新潟市「にむらや菓子舗」で茶話会。
良寛研究家で全国良寛会会長をされている小島正芳先生から新潟市は寺尾の「にむらや菓子舗」において、良寛さんと齋藤三郎の作品を中心にして集う「良寛茶話会」の知らせが届いていた。
「晩秋のひと時 良寛様をしのんで 一碗差し上げたく存じます」と知らされていた。
世の中は便利で、初めて伺う新潟市寺尾の店もナビが親切に案内してくれる。午後1時の席に丁度良く着いた。
掛け物の図。岡山県玉島(現倉敷市)円通寺に向かう国仙和尚と良寛さんの図。右下に描かれた和尚に従う良寛さんが初々しい。
掛け物の書は良寛さんの扇面。端整な和歌「王我所轉(わがそでは)」に添えられた成書の出典ページ。あふれる悲しみにも品格。良寛に現れる無二の品格は壮絶過酷な人生と修行で到達した境地であろう。
齋藤三郎の秋草文の鉄絵水指。蓋を幾分沈ませ耳まで付いた何とも良い寸法。初めて目にする形状だった。
晩秋の虹のように華やかな色の輪を重ねた蓋置き。おっとりした形状の椿の香合も愛らしかった。
お茶会ではなく「茶話会」としたところが和やかだった。
10人は座れそうな大きなテーブルを6人で囲んだ。テーブルの真ん中に「船板」が置かれ、良寛さんが好きだったという石榴(ざくろ)が七個盛られていた。
海中で洗いざらしになった板が「何でも引き受けてくれそう」で欲しくて仕方無かった。
三浦小平二の青磁のお茶碗で飲ませてもらった。滑らかな泡立ち、美味しいお茶。
長きに亘った国上山(ぐがみやま)の五合庵を去った晩年の良寛は、旧和島村島崎の木村家に移り厚い支援を受け貞信尼との交流が始まるなど重要な時期にあたっている。本日の茶話会に木村家の方がお見えになったとお聞きした。
過日小林古径記念美術館でお会いした時もそうだったが、一段とすっきりお元気な小島先生。良寛の精神と芸術の研究に心身を捧げ、忙しく全国を説いて回られる先生は現代の良寛さんのようだ。
先生、お招き頂き有り難うございました。にむらやのおかみさん、お世話になりました。
二日続きの好天も明日から荒れ模様らしい。
荒海の光は何かの救い。
本日午後在宅訪問の帰路海の方角の雲の濃淡が気になり、仕事場も近いので四ツ屋浜に寄った。走っている国道を折れて数十秒で日本海が現れる。
すると東の方向に驚くほど大きな光.。天使の階段というのだろうか、明るい光芒が見えた。
残念ながらここでポケットカメラのバッテリーが切れた。
仕事場が近いのでとって返し普段のカメラに変えて戻ると光芒は消え、代わりに海上に鮮やかな虹。
荒々しい海で強い光や鮮やかな虹を見るとわだかまりや疲れが消えて、ふと気が楽になる。
爽やかに晴れた日曜日、開院20周年記念のコンサートがあった。
本日よく晴れた日曜日、午後3時からA先生の所で開院20周年の記念コンサートがあった。
ピアノ小松園子さん、バイオリン腰高多恵さん、フルート田中志都さんによるトリオアンサンブルだった。
院内を待合室中心に広く工夫され立派なホールに設えられ、100人近い入場者さんで一杯だった。
プログラムはショパン、モーツアルト、ビゼー、チャイコフスキー、久石譲etc、ガーシュインのメドレーほか初耳の曲もあり、終始楽しい音楽会だった。
ツィゴイネルワイゼン、熊蜂の飛行、モンティのチャルダッシュなどテクニカルな曲の熱演、モーツアルト「フィガロの結婚」はエレガントに、チャイコフスキー「眠れる森の美女」のワルツのオリエンタリズム、ニューシネマパラダイスで交錯するバイオリンとフルートのスリリングな和音、ガーシュインはラプソディインブルー、アイガットリズム、ス・ワンダフルなどがちりばめられ、みな心ゆくまで楽しみました。
プログラム
チラシ、当日のプログラムとも美しく、選曲バリエーションが素晴らしく、安定したピアノのリードにバイオリン、フルートの熱演は高い天井に響き、本当にブラボーでした。
色々と忙しいお支度は大変だったことでしょう。
A先生ご夫妻、スタッフの皆さま、20周年お目出度うございます。お陰様でとても良い日曜日でした。
「生誕140年 小林古径の世界 」 朝日池、コハクチョウのねぐら入り。
上越市立小林古径記念美術館で10月21日から始まっている「生誕140年 小林古径の世界」は明日で終わる。本日出かけたところ5章に分けられた一級品揃いの充実した内容で来館者も多く高揚した気持で回った。
お忙しい笹川副館長さんがほぼ一緒して下さり繊細かつ多様な線、空間と構成など日本画の、なかんずく古径のエッセンスに触れることが出来有り難かった。
展覧会図録を買い忘れたので明日再訪し全国主要な美術館の収蔵作品を網羅した貴重な展覧会をもう一度脳裡に収めたい。
古径記念美術館への往路、稲田橋を見る。つかの間の晴れ間、強風に洗われる空の色と雲が良かった。
入場券
まだ明るかったので地元大潟区の朝日池へねぐら入りする白鳥を見に寄った。
湖面はせいぜい15~20分で真っ暗になる。何とか写せるのはISO感度のおかげ。
朝日池の白鳥はさらに数を増しているように見受けられた。
本日西日本は当地以上の厳しい寒さに見舞われたようで広島市などの降雪風景がニュースで報じられた。今冬は暖冬、厳冬どちらだろう?
悪天候の日 心に残った県水産海洋研究所所員のコメント。
しばしばザーザー降りビュービュー吹いた悪天候の金曜日。如何にも虹が掛かりそうな空だった。
虹と言えば過日14日の柿崎自動車学校における高齢者運転免許の更新講習がある。
座学の後、教習所のコースを回る実車講習の時、ある角を曲がると正面にまことに鮮やかな虹が出ていた。
写しても良いですかと聞いてみたい衝動を当然ながらこらえて終わったが、その時虹は消えていた。
これから先の悪天候ではよく虹を見る。本日在宅回りは3件あり、幸い猛烈な雨は止み雲間から陽が射したもののやはり虹は掛からなかった。
以下はその折の写真です。
あちこちの雲はみな悪相。
虹が見られなかった東の空。
さて過日のこと新潟県のニュースでサケの遡上が極端に少ない事が報じられていた。数えるほどしか獲れていないことが現場の映像を交えて知らされた。食用と採卵孵化の事業は大打撃を受けているようだ。
現在海水の高温化が原因してサケが沿岸に近づけず、そのため遡上も極端に少ないと新潟県水産海洋研究所員が話していた。
その人が最後に述べた次の短い一言が心に残った。
「私達も困っているが魚も困っていることでしょう」と言ったのだ。
このような問題では人間が被る影響のみクローズアップされる。しかしこの方は「魚も困っている」と付け加えた。
サケには異常に高い海水温はゾッとするほど嫌な事であろう。何より遡上産卵が出来なければ種の死活問題である。
ニュースは暗かったが魚の事情にも配慮された所員の心遣いが心に残った。
この数年谷根川(たんねがわ)の遡上を楽しみにしている。
今後本格的な寒気や潮流の変化で遅れている遡上が始まれば良いのだが。
読書「宮沢賢治のこころ」 柿崎海岸 来館したU君 田と朝日池の白鳥。
本日休診の木曜日は午前9時に起きて「宮沢賢治のこころ」という本を読んだ。本は先日の上京時に持参し往復の新幹線や夕食前などの時間に読んだ。
著述家や画家など6人の賢治ファンが書いた本文が150ページと比較的短く一通り読み終えていた。
しかし一読ではみな忘れてしまうので一旦読んだ本も2、3回また読むようにしている。
この度は画家・作家・装丁家・絵本作家の多彩な司修(つかさおさむ)さんの「詩は童話、童話は詩」のセクションの2回目を読み始めた。
氏は樹下美術館の画家倉石隆と同じ主体美術協会に所属されているご縁で2010年9月に当館で講演をして頂いている。
心の奥底に照らされる氏の物語は画家らしく複雑な遠近法のようであるが、時に伝聞から俯瞰、そして接写へと及び、そこから対象を突き破るように深く入っては飛ぶように出るなど不思議な次元や距離を体験させられる。
まだ二度目の途中なので何とも言えないが、賢治の本(特に詩は)は難しいのと司氏のところが面白いので繰り返し読もうと思っている。
さて10時を過ぎて柿崎海岸へ行った。柿崎は何十回どころではない、数百回も歩いたのではなかろうか。殆どテトラもなく砂浜が残っているので私には海と言えばここしかないという感じだ。
海岸は東西でかなり様子が異なる。たいてい真ん中辺より西を歩くが東側に比べて砂浜は広くシーグラスは多い。一方東側は西側より砂利が大きく砂浜の背の崖は高い。上掲写真は西側で、まばらな高齢の釣り人が一斉に帰るところだった。
3700歩あるいた後美術館に向け新井-柿崎線を走った。柿崎地区で白鳥の群を見た。
小さな群を見ていると次々にほかから降りてくる。白鳥といえば雪上で見る事がほとんどだが、今年は雪の無い黄色の刈り田にいる。稲には二番穂が沢山ついているので今年の水鳥はお腹いっぱい食べているのではなかろうか。
美術館に戻ると中高の同級生U君夫妻が顔を出してくれた。息子の中学時代の校長で世話になり、ほどよい加減で寄ってくれる。
氏は僧籍を有しているので、何故一向宗は一揆を起こしたのに浄土宗は無かったのかなどと無茶苦茶な質問を許してもらい、近いうちに食事を一緒にしようという話になった。
さて去る11月6日の本欄で例年「朝日池」をねぐらとする白鳥が隣の「鵜の池」にいるのを不思議に思って書いた。しかるに本日夕刻に訪れた鵜の池はサギが並ぶだけだで白鳥の姿は無かった。
一方隣の朝日池では、
ゴルフ場のホテルの明かりが一部灯っていている。だがこれ以上遅くは暗くて撮影は無理だった。
一昨年から12月下旬の短い時期、ホテル全館に明かりが灯り、ある種絶景的な眺めが出現した。今年はどうなるだろう。ぜひとも再度まばゆい湖面を見てみたい。
それにしても鳥たちは鵜の池と朝日池をどのように使い分けているのだろうか。
週末の上京 イタリアン 永遠の都ローマ展 ピエタに涙。
先週末土曜日、上京し毎年集う同級生三組の夫婦による食事会に行った。年末が近づくとK夫婦と始めた食事会は間もなくN夫婦が加わり30回近く毎年続いている。昨年Nが亡くなったので昨年に続いて夫人が参加して5人の会食だった。
東京都心は来るたびに変わっているように感じられ、東京駅周辺は数年でさらにビルが林立し空が狭くなる。見るとビルとビルの間に新たな工事が進んでいるので、今後さらに建物のボリュームは大きくなり空は小さくなるにちがいない。
6時からの食事はKが選んだイタリアン。3時間近くも今昔を話し、N夫人に柔らかさが生まれていた。ホテルに帰ると深夜までラウンジで過ごした。アルコールを飲まなくなっているので食事時は水、ラウンジではノンアルのカクテルを飲んだ。
シェフが来て良く香るキノコなどの包み焼きを開いてくれる。氏はしばらく居てイタリア料理の状況などについて話してくれた(田舎あるいは家庭料理から今風の流行など)。
席のそばにあったフィギュア。
東京在住のN夫人と別れた後ホテルのラウンジで深夜まで時を惜しんだ。
ラウンジの眺め。
まるで巨大な光イベント。
翌日はお目当ての東京都美術館「永遠の都ローマ展」へ、。
展覧会パンフレット
撮影可能だった2点。
彫刻が多く会場の
ボリューム感は圧倒的。
以下同展の紹介分の一節です。
二千年を超える栄えある歴史と比類なき文化は、古代には最高神をまつる神殿がおかれ、現在はローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれました。その丘に建つカピトリーノ美術館は、世界的にもっとも古い美術館の一つに数えられます。同館のはじまりは、ルネサンス時代の教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことにさかのぼります。
古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、またローマの名家からもたらされた絵画など、その多岐にわたる充実したコレクションは、古代ローマ帝国の栄光を礎に、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心地として発展したローマの歩みそのものにも重ねられます。
本展は、カピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介します。
展覧会ではカピトリーノのヴィーナスに見られた上品な恥じらいは美しく、カエサル、コンスタンティヌス、アウグスティヌスなど歴史教科書で見た人物の突然でリアルな出現に戸惑った。古くはプトレマイオス王朝妃の像まであり、生き生きとした気品に魅了され人知れない作者のことを思った。
あまりに長大なローマの歴史は宗教の軋轢、民族の大移動、度重なる疫病、止まない紛争と戦争にひたすら揺さぶられる。その中で洗練された発想と熟練が必要な芸術がたゆみなく生み出され続ける。
同じ人間の出来事としてくらくらするような不思議を禁じ得なかった(他国、他民族からの尊崇という帝国に必要な要素があったにしても)。
彫刻が多く、館内一杯にあふれるヨーロッパの立体的なエッセンスに包まれると、次第に満足という気持になった。
上掲2点を遠くから。若い来館者さんがとても多い。都会の美術館で感じる事の一つに若い入場者の多さが挙げられる。彼らに混じると気持が高揚し楽しさが増す。当地でもそうあってほしいといつも願っている。
昼食は寿司を食べた。
食べながらK夫人が“かってフィレンツェでミケランジェロの「ピエタ」を見たが、その時のキリストに突然涙が出てきて止まらなくなった”と語った。
フィレンツェの「ピエタ」
ミケランジェによる四つのピエタの一つ。
(Kが送ってくれた写真から)
去る11月2日、美術作品を前に気を失う人のことを記し、10月22日には音楽会で涙を拭くスタッフのことを書いた。そして昨日はミケランジェロの作品に涙あふれたと話す人がいた。みな人間らしく素晴らしいことだと思う。
さて短くも長かった貴重な週末は十分に食べたので帰宅した夕食はカップヌードルで済ませた。
両日とも寒く本日月曜日は今期一番の寒さとなり、午後ミゾレが降り、燕温泉では積雪があった。
ニュースから 介護士さんの報酬。
日頃特養やグループホームに関係していると、介護職の給与はとても低く設定されているという話を耳にする。
すると過日のテレビニュースで「政府・与党が来年2月に同職の報酬を追加的に月6000円上げる」と報じていた。ようやく政府も深刻な問題に気づいたのか、しっかり対応してもらいたいと思った。
近年の介護職員の給与平均は全産業平均より7~8万円も下回っているうえ、23年度の賃上げ率は1,42%で、春闘の平均賃上げ率3,58%とも大きな隔たりがある。
結果として低賃金のために離職者は年々増加の一途をたどり、他産業への移動の流れが止まないらしい。
来年春には6年ぶりとなる介護報酬の改定があり、介護士さんへの6000円補助はそれまでのつなぎと考えられている。
彼らは多くの手間が必要な高齢者や障害者を一手に引き受けることで社会、家庭、ご本人の三者を支える。
毎日の観察と記録、移動、入浴や着替えに整容、食事、排泄、服薬などの世話から夜間や重症者のウオッチまでストレスに満ちた仕事に追われている。
いくらITやロボットが開発されても不安定な人々を相手に不意で深刻なリスクがつきまとう現場の助けにはならないだろう。
強いストレスと責任を負いながら社会と人生の急所を支える介護士さん。仕事は尊く、本改訂では立場と内容に見合った報酬体系が優先的に実現することを心から望みたい。
大池いこいの森でエナガとシジュウカラに出会う 熊やイノシシには出会いたくない。
本日はよく張れた休診の木曜日。午前は積み残しの書類を書き、午後は遅くなった朝食と残りの書類を持参して美術館へ。居あわせたお客様と気象などの話をし書類を書き隣の草地でゴルフボールを打った。
3時を過ぎたころエナガが撮れればと大池いこいの森へ出かけた。
「出会い大橋」を渡ってすぐの場所を往き来すると、運良くエナガがやってきた。
近くの枝に止まったエナガ。出来れば正面から撮りたかったのに、、、、残念。今日のエナガはすぐに行ってしまった。
その後シジュウカラが近くの松で熱心に餌を獲った。
大きくして見た写真では細い「松葉」に止まっている。あらためて小鳥の軽さを思った。
先の橋を渡った所に“イノシシが出る事があるため一人では注意して“と看板が出ている。イノシシは突進し、牙もあるので怖い。
以前は熊の出現もあったようだ。今年は奥へ入らず、橋を渡ってすぐの所で鳥を待つようにしている。それでも運がよければエナガはやてくるし過日はアカゲラも現れた。
自然公園といえどもやはり獸には出て欲しくないな。
夕食前に散髪をした。
美術作品を観て気を失うことがあるらしい その2「スタンダール症候群」
去る11月2日の当欄、NHKBS「フェルメールに魅せられて“史上最大の展覧会”の舞台裏」で展覧会関係者の一人が「かってフェルメールの作品を観て気を失った」と述べていた。そのことに関連してその昔スペインでゴヤの「裸のマハ」を見て失神した知人の話を当欄に書いた。
記した後、気になり「美術鑑賞 気絶」で検索してみた。すると真っ先に出るのが「スタンダール症候群」だった。「美術 失神」でも「アート 失神」あるいは「美術 気絶」もみなスタンダール症候群(以下 ス症候群)が真っ先だった。
だがそれはいずれも期待した“衝撃的な美に直面した時の精神反応”ではなかった。
由来は小説「赤と黒」の作家スタンダールが19世紀前半に初めてイタリアへ旅行した際、フィレンツェのサンタ・クローチェ聖堂で壮大なフレスコ画を見上げていた時、突然めまいと動揺に襲われしばらく呆然としてしまったということから来ていると記されていた。
サンタクローチェ聖堂の壁画
(photo libraryより)
それに関して20世紀後半、イタリアの心理学者が同様の症状を起こす外国人観光客が多いことからスタンダールの例にちなんで「ス症候群」と命名したというものだった。
現象は、強いあるいは長時間の上向きによる後頭部の後屈(この場合仰向け)からくるもので、頸椎を通過するある動脈(椎骨動脈ついこつどうみゃく)が圧迫され脳循環が受ける影響によるというものだった。
しかし同じ状況で誰にでも症状が起きるとは限らない。脱水、疲労、解剖学的な個人差、代謝異常などが関係していることだろう。
また症候の命名者は”高揚した気分”なども付け加えているようであり、自律神経系の反応が加味されるのかも知れない。
ただ外国人に多いと記されるていることがやや不思議であり、また東大寺大仏殿ではどうなのか、さらに上向きの仕事がある技師や職人さんも気になるところだ。
いずれにしても強く上を向くのは要注意と、かって脳神経外科医からも聞いている。
このたびはほかであまり見つけられなかったが、美術、アートの衝撃によって失神することがもっとあるものか探してみたい。
「But Beautiful」
愛は喜びもあれば悲しみもある、笑いもあれば涙もある。だが美しいと歌われている。
朝日池に白鳥(コハクチョウ)は来るのだろうか。
本日は南気の風が吹き、当地大潟区の最高気温は27,3度にも上昇し夏日と報じられ、今どきこんな高温が見られるとは、この先暖冬なのか逆にひどい厳冬になるのか見当が付かない。
昨日夕刻は10月29日に続き白鳥を見るため当地大潟区は鵜の池へ行った。これまで鵜の池はシーズン終わりに西国から帰国する鳥の休憩地か、豪雪時の避難場所くらいにしか.見えていなかった。しかし過日の夕刻、朝日池は空で鵜の池にはすでに多くの鳥がいたのに驚いた。
昨日夕刻の鵜の池は以下の様にねぐら入りしたコハクチョウと降りてくるガン類で賑やかだった。
憩う白鳥。奥の○囲みでたまたま二羽がハートの形を作っている。
暗くなって続々ねぐら入りするガン類。
池の白鳥と降りる雁の鳴き声で
池は歓喜にあふれる。
さて朝日池と鵜の池は最も近い場所で僅か200メートル足らずの距離しかない。大きさは朝日池の方が倍ほど広く、これまで冬期の水鳥の飛来地として知られていた。それが今鳥たちは朝日池を避けて鵜の池をねぐらにしている。
去る10月29日の空っぽの朝日池。水量が少ないのと枯れ蓮がまだ多いため鳥が避けているのか。
上は昨年12月3日の朝日池。白鳥が見られ対岸の米山水源ゴルフ場ホテルの灯とともに賑やかだった。
この写真を撮った日、それにしても案外鳥の数が少ないな、と思っていたが、すでに一部の水鳥は隣の鵜の池に居たのかも知れない。
今冬果たして朝日池に鳥が戻るのか。そしてハクガンは来るのか、来るなら何時だろう。
好天の樹下美術館 大池いこいの森。
本日文化の日の祝日はよく晴れて温かでした。切れ目なく来館して頂き、外のベンチで休む方もいらっしゃいました。
午後の前庭。
前庭のベンチで。
田んぼ際のベンチで。
私と同年配のワンコさん。
お天気に誘われて午後遅く大池いこいの森へ行ってみました。
途中のコスモス。
ビジターセンター脇から橋を渡って対岸の森へ。
橋から西を見る。
お目当ての一つオヤマボクチ。
独特の表情は見飽きません。
イノシシが出ることがあると看板がありましたので奥へは行かないようにしました。
もう一つのお目当て
ツクバネウツギ。
コンパクトカメラで狙ったシジュウカラとエナガの群は高く素早くて上手く写せませんでした。ここは鳥たちの通り道のようでしたのでカメラを変えてまた来てみます。
上越市髙田で午後1時30分ころの27,5度が最高気温。向こう数日はまずまずのお天気のようです。
ご来館の皆さま、まことに有り難うございました。
美術作品を観て気を失うことがあるらしい 夕刻の施肥 夕食。
先日のNHK-BSで「フェルメールに魅せられて“史上最大の展覧会”の舞台裏」が放映された。予告と途中からではあるが本放送を観た。その前半に主要な関係者が「かってフェルメールの作品を観て気を失った」と述べていた。
絵画作品を観て気を失う。普段耳にしないことだが、今から50年ほど前のこと、それと同じ事を言った人の話を聞いた。当時はまさか大げさな、という感想を抱いたが今回の放映の談話を聴いて、かって語られた話は本当だっのかと思い直した。
その人は東京大学出身の若い男性だった。旅行か仕事だったかでスペインに行った折りプラド美術館でゴヤの「裸のマハ」を観た瞬間、衝撃を受けて気絶した、と帰国後私の知りあいに話している。
音楽や美術には信じがたく素晴らしい作品は多い。だが鑑賞者にも感応性と言うのか上述した二人のように強く反応する人が希にいることも確かなようだ。
ただ極めて素晴らしい作品でもあまねく人を失神させる訳ではなく、倒れた人の感受性に加え作者、作品に対する深い尊崇などの個人史と、当日の体調などの複合的な側面があったのではないかと推測された。
満一ケガが無かったのかは案じられるところだった。
一方音楽と失神はかってよく聞き、ロックやグループサウンズのステージで倒れたり、若い女性客が失神するコンサートがたびたび知らされた。倒れるプレーヤーの詳細は分からないけれども、観客の失神は興奮と絶叫による過呼吸がもたらす反応のように見えていた。
確かに音楽は強い感情反応をもたらす。もしかしたら私が知らないだけで、クラシックコンサートではあまりの美しさや突然のティンパニーで、椅子に座っているため人知れず失神している人がいるかも知れない。
さて本日は昨日に続き暮れてから草花中心に施肥をした。クリスマスローズとアジサイはやや丁寧に、ホトトギスになどにはざっと行った。ホームセンターで求めた軽い用土にリン酸カリを含んだものを混ぜてくべた。来年の元気な庭を想って、もう一日、雪の前に残りの草木と芝生に遣りたい。
テレビで観た温野菜とイカの料理。
ご馳走様でした。
嬉しい短歌 秋の庭 田と池のコハクチョウ。
本日日曜日、午後美術館に寄り来られたお二人と一緒に作品を見てカフェでサンドイッチとサラダを食べた。
昨日のことAさんの短歌が8月の新聞に載っていたと言って、Bさんがそのコピーを持参されました。樹下美術館を詠んだ一首でした。
草一本幹一本愛深き聖地なりし樹下美術館
ああ美術館を草木の一本から愛深い聖地とまで詠んで頂き、何と御礼を申して良いやら。
開館以来長くお訪ね頂き当館を愛しておられること、良く伝わっていました。あの熱い夏、弱りの見える庭に温かな眼を向けていただき、本当に嬉しく思いました。
コピーを持ってお知らせくださったBさん、有り難うございました、とても感謝しています。
さて昨日は雨ザーザー。今日は大きな雲がありましたが時おり陽が射しました。以下はBさんに詠んで頂いたその庭です。
以下本日午後の庭です。
数日前に患者さんからコハクチョウ(以下ハクチョウ)が来ていると聞いていましたので田んぼへ行ってみました。
頸城区はほくほく線に沿った田んぼで二つのハクチョウの群に出会いました。
思った以上の数で合計100羽ほどいました。渡って来たばかりのせいでしょうか、真っ白です。雁もいましたのでこの先ハクガンの到来が待たれます。
傍らのほくほく線に上り電車がきました。
新柿線に出て東へ走ると朝日池の東側の田に200羽ほどの群がいました。
暮れ始めましたので朝日池で鳥たちのねぐら入りを待ちました。
ところが待てど暮らせど一向に鳥は降りて来ません。群は来るのですが皆通過するではありませんか。
水がすくなく枯れた蓮が多いせいで嫌われているのでしょうか。
すると隣の鵜の池から水鳥の鳴き声が聞こえてきます。
行ってみました。
すっかり暗くなっているのですがいました、いました。盛大な鳴き声とともに沢山いました。
おなかいっぱい食べ無事ねぐらに入った鳥たちには、眠りまでのいっとき自由で幸せな時間があるようです。
周囲にはキツネやタヌキ、ともすればハクビシンなどプレデター(捕食者)がいるはずですが、鵜の池や朝日池なら安心なのでしょう。
私にすれば例年よりも早く、しかも沢山来ているように思いました。この先約先5ヶ月、さらに数を増やし皆でゆっくりしてもらいたいと願っています。
「絵付け陶芸三人展」からその3 黒岩卓実さんの赤絵。
小雨ときどき驟雨激しかった土曜日。午前はコロナとインフルエンザのワクチンで一時忙しかった。午後珍しく一時間ほど昼寝をし、読書してから美術館でサラダを食べた。
さて「絵付け陶芸三人展」のご紹介、最後の本日は黒岩卓実さんです。前の正木春蔵さん、鈴木秀昭さんと同じように齋藤三郎を追いながら出会った織部と赤絵の作家さんです。
樹下美術館の開設近い頃、新潟市の方から頂いたのが始まりでした。速筆の赤が醸し出す上品さが魅力でした。
主に轆轤を用いない「たたら」と「手びねり」による成形。器の地は肌色を帯び驚くほど軽く、成形する過程の掌や指の跡が窺えて親しめます。
地色に映える赤で線と模様が描かれ時に緑や独特の青と金が添えられます。配分の良い線とともに模様の花や動物あるいは娘さんが気持ち良く描かれます。
以下は展示中の作品からです。
入ってすぐの赤絵大鉢。縁の凸凹は抹茶茶碗でいうところの「山道」でしょうか、楽しい変化です。胴まわりの動物は中の花蝶とともに器全体を生き生きとさせています。
赤い檜垣模様のふちの三カ所に緑と金彩が施された向付。肉も野菜も美味しく盛られます。
向こうに赤絵の湯呑茶碗、手前に菊の模様でしょうか緑のドットがアクセントの小皿です。
湯飲みの軽さと楽しさは誰もが「ああ」と仰います。小皿は豆、羊羹、水菓子などが映え、たびたびブログにも登場しました。茶碗には轆轤目があります。
黒岩作品は入ってすぐから左回りに6台の展示台に合計8作品を展示しています。
柔らかさ、軽やかさ、爽やかさなど作者独特の美意識が現れる作品は日用に、装飾に楽しい器ではないでしょうか。
黒岩卓実さんは1947年福岡県大牟田市生まれ、岐阜県は美濃地方の多治見に「たくみ」窯を築かれました。
度重なる貴重な受章歴があり、作品は東西の有名デパートほか全国各地の陶芸店、ミセスなど婦人雑誌など誌上でも人気を博しています。
ちなみに日本の焼き物の60%をほこる美濃地方は荒川豊藏、加藤卓夫ほか人間国宝を輩出している一大産地です。
さてこれまで十分ではありませんが、正木春蔵、鈴木秀昭、黒岩卓実の三氏による絵付け陶芸作品を眺めてきました。長く親しんだ齋藤三郎亡き後、代わる絵付け作品を求めて集めた作家さん。
東洋陶芸を源流として独自の九谷エッセンスを現した正木さん。
器に宇宙の色彩と陰影を満たし、形状にも迫る冒険家鈴木さん。
織部に連なる赤絵に健やで上品な生活感を求められる黒岩さん。
このたびは三者三様の個性ある絵付け陶芸作品の展示です。今日の人気を得るまでの努力の膨大さは私などには想像が出来ません。
おごらず一貫した丁寧な姿勢(作品価格も含め)も共通しているように思うのです。
最後にわが齋藤三郎もそうでしたが鈴木さん、正木さんとも源流が九谷というのも不思議な縁です。そこに美濃が加わることで小ぶりな場内に幸福な膨らみが生まれているのを感じています。
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 高齢者、昔話
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- 直江津、無印良品で。
- 2月の好天、期日前投票。
- 新たな倉石隆作品「節句」。
- 本日誕生日だった。
- 最近の妻の料理から、夕食。
- 道路を歩く雌キジ三羽。
- 大雪のなか髙田大手町6「浮遊のいえ」に一泊した。
- 道路に出てくる野鳥。
- 早起きは何文の徳になったのか ザクロとハクガン。
- 長くなりそうな本物の大寒。
- 今年の倉石隆展はやって来た作品「少女」を囲んで。
- 次第に晴れた日曜日、午後の大潟水と森公園と夕刻の朝日池。
- 落雪のなかでラベンダーが頑張っていた。
- 樹下美術館カフェの落書き帳から その2 この先が冬本番。
- 樹下美術館カフェの落書き帳から その1。
- 外れた予報、当地の冬はおもちゃではない。
- 寒波前の冬鳥たち。
- 届いたサントリーフラワーズのお花。
- 年末旅行最終日は岡山市から旧閑谷(しずたに)学校へ。
- 備前高梁で見た蔦屋、スタバ、図書館、そして駅の複合。
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