食・飲・茶・器

本日の空と頂き物の食卓。

2024年8月27日(火曜日)

曇りがちな日だったが空は様々に変わる雲がみられ、大気は澄んでいるのか遠くの山々は明瞭だった。

昼、美術館近くの水田から。
西方は糸魚川方面の
ギザギザした海谷山塊の峰々。

夕刻の四ツ屋浜から北東の空。
雨の柱、降水雲がやって来る。

多様な雲はゆっくりした足で遠くからこちらを伺っている台風10号がもたらしたものか。

そして夕食。

本日津南町までこれを買いに行かれたご夫婦から頂いた「鬼もろこし」。朝もぎしたものをその日のうちに食べるのが正道と伺った通り夕飯に出された。農家の丹精と買われたお二人の心がしみ込んだ絶品の鬼もろこしでした。

 こちらも頂き物の
カボチャコロッケ。

むっとする南風の一日でしたが、皆さまのお心こもった食べ物を頂き幸せでした。

幾分涼しかった日 女子ゴルフが始まった五輪。

2024年8月7日(水曜日)

本日髙田の最高気温が30,3度。この所の中では涼しい日となった。それでも毎日熱中症症状の方の点滴が必要になっている。辛い暑さがジワジワと続くと普段と異なる体調の落ち込みが突然のように襲ってくる。微熱を伴えばコロナも懸念され慎重にならざるを得ない。疲れは蓄積するので本日の涼しさが少しでも続くことを願いたい。

オリンピックで女子のゴルフが始まった。TVerで実況されフランス選手が首位に立っているので現地は大いに盛り上がっている。日本の山下選手が7位タイ、笹生選手は少々ツキが無い。あと三日間あるのでまだこの先のことなど全く分からない。どうか二人には粘ってもらいたい。

コースは池が入り組みゾッとするほどである。選手たちは世界ランキングに従って各国から選出されているのでみな強く上手い。映しだされるコースの雲が素晴らしく印象派の風景を思い起こさせてくれる。

本日はほかに写真が無く
夕食を載せました。

暑い日のゴルフ うなぎパワー。

2024年7月18日(木曜日)

本日休診の木曜日、眼の手術などで二ヶ月ご無沙汰したゴルフに行った。前からこの日の晴天が予報され、その通りの空となった。

私のゴルフは20才過ぎてすぐ始まっているので60年は経っている。この間ずっと親しみ続け、趣味としては庭いじりと同等、いや長い分、それより上かもというくらい好きが続いている。

本日の朝食。

午前の9ホールは54だったが自分としては悪くないと感じていた。昼食はメニューにあった「うな重」の写真が誠に美味しそう。いつもなら「カレーの小」などで済ませているものを、同行のA氏に「おごるから一緒に食べよう」と言ってうなぎにした。
しかしいつまで待っても注文を取りに来ない。普段なら手を挙げればすぐ人が来るのに行ってしまう。10分も待っただろうか、ようやく来た人がテーブルのパネルで注文してください、と手順を説明してくれた。

運ばれたうなぎはふっくらこってり、てらりとタレが掛かりメニュー写真の通りだった。錦糸玉子の上のうなぎをダシが滲みたご飯と一緒に箸で四角に切り、重箱の隅に寄せてすくうように取って食べる。日頃昼食を抜いているので最初は残そうと思っていたが箸が進み、一粒残さず食べてしまった。

空きっ腹に普段食べない昼食、それもうな重。体は大丈夫か、と心配しつつ午後の9ホールに臨んだ。すると気持ち良くボールが当たり、およそ真っ直ぐ飛ぶ。「うなぎパワーですね」と言うA氏も調子が良い。最後の1ホールを残して39という数字だったが、ついにうなぎパワーが切れ、最終で8を叩いて47で終わった。

本日午後のコースの眺め。
車で7分米山水源カントリークラブ。

A氏とのゴルフは「良いゴルフをしたかどうか」だけで、勝ち負けのこだわりは全く無い。普段色々と背負いあう多様な人間関係の中で過ごしていると、6時間のゴルフは終始自由で、他に代えがたい生活蘇生になる。

34℃に迫る熱さだったが風は気持ち良く沢山汗を掻き、スポーツドリンクを3本飲んだ。

注文までの時間が掛かり、かなり急いで食べましたのでうな重の写真は撮れませんでした。

ゑしんの里記念館の茶会。

2024年7月7日(日曜日)

本日日曜日は梅雨の晴れ間となり、妙高連峰がよく見える板倉区は「ゑしんの里記念館」で茶会があった。裏千家茶道宗米先生お社中、宗季さんの薄茶席と煎茶道の方円流宗園先生お社中の紅茶席が持たれた。

薄茶の宗季さんは妻の友人で長年互いに往き来している。このたび初の席主を務められ緊張されたことと思う。一方でご準備、本番と心砕きながらその時間を一心に楽しまれたのではないかと想像している。

お心入れの楽しいお道具組み。
お棚はかって私も使った
ことがありとても懐かしかった。

「水」をテーマに地元作家さんの陶芸作品を取り入れ、滝、波、清水、蟹、水面、水鳥など清涼なイメージが随所に配され、清々しいお席だった。チェンバロを弾き英語堪能な人がどこから見てもお茶人の佇まいになられ、ご努力の年月を思わないわけにはいかなかった。

紅茶席のしつらえ。

ウエッジウッドのカップ&ソーサーに丁寧に淹れられた紅茶は美味しく、注がれる水音は涼しかった。時にはこのような趣向も有り難いと思った。

窓外の妙高連峰と周囲の池。

建てられて後荒れてくる施設を時に目にする。しかしここは広大にも拘わらず館の内外とも良く手が入り、炎天の日にあって気持ち良く過ごす事が出来た。

お席持ちの先生方、お点前の社中の皆さま、清々しい気持になって帰りました。本当にご馳走さまでした。

食べ物が美味しい季節。

2024年6月28日(金曜日)

本日しっかり曇った日。一日中仕事場にいて少々肌寒さを感じていた。しかし終えて玄関をあけると蒸し暑い。美術館の庭で小一時間来年の為に草花に施肥をした。

一昨日から一泊で病院にいたため数日運動というものを全くしてない。それだけなのに足もとに弱さを感じていた。暮れるまでの小時間、しゃがんだり立ったり精一杯歩いた。

本日一日特別な事も無く、夕食を掲載しました。

患者さんで料理や菓子づくりがとても上手な人がいる。上掲の押し寿司はご自宅の笹を使われ、今年はそれがとても大きくてしっかりしているということだった。梅雨時の笹を用いた料理は美味しくてきれいだ。

サラダ。

サバの料理。
トマトソースかけムニエル。

今年も半分が過ぎ,もうじき合歓の花が咲く。良くなった眼でしっかり見ておきたい。

水盤の鳥 曇り空の満月。

2024年6月22日(土曜日)

本日も蒸し暑く、カフェのサラダを久し振りに水盤の見える席で食べた。見ていると鳥がやって来て水浴びをする。

手前のヒヨドリは既に何度か浴びてもじゃもじゃとなっている。向こうにスズメがいる。冬、ヒヨドリは餌を巡ってスズメを執拗に追い払うけれども水浴びは仲良くしている。

シジュウカラが加わった。
ささやかなダイバーシティ。

今年生まれた雀の若鳥。
とても可愛い。

普段の鳥には選挙や罵り(ののしり)合いも勘違いも先ず無いので、ささやかな水盤のダイバーシティを見れば癒やされる。しかしスズメなどは減り続けているので真剣になって大切にしなければならない。

さて本日長野県から来られたご家族は、海を見にこられたのですか、と訊ねると、ここへ来るためにきましたと仰った。勧める人がいたという。とても良いところでした、と仰り有り難いと思った。

お一人の男性はここが静かで良いと、陶芸ホールでコーヒーを飲んで行かれた。また次もこの場所で飲みたいと仰ったという。どうかまたいらしてください。

さて本日ストロベリームーンという満月。野イチゴの季節なのでそう呼ばれるらしい。あいにくの曇り空、その雲の上澄んだ夜空で月はお腹いっぱい美味しい野イチゴを食べ、まん丸になっているのだろう。

追加です。
あるお宅で育てているビワ。
売られているものより美味しかった。

昨日は妙高市でゴルフ 草むしり ビーフン。

2024年5月27日(月曜日)

昨日日曜日、妙高市の松が峰カントリー倶楽部でゴルフをした。久し振りのゴルフは終日爽やかな空のもと妙高山を目にしながら沢山打ち沢山歩き楽しかった。

風はなく良いコンディション。
100を少し切る成績だった。
1万3000歩も歩いている。

帰ってきて樹下美術館の芝生見ると、
雑草がまだ気になり、いっとき除草した。

これは数日前の夕食のビーフン。
餃子とビーフンは母が満州で仕込み
私の好物となった料理。

燕を撮ってみる 田植えの暖。

2024年5月9日(木曜日)

曇り空から昼には晴天となった本日、大気は清々しかったが寒さを感じた。美術館裏の田んぼに水が入り、代掻きが始まっている。

見ると燕が田の上を往き来している。彼らの飛翔は非常にスマートで、パタパタした羽ばたきなどはほとんど目に付かず、大変な早さでスイスイと飛ぶ。

かっては燕を撮影たが、このところ何年も撮っていなかった。素早い燕を撮るのは結構大変だったことを思いだし、いままだ写せるだろうかと試みた。

遠くから素早く上下左右ジグザクにやって来る燕をファインダーで見ながら写すのはまず無理。そこで10メートルほど先にピントを合わせておき、ファインダーを覗かずに、やって来る鳥の動きに合わせてカメラを向け連続シャッターを押すという、いい加減な方法で行った。

多くは写っていなかったりピントが合っていないのだが何枚かはまあままという結果だった。

後でpcの鳥ファイルを見ると燕を撮ったのは2020年以来だと分かった。かっての写真はもっと沢山上手く写していて、やはり年だなと落胆したが、気を取り直しこの先また試みたいと思い直した。

ところで田の燕は遠くへ行ってしまうこともあるため待つ時間が生じる。それもあり農道で風に吹かれて立ち続けるのは結構寒い。
切りを付けてカフェに入ると知っている方がおられ、ご一緒した。幼少に山間の農家で過ごされているので田植えのことなどを色々お聞きした。

田にいると冷える、とよく耳にしていたので、伺ってみると、「田植えでは時にワラを焚いて暖を取っていた」と仰った。はじめて聞く話だったが、やはり田は冷えるのだ。特に山の田は水が冷たく余計寒かったのではと思った。

夕食の餃子。

この餃子の皮はご近所の方の手作り。この人は蕎麦、ラーメンなど麺類を大変美味しく作られる。このたびは餃子の皮だった。ちゃんとした厚みとなんとも言えない香りがあり、野菜いっぱいの妻の具も美味しく、今後の楽しみの一つになった。

忙しない日々の中で 上越市の「エリス」 「人生ってつらいものですね」とお書きになった人へ。

2024年4月30日(火曜日)

先週末から始まった今年のゴールデンウイーク。何かと忙しない日を過ごし、当欄は25日に記載以来4日も空白を作ってしまった。
自業自得とはいえ美術館と医業の二足のわらじ履き、楽しいばかりではない仕事の芯は硬く重く、そのうえ幾つかの社会的な役割と約束が入るため、常に七つや八つの宿題が同時進行的に脳内を駆け巡っている。

このような状況は私だけで無く多くの人も大小問わず似た状態の中で生きているに違い無く、かって高齢になっても活動を維持された方達のお顔を思い出しては末席で励みにしている次第。

そんな日々の中、休息させてもらった出来事を数日分掲載させて頂きました。
初めに去る4月26日(金曜日)夕刻、ある客人と上越市髙田は上越市の文化財「旧師団長官舎」にあるレストラン「エリス」で食事をご一緒した。

夕刻、ライトアップされた庭に下りて風格ある建物を撮った。浮き世離れした館内で豊かな自然の結晶である食べ物を味わい,長く臨床心理の道を歩まれた客人と世の悲喜を話し有意義なひと時を過ごした。

30種を越す野菜が盛られたひと皿。

佐渡のシーズンを
惜しむような牡蠣の燻製料理。

こんなに美味しい数々の料理をこれだけリーズナブルに食べられるのは、地方都市ならではの幸せではないだろうか。

次回は柏崎市は「木村茶道美術館」とコレクションビレッジ「風の丘」の三館から28日に訪ねた「同一庵 藍民芸館」に触れさせてください。

冒頭で愚痴ってしまい申しわけありませんでした。

最近、樹下美術館のノートに「人生ってつらいものです.、来てよかったです」という短いメモがありました。樹下美術館はそんな方たちのことも思って営んでいますので、どうかお気が向いた折にまたお訪ねください。

苗の植栽、庭で採れたたもの、弟の豚肉。

2024年4月13日(土曜日)

良く晴れ、暑いと言うほどでもなく気持ち良い日が続いている。そんな土曜日桜は満開で美術館はほどよくお客様に来館して頂いていてありり難いことと感謝に堪えない。

本日閉館後、もう1本の啓翁桜と一冬仮植えしていたレモンの苗を植えた。

桜の苗。

レモンの苗。

場所はいずれも庭の西奥、雑木林風(手抜きぎみ)の一角にした。庭に色々植えて30年、何かと肥料のやり過ぎを反省し昨今は単純な用土を心掛けている。

この年になって木の苗を植えるとは無謀と思われても仕方が無い。何とか美しく育ち後年も可愛がって貰えるよう願っているというのが「言い訳」。

所で数日前、仕事場のキンカンが黄色くなっていた。若い枝をアゲハ蝶に食べられ続け、中々大きくなれなかったのがようやく事情を越えて沢山実をつけるようになった。数日前、実を採り食べたところ中々美味しい。

かなり食べた後の写真です。
優しい甘さでした。

閉館まぎわ、裏のベンチ脇に生えているタラの芽を採った。背の高い木の芽は堅くこれからか。

以下は宮城県で豚を育てている弟から買っている肉の料理です。

マッシュルームポテト、野菜、
ガーリックライスが尽きました。

毎日雑多な記事で申し分けありません。しばらく良いお天気が続くようです。

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