空・海・気象
仲秋の名月の夜。
今夜の月は仲秋の名月。東の空に雲が厚くやや手間取ったが、18時15分過ぎ雲を割るよう顔を出し赤く、まあるい顔を出した。雲から出てくる時はヒナが卵の殻を破る如くメリメリと力強かった。
だが上って間もなく厚い雲に隠れてしまった。
樹下美術館のベンチにススキにオミナエシとキキョウを飾りキャンドルを灯し、お弁当とノンアル、お抹茶を用意して再び月が現れるのを待った。
中々顔を出さない月を待ちきれず、お弁当を食べてお抹茶を飲んだ。
すると45分近く経ち雲が晴れ、煌々たる月が上った。
月が隠れている間、疲れている妻はベンチで私のカバンを枕にぐうぐう。
目を醒ますと月明かりに声を出した。
1956年制作映画「THE EDY DUTIN STORY(愛情物語)」から
「SHINE ON HARVEST MOON」
タイロン・パワーとキム・ノヴァク主演のちょっと切ない物語だった。
美術館のベンチで月見をしたのは4回目。今日のお月様、ありがとうございました。
当地は熱風が吹き今年最高気温37,2度に。
過日9月のことを「はきはきしない月」と呼んだところ、本日今年最高の37,3℃の暑さとなり驚いた。怒ったというのもあるが、日本海を北上した台風の影響で、強い風にも見舞われた。但し明日はぐっと下がるらしい。一日中吹いた風は来たる満月に向けて空を吹き払ってくれたなら大したもの。
稲刈りをする方達は長く続いた雨に、もう少し気温が上がればとか、田が緩んでいてコンバインがつらいと仰っていた。朝からの熱風は稲や田のためには良かったのでは。
ウエス・モンゴメリーのギター「Windy」。強風のことらしい。
今はこんなジャケットでは売れない。
このレコードも長く聴いた。
ずい分日が短くなった。
やっと良い天気になりましたね。
日曜日の本日も絵を描いた。風景画は乾かすことにして長く休んでいた椿を描いた。水彩のように薄く薄く塗り重ねているので大した失敗も無く描き進めた。もう少し進んだらここに出してみたい。
午後やや遅くカフェに行った。紅茶とケーキを頼んだ。持って来たスタッフが
「やっと良い天気になりましたね」と言った。
短い言葉だったが非の打ち所の無い一言だった。
光の庭を見ながらお茶とお菓子が美味しかった。
遅い夏休みをする庭でムクゲとサルビアの残花と、奥の方にはオミナエシが咲いていた。
芝生でゴルフボールを打っていると空がきれいになっていたので海へ行った。
帰りの道で釣りを終えた私より少し若い方に出会い、歩きながら話をした。
車が沢山ありましたが、何が釣れたのですか、と訊ねた。
私はダメだったが、早く来た人はイカを沢山釣ったようですと仰った。
長野県の人だったので、信州は山と雲が良くていいですねと言うと、いーえ、海がある新潟県の方がよっぽどいいですよ、と仰る。
無い物ねだりですね、とほとんど二人同時に言ってお別れした。
はきはきしない月といえども。
8月の酷暑をい癒やすようにこそりともせず庭は雨に打たれている。そもそも9月はどこか気の毒な月で、残暑を引きずっては蒸し暑いと言われ、朝晩寒いと文句を付けられる。
それでも畑をする皆さまは「蒔きものをしてます」と言って夏の棚を片付け、石灰と肥料をくべて鍬を打ち、ダイコンや白菜の種を蒔く。
雨は、遠くでもじもじしている台風の影響を受け、一日一回は忘れずに降るので、畑には良いが雑草も元気になるので恨めしい。
どこか気の毒な9月といえども、満月の時だけは「仲秋の名月」の冠をかぶり期待は大きい。はきはきしない台風が去り、空の具合が良くなって来たる10日には煌々たる月が上りますように。
所変わり季節変われば。
昨日長野カントリークラブでゴルフをした。昔は遠かったが、いま高速道路で一時間少々で着く。スコアは良くなかったが飯綱の山影を間近に、すみずみ手入れが行き届いたコースは素晴らしかった。
スタートホール脇にリンゴの木がずらりと並び、少し感動した。
所変われば山変わりゴルフ場も植栽も変わる。
以下は本日の当地の空。
あまりの暑さに関田山脈に湧く積乱雲が
息を吐いているように見えた。
たまたま遠近別の雲が重なったようだが変わった眺めだった。
ところ変われば樹下美術館の柿。
二か月前は20前後あったものが8個ほどに減っていた。
隣り合っていた実を一つ間引きして取ってきた。
ういういしいお嬢さんの感じ。
季節変われば果物変わる。秋になったら信州のリンゴは勿論、ぜひ樹下美術館の柿を食べてみたい。
熱さつのる日の雲。
雨や暑さが行ったり来たりしながら夏が過ぎて行く。午後、日射しは強いが風は秋めいているように感じた日。ベンチのお客様は風が通るのでここが一番と元気に仰った。
お休みの午後、ゴルフの練習に行く時間があった。クラブを短く持ったり長くしてみたり、力を入れたり抜いたり、色々してみるが果たして練習になっているのか怪しい。
終えて美術館に戻って8月11日から始まる「ふる里上越主体美術協会の人々展」に向けて届いた作品の写真を撮った。さまざまな志向の作品を見るのはとても楽しい。小規模ながら面白い会場になる予感がした。近々是非一端をご紹介したい。
夕刻関田山脈の方向に力強い雲が広がったので出向いた。
そう言えば昨夏の退院後夕焼けの海で自動シャッターを切って自分を写していた。大病などすると自分を撮っておきたくなるらしい。大きな雲を見て恥ずかしいが自分も入れた。
週末二日のお茶とゴルフ、そして夕暮れの渋柿浜。
週末土曜日午後は薄茶の呈茶を行い、本日日曜日はゴルフコンペに出た。
晴れ間となった茶席は知らない方同士3組様が集って6人の和やかなお席だった。
お道具は前回そのまま、お花を一部替え、
診療所のハナミョウガ、美術館のミゾハギなどが入った。
カフェの正面に咲いている黄金オニユリ。
今年は沢山花を付けています。
茶が終わって美術館に戻ると仲良しのお二人のお客様から
お菓子を頂いた。「こんにゃくゼリー」と「妖怪きびだんご」。
どれも初めて。お腹が空いていたので沢山食べた。
そして本日のゴルフコンペ。成績は散々だったが、どういうわけか楽しかった。ちなみに成績はブービーメーカー。初めての結果かもしれない。今年初めのころは良かったのにどんどん下手くそになっていく。
主に体のことで「良い事があれば親のお陰、悪いことは年のせい」。自作の迷言を思い浮かべて納得した。
昨夜の土砂降りで比較的涼しかった本日。夕刻は大潟漁港の西隣の突堤で夕焼けを「写した」。
こうして戻り梅雨の二日が過ぎた。
「戻り梅雨」と言うらしい 4回目の接種、7波の流行。
短い梅雨が開けてカラ梅雨模様となり畑や庭が乾き、溜め池の貯水量が心配されていた。
それが4,5日前から雨が降り始めると、再び梅雨の空模様になった。「戻り梅雨」という語があるようだが、ぼんやりしていたせいか記憶が無い。
本日夕刻西の空に茜が射したので仕事の後四ツ屋浜へ夕空を「撮り」に行った。
陽が沈んでしばらくの間、雲がきれいに染まり、いっとき見応えがあった。
海沿いの道の傍らに大きな水溜まりがあり、美しい空が写っていた。
今月11日から4回目のワクチンが始まっている。通常の仕事の合間に午前12人、午後6人の接種がほぼルーチンになる。これがお盆休みを除いて8月いっぱい続く予定。
昨年は18人を残して7月24日に心筋梗塞を発症して倒れた。個別を希望される方が想像以上に多いのでやむを得ないが、今年は一人一回接種なので健康に気を付けて何とか乗り切りたい。
それにしても第7波。それも急峻な上昇カーブで流行している。新たなウイルスには免疫逃避のメカニズムが加わったため、より感染力が強まった。
ワクチンや実際の感染による免疫獲得と変異ウイルスによるすり抜けのイタチごっこが始まった。ワクチンの有効性強化と対コロナに特化した特効薬が今こそ期待される。だが果たしてインフルエンザよりも動きが軽そうな新型コロナの動向に追いついて行けるだろうか。向後長いスパンの複雑な流行を想定しなければならないかもしれない。
戦争はじめ嫌なことが止まない。本当はそのようなことをしている場合では無いのに。
雨が降り、今度は梅雨に戻るのだろうか。
半ば諦めていた雨が昨夜から降り始め、綱渡りして命を繋いだ庭が息を吹き返した。
いっとき雨が止んだのを見て庭に出た
降ったは良いが、予報は連日傘マークが並ぶ。せいぜい降ったり止んだりにとどめ、豪雨は避けて欲しい。
恵みの雨 海と畑の恵み。
曇り空が続いた日曜日、午後半ばからポツポツと当たり始めると本格的な振りになった。
夜遅くも降り続いていて、これなら畑や庭を丹精する人はホットしているのでは。
何しろ畑はすっかり乾いていて、水を遣っても吸ってくれないと嘆く声を聴いていた。何らかの湿り気があれば水は地面に染みこむ。がカラカラに乾いてしまうと水は表面に浮くだけになってしまう。こうなると、少々の雨では「上っ面だけ、中はホコリのように乾いています」ということだが、今夕からの雨は浮いた水滴を押し込み染みこませる「恵みの雨」だったと思われる。
雨が上がった僅かな時間、四谷の海に光芒が射していた。
今夕の食卓はいずれも頂き物中心だった。
キスは近隣の方が釣って開いたものを下さった。
ジャガイモは山間の方の新じゃが。
本当に良い雨だったに違いない。
減っていると思っていたコロナがじわっと増加している。せっかく決めたイベントを中止された福祉施設もある。やはり4回目のワクチンは年令や疾病を限定してでも行うべき方向が正解になった。
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 聴老(お年寄り&昔の話)
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- お茶室開きに招かれて。
- 暑かった本日、外来でお天気の話など。
- ゑしんの里茶会が終わった。
- 言い訳出来ないお茶の点前 懐かしい風 となりのトトロ。
- 暑い昼、会場の「ゑしんの里記念館」へ下見に。
- 穂高のオアシス「岳沢(だけさわ)小屋」の姪 山が好きなS氏 宮城県を経由した「お乳盲腸」。
- 野イチゴの赤い実 「ゑしんの里茶会」。
- 本日の蝶とカエルと雲そしてピアノ。
- 「お乳盲腸」とは何だったのか。
- 夏らしくなってきました。
- 36度にも届く暑さ アゲハと庭と薄茶で落ち着く。
- 保育園時代の記憶その1、巡幸列車のお迎え。
- 私の幼少 自他の個性が気になる。
- 糸魚川のゴルフ お孫さんの宿題から始まった花。
- 小津安二郎監督映画「麦秋」を観て。
- 開館の日 世界にまだまだある欠陥。
- 小津安二郎監督映画「晩春」を観て。
- 「名探偵ポアロ」のアール・デコ。
- フカミ美術主催、須坂市のお茶会へ。
- 5月、月末の空と時 独居老人の緊急入院。
- 2025年7月
- 2025年6月
- 2025年5月
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月