食・飲・茶・器

再度柿崎の海岸を歩いた 海のチョウゲンボウ 田んぼのマガン 低カフェイン抹茶。

2025年11月29日(土曜日)

昨日よく晴れた土曜日。インフルエンザの方、ワクチンの人で当院にしては忙しかった1週間。本日一時間ばかり昼寝をした。

数日荒れていたのでシーグラスを探しに柿崎海岸へ。


まだ波が高く砂利やグラスは上がっていない。諦めてカメラ片手に歩くとカワラヒワの小さな群が飛び立った。撮ろうとしたがあっという間に飛び去る。
するとピーピーと声がして見上げるとタカが舞っていた。カワラヒワを追っていたのか。

電柱に止まったタカ。
チョウゲンボウでしょうか。

まだ収まらない波のせいか海岸に釣り人はまばらだった。釣果は無くても釣りは楽しい。

 

長野県から来られていた方。
お声を掛けて撮らせて頂いた。

海の後、帰路は新柿線で。数日前にマガンの群を見た場所でさらに多くの群がいた。

やや緊張の表情のマガン。
数分すると再びくつろぎ始めた、

帰路、同級生A君の家のイチョウが美しい。

 

夕食に頂いた琵琶湖の鮎の佃煮。
先日来県された滋賀の方からの頂き物。
美味しくて恐縮しています。

食後にサツマイモの羊羹で抹茶を飲んだ。

先日来カフェインレス、あるいは低カフェインの抹茶を探していた。いくつか見つかったものの中から注文した品が届き本日味わった。
さっぱりした味でかなり抹茶らしい風味がした。これなら安心して飲めそうなので嬉しい。

三重県桑名市の生産者のものだった。
カフェイン除去率87,2%とあった。
20グラム入り1600円の缶でした。

過日書かせて頂いたようにカフェインは心身に興奮的に作用し、私の様に冠動脈ステント治療を必要とした身体には心臓の負担を生じる。
一般に服用後、5時間は作用が持続するといわれ問題がある場合には無視出来ないものとなる。

この分野はノンアルコールと同じようにさらに研究と一般化が期待される。

晴れて良い一日だった。

美味しいイチジクお菓子など、大潟区のマルト歌代商店は特別。

2025年11月28日(金曜日)

今日は木曜日、インフルエンザが猛威を振るっているが定休日なので休ませて貰った。

いつも鳥の撮影は午後か夕方なのだが今日は8時半過ぎに朝日池へ。白鳥や水鳥の群れなどは新鮮だった。

朝日池の後、ある方の見舞いに診療所すぐ前の「マルト歌代菓子店」に寄った。見舞用2個に家用1個のイチジクの缶詰めを求めた。透明で美味しいシロップに柔らかく馴染んだイチジクは絶品。

求めたいちじくの缶詰め。
ジャム、甘露煮と共に昔からの名物。

本日昼の店はいっそう美味しそうにお菓子が並び、唾が出て仕方なかった。車からカメラを引っ張ってきて写真を撮らせてもらったが私の前のお客さんは長野ナンバーだった。

いちじくのどら焼きと最中もてっぱん。
地元ならではの米大舟最中も名物に。

 

多様なプリンなどみな美味しそう。

遠近のファンを集めるマルト歌代商店。

華々しいケーキが盛んな中で昔ながらのオリジナルいちじくお菓子にはあらてめて引力があった。

8号線潟町駅前信号を海方面に向かって350メートルほど、突き当たりがお店です。

初めての方にもお勧めのお菓子店、ぜひ一度お寄りになってみてください。

樹下美術館の紅葉 再度の木村茶道美術館 唐椿(からつばき)という花。

2025年11月24日(月曜日)

長く暑かった今夏は紅葉には良くないと聴いていた。けれども頑丈な自然はしっかり秋の彩りをもたらしている。

本日東京からお客様が見えた。お茶の趣きが染み込んだ人なので木村茶道美術館をご一緒した。一昨日に続いて2回目の同館紅葉茶会。同じ催しを複数回か訪れるのは悪くない。

前回から二日経ってどんな花が生けてあるか、先回楽茶碗だったのを替えてみたい、利休の茶杓と水指の切り口を撮り忘れたので撮りたいなど、具体的な目的もあった。

同館が優れているのは私達に今日はどんなお茶碗で飲みたいですか、と聞いてくださるなど、対応が窮屈でない点が本当に有り難い。客人は西岡小十の唐津井戸、妻は三代徳田八十吉の色絵茶碗を、私は河井寛次郎の笹絵茶碗を所望させてもらった。

 

例年よりも色濃い樹下美術館の紅葉。

 

暖かな日で沢山ご来館頂いた。

さて柏崎は木村茶道美術館再訪です。

間もなく茶室という場所。
青々した竹と山茶花が爽やか。

以下サザンカ2種。

 

以下は茶室の話題。

 お花は「ハマギク」と「ウメモドキ」に変わった。
スタッフさんらが持ち寄ると聞いた。

千利休の茶杓と筒。左は寛次郎の茶碗。
茶杓は手に取ることが出来、
普通は出来ないことと、客人が驚いた。

利休の茶杓は軽く、節に小さな三角形の凹みがあった。小枝の跡であろうそれは茶室の気宇全体を吸い込むような急所ではないかと想像した。

白釉の李朝水指は鶴首の大徳利の首を切ってしつらえたと聞いた。切り口は金で整えられている。徳利の首を切って水指にするなど昔人の力の入れようには驚かされる。

帰路、庭に照明が点いた。
色々追加見聞し再訪して良かった。

家に着くと、前日妻が興奮気味に話した唐椿(からづばき、とうづばき)が玄関に生かっていた。初めて目にする花は長くしっかりした葉を沢山まとい、実に存在感がある。
出先でたまたまお会いした直江津のお茶人S夫人から頂いたという。才媛の夫人は茶道の真髄を理解され、分けても花への精通と活かし方は別次元な方。

一輪目。

 

別に貴重なつぼみが二つ。
必ず咲きますよと仰ったそう。

ああ唐椿という花があるとは、やはり長生きはしなければならない。凡人ならなおさらだ。

盆と正月が一緒に来たようなお招き。

2025年11月20日(木曜日)

快晴の本日某宅の食事に招かれた。お宅ご夫婦を入れて8名の集まりだった。皆さん名士でお顔が広く地域や県レベルの文化、経済、社会、政治、産業、医療など話題は多岐で大変興味深かった。

何事も公平、真摯な点において共通され、さすが地域を主導された皆さんの人柄に感心しきりだった。

玄関のお花。

 


良く言う「盆と正月が一緒に来たような」ご馳走を食べ、当地にこんなに美味しい寿司があるのか、という折を頂き4時間に及ぶ会食を心から楽しませて頂いた。

それにしても、あるじ二人を入れ8人分のこの仕度は大変だったに違い無い。ご夫婦の並外れたチームワークを思わないではいられなかった。
最後は厚い見送りを受け、傾いた陽を受けながら安全運転で帰った。

今夕も北海道の幸 懐かしい写真。

2025年11月19日(水曜日)

昨日に比べ本日は少し寒さが和らいだ。拙医院にしてはインフルエンザワクチンでそれなりに忙しい。小さなお子さんも来られるので優しく注射するがそれでも泣かれる。
ワクチンと並行して感染者も増えつつあるのでマスクのほかうがいや歯磨きもさらに丁寧にしなければならない。

さて本日夕食はホタテだった。昨日の牡蠣と共に北海道から届けられたものだった。

ホタテがこんなに美味しいとは
恥ずかしながら知らなかった。

送り主の方が小学生のころ(5年生だったろうか)昨日書かせて頂いたように兄妹一緒に夕食を共にした。
写真があったはずだと思い探したところ30年近く前で当日のものが出てきた。

洋服が記憶と違っていました。
賢そうな二人。

Iさん、美味しい食べ物を有り難うございました。これからの季節空港の仕事はいっそう神経を使うことでしょう。どうか元気でご活躍ください。北海道の幸のお陰で家内と二人またまた元気が出ました。

寒い日 思い出深い夕食と厚岸の牡蠣。

2025年11月18日(火曜日)

本日夜まで雨が窓に吹きつけ時々アラレが混じった。気温は5度前後で、耳や頬に冬の寒さを感じた。

こんなでは明日にでもスノータイヤに履き替えなければと焦ったが、明日以後気温は戻るというので様子を見ることにした。

そんな日の夕食に頂き物の牡蠣が出た。
送り主は北海道の航空職員だった。今からほぼ30年前のこと、この方兄妹は小学校の授業として私をインタビューされた。それが余りに熱心だったので後日お二人を夕食に招待した。

妻手作りのパスタとコーンスープを前に、ともに可愛いセーターを着て緊張した面持ちながら行儀よく食してもらった。

その後夢だった航空関係の仕事を実現させ北海道で働き始めると、季節ならではの食材を送ってくれる(下さる)ようになった。
この度の牡蠣はあの厚岸(あっけし)産でまことに美味しかった。

 

焼き牡蠣。
大きめのものがまだ沢山
残っていてこの先も楽しみ。

ところで二人のお母さんはまめまめしい方で、長年に及ぶおばあさんの介護を全うされている。この方から季節毎にご実家の東頸城で採れる産物をどれほど頂いたことか。
遠方の妹さんはお産で帰郷されると必ずおばあさんの病室に現れ、ほやほやの赤ちゃんを見せてもらった。

30年前に四人で食べた爽やかな夕食は楽しさ、初々しさの点で思い出深い。

再三の美技、ベテランの守備 果物を描いてみたい。

2025年11月2日(日曜日)

後が無くなったドジャース。ワールドシリーズ第6戦は山本投手が先発好投し、中継ぎ、クローズの投手が頑張って勝利。シリーズを三勝三敗のタイに持ち込んだ。

打撃では大谷、ベッツ、スミス捕手、エドマンも打った。

試合で特に光ったのは二塁を守ったベテラン、ロハス選手(背番号72)ではなかったか。同選手は佐々木投手入団に際し自分がつけていた背番号を佐々木に譲った人。普段いかつい雰囲気に似合わず特に日本人選手たちへの暖かな様子が垣間見られて嬉しい。

本日は再三堅実で見事なプレーを見せドジャースをの危機を救った。特に9回裏、ランナー2,3塁のダブルプレーは好打者ヒメネスのレフト前フライをキケ・ヘルナンデス(背番号8)の好プレーを活かしダブルプレーに取って試合を決めた。

 

向こうの選手の感情表現は私達と違って生々しく直接的。見ていていっそう気持が伝わる。

ところで果物を色々頂戴しています。

赤く大きなザクロを見て
久し振りに絵を描きたい気持が
湧いてきた。

柿も。

いよいよ明日の1戦でメジャーチャンピオンが決まる。日曜なのでじっくりNHKを見ることが出来る。

本日は連休とインフルエンザワクチン接種が重なり当院にしては相当忙しかった。

ようやくタイに持ち込んだドジャース。心労し批判にも晒されたであろう監督は頬がこけているのがはっきりみとめられ、ストレスの大きさが伝わる。

泣いても笑っても明日決まる。そもそも誰が先発するのだろう。

突然終了したドジャースのポストシーズン地区シリーズ。

2025年10月10日(金曜日)

本日およそ曇り空で夕刻は肌寒く17℃と知らされた。いよいよ布団も秋仕度になりストーブが脳裡を横切った。

連日の案件、MLBのポストシーズンはドジャースが地区シリーズでフィリーズを3勝1敗で制し、リーグチャンピオンシップシリーズへ駒を進めた。
フィリーズとの最後戦は延長となり8回には佐々木朗希が登板。3イニングを投げ、フィリーズの強打者を抑えた。最後は11回裏の攻撃、2アウト満塁の場面で相手チームに痛恨のミスが出てサヨナラ勝ちした。

次はナショナルリーグ優勝決定シリーズではブリュワーズ対カブスの勝者と対戦する。

本日の診療で連日メジャーリーグを観ていると言う方と話弾んだ。トーナメント表を作り朝から観ているのを奥さんが怪訝な顔して眺めているという。特にポストシーズンが面白いと仰った。

アナウンサーは
「Ballgame is over! Oh my goodness!」
と叫んだ。

余りに突然な幕切れに選手たちは「What’s a game! 何というゲームだ」、「That was insane あり得ない」、「I’m tired 疲れたよ」と口々に述べていた。
一度観るとクセになるポストシーズン。昨年はこんなに興味が無かったので不思議だ。

このところ良いニュースがある。存在まで危ぶまれていたガザに対するイスラエルの和平計画第1段階の合意が成立したという。また国内では7基ある柏崎刈羽原発の2基の廃炉が決定されたと報じられた。
そもそも風力および太陽光エネルギーの問題を指摘しながら膨大な地域の避難計画まで必要な核エネルギー施設を簡単に容認出来るのだろうか。柏崎市に隣接する当地で末席ながら医療に従事し美術館を営む者として問題は卑近であり敏感にならざるを得ない。

旬となったカマスの塩焼き。
近所の海彦さんから沢山頂きスタッフと分けた。

明日は今秋2回目の茶会。五行棚で中置きの点前だが前回のように無事に出来ればと案じている。

和やかだった今年の樹下美術館秋の茶会1回目。

2025年10月5日(日曜日)

本日十月最初の日曜日。曇り空の日、樹下美術館は秋の薄茶の茶会だった。午前10時から二回の両席とも6名ずつのお客さま。小間にはほどよい客数で皆で楽しく菓子を食べ抹茶を飲みお話しした。

 

水の流れが悪くなっていた「つくばい」。前日時間を掛けて掃除し最後に水回り専門の方に仕上げて貰った。

 

二代陶齋・齋藤尚明さんの
爽やかな「辰砂細水指」
釜は浄汲。

鈴木秀昭さんの色絵金銀彩幾何宇宙茶碗
と根本曠子さんの野葡萄切貝棗。

 

古谷和也さんの伊賀の筒花入れ。
庭のホトトギスやショウジョウバカマ
糸ススキなどが入った。

 

床は良寛禅師漢詩「秋夜弄月」。
月明かりの夜、
碧巌録の一節に呼応して編まれた詩。

 

水屋にならんだ楽しい器たち。

 

開始直前のおさらい。

お茶を服した後、お点前の練習をされる方がいたり、楽しく和気藹々のお茶だった。次回は10月11日(土曜日)です。
小さな空間に自然を取り込み、先人の優れた感覚に触れ茶を楽しむ。一人でも多くの人にお茶に親しんでもらいたいと思う。

メジャーベースボールのディヴィジョンシリーズは大谷選手が先発し3点を失ったものの好投。中継ぎが踏ん張り9回を佐々木投手が投げてドジャースが勝った。
「反省と立て直し」。短期のポストシーズンならではの要点ではないだろうか。次試合では大谷選手に打ってもらいたい。

本日十五夜。月は雲隠れだったが満月は明早朝.。同夜夕刻でも構わない煌々と輝いてもらいたい。

激しい雨、めまぐるしい空 今年はどんな晩秋か。

2025年10月1日(水曜日)

10月に入った。この所のお天気はめまぐるしく変わる。本日などは一日の中に晴れ、大雨、曇り、雷などが次々に入れ替わり、まるでお天気ショーのようだった。特に最近の雨は雷を前触れにしていっとき非常に激しく降る。

しばらく様子をみていた人が
激しい驟雨のなか帰って行かれた。

本日夕刻、妻に初柿を1個もいでもらった。

既に茹でてある頂いた栗とともに
記念撮影。

試食。

栗は非常に甘味がありよく熟れている。いっぽう柿は渋みが無いものの甘さはいまいち。もう少し待った方が良いかもしれない。

近隣の田圃はあと少しで刈り入れが終わる。ともすれば日中蒸し暑さを感じ、ところにより県内でも25℃に達する日もまだある。
しかし信じがたいがあと数週間すると北の国から白鳥がやってくる。蒸し暑い昼下がりには白鳥の訪れなど本当かと思うが、例年ならそんな風に過ぎる。今年は一体どんな晩秋が待っているだろう。

熱い番茶が美味しくなってきた。

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