大潟町小学校の「幸せな学校」の取り組み。

2021年11月29日(月曜日)

今春、学童健診で大潟町小学校を訪れた。
廊下を歩いていると「大潟町小学校がみんなにとって幸せな学校になるために5,6年生で気づき、考え、実行していきます。」という貼り紙があった。

赤い字で「幸せな学校」と強く書かれていた。学校の目標に「幸せ」を掲げるとは何て素敵なことかと思った。

 

目に留まった可愛くも素晴らしい貼り紙。

 

隣に「幸せな学校」を真ん中に,、細かに分析されたチャート図があった。
意味や文字から、教師や保護者向けの図だと考えられた。
みんなで掲げている幸せの実践。

さて過日、来年の入学に向けた移行学級の健診で再度お邪魔した。
仕事前の校長室で、春見た掲示「幸せな学校」の素晴らしさを話した。するとこちらにもあります、と言って児童の玄関口へ案内してもらった。

 

カラフルに「毎日がハッピー大潟町学校」。

 

こちらは「ここは、みんなでつくる幸せな学校です。
そのために、生徒で考え、実行しよう。」と書かれている。

私は、ついにはじまったか、と密かに喜んだ。
実は何年か前から数回、学校保健委員会の最後のまとめで以下のように述べた。

“毎年課題を設け、こうして時間をかけて話し合いをする。メディアやゲーム、肥満、食事、睡眠、いじめなどを繰り返し行って来た。繰り返しには、あえて行うだけの意味がある。

しかし、そもそも健康や勉学の課題は何の為にあるのでしょう。何の為に健康になり、何の為に勉強するのだろう。”

皆様に問うてみた。
するとしーんとなり、委員の方々は首をひねりはじめた。そこで、

“実は健康も勉強も幸福のため、幸せになるために取り組むのではないでしょうか。幸せは現在の課題であると同時に将来、さらに老後、もっと言えば人生そのものの最も大切な課題だと思う。これには様々な意見や角度があり、個人や集団も関係してくる。まずはゴールよりも話合う過程の方が大事かも知れない。繰り返し話合い、意味を確認しながら長く取り組んでは”

という主旨を述べた。
こんどは多くの方が頷き、笑顔を見せる人もいた。

さて今年から見られた「幸せな学校」の取り組み。上に述べた話が反映されたかどうかは分からない。自発的に出て来たものかもしれないし、現在すでに多方面で行われているのかもしれない。

いずれにしても新たな校長先生のもとで、幸せな学校が開花しはじめたかに見え、とても嬉しかった。
幸せは大きく大切なテーマだ。敢えて身近なものから取り上げ、楽しみながら私の母校大潟町小学校をいっそう幸せな学校にしてほしい。

この先、機会があれば幸せ、幸福について拙い考えを記させてください。
「幸せ」、「幸福」。不思議なことにいずれも響きの良い言葉ですね。

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