 アルコール。
数ヶ月前の予報通り暖冬となっている。
正月も二日目、やはり暖かい。
いつぞやは正月元旦が晴れて、まだ元気だった母を坂田池の
散歩に誘ったことがあった。
弱りが見えていた母が杖を片手に地面に降り立った途端、
100歩も歩き非常に驚いた。
高齢者にとっていかに戸外が大切か、強く思い知らされた。
正月も二日目、十分な休みをもらっているせいか珍しく日がゆっくり
過ぎる。
昼に柿崎海岸を歩いた。
砂浜の千鳥。
この鳥に出会うと必ず母を思い出す。
どんな人間にも小鳥のような時代があったに違いない。
砂浜を歩いた本日6700ほどの歩数が出ていた。
19エクササイズあり私には十分な(過ぎる?)結果。
風も収まった夕刻、親戚の集まりに出た。
昨年3月、アルコールが自分に極めて強い発癌作用があることが分かり、
以来酒類を口にしない生活をしている。
やはり物足りないし同席の方に申し分けない気がする。
だがタクシーや代行の世話にもならず、無事帰宅しては、
ああこれでいいんだと一人で納得している。
明けましておめでとうございます 外出しなかった元旦の運動。
現在1月1日午前零時30分過ぎ。
拙ブログをご覧頂いている皆様、明けましておめでとうございます。
新たな年の幸せをお祈り申し上げます。
一昨年の作品展に出した油彩「ほおずき」を年賀状に使いました。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて本日元旦は一歩も外出せず仕事場で図録編集や溜まった書類を書いた。
途中何度も机を離れて歩いたり階段昇降をした。
歩行は普通の倍くらいの歩幅で、かつ伸びやひねりを加えて歩き、
階段は足先を使い、しゃがんでは伸びる動作を加えて上る。
元来かなり外股なので、普段両足の内側に重心を乗せて内股気味に歩くようにしている。
本日室内のトータル2158歩は十分ではないかなと思った。
スマホを持ってから歩行や階段昇降が安定して増えた。
大晦日に大物の夢を見た。
今朝、かってない大物の夢をみた。
しかもほんの少し一緒に歌を歌ったのだ。
夢は深層心理が現れるので書き明かすのに躊躇する。
だがもうおじいさんなので気にせず書こう。
さて博物館のような建物を歩いて行くと奥に広い階段があり大きな扉があった。
楽しい気分がして階段を上り扉を開けた。
すると広い部屋の中に真っ白なバスが止まっていた。
キラキラした沢山の美しいグラスがテーブルに並んでいるのが窓から見える。
誰かが出てくる予感とともに、ボンネットを回って来た人こそエルヴィス・プレスリーだった。
咄嗟に何か歌わねばと思い♪Wise men say only fools rush in♪と出だしを歌った。
すると彼は隣に座り笑顔で続きを歌い始めた。
私は何故か鏡を見なければと思い途中で席を立った。
鏡にはすっかり白髪に変わった自分が映っていた。
何故だろうと、髪に手を当てながら戻るとエルヴィスが消えていた。
彼は私の娘のように色白だった。
そういえば今年は娘に会っていなかった。
大晦日にプレスリーになって現れたのか、小柄だが大物の娘らしい。
幸福な感じがして目が覚めた。
ところで私は特別エルヴィスのファンではないが、自分の世代では絶大な人物だ。
数日前、川船でメンフィスにあるエルヴィスの記念館を訪ねるツアーの番組を見ていた。
どんな夢判断をされても構わないが、歴史上の人物と夢の中で一緒に歌うなどめったにない事だろう。
夕刻、ある超高齢の二人暮らしのお宅から電話があった。
昼に数回嘔吐して微熱もあるという。
伺うと症状は治まっていて笑顔さえ見えた。
休暇の始まりにこのような事が時にある。
「海外旅行かもしれない、と思っていました」と仰った。
いえ、残念ながら私は開業して40年一度も海外へは行ったことがないのです。
行って見たい所は沢山ありますが、もうチャンスはないだろう、と思っています。
負け惜しみですが、今朝は大いなる人の夢を見ることが出来ました。
夕刻は不安にさいなまれていたおばあさんの所へも行かれたのです。
穏やかな一日だった。
今日から診療も冬休み、1月は5日まで休ませて貰うことにした。
文字通りの休みとは思われないが、出来ればという感じだ。
本日三人の方から電話の相談があった。
今のところ上越市にインフルエンザは見られず、
休みのの安穏を祈るばかりだ。
さて空の方は予報よりも良く、雪も降らず穏やかで、夕方には眩しい陽が射した。
たびたび掲載していたクリスマスローズの袋を本日外した。
一日でも多く穏やかな日であったほしい。
12年目に気がついた愛車の車速感知式間欠ワイパー機能。
私の愛車プログレは2003年12月2日に購入したので12年間乗ったことになる。
遠出もしない生活になり走行距離はまだ13万キロ台だ。
4駆の3ナンバーだが小型のため重宝している。
ところで過日の雨の日、ワイパーのちょっとした機能に初めて気がついた。
走行中に普通に動いていたワイパーが、
信号などで停車すると自動的に間歇式に変わったのだ。
走ると再び一定のスピードで動き出す。
調べてみると車速感知式間歇ワイパーと呼ぶらしい。
だが今までなぜ気がつかなかったのだろう、ぼんやりしていただけなのか。
あるいはもともと機能があったのに使わず、
最近たまたまどこかにあったスイッチに触ったために動き出したものなのか。
いずれにしても突然のプレゼントのような出来事だった。
さて本日が今年の御用納め。
スタッフはじめ色々な方に1年間とてもお世話になった。
果たして今冬の雪はどんなだろう、仕事をして40年経ったが毎年同じ心配をする。
2012年2月のブログに掲載した往診時の愛車。
プログレは2007年に廃版になってしまい、今やすっかり未亡人という趣。
それでも故障もせず、酷使に耐えている。
先日すれ違った同車種のドライバーが手を振ってくれた。
身長、万事塞翁が馬。
80代半ばのある女性がある事で通ってこられる。
パッとドアを開けサッサと入られ、跨ぐように椅子に座られる。
年令の割にとても動きがいい。
「身軽でいいですね」
「小柄だからでしょうか」
「そうかも知れませんね、親に感謝ですか」
「いえいえ親を恨みましたよ、こんなチビに生んでくれて。学校ではいつも一番びりか二番目でしたもん」
「でも今こんなに元気だから良かったじゃないですか」
「ずっとチビチビって言われ、上から見下ろされてイヤだったですよ。嫁は大きな人を選ばせました」
「そうですか、でもやはり親に感謝でしょう」
「うーん、まあねえ」
なんとかにっこりされスッと立たれた。
私も160センチあるかないかの身長、仰ることは分からなくもない。
幾つになっても親は親、子は子のようだ。
万事塞翁が馬、、、年末が近づくと何かとそんなことを思う。
ちらつく雪、クリスマスローズに袋。
雪がちらつき2~3℃まで下がったが積もるほどではなかった日曜日。
何度か掲載している一株のクリスマスローズが寒空の下、閉館の庭で満開になっている。
春ならどんなにいいことだろう、しかしこれから雪が舞う庭では辛い。
花は雪や寒風にとても弱い。
いつどかっと降り出すかもしれぬ昨今、本日袋を被せた。
さて終わって見ればいかにも奇妙な感じがする。
また余計なことをしないでほしい、と花が言っているようでもある。
一応本日はこうして、明日たいして降らなければ袋を外そう。
袋は雪が積もり出してからでも良いかもしれない。
様子を見ればいいのか手を加えるべきか、日常でしばしば出会う問題だ。
人にも花にもそれぞれ都合や訳があり、悩ましい。
ただ痛ましさはだけは何とか回避しなければならない。
楽しめたサブリーユの「土曜ジャズ」、素晴らしかった南雲さん。
昨日に続いて寒波の土曜日、スタッフは館内の片付けに忙しかった。
午後私は、遅ればせながら車庫の整理と掃除をした。
スタッフの皆さん一年間本当にお疲れ様でした、深く感謝しています。
終えて妻と大潟区上小船津浜は野菜フレンチのビストロ サブリーユで食事をした。
毎月一回行われる「土曜ジャズ」の日で満席だった。
一年半前に聴いた 伊佐治さん、渡邊さん、坂井さんのトリオに
柏崎の南雲麻美さんがゲストで加わられた。
その昔親しんだジャズ、だが女性演奏者のライブは1970年前後、
「ロング イヤロー ロード」で凱旋された秋吉敏子さん以来初めてだった。
アルトサックスを途中クラリネットに持ち替えられた南雲さんが
あまりに上手いのでびっくりした。
天性と思われるスイング感、ハイトーンもロートーンもそしてアップテン
ポもバラードもみな歌う。
全てが聴かせ所という圧倒的な演奏だった。
どんなにジャズがお好きでどれだけ練習し、いかに聴かせる努力を
されたことだろう。
トリオの皆さんもお仕事お持ちの中、一年半前より力強く楽しくかつ新鮮だった。
以下は今夜の曲目です。
・It Could Happen to You(訂正しました)
・黒いオルフェのテーマ
・Tenderly
・Softly as in a Morning Sunrise
・My One and Only Love
(休憩)
・Memories of You(南雲さんクラリネット)
・鈴懸けの径(南雲さんクラリネット)
・Wendy
・One Note Samba
・All the Things You are
スタンダード曲をメインに麗しい選曲でした。
出ずっぱりでフィーチュアリングされソロを聴かせるのは本当にタフなこと。
南雲さん、そして皆さんお疲れ様でした。
良い年末を有り難うございました。
今年のご来館有り難うございました ルーベン・ゴンザレス キューバの原発。
曇り時々雨の本日12月25日、樹下美術館は2015年の営業を終了しました。
振り返りますと、昨年より20パーセントほど来館者様に恵まれましたこと心から感謝いたします。
増加に新幹線の恩恵は見当たらず、もっぱら皆様の口コミと一部サイトの寄与ではと思っています。
これまで年間お一人も見えない日が数日はありましたが、この二年間一日もありませんでした。
当館はもともと賑わう場所ではありませんが、
猛烈な雨嵐の日でもどなたかにお出で頂いたこと一種奇跡のように感謝しています。
本日の最終日は9名様のご来館でした。
ここ三日続けて名残のお茶のみに寄られた方がいらっしゃてとても感謝しています。
中高年の方々、お若いカップル、お一人様、幼いお子様連れ、車椅子の方々、、。、
読書、美術鑑賞、息抜き、癒やし、庭の見物、お仲間のおしゃべり、書類書き、観光の寄り道、、、、。
小さな樹下美術館を思い思いに使って頂きましたことを有り難く思っています。
今年は懸案の収蔵図録編集で、作家さんの大切な事実が幾つか分かりました。
また時代の盲点として残っていた作品も新たに加わりました。
長くご心配をお掛けしてますが、今ようやく迷うわずに最後の編集を行っています。
樹下美術館の過ぎた9年はあっという間でした。
10年目となる16年度の開館3月15日もあっという間にちがいありません。
今年のご来館まことに有り難うございました、来る年もどうか宜しくお願い申し上げます。
亡きキューバの名宝ルーベン・ゴンザレスのピアノで「Como siento yo」。
今ある物を大切にしてきたキューバ、ピアノも古そうですね。
緒に就いたキューバとアメリカの国交回復は、来年あたり是非大きく前進してほしい。
その節には原発の輸出入など絶対にせず、良きキューバの文化が継承されますように。
(ソ連の主導で開始された原発建設はカストロ首相の英断で中断されています)
SPで聴いたヴァイオリンの巨匠たち 今夜の月は今年の見納めか。
日中は10℃前後で推移し曇りがちの木曜日。
今年の樹下美術館も明日までとなり、お世話になった音楽好きの方たちが集まり蓄音機でSPレコードを聴いた。
エルマン、ジンバリスト、クライスラー、ハイフェッツ、、、。
バッハからイングランド民謡まで、20世紀の巨匠たちの名演が次々によみがえった。
最後は良い声のエディー・フィッシャーで「ジングル・ベルス」が掛かった。
お客様も次々にやって来られ聴いたりおしゃべりしたり、賑やかなひと時だった。
何人かの方が来年5月8日(土曜日夕刻)のSPコンサートは是非来たいと申し出られた。
明日は満月だが寒波が待っているらしい。
その後年内は好天が望めそうも無く、これが今年最後の月になるかもしれない。
月を惜しんで映画ピクニックのテーマから「ムーン・グロウ (Moonglow)」
懐かしいフランク・チャックスフィールドの演奏です。
クリスマスシーズンのクリスマスローズ。
暮迫る樹下美術館にぽつんぽつんと今年最後と仰るお客様が見える。
本日午後のカフェは賑やかなご家族が寄って行かれた。
一緒におしゃべりをしているとこれが本当の忘年会かな、と心温まる。
窓外の庭に先日来お書きしていた一株の白いクリスマスローズが満開に向かって咲いている。
どうしたわけか5,60株のうちたった一株。
花の名の通りクリスマスシーズンに咲いた花は、遠目にも目立ち大変貴重だ。
もう区別が付かなくなってしまったが、昨年買った株かもしれない。
どこか暖かな土地で育ち、暖冬の雪国で故郷を思い出して咲き始めたのか。
人に旅路があるように旅する花もあるのだろう。
明後日辺りから寒波に見舞われるらしい。
降り始めたらビニール袋などを掛けて保護してみよう。
長く意味が分からなかったクリスマスソング Deck The Halls。
私の中学校時代にアメリカから女性の英語教師が来た。
判然としないが、数ヶ月あるいは半年くらいの在任だったのだろうか。
身長が高くやや背を丸くして歩く先生はどこかエリザベス女王を思わせる威厳のある風貌だった。
(笑顔は優しかったが)
生まれて初めて間近に見る欧米人は随分大人に見えたがお若かったのだと思う。
ミス・ヘイゼル・チルグレンがその人だった。
日本語を全く使わず授業はちんぶんかんぶんでほとんど内容を覚えていない。
思い出せる場面は以下の二つだけだ。
一つは彼女が何かを握っていてそれを私たちが英語で当てるゲーム。
答の一つはボタンだったが中々当たらなかった。
あとは英語の歌を習った。
黒板に歌詞が書かれていたが、まったく意味が分からない。
“ディック ザ シーズン トゥ ビ ジャーリ ファララララーラ、ラララ
ダーウィ ナーワ ゲーアペーロ ファララ、ラララ、ラララ
フロー ディ エンシェン ユータイ キャーロ ファララララーラ、ラララ”
脳裏にある文句は以上で、まず言葉になっていない。
後年クリスマスになるとラジオから聞こえたものの内容はさっぱりだった。
この度クリスマスが近づき、ついにインターネットで検索してみた。
検索の凄い所だろう、なにがしかの単語が合っていれば一定の精度でサイトが並ぶ。
Deck The Hall
Deck The Halls
歌はウェールズに発した「Deck The Halls」という聖歌あるいは讃美歌だった。
“聖なるヒイラギで玄関を飾ろう”というような内容で始まるクリスマスソング。
クリスチャンの方ならだれもがご存知の歌にちがいなかった。
一番は以下のようであり、三番まであった。
【Deck the Halls】
Deck the halls with boughs of holly,
Fa la la la la, la la la la.
Tis the season to be jolly,
Fa la la la la, la la la la.
Don we now our gay apparel,
Fa la la, la la la, la la la.
Troll the ancient Yule tide carol,
Fa la la la la, la la la la.
一見簡単なようだが、deck:飾る、bough:枝、Tis:it is、jolly:楽しい、don:着るかぶる、gay apparel:きれいな服、troll:陽気に歌う、yoletide carol::クリスマスの聖歌、etc.。
古い英語も混じっているようであり、当時も今も自分には無理な歌詞だった。
それを飛ばしながら都合良く覚えたようで、体裁も脈絡もない。
子どもが歌を覚えるなら、こんなことを繰り返して成長すればいいのかもしれない。
だが60年前、たった一、二回外国人教師から教わったものは、摩訶不思議な呪文に変わり長年頭の隅にこびりついるだけだった。
当時クラスでどれだけの人が意味を理解出来ただろう。
ミス、ヘイゼル・チルグレンはどこまで期待して歌を教えたのだろう。
今日、ようやく動画などから、クリスマスを迎える楽しい歌だと分かった。
そもそもさっぱり分からなかったのは私だけだった?
楽しかった新垣隆さんと礒絵里子さん、中郷のコンサート。
午後2時から上越市中郷区のはーとぴあ中郷で「新垣隆&礒絵里子 おしゃべりコンサート」を聴いた。
音楽会は「ゴーストの新垣です」という如何にも恥ずかしそうな一言から始まった。
実は今年の春、新垣さんが著した「音楽の真実」を読み、
夏に発売されたCD「ロンド」を買っていた。
著書では少年時代から譜面を見るのが大好きだったこと、
学生時代のジャズのバイトなど興味深く読んだ。
CDは昼休みの美術館のカフェでよく聴いた。
旧知のお二人はピタリと息を合わせ長時間こまやかに演奏された。
おしゃべりコンサートと銘打っただけあり、交わされる話は絶妙だった。
後半のプログラムでC.サンサーンス「白鳥」およびHヴィラ=ロボス作曲「黒鳥」があった。
次が新垣氏作曲「哀しい鳥」だ。
「新垣さんは白鳥と黒鳥にインスパイアーされて作られたそうですね」
「はいそうですが決して盗作ではありません、影響を受けたということです」
私だけだろうか、曲調にメシアンの魂が受け継がれているように感じた。
後半の一張羅というタキシードにうす紅模様の蝶ネクタイが似合っていた。
あくまでお風呂上がりの少年という趣。
一連のゴシップは辛かったはずだが、みな越えて独特のユーモアに変っている。
本当に希有な人だと思った。
CDのタイトルになった新垣氏作曲「ロンド」。
ロンドは主なメロディに異なるメロディが次々と入る輪舞曲形式の音楽。
「いつの間にかどこかへ行ってしまい、また戻ってくるどこかの誰かさんみたい」と、
絵里子さんに紹介され満席の会場は笑いに包まれた。
カフェで聞き慣れた氏の曲は、本日クラシック音楽の如く自然に耳に入った。
20世紀初頭~アールデコ~ミッドセンチュリーの諸家のテイストに東洋的な響きが溶ける。
そして何曲かには「サンタが町にやって来る」、「エリーゼのために」、「トルコ行進曲」などが即興的に入っていた。
フリージャズプレーヤーと演奏するなど自在な新垣氏。
幅広い「現代音楽家」として長い活躍を願わずにはいられなかった。
お忙しいお二人のコンサートは明後日、新潟市りゅーとぴあホールで開催される。
ノールウエーの作曲家グリークの音楽を思わせる、と新垣氏を感動させた妙高山
(帰路新井P・Aから)。
アンコールの「エストレリータ(小さな星)」は懐かしく、ヴァイオリンが鳴ると目頭が熱くなった。
いつしか年の瀬らしくなって。
不思議なもので年が暮れてくると忙しさの中、名実ともに特別な雰囲気が漂ってきます。
夕刻の明かり、近づくクリスマス、年賀状作り、仕事納めの仕度、、、。
いつしか少なくなった今年を名残惜しみながら過ごせればいと思っています。
クリスマスが近づいたせいでしょうか、館内にあるラファエロの聖母子像(大公の聖母)の表紙が浮き出して見えました。
器は1900年前期アールデコ調のシノワズリ(中国趣味)のトリオでした。
鬼に笑われますが来年の開館の節は、この器もカフェで使ってみたいと思っています。
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