齋藤三郎とゆかりの人々展 その9 深田久弥。

2022年6月26日(日曜日)

「齋藤三郎ゆかりの人々展」で展示されているゆかりの人々について、これまで富本憲吉から黒田辰秋まで13名の方々を紹介させて頂きました。7名の方がのこっていますが、本日は文学者、登山家深田久弥です。

深田久弥:1903年(明治36年) – 1971年(昭和46年) 石川県生まれ 文学者、登山家 68才没。
1935年(S10年)日本山岳会に入会。多くの登山を行った。1959年から足かけ5年をかけ『山と高原』に山行の掲載を100回行い、1964年新潮社から『日本百名山』を出版、翌年第16回読売文学賞を受賞。1966年隊長として4ヶ月間シルクロード踏査隊を率いる。国民に広く影響を与えた「日本百名山」の名付け親。終焉の地も登山中の山だった。

深田久弥の展示ボックス。
本「日本百名山」 新潮社昭和39年7月20日発行。
齋藤三郎の染め付け妙高山文皿(裏面にの妙高山の文)

皿の表です。

深田久弥と齋藤三郎:1960年に「髙田山の会」が発足、齋藤三郎が初代会長となっている。妙高山麓の赤倉温泉に齋藤三郎が懇意にしていた「和田屋旅館」があり、深田久弥は妙高連山の登山で投宿し、齋藤と登山を共にすることがあった。
※日本百名山の基となった著書「我が愛する山々」(山と渓谷社)の火打山の章に三郎のことが書かれているそうです(齋藤尚明氏談)。本を注文しましたので到着したらご紹介させてください。

本日は予定を変更して深田久弥お一人の紹介でした。次回微生物学者・坂口謹一郎を予定しています。

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