花鳥・庭・生き物

梅雨入り前の花と海。

2018年6月7日(木曜日)

関東甲信が梅雨入りと報じられ、越の新潟県はまだ免れ
ている様子。本日日中は爽やかで、確かに梅雨とは違う。

 

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見飽きることがないキョウガノコは盛り。

 

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花は時計を何処に持っているのだろう。梅雨に向かって色鮮
やかに変わるアジサイ。会議や計画表もなくそれぞれが開花
を合わせてくる。
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本日四ツ屋浜の夕暮れは舟が一艘、海に詩情を添えていた。

 

樹下美術館6月第1日曜日の庭。

2018年6月3日(日曜日)

昨日に続いて晴れた日曜日、6月も2日目となった。
陽はどんどん長くなり、美術館では閉館時間の17時を過ぎ
ても十分に明るい。
それどころか閉館頃から、いわゆる夕凪と重なってしばらく
とても穏やかな時間が訪れる。

本日そんな時刻の庭を回り写真を撮り眺めを掲載してみま
した。

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紅白のキョウガノコ、白いアスチルベは自然で良く合う。

 

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いずれ真っ赤になるアジサイ「紅/くれない」が白く始まった。

 

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青いアジサイも始まっている。

 

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修理し塗り替えられたベンチ。

 

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芝がきれになってきた。

 

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カフェで、山本信さんの彫刻と堀川紀夫さんのテンセグリティ

 

本日作品や庭を観て頂き、またお茶をお飲み頂いた皆様有
り難うございました。
午前、開館までお待ち頂いた長野のお客様、有り難うござい
ました。

樹下美術館でも卯の花。

2018年5月30日(水曜日)

最高気温が25度近くあったようだが、肌寒く感じたの
は年のせいであろう。

間もなく5月が終わる。何かとあったため長く感じられた
のは珍しい。

先日高速道路に沿った側道の卯の花を掲載させて頂いた。
樹下美術館にも卯の花があり、つい先日まで蕾だったのが
ぱっと咲いた。

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5月25日、卯の花の蕾。

 

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本日開花し始めた花。大変生命力が強く繁るため、歌にあるよ
うに垣根には打って付けかもしれない。

180525芍薬の庭
園内の道で芍薬が盛りになっている。

梅雨に似たお天気を察してか、遠慮がちにアジサイが開いて
きた。増やしているものも大きくなってきたので楽しみだ。

心癒やされる戸外の花々。

2018年5月28日(月曜日)

日中寒暖があり、晴れ間が多く時に雨も降る。
植物には今の気候が良く合っているのだろう。
野の草花は盛んに咲き誇りまた移ろっていく。

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一週間ほど前はハマエンドウの紫色一面だった柿崎海岸。
本日昼はピンクのハマヒルガオと白いハマボウフウが主役
になっていた。

 

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高速道路側道の至る所で卯の花が満開。

 

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近くで見る卯の花は可憐で雪のようだ。樹下美術館の卯の花
も開花寸前になっている。

 

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ノイバラの白い色も目立っている。

 

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白一色だと思っていたら、この花には薄いピンク色が見られ
た。

 

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わずかに日陰がすきなアザミ。伸び伸びと育ち開花している。

花々は食べ物ほどではないかもしれないが、心癒やされる意
味では本当に大切な自然。

ひな鳥の季節。

2018年5月26日(土曜日)

二日良く晴れたが風があり半袖にはなれない。
寒がりはともかく、1年でも過ごしやすい良い季候に
なっているはず。

巣での子育てに夢中だった親鳥たちはもうヒナを巣立
たせ、外の給餌に忙しい。

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繁った樹木はカラスなどの外敵からヒナを守るのに適し
ている。

 

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シジュウカラは子だくさん。5,6羽のひなが木から木
へ親鳥を追っている。桜に一団が来ると木のあちこちか
らツイ、ツイ、ツイ、ツイ、と餌をせがむヒナの声が盛ん
に聞こえる。繁った葉の中で姿がよく見えないので、木
自身がツイツイツイと鳴っているような感じになる。
こんな子だくさんの親はどんなに忙しい事だろう。

ある程度ヒナが成長すると、毎年庭の水盤に大勢の子ども
達がやって来て水浴びをするようになる。
この時期の鳥たちの姿には心慰められる。

寒かった日 スポーツのように早い花のリレー。

2018年5月19日(土曜日)

「寒いですね」、「冬物を出して着ました」などと、
合う人ごとに寒さを嘆いた一日。風雨もあり、肩を
すくめるほどの体感だった。
午前中はお子さんも交えて何人か風邪の方を診た。
小学校では運動会の予定だったが、中止になったの
ではないだろうか。

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美術館付近の道一面にニセアカシアの落花。

例年甘い匂いに気がつくのに、今年はいつしか落花し、
道を白くしているのを見るだけだった。

そんな寒い日に同級生夫妻、懐かしい人、遠くの方、皆
様にお訪ね頂き本当に有り難うございました。
また留守もしまして申し分けありませんでした。

梅雨を思わせる日でしたが明日は気持ち良く晴れそうで
す。

満開のナニワイバラにクマバチ。

2018年5月18日(金曜日)

潟町の仕事場のカーポートの屋根一面にナニワイバラが
満開を迎えている。

およそ15年ほど前、新潟市でたまたま入った小さな園
芸店で求めた苗が、今日旺盛に生長し開花している。
わずか6.70㎝の頼りなげな苗がこんなになるとは、苗
が凄いのか、庭土が凄いのか、とにかく感嘆するばかり。

 

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そんな花にブンブン羽を鳴らして大小の蜂が来ている。
大きなクマバチはずんぐりして、熊のミニチュアみたいだ。

 

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黄色が効いているクマバチは真っ白なナニワイバラが良く
似合う。

花から花へまことに忙しそうなクマバチだが、満開のバラの
園で幸せそうだった。

話変わって、蜂のメスは刺すがオスは刺さないという。
クマバチは顔を正面から見ればオスメスの区別がつくらしい
ので、機会があったら良く見てみたい。

もう一つ、蜂のオスは働かず、女王蜂と交尾するためだけに
生きると言われる。
人間でいうと、どのような存在なのか想像し難い。
特に交尾に成功した後にまもなく死ぬと聞けばなおさらであり、
小さな体だが、壮大なロマンあるいは悲劇の生き物にみえなく
もない。

日中の真夏のような気温は夕刻の雨の後、突然肌寒くなり
今も雨が続いている。

キジが夕暮れのあぜ道で縄張り争い。

2018年5月14日(月曜日)

午後から陽が射し始めたが日中は肌寒かった月曜日。
一帯の水田は水が入るや代掻き、田植えと一気に作業が進
んでいる。
仕事を終えた夕刻、水田と美術館の写真を撮りに出向いた。

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裏のデッキとベンチ。18:10過ぎ。


田んぼからと反対の雑木林の方向からキジの鳴き声が聞こえて
いた。
庭の雑草取りをしているとバタバタと羽音が聞こえ、畦に二
羽の雄キジが見えた。

 

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向こうの一羽が左方向へ逃げるように歩いている。
(18:37の頃)

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手前のキジが追いかけた。時折にらみ合いをしながら互いの距
離が縮まっていった。

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逃げたキジが畦の端で待っていて、二羽でにらめっこ。
体を膨らませ、羽を見せ合い優位を競っている感じ。
18:45頃を回りすでに写真に不向きな時間。

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すぐに互いが飛びかかり、少しずつ場所を変えながら争い
が始まった。

 

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回転や捻りをまじえて飛びかかることもあれば、空中で一瞬
絡み合うこともあった。

 

争うキジは我を忘れているようであり、少しずつ近づいてみた。
わずか7,8メートルまで近寄っても逃げない。

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18:53,争いなのだが全く鳴くことなく羽音だけ聞こえる。
激しく組み合うことも噛みつく事も無い。ダンスか舞をしてい
る風に感じる瞬間もあった。

10分ほど争った後、両方同時に飛び立つとあっという間に暗
闇に消えた。
間もなく遠くの方からケンケンと大きな鳴き声が聞こえてきた。
しばらくすると一羽が暗いあぜ道をこちらへ歩いてきたが、私に
気がつくと立ち止まり、戻って行った。

何か決着が付いた様子だった。

小鳥の餌台。

2018年5月5日(土曜日)

昨年鳥のために小さな種類などの餌を買ってきて庭に撒
いてみたら、かなり集まるようになった。
だが間もなく芝生に見慣れない植物の苗が沢山生え始め
た。
元は何、と思案をしたが撒いた餌である種が発芽したと考
えられ、あまりの数に結局止めた。

しかしながら餌に集まる鳥の様子が忘れ難く、この度ネッ
トで餌台を求めた。

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重そうに見えるが、軽い金属に鉄さび風なメッキを施して
ある。屋根など中々趣きがある。果たして小鳥が来るもの
か、楽しみにしたい。

ちょうどカフェの正面にしつらえてみました。

ところで過日、巣箱を架け、雀が入り始めた事を書きまし
たが、その後、営巣をしませんでした。
人の気配が近すぎたためと反省し、二番子のために遠くに
置いてみることにしました。

今年は野も庭も足が速い。

2018年4月26日(木曜日)

今冬、上越市北部の当地は何度もドカ雪に見舞われ、
豪雪の趣きだった。
それで3月15日の今年度開館には除雪作業を覚悟し
ていた。
しかるに3月上旬に大風が吹くと雪は手品の如く消え、
無雪で開館を迎える事が出来た。

以後、クリスマスローズで始まった庭は春の椿、イチ
ゲ、ヒトリシズカ、水仙、ハクモクレン、桜、チューリ
ップ、ジューンベリー、ミツバツツジと花が移り、現在
八重咲きイチリンソウ、アメリカハナミズキ、二種のス
ミレ、キバナホウチャクソウ、一部でクレマチス、エビ
ネ類が咲き、今やスズランまで始まろうとしている。

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もっと見ていたかった可憐な黄花カタクリ。

 

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慎ましいヤシオツツジの落花。
咲き残っている花たちもあるが、花の足はあたかもコマ落
としフィルムの如く早く、あまりのことにめまいがしそう
だ、かってこんなことがあっただろうか。

 

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本日ご近所の方から山菜を頂戴した。
例年ながら見事な山の幸。今年は一週間から十日ほど早い
と仰った。

日は長くなり、閉館して一時間余、ホームセンターで求めた
キキョウの苗を二つ植え、発育が停まっているクリスマスロ
ーズ6株を掘り、土を作った軟らかな場所に移植した。

これだけの事だがこの季節、野や田畑で仕事をする人が如
何に喜んで出向くか、分かるような気がする。
終われば腰は痛むが月が昇っているのである。

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いっとき賑わった午後の樹下美術館。

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