2022年7月2日

齋藤三郎ゆかりの人々 その11 松林桂月。

2022年7月2日(土曜日)

ゆかり展のご紹介が残り僅かになり本日は日本画家松林桂月です。

松林桂月:1876年(M11年 – 1963(S38年) 86才没、山口県萩市生まれの日本画家。
雰囲気とともに良く観察され描写される花鳥風月は、幕府や大寺院のお抱え絵師である狩野派に対して南画(南宗画・文人画)と呼ばれる。桂月は近代南画の重鎮であり、「日本最後の文人画家」と称され、文化勲章を受章している。

 

齋藤三郎窯を訪ねて描いた「染め付け蟹文皿」
30㎝近くある大きな皿。
同じ時に蘭を描いた皿があると言われている。

画家が焼き物に絵付けをするのは易しくはないと聞いた。この皿の桂月は中心部の濃淡によって作品を整えたのかな、と想像した。

 

鶏の親子を描いた「鶏図」
右上から左下への動きは桂月得意の構図と言われている。
情愛あふれる柔らかな作品。

青春時代に結核を病み、闘病し治癒した桂月。別格だが同じ結核で高校を一年余計に通った私はこの病を経験した人にシンパシーを感じる。

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