医療・保健・福祉・新型コロナウイルス

この所の寒さ 骨折→医療から福祉へも相談 開館が迫る 一昨日は柿崎のチドリに遊んでもらった。

2022年2月21日(月曜日)

この一両日の寒さと風は執拗で、できれば出たくない。
北海道の北東の沖合にある低気圧は台風並みの強さで、道内の吹雪の映像などは凄まじい。

午後の悪天下、訪問先のワクチンが一件に片方の下肢の激しい痛みの往診が一つあった。転倒や打撲がないのに、こちらが下肢を動かそうと触るや悲鳴を上げて痛がられる。
車椅子の高齢者の移乗や移動において、不意のひねりなど外圧により骨折を生ずることがあり、この方はそれが疑われた。

病院の整形外科に予約し救急車の手配をした。付き添う老々世帯のおばあさんが、“以前は何でも世話できたが段々大変になったので切ない”と仰っり、先に福祉相談が必要となった。お年寄りの経過は千差万別だが、介護保険後、研修と実務を重ねて担当部所の相談能力は様変わりしてきた。遠慮せず相談することが大切になる。

さて今年の美術館開館が三週間余に迫った。三ヶ月の冬期休館とはいえ宿題も多く、あっという間に過ぎる。大事な特別展などの告知ファイル作成がまだ終わっていない。
作品撮影は出来たので、今週末中にはホームページやブログにお出しできると思う。どうかもう少しお待ちください。

ところで一昨日午後いっとき風雪が和らいだので柿崎海岸を歩いた。思いもよらずチドリが沢山いた。

貝殻が沢山上がっている日のチドリは
保護色の効果でいっそう見にくくなる。

以下の写真に6羽いますが、分かるでしょうか。

以下矢印が答です。

出来れば大きくしてみてください。

目立つ一羽の動きにピントを合わせ適当にシャッターを切ると周囲に何羽も写っていました。

次は5羽です。

 

これまで海岸の散歩に多少の辛さを感じていました。しかしこの日かなり歩いたのですが不思議と楽でした。チドリに遊んでもらったせいでしょう。
チドリも何種かあり柿崎のはシロチドリのようです。このところ一羽二羽と、少ししか見ていなかったのがこの日10羽はいましたので嬉しかったのです。

雪は降らなかった 撒いたエサに雀とヒヨドリおよびシロハラが来た コロナの推移。

2022年2月18日(金曜日)

一昨日のブログで、沿岸の大潟区の小雪と近づく寒波の事などを書いた。
確かに同夜はいっとき降りしきっていたけれど、大して降らず5~10センチ程度の積雪で済んだ。しかしながらよそで予報を見ている人は、連日並ぶ雪のマークを見て、既に何メートルも積もっていると思うらしい。

それは仕方が無いとして、昨日庭の雪面にバンクズやお菓子の残り、それに古米などを混ぜて播いた。辛い冬期を過ごす野鳥を慰労するためだった。

大抵30分くらいで雀やヒヨドリがやってくる。

集まる雀。
本日この場所の積雪は定規で測ったところ10せンチだった。

自分の縄張りだと思っているヒヨドリが近くで監視している。
この鳥はエサに寄ってくる雀を追い払い自らも食べる。
雀は直ぐまた来るので時には一緒に食べる。

この日は賓客?シロハラが来た。

ヒヨドリより一回りは小さい。

それが猛烈な争いになった。

 大きければ力があるが小さければ小回りが利く。
途中でもう一羽ヒヨドリが現れ互いは争った。

同じ枝で一緒に休憩。
シロハラとはこうは行かない。離れてにらみ合っていた。

 

肝心のコロナはかなり身近になっている。学童、園児がメインターゲットなので先生や親御さんは神経を使っておられることだろう。高齢者の感染率と死亡者が増加しているのも怖い。

一見感染者は多いが、それでも当県の人口10万対感染率は全国平均よりもまだかなり低い。しかし三回目のワクチン接種率は全国ワースト3と本日報じらた。もっと進んでいると思っていたので意外だった。

この先6波の推移が気になる。報告漏れを含めた全体の罹患実数はかなり髙いことが想定される。その方たちに生成される抗体とこの先のワクチンにより、一定の社会的免疫が成立するか否かは重要なポイントにちがいない。
一般の抗体保有率を正しく追跡し、数週間先あたりで何か目途が立てばよいが。

差し迫った施設療養と県の説明会 もっと楽しんでもいいのでは。

2022年2月4日(金曜日)

コロナ禍は特異なオミクロン株の拡大によって療養、治療とも方法が変わってきた。自宅が主な療養の場になったのに伴い、障害者や高齢者の施設療養が差し迫った課題となった。

施設は入所者さんの心身特性と閉鎖的で集団的な環境のため、感染症に対する脆弱さを否めない。
これまで比較的大規模な騒ぎを免れてきたのは、ひとえに地域の施設スタッフ挙げて取り組んだ予防の賜物だと思う。

昨夕YouTubeを使った新潟県による講習会があった。冒頭のようなオミクロン拡大に対し今後ニーズ増大が懸念される施設内療養の要点が説明された。
(当然重症者は病院医療になりますが)
予防と防護テクニックの確認、検査キットや備品の確保、館内のゾーンニング、抗ウイルス薬使用の必要諸事項、スタッフ確保と休養、メンタルヘルスおよび県の支援など逐一詳細だった。

ところで三年目になったコロナ禍。
公から“注意深く見守りたい”が連発される。だが何事も事態は悪化か、維持か、改善か、3パターンしかない。常に三通りを想定して柔軟に準備する事が必要だ。
専門家は十分にいるし世界一のコンピュータ富岳もある。だがその富岳では室内におけるウイルスの飛散くらいしかシミュレーションが示されず、果たしてちゃんと使いこなされているかもはっきりしない。

望むらくは見守るだけでなく、エポックごとに三様の対策を先回的に用意して臨むのが今日の方法であろう。
その点、このたび新潟県が行った講習会は非常にタイムリーだった。
不肖自分は特養、グループホーム、障害者施設の三カ所に部分をまじえて関係している。
昨日の説明会で切迫感が伝わり、身が引き締まるのを覚えた。

一方コロナはオミクロン株で弱さを装いながら拡大し、最後に脆弱な高齢者や障害者をターゲットにして仕上げるストーリーを描いているかもしれない。
このたびのある意味最悪を想定した講習会は現実的だと思った。このような事は杞憂でも構わない。それならそれで幸いではないか。

さて連日恥ずかしげもなく傘寿になったことを書き連ね申し分けありませんでした。
挙げ句励ましの品を頂戴し、さらに申し分けなく思っています。

 

佐賀県のお豆腐。
鍋を見ただけで美味しいことが分かった。
一緒のタレも良く、食していっそう旨かった。

 

静岡県三島の富士山羊羹。六色あって美しいお菓子だった。
さっそくお抹茶のお伴に頂きました。
忘れん坊の自分のためにポシェットまで、、、。

さていつものYouTubeからです。


スペインの若者達が大人と一緒に演奏する
「ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET(明るい表通りで)」
その通りで老若男女が楽しく踊る。

私は基本楽しいダンス音楽が好きです。
今やダンス(歌もそうですが)はアクロバットやサーカスの如く高度なテクニックを見せるばかり。それはそれで良いのだがどこかに皆で楽しめるダンスや音楽は無いのでしょうか。

どういう訳か私達はややもすればお利口さんを意識しすぎて、堅苦しく生きているように感じます。出来れば皆でもっと気楽に楽しめればなあ、、、と思うのです。

冬は半ばを過ぎようとしているかもしれません。早くON THE SUNNY SIDE OF THE STREETを歩いてみたいこの頃です。
但し、この先二三日かなり雪が降りそうです。

田のハクガン ほくほく線とコハクチョウ 早春鍋?。

2022年1月29日(土曜日)

時折小雪がちらちら降った曇の土曜日。
ハクガンを見るため(撮るため)午後近隣へ出かけた。最近は居場所が大体分かり、本日四カ所目で出会った。このところ数十羽のグループを見てきたが本日は百羽はいたと思う。

 

今年撮ったのは飛翔ばかり。本日は田の食餌に出会った。
ヒシクイが守るように囲んでいる。
双方ともカモ科マガン属。
鳥たちの間で自分より希少な種を守ろうという意識?が
働くのだろうか。

以下Wikipediaにある環境省レッドリスト分類です。

環境省のレッドリスト分類

Status jenv CR.svg

 

 

 

時たま近隣にコウノトリが飛来する。ハクガンと同じくレッドブックでCR(itically Endangered)に分類されている。是非見たいが出会わない。上越市稲田で最近中学生によって撮影された写真が新聞に掲載されていたが、羨ましい。

 

ほくほく線とコハクチョウ。

雪が少なくなり、髙田のお堀から当地へ戻ったのか、
数が増えているように見受けられる。

 

夕食は南三陸町の弟から届いた寒ダラ、豚肉、ワカメに地元の豆腐などの鍋。
弟の助言でタレに美術館で採ったフキノトウを刻んで足した。氏によれば「早春なべ」と言うことだった。

抹茶やゴーヤなど苦みが好きなので
一緒に口にすると確かに美味しかった。

ほかにホタテとカキが送られているが、カロリーとコレステロールが高いので明日に回すらしい。

寒波が降らした 寒波の中の鳥たち コロナはさらに異質に 三三九度 どう見ても立場は悪い。

2022年1月20日(木曜日)

本日は二か月一度の受診日。一番を目指してみたが雪のため随所でのろのろ運転となり、随分遅れた。受診の結果は前回同様ほぼまあまあだった。「ほぼ」も「まあまあ」も満点では無いので、一定の生活管理は続けなければならない。
帰宅後に外来があるので次回はもっと早く出て一番を果たしたい。

それにしても病院は寒波にも拘わらず混んでいるし、朝早くから仕事が始まる。さらにオミクロンによってコロナが急増し受診、相談も多く、皆さんの自己防衛もあり大変だという。

三三九度。形の異なるマスク三枚、帰宅後2時間毎にうがい三回、歯磨き洗顔三回。効果は分からないが受診前後は出来るだけの予防を試みた。なにしろ後期高齢者、三大疾病の持病、エッセンシャルワー-カーの末席、、、どうみても立場は悪い。

以下は美術館前の通りと付近の農道にいた鳥と池の鳥です。

 

美術館前の通り。
除雪が進んで難渋するほどではなくなっている。

道路端で雪のへりから出ている枯れ草にスズメが群がっている。
草の種を食べているのか。

雪の上に止まっているものもいる。

飛ぶものも。

お客さん(ムクドリ)が来た。

一緒に食べるSDGs。

やはり雀とは食べ物が違うようだ。上手く行かず去って行った。
群で移動しているムクドリが一羽でやってくる。
雪が降るたびに鳥たちの群は小さく別れていく。

スズメたちとの距離はとても近く、恐れずに私のすぐそばにいた。積雪が増すほど餌は遠ざかる。用心深くしていられないくらい空腹なのだ。

以下は朝日池のマガモ。

飛び立ったところ。
オスは頭部の緑、首の黄色の輪など特に美しい。
しかもオスメスとも翼のブルーと黄色のくちばし、足のオレンジは言うこと無し。

 

上越市のページによると大潟区の積雪は25センチと出ていた。何処であれ、とにかく少なめに少なめにお願いしたい。

コロナは異質のステージになった。新潟県、当地ともにさらに様変わりするのではないだろうか。

病院の待ち時間に「海辺のカフカ」を読みもうすぐ終わるところまできた。

在宅の悩ましさの一端 「海辺のカフカ 上」を読み終えた 長生きの価値。

2022年1月14日(金曜日)

言われるほどは降らない寒波。
午後三軒の在宅を回った。苦労する道路もあるが、各お宅は大抵きれいに除雪され、爺ちゃんは朝から待っていました、と家人が申されるなど恐縮する。

だが在宅回りは必ずしもほのぼのしたものではない。悪化に加え新たなトラブルが生じていることが少なくない。なかでも別な疾患で病院に掛かりながら検査だけで処置、投薬が無く、次の受診を前に症状が悪化している場合などは大いに悩む。本日はそんな事例があり、考えたすえ私なりの処置をした。

さて大晦日から読み始めた「海辺のカフカ上」を本日終了した。
戦前設定の特異なお椀山事件、直近のジョニー・ウォーカーによる大量の猫殺し、主人公の父の殺害事件などを経て人物たちは四国高松に集まってくる。

エディプス・コンプレックスの神話的な構図を下地に、集団催眠、行為を伴う無意識下の動機、時空を越えて絡む複数の人間関係などが語られる。
ノルウエイの森では心の病理の深刻さが書かれていたが、このたびは心理、分けても科学を越える無意識下の事象が取り上げられる。

父による不吉な予言や暗示から逃れようと家出した少年は、むしろそれに支配される。後半、人間の原理的な問題を前に、彼はどのように自らの存在価値を発揮し、開放されるのだろう。
少年時代の事件によって読み書きが出来なくなり、猫と話せるようになった良心の人ナカタさんは出色で、下巻が楽しみ。

 

昨夏私は突然心筋梗塞に襲われ、循環不全に陥り意識を失った。病院循環器グループの皆様によって救命され、お陰で遅まきながら村上春樹を読む機会を与えられた。文中聴いたことが無い音楽が書かれている時など、YouTubeで聴いてみるのも楽しく、皆様には本当に感謝に堪えない。

色々事情はあろうが長生きはするものだ、とあらためて認識している。

昨日の仕事始め 葉っぱと輪郭線の交点と接点 感染拡大と南アの過程。

2022年1月7日(金曜日)

仕事始めの昨日6日、曜日を間違えたため風変わりな日になった。
その日木曜日なのを朝から水曜だと思って過ごしていた。休みが長かったので午前中は普段より少し忙しめに過ぎた。

問題は午後。
水曜日は在宅回りが無い日なので絵筆を取った。一時間は経った後も外来へ呼ばれない。お薬が切迫していた人は午前で大方済み、午後はヒマになったのか、と思った。

そこでせっせと葉っぱを中心に描いた。
花を描くとは言え、私の場合花より葉に費やす時間の方が圧倒的に多い。
理由として、
花に比べ葉の数と面積が多いため、
葉の複雑な色彩のため、
照りを伴った明暗や葉脈が作る陰影がデリケートなため、などの理由が挙げられる。

その間、外来は誰も来ないと見え、連絡はなかった。最後に「誰も来なかったね」とスタッフに挨拶しようと思ったが、時刻は閉める時間をとうに過ぎスタッフは帰ったはずだった。ヒマにしてスタッフに申し分けなかったな、と思った。

間もなく妻が外出から帰った。すると、
スタッフのAちゃんが予定があって日を繰り上げ、午後ワクチンに行ったんだよ、と言った。
えっ、午後から、、、?うちの仕事があるのに、と思い、 本当?と言うと妻が、
「午後は休みだから」と言った。
あ~そうだったのか、木曜なのか、午後休みだったんだ、と一人騒いだ胸を撫で下ろした。

曜日の間違いは歳のせいの一方、長休みボケ、幼少からの物忘れ癖などで、私にはたまに起こる。大抵前日などに気づくが、当日勘違いのまま過ごすのは珍しかった。

 

葉の彩色の過程。
輪郭線の交点や接点、特に鋭角な部分を極細の筆で
予め塗っておく。

さて本日は七草がゆの日。七草ではなかったが夕食にセリを中心にした粥が出た。

 

とろみダシで百合根が入っている。
昆布の佃煮を一本乗せた。

国内でコロナがオミクロン株に代わりつつあり、ひどいことになってきた。新潟県でも本日70名もの報告があった。
12月29日のブログで未曾有の拡大が懸念される、と書いたが、年末年始の移動などから予想を遙かに超える勢いになっている。
週が明けたらさらにその数倍からそれ以上の拡大があるのではないか。
万一インフルエンザと同程度の症度でも一定期間隔離の必要があり、重症化も否定出来ない。
※隔離期間は症状の有無で変わり、無症状でも検査陽性日翌日から10日という基本がある。今後オミクロンで短縮の可能性があるとも言われる。

オミクロン株の発祥地南アは惨憺たる有様だったが、いま確実に減少に向かっているという。何しろワクチン接種率が極めて低かったため、一気に拡大したが、今や国民に70%台の抗体が獲得され、ピークアウトしつつあるということ。

この間、はたしてどのくらい犠牲者があったのか詳しく知らない。
だがある種放置のような状態の結果、皮肉にも自然に近い形で社会的免疫の獲得が進んだとすれば、狐に包まれたような感じを覚える。

本日仕事納め 野鳥の群 果たして新型コロナはどうなるのか。

2021年12月29日(水曜日)

色々あった一年の仕事が本日で一応終わった。
検査とワクチンで新型コロナに神経を使い、在宅で8名、施設で1名の方の看取りがあった。
本日の最終日は僅かの方が来られたのみで、予定の30分前に終了とさせて頂いた。

昼休みに田に野鳥を見に行った。
先日のカワラヒワの飛翔がピンぼけだったので、もう少しうまく撮りたいというのが目的。

 

数カ所でスズメ、カワラヒワ、アトリの各群、あるいは混合した群を見た。
上掲の写真でAはアトリ、Kはカワラヒワです。

先日よりピントが合ってきた飛翔。
翼が黄色がカワラヒワ、首が赤いのがアトリ。
形が似ていて、モニターで大きくしないとよく区別できない。

ところで今後の新型コロナ。
せっかく国内全体が減少したところへオミクロン株が世界中で拡大し、あたかもターミネーターの如き有様。この株は感染力が強い一方、今のところ罹患者の重症度はやや低めといわれる。
症状が軽めで強力な感染力という様式により、我が国でも未曾有の拡大が懸念される。このことは際限なく増殖したいウイルスにとって、願ってもないパターンであろう。
あくまでも想像だが新型コロナは最終形に近づいたのか。一方でそろそろ有効な抗ウイルス薬が実用化され、コロナ禍が新たなフェーズに入る事を期待したい。
果たしてどうなるのだろう、いつまでも同じ繰り返しという訳には行くまい。

生きているアベノマスクもある 熊本のみかん 私の快気祝い。

2021年12月23日(木曜日)

月一回、あるお爺さんが外来に通って来られる。足が弱ったと仰りながら歩いて来院される。
実直なことにずっとアベノマスクをしてこられる。洗い洗いされているマスクはいっそう小さくなり、色褪せてほころびもみえる。

こんなに大切に使われている一方、配布元の政府には8000万枚も倉庫に余っていて、1100万枚が不良品。保管料だけで6億円も掛かっているらしい。
為政者の金銭感覚、内容、方法、、、、みな異常でいい加減だ。
事実は
“いい加減なことをしても、知らん顔していれば大丈夫です”という不思議な人がリーダーだった不思議な国の出来事というほかない。

 

このたび引き出しから出て来た4枚のアベノマスク。
前記のお爺さんに訊いて、ほしいと仰ったら差し上げよう。

 熊本の先輩から届いた柑橘は南国の色。
熊本地震の時、営む高齢者施設で足りないという米を60キロ送った。
助かったと言って、今でも御地の果物を送って下さる。

今夕、直江津の美味しいイタリアンで同業夫妻と食事した。私の快気祝いということだった。ほぼ同じ年、何から何まで真っ当で、頭が良く、そのうえ面白いお二人。快気祝いなどと過分で楽しい時間を誠に恐縮でした。

柿崎のフクラゲ、ワラサ釣り A氏のチャールズ・ワーグマンと初期伊万里 油断出来ない感染症。

2021年12月10日(金曜日)

本日風も無く穏やかな日。但し日射しは昨日より弱まった。
昼、穏やかな柿崎海岸を歩くのに出かけた。海岸道路に釣り人の車はあったが賑やかという訳ではなかった。

西に向かって歩くと大きな魚を釣った人と出合った。

フクラゲが一匹、それよりずっと大きなのが二匹。
大きいのはワラサと呼ぶのだろう、ブリの手前まで成長している。

4匹釣ったこの人はかなり若かった。
砂で汚しちゃってと仰った。
フクラゲもワラサも、今どきはとても美味しい。
投げ釣りでこれだけの釣果なら十分では。

この方達に出合った直後から釣り人が集まりはじめ、5,6人だったのが一気に増えた。

仲間同士、携帯で知らせ合うのか、あっと言う間だった。

来た時は空いていた道路が車で一杯。

 

さて海崎から美術館に戻ると同時にA氏が来られた。
何か持って来ましたね、と言うと、見て下さい、とニコニコしている。
最初にチャールズ・ワーグマンのスケッチ2点。2点一緒に横長の額に入っている。

米国の国旗を掲げた船。

二枚目はこの船の上陸後の様子。

魚でも買うのだろうか。一行が民家に移動する。

以下この絵の左右を拡大しました。

 左側に喜ぶこどもたち。

右側では船頭が休み、上陸した外国人が歩いている。

幕末から明治前半頃まで多くの画家が日本を訪ねている。動きの多い対象を撮影出来なかった当時のカメラに代わって素早くスケッチが出来るプロの画家たちだ。
英国人の画家ワーグマンは記者としても活躍。幕末~明治の出来事、風俗などを広く描き、ニュースや見聞録として本国へ送付、刊行されている。
仕事の傍ら日本人たちに絵画を教え、“日本で最初の洋画家”といわれる高橋由一(たかはしゆいち)は弟子の一人。
徳川慶喜と接見し慶喜を描いている。邦人と結婚、一児ををもうけた。

「Charles Wirgman(チャールズ・ワーグマン)」
没後100年記念刊行物
1990年神奈川県文化財協会出版

さてA氏が取り出したもう一点は初期万里の皿。

 花が一輪、簡潔で力強く描かれた染め付け。
大きな余白が花をさらに引き立てている。

ワーグマンの自筆画、初期伊万里皿ともに貴重だった。美大出のA氏は広く深く学ばれ趣味が良く眼力がある。時々見せてもらう品は魅力的で勉強になる。
A氏は珈琲を、私は抹茶を飲んだ。

話変わって本日の新潟県における新型コロナ届け出は16名。全国で減っているなか3番目に多い数字だった。新発田市の小学校でクラスターが発生している模様。
ここで止まってくれれば良いのだが、現在感染性胃腸炎が流行の真っ最中、やはり油断は出来ない。

2024年5月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

▲ このページのTOPへ