花鳥・庭・生き物

異常な暑さ、異常な数の赤とんぼと倒立 ウルトラマラソンは無事行われて欲しい。

2018年10月6日(土曜日)

週末毎に飽きもせずやって来る台風。25号という数字
も多すぎるように思われる。
中心は日本海のかなり沖合を通過中、あるいは今夜半か
ら明朝にかけて通過などと伝えられている。

しかしその影響は異常な高温として現れていて、本日当上
越市大潟区の気温は実に35 ,7度を記録。同じく新潟県三
条市では36,0度、いずれも10月としては史上最高だったと
いう。
毎年、今年の天気はおかしい、と話題に上るが、本当にど
うかしている。夕刻4時頃の車外気温は34,0度だった。

 

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暑さと風を反映してふちが異常に白い扁平な雲(13:00頃)。

 

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空中にもトクサにも異常な数の赤とんぼ(13:15)。

 

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強い風に向かって止まり、四枚の羽を上下させて安定を
得ている。

しばらくすると風が一段と強まり、トクサのトンボは少
なくなった。見て回ったところ風当たりの弱い物陰や低
地に多く移動していた。

 

そして夕刻16時すぎ、倒立する赤とんぼが目に付いた。

 

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向こうのトンボはすでに倒立している。手前のは着地した
ばかり(16;10頃)。

 

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徐々に尻尾を持ち上げ始める。

 

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一分以内で見事な倒立。

 

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こちらでも。

倒立は上方の太陽に向かって体を立てて、光を浴びる面積を
減らすことで上昇した体温を冷やしている、と多く記載され
ている。

だが本日目にした倒立は気温が下がり始めた夕刻に見られ、
むしろ傾いた陽に向かってお腹を向けて体を温めているよう
に見えた。
体温を冷やすための倒立なら、陽は真上にあるべきだが、、、
どうなのだろう。
また、体温を下げるためならば、日陰に移ればいいだけであ
る。何かほかに訳があるのだろうか?

 

 

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残酷にも女郎蜘蛛の巣にかかった個体。
強く羽ばたけば逃れられそうだが、羽ばたくほど糸が絡ん
でしまうのか。

盛夏は暑さを避けて何十キロも離れた高地で過ごし、涼し
くなると赤く変色して平地に戻ると言われる赤とんぼ。
だが本日記録的な暑さは盛夏以上のものとなった。彼らは
降りてくる日を間違えたのではないだろうか。

そして明日は二年に一度の当地大イベント「えちご・くびき
野100kmマラソン」がある。
台風による風と暑さ、いずれも条件としては厳しい。しかし
中心が遠ざるほどそれらは緩和され得る。
過去最高の申し込み数となったというウルトラ競技、どうか
無事に行われてほしい。

追加記載:午後11時半近く、100キロマラソンについて念の
ため事務局のホームページを見たところ、中止の告知が出
ていた、上下浜で応援予定だったので驚きかつ残念だった。

連休の7日、8日に競技が行われる予定のマラソン大会は
多数あり、4日時点で中止、あるいは急遽距離の短縮で決
行、さらに予定通りなど地域地方によって対応が別れて
る模様。
人気のイベントだけに主催者も難しい対応を迫られていたに
違い無い。

世間をよそに咲き始めた西王母。

2018年9月25日(火曜日)

本日上越市髙田の最低気温が15,9度。随分寒く感じ
られ、シャツは半袖白衣は長袖とちぐはぐな装いだっ
た。
昼休みの外出では、今度はカーディガンを羽織り、い
ずれも中途半端を否めない。
わずか一ヶ月まえに40度という異常な暑さを経験して
いた事を思えば、あたかも墜落のごとき落差を感じる。

お盆過ぎから9月へ盛んに雨も降る。そんな本日、美
術館の椿(西王母)が朝からびしょ濡れ。
咲き始めたのは今月半ばころで、今年は早いなあ、と
思った。
念のためめくってみた2016年9月18日のノートに、早
くも西王母が咲き始めたと書いてあり、今年が特別早
いとは言い難いことになった。

これまで花のスピードが一段と早いと感じ、周囲からも
同じ感想が聞こえていたし、他県のブロガーも同じ感
想だった。
花期について公式な記録というものの有無は定かでな
いが、私に関しては、単に年取って年月を早く感じて
いるだけかもしれない。

半袖だ長袖だ、年月が早い遅いという世間をよそに、
西王母は雨に濡れつつ鮮やかな色を振りまいている。
今更ながら花が秘める野性の強さと正確な時計に脱帽
せざるを得ない。

 

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沢山あるつぼみはまだ固く、この先雪中も咲き続けるはず。

火頭窓を探して旧刈羽郡地域へ 二十三夜塔 彼岸花。

2018年9月24日(月曜日)

本日月曜日は秋分の日の振替休日。
昨日に続いて美術館開館前の1時間、クリスマスロー
ズを中心に草花に肥料をくべた。
彼岸前後から庭をいじるのに良い時期とは、かって園
芸屋さんから聞いた話だが、その通りだと思う。

肥料の後、柏崎市の東部、刈羽村、西山、礼拝および
出雲崎西部あたりへ車を走らせた。一帯は黒瓦屋根の
大きな家が目立ち、小山を背にした幾つかの寺院が脳
裡にある。
火頭窓はまだマイブームとして細々と続いているので
それを期待して出かけた。

 

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真宗大谷派浄覚寺を上ってみる。

 

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お堂の左右に大きな火頭窓。

 

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堂々たるものです!

 

本日お彼岸の休みでもあり、道中彼岸花が目に付いた。

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そして刈羽の道筋に日蓮宗妙満寺。

 

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ずらり火頭窓!何という幸せ、お堂の左右に7つずつ並ぶ。

 

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硝子窓になっている。横や裏手にもあるかもしれない。
思ってもみない数に十分満足し、本日は帰路についた。
なだらかな背後の山に観音像が見えていた。いずれお天
気の良い日にもう一度訪ねてみたい。

 

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本日
ある寺院で見た二十三夜塔。
浦川原区、十日町市に加え三つ目の石塔。月待ちとは
何と風情ある行事だろう。
年ごとに行われていたはずだが、毎回石塔を建てては
いない様子。月待ちには雨降りや曇りの夜もままあった
はず。
恐らく行事の度になにがしかのお金を積み立て、特に
素晴らしい下弦の月が昇った晩に、満座で賛同し初め
て建立したのではないか、と考えてみた。

塔にはその夜の女性たちの高ぶりがいまだ漂うようだ。
もしかしたら素晴らしい二十三夜月は一帯等しく昇った
と考えられるので、同じ年月日の石塔があちこちに建っ
ている可能性がある。

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今後出雲崎や寺泊、与板あるいは魚沼地方へも出かけ
てみたい。

雨中、青空を掲げている一生懸命なツユクサ。

2018年9月20日(木曜日)

高く一様な曇り空の後、次第に低い雲が現れ昼すぎからし
っかり雨になった。
午後いっとき強く降り、庭に水が溜まるほどだった。

美術館に隣接する雑草地にツユクサが沢山咲いている。見
れば表情があり、とても可愛い。

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何を話しているのだろう、みなあどけない。

 

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一人でじっとしている花。

 

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トリオで歌っているようでもある。

 

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こちらは賑やかなクインテット。

大きな耳はミッキーマウスに見えなくもない。それにしても
花の青さは青空の色そのものだ。雨降るなか空の色を掲げて
いるこの花は何かの使いなのか、あどけなくも一生懸命だ。

明日午前は忙しくなりそう 蝶に人気のムクゲ。

2018年9月15日(土曜日)

堀川紀夫さんの作品展が終了すると、賑やかにテンセグ
リティが飾られていた齋藤三郎の展示室が、がらんとし
て淋しく感じられた。
それで本日、齋藤氏の絵画作品3点架けたら、場内にほ
っとした空気が生まれた。

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正面に姥百合(ウバユリ)の圖、

 

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右中央に冬瓜と茄子の圖。

 

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左中央に妙高山暁雲圖。

9月は半ばとなり、さすがにあの鬼夏も姿をくらまし、秋に
座を譲ったようだ。

そんな日、庭のムクゲにチョウが来て蜜を吸った。花が乏し
い季節だから、チョウは飛び立つと戻ってくることを繰り返
した。

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後翅(後ろのはね)が痛んで失われているクロアゲハ。それ
でも花から花へ身軽に移り、去ってまた戻ることを繰り返し
た。

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こちらはキアゲハ。この蝶もよそへ行くかと思うと戻った。

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蜜が少なくなっているのか、深く花に入り時間を掛けて吸
っている。ムクゲはすでに足かけ三ヶ月は咲いている。そ
れでも枝にっぱい蕾をつけている。本当に強い木だ。

明日は長野県から19人のお茶人がお見えになり、お点前を
して薄茶を差し上げる予定。
すると本日、東京や長岡市から16人さんが同じ時刻に来館し
たいという電話があった。
館内で展示を説明し、茶室でお茶を点てる。明日の午前は忙
しくなりそうだ。
お点前の稽古はまだ十分ではない。明朝、稽古を追加しなくて
はならない。

秋雨前線の庭 近隣のセンニソウ。 

2018年9月12日(水曜日)

この二日間は日射しが戻った。今御rは上がったり下がっ
たりを繰り返す秋雨前線と、それに絡む台風で気候は安
定しにくいらしい。
テレビが天気図などを用いて詳しく気象を説明するので
面倒な気象もなるほと、と納得してしまう。
チリ沖の海水温、あるいはカリブ海で発生するハリケーン
さえ、日本のお天気に影響するというから驚く。

晴れれば芝刈りが出来るかもしれないと、思っていたが
昨日スタッフにによってきれいに刈られていた。

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堀川紀夫さんによるテンセグリティの展示が終わっ庭はひ
っそりしている。期間中ずっと頑張っていたミソハギたちが
ひと夏の思い出をささやき合っている。

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西側の奥でムクゲも長く頑張っている。数日で花が終わる草
木があれば、数ヶ月頑張るものもある。何が違うのだろう。

周囲の雑木林では道路沿いの日当たりの中でセンニソウ
が真っ白な花を付けている。

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白さが際立つセンニソウ。つた草のため木にからむことが
必要であり、あまり盛大に絡まれると支えている樹木が弱
るためお互い悩ましいところ。

ご覧のようにブログのヘッダーを変えました。どこか普段と
異なりますが、ある日の大潟漁港の夕暮れです。

長峰池のミゾハギ 実りの田 好調な堀川紀夫展。

2018年8月19日(日曜日)

昨日は上越市吉川区の長峰池に行った折に見たチョウ
トンボとバンの事を書かせて頂いた。
植物では湖畔にミソハギが可憐な花をつけていた。
その昔、少なくとも私が育った上越市大潟区ではミソハ
ギを「盆花(ぼんばな)」と呼び、お盆の墓に供えた。
盆前に蓮のと一緒に決まった商店に出ていたり、売りに
来た人がいたようにも思う。

長峰池の湖畔には砂地があり、ミソハギが夏の盛りに咲
く。
涼しいこの花の風情を忘れられず、4年前にインターネ
ットに出ていた園芸店から苗を買った。

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昨日、長峰池のミゾハギ。

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本年7月下旬、樹下美術館のミゾハギ(背が高いのがリアト
リス、低いのがミソハギ)。

さて夏は過ぎ周辺の水田は黄金色を増している。
7月来の熱波で渇水→干ばつの危機が迫ったが、間一髪降
った雨に助けられた、と何人かの農家の人から聞いた。
しかし収穫時に粒が小さかったり、ヒビ割れを起こす心配を
口される方もいた。

そしてスズメ。

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近隣で見た鳥追いのカイト。昨年9月大洞原で初めて目にし
た。写真は8月13日。

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それでも毎年雀たちはやって来て稲をむさぼる。8月15日。

7,8月の入館者数が一日20人、30人、40人とゆっくり増
え、本日日曜日ということもあり、50人を越えた。
樹下美術館の50人は極めて珍しいことで、11年前の開館
直後の一時期を上回る状況になっている。

10周年の昨年から上向き基調が見られていたが、春の塩
﨑貞夫展、今夏の堀川紀夫展が強く後押ししていると考え
られ、皆様には感謝に堪えない。

長峰池で黒い蝶と鳥。

2018年8月18日(土曜日)

終日晴れてしかも涼しく、汗をかかなかった日。
例年トンボを撮っている長峰池に行った。
お目当ては二つあり、ショウジョウトンボとチョウトン
ボだった。
ショウジョウトンボは例年見ても一羽、見ない年もある。
本日池を半周ほどしたが見つけられなかった。
チョウトンボは間近で撮ることが出来、帰路田んぼに数
十羽が群れていた。

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湖畔のチョウトンボ。

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水田のチョウトンボ。何故か止まろうとせず、飛び続ける。

シオカラトンボやヤンマは場所取りや婚活?に何かと忙し
い。
較べてチョウトンボはそのようにアセアセしたところが無
く、一見穏やかに見える(本当のところは分からない)。

この日、長峰池で思いも掛けず、ヒツジグサの葉の上を歩く
バンを見た。
朝日池などで泳ぐのは見慣れていたが、葉の上の歩行は初
めてだった。

 

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乗られた葉は少し沈み込むが、馴れた調子で移動していた。
黒いバンは赤と黄色のくちばしが印象的。

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そして非常に長い足ゆびは浮葉植物の上を歩くために進化し
たのだろう。

本日、庭のテンセグリティが見えるカフェで相席をして頂くな
どいっとき混み合いました。ご協力に感謝しています。

高積雲の日 標識を利用するカラス。

2018年8月12日(日曜日)

本日の空には大きめの高積雲が気持ち良く広がった。

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頸城区の水田の空。

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大潟区は鵜の浜温泉海水浴場の空。
今夏は晴れに恵まれ温泉は賑わい、助かっていますと
旅館のおかみさんが仰っていた。長野、群馬、山梨各県
および八王子、多摩など東京の車が一杯。

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近くの農道にあるT字路の道路標識「一時停止」と「止まれ」は
ほぼ終日カラスが利用している。

柑橘の幼木にクロアゲハ コカ・コーラがメニューに。

2018年7月31日(火曜日)

午後の往診で車を出そうとするとキンカン?の幼木にクロア
ゲハが来ていた。カメラを取りに戻り撮った写真をみると産
卵していたらしい。

明日葉を調べて卵の有無を見てみたい。

 

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この木はアゲハ蝶が産卵するよう3,4年前に植えたのだが、
多分キンカンだったと思う。
毎年ふ化した大きな幼虫にハダカ同然に食べられ中々大きく
ならない。
そのため実をつける暇もなく、何の木だったか思い出せないほ
どだ。
同じ柑橘類でも大きな木ではなく、幼い木が好まれるという。
大きな木では、枝の先端だけにある若葉を選んで移動しなけら
ばならないが、全体に軟らかな幼木だと一本丸ごと美味しく頂
けるため選ばれるらしい。
例年7,8匹の幼虫が見られていることから、何十個単位の産
卵ではないようだ。
木の周囲をを飛び回りながら産んでいて、卵が接近しないよう、
距離を測っている風に見える。
飛び回るのはすでに他によって産卵されているか、どの程度追
加の余地があるかなども見ているのではないだろうか。

木の選定は足で触れて産卵可能な柑橘類かを調べるという。
足で木の味がわかるとは、利口なものだ。

それにしても毎年来るのがクロアゲハ。
同じ親子代々で食べつないでいるのだろうか。
それなら親戚みたいなものだが、直接聞けないのが残念。

 

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午後の仕事に戻る前に飲んだコカ・コーラ。
つい最近メニューになったばかりのコーラ。
ポップなテンセグリティと相性が良く、美味しく飲みました。

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