14号台風が散らした落ち葉。
九州、四国に被害をもたらした台風14号。昨夜半から当地でも風の音が強まり直撃を心配しながら床に着いた。歴史的とも言われた台風だったが、当地ではさほどの被害もなく、温帯低気圧となり東北地方の太平洋へと抜けていったと聞いた。
以下台風一過の美術館の庭。
まだ青いままの落ち葉も多い。
意図したように広く満遍なく散らばっている。
ひどい風であれば庭の端か隅に落ち葉を集めるか、一斉にどこかへ吹き払ってしまう。それがなぜこうも上手く均等に散ったのだろう。
今回も一度は払うよう吹いたが、弱まる頃は置くように吹き終えたのか。以前紅葉のモミジがこの様に散って感心したことを思いだした。雨で濡れた地面や草が落ち葉を抑えていたというのもあったことだろう。
明日お天気ならばスタッフは落ち葉掃きに大変なはず。どうか宜しくお願いします。
My condolences(弔意)。
ドイツびいきだった父は朝鮮戦争のころから米国の写真雑誌LIFE(ライフ)を数年間購読した。ひなびた農村の道を左右2列で進軍する米軍のモノクロ写真を何度も見た。
ある日華々しくも豪華な式典の写真が載った。エリザベスⅡ女王の戴冠式だった。特に目を奪われたのはカラー写真の王冠で、小さな脳みそが溶けそうなほどきれいだと思った。
あれから70年、国葬で柩の上に置かれた王冠(NHKの画面より)。下段の輪の中央にある317カラットの巨大なダイアモンドはかって南アフリカ共和国政府から贈られたもの。発見当初採掘現場でダイアと分からず、水晶として一旦捨てられたことがあったという。

1946年自室の王女(上)、2008年国会へ向かう女王(下)
写真はいずれもgettyimages提供
今夕女王の国葬中継があった。画面から英国の国力と随所に現れる(恐らく真っ当な)キリスト教の教義と儀式を興味深く視聴した。
戦後何度か浮沈を繰り返した英国。今ウクライナへ並々ならぬ支援を継続しているにも拘らず、完璧な葬儀と国民が現す弔意はさすが英国というほかなかった。
中継から三つの事が興味深かった。
○NHK地上波にはさまざまな説明キャプションのほか台風情報まで貼られてゴチャゴチャとして見ずらい。一方BSはこれらが少ないのですっきりして観やすかった。
○弔辞、返礼などは一切無く、大統領が一言聖書の一節を述べただけだった。ずっと聖歌が続き葬送の意義は明瞭で非常に洗練されていた。
○遺影が無い。
僭越至極だが、小生もずっと前から自分の葬式に遺影は飾らないで、とお願いしている。冷たくなって柩に横たわっている本当の自分を感じてもらえば十分だからだ。ただし女王の柩のように自宅の花を、バラで無くとも良いが少量添えてもらえるなら有り難い。
お客様に恵まれる 伝統の萩 ブットレアにヒョウモンチョウ 何度も聴く「枯葉」。
本日日中の車は37℃を指していた。台風の影響で一定の風が吹き、暑くはあるが気分が悪くなるようなものでは無かった。
12時頃の駐車場。
新潟日報の記事のお陰もあり夕刻までお客様は途切れなかったと聞いた。
一日二度来館されたお二人様有り難うございました。
美術館の紅白の萩。
秋の伝統の花が暑さの中、笑みを浮かべていた。
若い頃は、また「枯葉」かあ、と言っていたが、
何度聴いても飽きなくなった。
紅葉になったらまだ別の「枯葉」を出してみたい。
若い人達にルンバと言っても何?と言うに違いない。
雲の上下浜 三峯神社のお札と延喜箸。
晴れて暑い日だったが、沖縄方面には強力な台風がある。910hPaの超低気圧、予想最大風速が75メートルというのだから恐ろしい。最悪の被害が避けられることを祈るばかりだ。
当地の本日日中、雲は華やかで夕刻は上下浜へ行った、
どうしてこうも色々な雲が出るのだろう。
手前の黄色の実はハマゴウ。蚊取り線香の良い香りがしていた。
今年はこの実を沢山獲って小さな枕にしてみたい。
お客様の娘さんに三峯神社の神官がおられ、お願いしていたお札が届いた。
以下Fun!Chichibuのホームページから三峯神社。
行ってみたいが年と現況からは無理。有り難いお札とお箸の御利益に預かり健康に留意して行こうと新たな気持になった。
借り物だったキーボードを止めて本日小さな無線のを買ったがまだ慣れない。
嬉しい新潟日報の記事。
過日新潟日報の取材を受けていた。開館15周年記念企画「齋藤三郎ゆかりの人々展」および倉石隆にちなんだ「ふるさと上越主体美術協会の人々展」についての取材だった。
上越支社の記者Wさんは地域や芸術について広い見識を有され、要点をしぼりながらの取材はお話していて楽しかった。本日その記事が朝刊に掲載された。
取材時間はかなり長かったのでどんな記事になるか心配だったが、想像以上のボリュームにもかかわらず読みやすく、ほっとして感激した。
「上越の芸術文化にふれ」のタイトル、樹下美術館15周年・記念企画展のサブタイトルが付いていた。タイトルに格調があり、二つの企画展それぞれの概要が樹下美術館の紹介とともにとても上手くまとめられていた。
申し分けありません、右下の汚れは朝食のイチジクです。
よろしければ全体を大きくしてご覧下さい。
構想2年。2007年、65才で突然のように開館。精一杯の個人美術館の15年は無謀、冒険の指摘も耳に入らないほどただ夢中に、そしてしばしば楽しく過ぎた。心身に良いものは美しくまた美味しく楽しいはず。それの豊かさを文化と呼んで頂けるなら幸せなことだ、と光栄も感じた。
このたびの記事を読み、私の願い以上のものが自然な文体で書かれ、記者さんの力量に深く感銘を覚え、掲載に感謝を禁じ得ない。
世界と世相は決して明るくない。この度の記事がともした一灯の有り難みは身にしみる。歳は重ねたがこの機会に精一杯歩みを進めたい。
本日、さっそく県内遠方から何組も来館者さんがあった。
●二つの企画展の期限は今月20日までだったが、貴重な紹介記事を生かして以下のように延長致します。
●「齋藤三郎ゆかりの人々展」「ふるさとゆかり主体美術協会の人々展」
につきまして会期を10月25日(火曜日)までに致します。

残りの期間までどうか宜しくお願い申し上げます。
秋の庭の虫や果物。
9月のことを名月を除いて「はきはきしない月」と書いた。残暑もその一つで、ここのところかなり暑い。例年のことなのか、蒸し暑さは夜まで続き、キリッとした秋の感覚とは遠い。
そんな昨今の庭に蝶が舞い、アゲハ類の幼虫が葉を食べ、キンカンが実をつけ、柿が黄色味を帯びてきた。
以下は仕事場の庭のクロアゲハと幼虫。
腰を器用にくねらせて反対方向へ向かった幼虫。
蚕のようにポニョポニョして触ってみたくなる。
幼虫が取り付いているキンカンに実が付いている。
幼虫が食べるのは今年出芽した柔らかい若葉だけ。
色づいてきた美術館の柿。現在9個がしっかり枝にしがみついている。
夏を越えて今ごろまで実が付くのは初めて。
18年5月17日のブログに、本日柿を植えたとあった。
4年ほどの苗だったので「桃栗3年柿8年」でいうと
今年は初収穫が出来るかもしれない。
甘柿だから獲って直ぐ食べられる。カリカリ甘い柿を美術館のお客様と一緒に食べてみたい。
仲秋の名月の夜。
今夜の月は仲秋の名月。東の空に雲が厚くやや手間取ったが、18時15分過ぎ雲を割るよう顔を出し赤く、まあるい顔を出した。雲から出てくる時はヒナが卵の殻を破る如くメリメリと力強かった。
だが上って間もなく厚い雲に隠れてしまった。
樹下美術館のベンチにススキにオミナエシとキキョウを飾りキャンドルを灯し、お弁当とノンアル、お抹茶を用意して再び月が現れるのを待った。

中々顔を出さない月を待ちきれず、お弁当を食べてお抹茶を飲んだ。
すると45分近く経ち雲が晴れ、煌々たる月が上った。
月が隠れている間、疲れている妻はベンチで私のカバンを枕にぐうぐう。
目を醒ますと月明かりに声を出した。
1956年制作映画「THE EDY DUTIN STORY(愛情物語)」から
「SHINE ON HARVEST MOON」
タイロン・パワーとキム・ノヴァク主演のちょっと切ない物語だった。
美術館のベンチで月見をしたのは4回目。今日のお月様、ありがとうございました。
新潟日報のインタビュー 樹下美術館の拠り所。
本日新潟日報の取材があった。
当館15周年の二つの記念行事「ふるさと上越主体美術協会の人々展」「齋藤三郎ゆかりの人々展」が目的だった。展覧会と同様に美術の現況と樹下美術館、これからの樹下美術館など幅広い話に及んだ。
記者のWさんは美術はじめ地域の動向に詳しく、話題も深掘りでさすがと感心させられた。
二つの展覧会では前者はアーティストの個性と、展示して初めて分かる所属団体の気風あるいは漂う「まとまり」のようなものを述べさせてもらった。後者の展示では齋藤三郎の個人的魅力と他に類を見ない戦後疎開文化があらためて話題になった。
途中、メインコレクションの一つであり、主体美術協会に所属した倉石隆の作品と人となりに話が移った。作品に滲む作家の人生、垣間見られる人間とはの問いを考えてみることは、一般論としても意味があり、この度の取材の意義を感じた。
後段には樹下美術館の今後が訊ねられた。これは「収蔵品」「環境」「建築物」への個人的な愛情と責任をどう維持継承するかの問題であり、「もう一人の私のような人間」を必要とする面倒なテーマにほかならない。具体的な解決策があるわけで無く、模索に当たり一日でも長く精魂込めて維持するだけ、とお伝えした。
実際どのような紙面になるのだろう。
ささやかな規模ゆえ樹下美術館は一種「狭さ」から免れない。一端門戸を開き、多くに任せたら、直ちに漂流し荒れ果てる予感を開館の日から危惧し今日に到った。ただ一点、ゆっくりだが樹下美術館はお客様を増やし続けている。そのことが明日への希望に繋がるのではと漠然と期待している次第です。
デビット・ナディアンのバイオリン
フランツ・ドルドラ「Souvenir(スーベニール:思い出)
当地は熱風が吹き今年最高気温37,2度に。
過日9月のことを「はきはきしない月」と呼んだところ、本日今年最高の37,3℃の暑さとなり驚いた。怒ったというのもあるが、日本海を北上した台風の影響で、強い風にも見舞われた。但し明日はぐっと下がるらしい。一日中吹いた風は来たる満月に向けて空を吹き払ってくれたなら大したもの。
稲刈りをする方達は長く続いた雨に、もう少し気温が上がればとか、田が緩んでいてコンバインがつらいと仰っていた。朝からの熱風は稲や田のためには良かったのでは。
ウエス・モンゴメリーのギター「Windy」。強風のことらしい。
今はこんなジャケットでは売れない。
このレコードも長く聴いた。
ずい分日が短くなった。
やっと良い天気になりましたね。
日曜日の本日も絵を描いた。風景画は乾かすことにして長く休んでいた椿を描いた。水彩のように薄く薄く塗り重ねているので大した失敗も無く描き進めた。もう少し進んだらここに出してみたい。
午後やや遅くカフェに行った。紅茶とケーキを頼んだ。持って来たスタッフが
「やっと良い天気になりましたね」と言った。
短い言葉だったが非の打ち所の無い一言だった。
光の庭を見ながらお茶とお菓子が美味しかった。
遅い夏休みをする庭でムクゲとサルビアの残花と、奥の方にはオミナエシが咲いていた。
芝生でゴルフボールを打っていると空がきれいになっていたので海へ行った。
帰りの道で釣りを終えた私より少し若い方に出会い、歩きながら話をした。
車が沢山ありましたが、何が釣れたのですか、と訊ねた。
私はダメだったが、早く来た人はイカを沢山釣ったようですと仰った。
長野県の人だったので、信州は山と雲が良くていいですねと言うと、いーえ、海がある新潟県の方がよっぽどいいですよ、と仰る。
無い物ねだりですね、とほとんど二人同時に言ってお別れした。
はきはきしない月といえども。
8月の酷暑をい癒やすようにこそりともせず庭は雨に打たれている。そもそも9月はどこか気の毒な月で、残暑を引きずっては蒸し暑いと言われ、朝晩寒いと文句を付けられる。
それでも畑をする皆さまは「蒔きものをしてます」と言って夏の棚を片付け、石灰と肥料をくべて鍬を打ち、ダイコンや白菜の種を蒔く。
雨は、遠くでもじもじしている台風の影響を受け、一日一回は忘れずに降るので、畑には良いが雑草も元気になるので恨めしい。
どこか気の毒な9月といえども、満月の時だけは「仲秋の名月」の冠をかぶり期待は大きい。はきはきしない台風が去り、空の具合が良くなって来たる10日には煌々たる月が上りますように。
風景を描き始めたものの 老人ゆえ危ない橋を渡らせられる。
幾つかの予想があったように月末に来てコロナが減少に転じ始めた印象がある。
色々現況に問題を残しているが、やってくる予定にも備えなければならない。その予定の第一は拙「館長にひごろ展」だ。
2月3月のころはまだ半年も先と、たかをくくっていたいたものが一ヶ月先まで迫っている。写真はこれまでの中から選び、写真屋さんにお願いすれば良いが問題は絵画だ。
描きためた水彩植物画だけで展示点数は足りるが、この誌上で予告的に書かせてもらったことの中に、新たな油彩があった。そもそも絵を描くのは仕度を含め気持が集中できる出来ないが、取りかかれるか否かの分かれ道になる。間の悪いことにコロナだ心臓だと騒ぐなかで中々キャンバスい向かう気持になれなかった。
それでも一種約束を自ら科したことは事実なので、遅ればせながら先週末から絵筆を執ってみた次第。
以下取り組んだ3点で、いずれも縦27×横43㎝の小さなサイズです。
現在左上の2本の榎木と格闘中。
いずれも土手に白い野菊の群生を描き、遠くに二人の人物を入れる予定。
木を描ければ一通りの風景画になる、と思っているほど木は難しく大切。だが上掲2枚の木の大きさと描き方は文字通り手探り。手探りのほかにもっと「勉強」が必要だと痛感している。最悪の場合木を省略することも頭をよぎった。
金原の郵便車の絵。
描き進んでから吹雪のように雪を降らせて冬の絵にする予定。
ほか風景は数点の構想があり、上手く描ければ観ていただけるのではないかと考えている。
だが残り期間は短い。色々やってみてダメなら今年は写真と植物画だけにして油彩はまた先ということも考える必要があるかもしれない。
たとえ自分が満足してもまずい絵はあろう。まして不満足なら恥さらしのほか皆さまを不快するだけのはず。
まことに悩ましいがまず自分が少しでも楽しめる秋になれば。
だが果たして秋を楽しむことが出来るだろうか。
コロナの相談は車まで行くが、雨の日はカーポートでお会いする。
過日の往診。
在宅といい、コロナといい、老人ゆえ危ない橋を渡らせられている気がしないでもない。
秋田県羽後町の西馬音内盆踊り。
三日前民謡「秋田荷方節」とそのことで民謡松坂のことをにわかながら書いてみた。
折々掲載される拙ブログの音楽ジャンルは色々で、方向が全く一定してない。その延長で本日は、,御存知の方も多いと思われる西馬音内(にしもない)盆踊りを出させてもらった。
踊り手は、黒い奇抜なかぶりものの一群ほかもみな格好良い。特にパッチワーク風の美しい着物で編み笠を被った人々が目を引く。
男女とも踊り、わけても女踊りの優雅なこと。手、指、動きと静止、それぞれに気品と威厳があり、軸が決まった身のこなしに加え、視線(実際は見えないが)の美しさまでも感じられる。
当踊りは歴史が古く、さまざま勝手に歌われ踊られていたものを大正時代にある篤志家を中心に伝統に即し、整え直して鑑賞価値を高める努力を経て今日の成功があるという。
おそらくだが、遠くからも人を集める芸能や伝統行事は勝手や無礼講などあってはならないのだろう。全て厳格なルールのもとで努力を重ね多くを魅了する水準に達するにちがいない。
長いだけの民謡行列、まねごと、過ぎる奇抜さ、趣味の披露程度なら今日どこでも見られ、遠くからも人を集めるのはなかなか難しい。
25分近くある長い動画です。
幾つかの動画のなかで別格の踊りをする人。
どの瞬間、どの角度からみても隙がないのでは。
この人だけ観るために遠くから人が集まりそうだ。

二階の囃子方。緑と踊りと雪の町羽後町のホームページから
盆踊りだから行事は死者への弔いや供養が込められている。だが歌は卑猥でおおらかな歌詞が多いので供養や踊りの上品さどの乖離が奇異だ。しかしこのことにも何らかの意味があるのだろう。
一般に祭と子どもとの関係は色々だが羽後の踊りは、昼間に子どもの部、夜は大人としっかり区別されているらしい。
地図をみると羽後町は秋田県の湯沢に近く、至極交通不便な所に思われる。もう少し若ければカメラをもって何とか美しい踊り子を撮影したいところ{ようやく「撮影」と書きました)だ。
※10年ほど前に観に行く計画を検討したましたが、交通、宿泊とも難しくて断念した。
鳥海山はじめ見たいところ行きたいところは山ほどある。その一つでも叶えられればなあと願っています。
偶然カーラジオから聞こえた秋田荷方節と松坂というもの。
先日のこと車のラジオから激しい三味線の音色が聞こえて歌が始まった。民謡「秋田荷方節(あきたにかたぶし)」と紹介された。
もとは新潟県の民謡「越後松坂」あるいは「新潟節」が秋田県に伝わり秋田荷方節になったと説明された。
荷方節を耳にしたのは全く偶然。一方「松坂」は今年5 月、加茂市へ行ったとき加茂山公園で松岡譲が揮毫した「加茂松坂」の歌碑を見ていた。甚句や音頭などは耳にするが勉強不足で松坂は知らなかった。調べてみると「祝い歌」「座敷歌」に分類される民謡だった。
そもそもは伊勢参りで松坂地方から持ち帰られ新潟県に定着した民謡の形とも言われている。県内に前述の加茂松坂、新津松坂、魚沼松坂、小国松坂、瞽女歌の祭文松坂ほかがあり、全国各地にも伝承され、驚いたことに近隣には「頸城松坂」もあるということだった。
頸城松坂は優れた民謡らしいので機会があれば聴いてみたい。
一方荷方節は秋田県内で「仙北荷方節」など幾つもあるほか東北、北海道、北陸、関東中部地方各地に多く残されているという。民謡が県や地域を跨いで拡がり創作され伝承される。荷方節に松坂、、、少し調べただけだったが、歌や音曲に対する昔人の意欲を垣間見るような気がした。
それにしても新潟節が荷方節になるとは。
素晴らしい秋田荷方節 歌:小野花子 三味線:高橋希脩
歌は「にいがたー」で始まる朗々とした節にテンポの早い三味線の伴奏が休み無く付く。華やかな伴奏は津軽三味線でも取り上げられる難曲の一つらしい。
ちなみに前半の歌詞は
“新潟 寺町の 花売り婆さま 花も売らずに 油売る”と歌われる。
ところで三味線の演奏は何人で行っても同じ旋律をきっちり揃えて弾く。5人、20人でもひたすら同じ旋律。音量は増えるが表情や合奏としての膨らみは生まれない。
なぜ三味線のアンサンブルが無いのだろう。検索してみたが一つもヒットせず少々不気味なくらいだった。パートに別れ、和声に添って複数で合奏するなら三味線独特の素晴らしい和音が生まれそうなものだが、試みはタブーなのだろうか。
(私が知らないだけでどこかで演奏されているのかもしれない)。
個人、家族、在宅、各種施設、、、あちこちコロナの状況はひどい。まみれてると言いたいほどだ。
昨日も今日もそれに悩まされた。明日はどうなるのだろうか。
少なくともピークまでは全数を 報告を簡素化し保健所のさらなるテコ入れを 世界をウイルスが握っている?
朝からの風が一日中吹いた日。午後休診だったが妻が持つ携帯にはコロナ受診の問い合わせがいくつかあった。
今夏“社会活動の維持”を目指して国は活動と移動の制限を緩和した。しかし夏休みとお盆を機にすぐさま予想を超える(多分)感染拡大へと転じ、結果個人や企業の事業休止と部分的縮小が随所に見られ、皮肉にも“社会活動の制限”が現実化している。
状況は業種全般を覆っていると考えられるなか、特に対人に深く関係する医療とサービス業は直撃され、製造業までも深刻ではないだろうか。
凄まじい流行の前に全数把握は無理、あらためてという議論が始まっている。しかし感染報告の内容と方法の簡素化によって医療機関を助け、保健所は臨時雇い入れなど強力なテコ入れを図り、せめてピークが見えるまで全数報告を続けてはと思う。
コロナ禍は疾病の疫学、臨床はおろか政治経済にとっても初体験の厳しい試練。できるだけ正確な記録は感染克服とコロナ後に向けて施策の基礎となる重要な拠り所になるはずである。国県にはもう少し粘って実態に添ってもらいたい。
ウイルスに完全にペースを握られたまま死亡数がじわじわ増加している。以前も書いたが、本当は戦争などしている場合ではないのだろう。万一深刻な感染が当事国の疲弊を加速させ戦争の休止あるいは終止を促すことまであるならば、その時コロナを一体どう理解すればよいのだろう。
真っ青だった田んぼが一挙に色づき始め香ばしい香りが漂っていた。
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
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- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
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- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
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- こども
- 館長の作品。
- 週末の上京 カーヴ・デ・ランパール 「良寛の書簡」特別展。
- ハリハリ漬け 今夕の食事。
- 荒天後の海岸 戦中生まれのさが カワラヒワの水浴び 初々しいモズ ハクガンの飛来。
- ラベンダーの雪囲い。
- 本日樹下美術館の後片付けの日 ラヴェルの名曲がポピュラーやジャズに。
- 本日2025年度の最終日。
- 今年最終日曜日,午後のひと時。
- 「お婆さんのようなお爺さん」ズボン編 悪天を予告する雲。
- 頂いた椿を挿し木してみた。
- 「お婆さんの様なお爺さん」とは もらい物のセーター。
- 昨日今日の寒波は無事に過ぎた。
- 今冬最強寒波が来る 向こう側の季節から「楝(あふち)の花、いとをかし」。
- 堀口すみれ子さんから届いた詩集「月あかり」。
- 午前柿崎、午後大池 念願のエナガはピンぼけの1枚。
- 再度柿崎の海岸を歩いた 海のチョウゲンボウ 田んぼのマガン 低カフェイン抹茶。
- 暖かな日の朝日池、のんびり過ごす水鳥たち。
- 美味しいイチジクお菓子など、大潟区のマルト歌代商店は特別。
- 樹下美術館の紅葉 再度の木村茶道美術館 唐椿(からつばき)という花。
- 週末の種々。
- 盆と正月が一緒に来たようなお招き。
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