週末のリフレッシュ。
老後にあって体が幾つあっても足りない生活。つきまとう頭痛、あちこちの痛み、ストレスなどを押して暮らす日々の中、皆さまの励ましを糧に目ざめ日を跨ぐ。
先週末の土日は旧友と約束した一泊の軽井沢行きだった。毎年決まった三組の級友夫婦で20数年続けた年一回東京の食事会が昨年とうとう一組欠けてしまった。その時K夫妻と決めた今年5月の軽井沢行きが二人の尽力で無事実現した。
ホテルの窓から。
夕食は最も軽いコースを食べた。
ホテルの夕食。
ホワイトアスパラとグリーンアスパラのサラダ。
白魚のフライ。いずれの料理も昔よりずっとずっと美味しくなっていた。
翌日妻達は観光、私達はゴルフ。
スタート時連続写真の一コマ。
スタートでスイングを連写で撮る人がいて上がってくると売ってくれる。昔から自分は軽く振りすぎるが、年取っていっそう力強さが足りなくなった。10何年振りか、一緒に回ったKは昔と変わり無くクイックなスイング。前半は同じようなスコアだったけれど後半は彼の方がずっと良かった。
昭和40年代から始まった大学病院医局の軽井沢ゴルフは大勢参加し、教授が90才を越えるまで毎年続いた。教授が没し中止になって久しいが、今80才を越えた同学年、同医局のKとコースを回るのは感無量。二人とも近時三大疾病を一つずつ克服しているのでなおさらだった。
昨夜は10時間近く眠った。年一回か二回の贅沢、来年また会えるなら何より幸い。
老後の多忙 拙写真展作品のご紹介
数日前、6月15日からの拙写真展に向けた写真選びを終え、仕上げに向けジフォートさんにお渡しした。一ヶ月の展示を終えると今度は絵画展になる。風景4点はまだ途上であり、サムホールサイズや小さな5面体の25枚ほどの椿はバックが残っている。話し変わり、このところ庭の茂りが凄まじく、陽向(ひなた)を確保するため庭師さんと枝の処理について相談し来週から着手予定で、低い所は自分でやるつもり。あるいは当館のパンフレットが少なくなり、手直しも必要で印刷屋さんと相談のうえ、本日文の直しと写真選びを始めたところ。
本業に軸足を置きながらこれらをこなしすにはいくら時間があっても足りない。何とかブログも書きたいのだが思うようには行かず、三日も空けると倒れたかと心配されるため、前回に続き本日また拙写真展出品写真から一部ご紹介し、ブログとさせて頂きました。
宜しければ当日会場で大きな写真をご覧頂ければ有り難い限りです。
以下拙夕食です。
お客様から戴いた蕗の前日の下ごしらえ。
蕗と油揚の焚き物
妻の友人から戴いたクレソンはサラダに。
拙写真展が近づいて。
6月15日から始まる拙写真展がひたひたと近づいている。昨日、展示向けのプリントやパネル制作でお世話になるフジフォートの藤野氏と二度目の相談をした。
場内23のボックスに一枚ずつワイド四つ切りの写真を、壁には90×80センチの多孔パネル6枚を用い、それぞれにA4サイズ3~4枚を組み写真の形で展示することになった。合計46~47点になる予定。
前回に続いて以下4点を掲載しました。
波や鳥、電車に気象あるいは人。どこか一所懸命で心打つ何かに目を向けたつもりの写真。鑑賞価値があるのかよく分かりませんが、お暇の節にご笑覧頂けましたら有り難く思います。
それにしても夕暮れの写真が多いこと。
衣服も高騰 周辺の水田 辺りに雛鳥 人間は痛々しいほど鍛えるものが多い。
何年振りか人前でジャケットを着なければならなくなった。一昨年7月心筋梗塞を発症して以来6キロは痩せたため服が無い。本日新潟市のデパートへ走って求めた。フロアを回りながらいずれの品も高騰していることに驚いた。自分に丁度良いものが1着だけあり、一時間半かけて来た甲斐があったのか。
昨日から突然気温が上り、二日続きで最高30,4℃(髙田)を記録した。今後再び平年並みに戻るようだが何が原因だったのだろう。
夏場に40度越えが何日もあるような災害レベルだけは勘弁してもらいたい。
樹下美術館裏手の田は水が入り田植えが終わた所も多い。
田んぼから見た樹下美術館。
田植えが終わった水田。
間もなくツバメの雛、若鳥たちも田を飛び交うのであろう。急上昇して素早く餌を与える給餌は曲芸のようだ。
また早くも巣立ったばかりの雀の雛が、辺りで朝から晩までジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ!と大声で餌をねだっている。叫ぶように鳴きながら親鳥に移動させられ、生命線の「翼」と「声」が鍛えられる。
一方人間は生涯鍛えなくてはならなものが余りに多い。わずかひと世代で山ほど新たな課題が付加され、近時頭脳と精神に於いては痛々しいばかりである。
大きな鯛 芝に施肥。
一昨日は鯛ソーメンを書いたが、その日別に同級生から鯛を頂戴していた。50センチ以上あろうという大きなもので桶からドンとはみ出た。冷蔵後、妻はスーパーの魚売り場で捌いてもらった。
2カ所の大手のスーパーで、持ち込みが多く手が回らないと断られ、近くのしみず屋えびす浜店で、どうぞ、と言って対応じてもらったという。魚部のそのお爺さんは、15分もあれば出来ます、と言って切れ味鋭く美しく捌いてくれたと妻は喜んでいた。
昨夕食の潮汁。コンブのダシも良く、何回も箸が止まるほど美味しかった。
安塚がご実家のIさん宅から頂いたタケノコとワラビが卵とじで出た。
鯛はまだ身もアラもあり楽しめそうだ。
さてその日仕事後、前回の続きで美術館の芝に施肥をした。
向こうに張った2本のロープの間に撒いていく。一列終わると1本を隣に移して出来るだけ均等に撒く。これがなかなか難しいが、本日でカフェの前が終った。今後さらに全体に目土もして、梅雨の頃にはもっと青々と蘇ってほしい。
忙しかった先週の種々。
先週末から本日日曜日までの空は晴れから雨へと変わった。
先週月曜と金曜は小学校の健診、水曜日に高齢者施設で第6回目のコロナワクチン接種の問診、当院でも土曜日から接種が始まり、忙しい週だった。
ワクチンは今後約40日間毎日10人ほど接種する予定。看護師が仕度し私が接種をするが、毎日10人は以前の半分程度なので助かる。
さてさる11日金曜日はよく晴れ仕事場のカーポートの屋根を被うナニワイバラは満開だった。およそ20年前、たまたま入った新潟市内の小さな花屋さんで買った6,70センチほどの小さな苗がぐんぐん伸び、カーポートの屋根へと誘導した。それが肥やしも遣らないのにあっという間に屋根一面を被い、数年前随分刈り込んだのもつかの間ふたたび溢れんばかりになった。
ところで一帯の海で鯛がよく獲れているらしい。
5月12日(金曜)夕食は買った鯛で「鯛ソーメン」、向こうは新じゃがの炒め煮。
食後に鈴木秀昭さんの器でコーヒーと好物のカリントウ饅頭を。饅頭は半分し次へ残す。
さて昨日の夕飯は焼きそばど水餃子のスープ、それに鳥取湯町窯のエッグベーカーで焼いた卵がついた。
向こうにあるのが鳥取県の湯町窯の名品エッグベーカー。1960年代に父は民藝の店「銀座たくみ」を時々訪ね、よく一緒した。スリップウエア風の愛らしい器はバーナード・リーチが指導した。昔家族でよくこれで卵を食べた。
今回、10年くらい前に買ったものを久し振りに使った。卵を入れ直火で温め半熟から完熟まで風味よく食べられる。
そして本日日曜日は髙田大嶋画廊で絵筆と紙パレットを買い、ゴルフ5で出来上がったシャフトカットとグリップ交換を取りに寄り、ムサシで芝の肥料30坪用を8袋求めた。
今年の芝の生育が良くなく、閉館後4袋を撒き撒水した。小雨が降っているが肥料にはよく滲みこんでもらいたい。
今年は早くも樹木の伸びが旺盛で、みるみる庭に陰を広げている。細かな枝は自分でなんとかなるが、大きなものは専門家に頼まなければならない。
あっというまに夏になる。絵画と写真の作品展も迫り気ぜわしく、上手く出来るのか心配。
写真展の仕度。
本日午後、かねて拙写真展でお世話になろうと決めていたフジフォートさんと美術館でお会いした。初めての写真展、どのようなサイズでどのようにプリントするかも分かっていない私にとって初めての現実的なレクチャーだった。
およそ大まかな展示サイズを決め、展示方法、点数などもざっとご相談した。出来るだけ多く出したいが散漫は避けたいし、費用も大切に用件になる。その辺について次回再度お会いして絞って行くこととなった。
本日は展示する写真から以下白鳥と「海に残す」の一部をご紹介させて頂きました。
私の写真は劇的な場所を目指すこともなく、気象や周辺の生きものあるいは事象を撮ったものばかりです。そのため作品展のタイトルも「館長のまなざし展」とか「明日天気になあれ展」のような感じが相応しいのかな、と考えている次第です。
技術と知識の無い人間の発表ですが、その折はどうか宜しくお願い申し上げます。
今後地域の情景や出会った乗り物などをご紹介しようと考えています。
忙しかった連休。
シトシト雨が降り肌寒かった日曜日、本日で連休が終わる。暦どおりの休みの間、絵筆を執り3回ゴルフに行き、親族と食事し、2回夜間と緊急の往診をし、施設入所者の電話相談があるなど忙しかった。色々とあったせいで長々と感じられる連休だった。
本日午前絵を描く暇が取れ、午後美術館に顔を出した。お元気なSさん親子と久し振りにお会いし気楽な話をした。
本日もまた忙しく、美術館の後電気屋さんで修理が終わったプリンタを受け取り、百均で使い捨てパレット、爪ブラシなどを買い、ゴルフショップでクラブのカットとグリップ交換をお願いし、紛失したヘッドカバーなどを購入した。
夕刻再び絵筆を執り、「菊」の絵に手を入れ、練作を終えた「秋の畑」2枚の薄塗りをし、連休終了を迎えた。
話変わって、以下はそんな休み中の主な拙食卓からです。
ハイカロリーのようですが、朝は軽く、昼食を食べませんので体重は49キロ台、BMI19台を何とか維持している所です。
拙写真展が来月中旬から始まり、その一ヶ月後に絵画展。楽しみとはいえ真剣勝負に不安と緊張を覚えます。
連休中の事々。
昨日は美術館スタッフのご主人と庭のスタッフと米山水源で、本日は友人ご夫婦と赤倉で二日続きのゴルフをした.。生まれて初めての連日ゴルフで疲れを心配したが無事に回った。
昨日ご一緒したスタッフのご主人は初めてお会いする方。文句のないシングルプレーヤーで、久し振りに紳士という人を見た気がした。本日のご夫婦には日頃赤倉を誘って頂き、これまた良くこなれたお二人。楽しい2日間をご一緒でき有り難うございました。
お陰様で今年の美術館の連休は例年よりやや多く来館して頂いている様子。
一昨日の留守中、大阪から7時間掛けて当館を目指して下さった女性、同じく大阪からのご夫婦がお見えになったと知らされた。わざわざの訳は、お一人の方が拙ブログからどうしても樹下美術館を観たかったということ、一方ご夫婦は当館のベーグルサンドを食べたかったと仰ったという。
遠くからお運び頂き、本当に喜んでいます。展示やカフェは如何だったでしょうか。留守を致しましてまことに申し分けありませんでした。
様々にご来館いただいている皆さまには心から有り難く思っています。今後ともどうか宜しくお願い申し上げます。
ところで連休中来館した親族のピアノ教師は展示の以下の食器を観て“ショパンの生きていた時代だね”と話したと聞いた。
奥:1800年頃のベルリンKPM(ドイツ)、手前:1820年頃のコールポート(イギリス)。ショパン(1810年~1834年)もこのような器でお茶を飲んだのでしょうか。きれいな指だったにちがいありません。
連休中の一日。
後半の連休はお天気に恵まれている。昨日午前から午後のひと時は絵を描いた。
この度はさらに向を変えて畑の絵に取り組んだ。
秋の畑の練習作。実った柿、赤い自転車、畑仕事の人、などを描きたいところ。散漫な絵になっているので、本画は中央部を中心にして、冗漫な背景を直し、畑の野菜をちゃんと描いてみたい。秋の絵なのに全体が青々としているのも気になる。
その後花火の絵を手がけた。この先花火や手前の人物を描くつもり。
午後は大潟水と森公園講演を歩いた。
歴史ゾーンの入り口。ここの入り方がとても良い。
蕾のアザミはこの先が楽しみ。
こもれびの一灯、キンラン。
古墳の島へ渡る手前のアヤメ。植栽されたものだが地味が合うようで元気よく咲いている。
島に渡るとすぐの巨大なプラタナス。その昔地主さんが植えたもの。
良い匂いがすると思ったら沢山のフキ。
ミズキの花がてっぺんまで。
公園の後美術館に戻る。
ベンチに三人の小さなお子さんと親御さんがゆっくりされていた。
風景画が楽しくなったきたのが収穫だった。
菊を描いた日曜日 ながら音楽。
本日日曜日、描き始めた菊の絵を出して手を加えた。昨日のゴルフの疲れが取れない午前、学生時代に流行った懐かしい「テキーラ」を聴き目を醒ましながら始めた。
夕刻の「菊」。
色々手を加えなければならない。
皆さんならどこを直したいですか。
ある時期から私の音楽は何かしながら聴く「ながら音楽」が殆どで、今なら絵を描くときがその時間になります。音楽には本当に申しわけし分けないのですが、じっくり聴くだけの時間というのはまず無いのです。
「テキーラ」
昔ラジオから流れていたのは多分これ。
夜はブログを書きながら「Misty」
歌手のニキ・パロットがベースで、
ピアニストとドラマーをまじえて演奏。
そんな訳で大抵は圧倒的ではなく、楽しいか懐かしいか、あるいは癒やされるかの音楽を聴いている次第です。
新緑と山とゴルフ よく訊かれる庭の花 一生懸命のエビネ。
本日妙高サンシャインGCで23人のゴルフコンペに参加した。上から2番目の年長ゆえ最も前から打たせてもらい、ドラコンとニアピンの賞をもらった。お天気と良い仲間に恵まれ、タンポポ咲くコースを無事回り貴重な一日だった。
6位賞というものがありそれも頂いた。
美術館に戻ると洋食器展が好評のようで忙しかったと聞いた。
以下今夕の庭からよく名を訊かれる花を二つ。
少なくとも4,5カ所で咲いている八重咲きイチリンソウ。
丁字桜(チョウジザクラ)。
風が無い時ほんのり良い香りがします。
次ぎは何カ所かのエビネです。
以下は過日摘んだクリスマスローズ。
2月下旬から次々咲き続けたクリスマスローズ。例年より早く何回かに分けて切りました。今夕この水鉢で雀が水浴びをしていました。
ご来館いただいた皆さま、本日はまことに有り難うございました。
忙しくも美味しかった木曜日。
本日全休にしている木曜日。
午前に絵筆を執って菊の絵を描いた。いずれも昨秋美術館の庭に咲いたものをスケッチし、本日初めて色づけした。思ったよりもはかどり7月の作品展に間に合いそうな感触があった。
A4キャンバスの菊と信楽(しがらき)の壺。
何とか仕上がりそうな予感。
午後から上越市は新潟トヨペットへ車の一年点検に行った。担当のI氏はお母様ともども拙ブログを観ているそうで有り難いことだった。
点検終了後美術館に戻り東京からの客人と柏崎の木村茶道美術館へ。
美術館は軒下も麗しい風情。
大勢の方が広大な庭の
手入れをされていた。
本日最後のお点前に三人で座った。見事にこなれたお道具組はさすがというほかなく、日和のよさといい幸福な席だった。当日に轢かれた茶をはじめ爛漫な春に早くも涼しいお菓子、為になったお話など名残惜しいお茶だった。
わけてもご一緒した客人が服した近藤悠三の染め付け茶碗の松が素晴らしく、最後に拝見に出された志野の菓子器の長閑さは何とも言えず良い味わいで印象に残った。
夕刻は髙田仲町「樹翠(きすい)」で食事した。次々出る旬の料理は絶品続き、ほど良いボリュームを心ゆくまで堪能した。
以下食卓写真です。
佐久の鯉と菜の花の吸い物。鯉がこんなに上品になるとは。汁も絶妙だった。
糸魚川の猪肉のすき焼き。ゴボウのほか数種の山菜が添えられている。うっとりしながら猪をたべた。
三河うなぎの白焼きは甘酢味の風味。クレソンと芹があしらわれていた。
フキ味噌のアイスクリームと
越後姫のデザート。
スプーンの懐かしい形状。
豊かな旬に甘み、酸味、辛み、ほろ苦さの妙。煮物、焚き物、あい物の繊細な味加減。切れ味良い包丁の裁き加減etc。料理は自然の旬を食み楽しみ滋養とする五感芸術にほかならなかった。
年とると何かと不自由を否めないが、本日柏崎のお茶と髙田の食事に生きていることの有り難みを実感した。
文房具と初めての百均。
先週末使用しているプリンターの青が出なくなっていることが分かり、自分ではどうしようもないため購入店に持ち込んだ。
修理部で色々やって頂いている間、店員さんに“近くにペン立てと小さめのスケッチブックなどがある店はないか“と訊いてみた。するとお隣の本屋さんんにあるかもしれません、という返事。
なるほどお隣にはノートや筆記用具が沢山あったが、スケッチブックのサイズで欲しいものがなかった。すると店員さんがお隣の百均さんに行ってみては、と紹介してもらった。
ダイソーと言う店だったが、スケッチブックは色々あり、お陰様で初めて百均という店を見ることが出来た。
今まで文房具なら大型のスーパーを使っていたが、百均の店のきれいさ、品物の多さ、探しやすさにびっくりした。
昨日カフェのお客様に話すと、「えーっ、百均はじめてですかー」と言われた。
かって往診先で珍しい物や気が利いていると思う品を見た時、どこで買いましたと訊くことがあった。
「うちは何でも百均なんです」と笑って答えられるこがあった。この先私も用事があったらまず行ってみよう、と思った。
コロナが始まって3年間、カフェでお客様に自由に書いてもらっていたノートをみな引っ込めていた。書かれていた感想やメモ及びイラストを見るのはとても楽しみだった。
今年から再びノートを置きましたので、今までのように色々お書き(お描き)頂ければ有り難い、と思っています。
明日時間があればもう一回百均へ行き少し買い足したいと思っているところです。
スケッチブックと鉛筆立て
車のゴミ入れも買いました。
※若干の追加です:プリンターは店では直らず結局メーカー送りになりました。
洋食器展が始まって 展示の一部からその2.
本日は昨日に続いて洋食器展のご案内です。
昨日は当館で最も古いカップ&ソーサー及びシノワズリ(中国趣味)とジャポニズム(日本趣味)の食器、一部アールデコを紹介しました。
本日はワイルマン→フォーリー→シェリーへと受け継がれた英国のある窯の食器からです。
私がこの窯の器に惹かれたのはその薄さと時代による好みの移り変わりの妙でした。特にワイルマンの薄さと軽さは際立っていて強く握ると壊れそうな感触がありました。デザインの繊細さにも目を奪われ観ているだけで楽しくなる器だと思いました。
右のピンクと奥左の黄色がワイルマン。
中央と左端がシェリーのリージェントタイプ。
シェリーに引き継がれるとアールデコの流行期と重なり、リージェントタイプには丸いハンドルとシャープなフォルムが見られます。
以下はシェリーのクイーンアンタイプです。
シャープさと丸みのバランスが人気。やはり薄く軽い器です。庭、樹木、花、幾何学模様など様々なモチーフがあり、楽しくお茶が飲めます。上掲のリージェントタイプとクイーンアンは現在もカフェで使用しています。
右のシェリーの2器は円と角が強調されアールデコの骨頂のような器です。左の銀器(ティーポット、シュガートレイ、ミルクジャー)にもアールデコ調が見て取れます。
精緻な文様とたっぷりとした大きな器のブレックファーストトリオ(1890年)になります。英国のミントン社製ですが、購入先の資料にはデンマークブレックファーストセットとありました。もう1揃いありましたが孫の進学祝いに献上しました。
以下はデンマークの名窯ロイヤルコペンハーゲンです。
金をたっぷり用い、手描きの花があしらわれた上品でやや小ぶりなヘンリエッタシリーズ。19世紀半ばから20世紀半ばまで長く人気を維持しました。
金と言えば以下ロイヤルウースター(英国)のペインテッドフルーツシリーズはその最たるものではないでしょうか。
ふんだんに金を使い洋梨、桃、スモモ、ブドウ、ベリー類などが手描きされました(1920年頃)。それぞれのペインターのサインが見られます。右手前の器以外はデミタスです。
上掲しましたが洋食器で見逃せないものにデミタスサイズがあります。小さくて気が効いていて愛すべき器ではないでしょうか。
デミタスサイズのカップ&ソーサー。英国のミントン、パラゴン、コールポート、ジョージジョンズ、ロイヤルドルトン、ロイヤルクラウンダービー、クラウンデヴォン、ロイヤルウースター。フランスのリモージュ、日本のノリタケが並んでいます。1800年代後半から1930年ころまでの器です。コーヒーは濃厚で高価だったため小さな器もまた好まれたようです。
右6客は1960年頃のリモージュ(フランス)、左の3客は1930年頃のコールポート(英国)、シノワズリのデミタスです。底に高台の無い筒型(缶型)のデミはすっきり見えて気に入っています。50年、100年以上前の人がほっと一息ついたカップでお茶を飲む。豊かな時間ではないでしょうか。
以下の明るい器はメルバ社(英国)のドリーバーデンシリーズ(1948年頃)。カフェで使用しています。
黄色のマフラーをなびかせた女性ドリー・バーデンはチャールズ・ディケンズの小説「バーナビー・ラッジ」のキャラクターということです。
最後はウエッジウッドで愛されたオズボーンシリーズのティーセットです。
控えめながら引き締まり、真っ白で上品なシリーズ。昭和が終わる頃東京の代理店で求めました。
洋食器は私などより遙かに詳しく広く網羅される愛好者さんが沢山いる世界です。展示は十分とはとても言えませんが、ご一瞥頂ければ有り難く思います。
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
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- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- 「小3の凄まじい体罰」をお読みいただいて。
- 上越市八千浦中学校の皆さま。
- 小3の凄まじい体罰 その3 終章。
- 小3の凄まじい体罰 その2。
- 小3の凄まじい体罰 その1。
- 小学校に上がるまでジャンケンを知らなかったAちゃん。
- 台風直後の上野駅から大潟町へタクシーに乗る その2。
- 今朝方の雷雨 その昔、台風後の上野駅から大潟町へタクシーに乗る。
- 厳しい残暑のなか頸城野の稲刈り。
- ほくほく線のポストカードで。
- 気に入って頂いたほくほく線電車の写真。
- 今年初めての赤倉CC 仕事上の最年長になっている。
- 今年前半の「お声」から 刈り入れ前の田んぼの雀。
- 週末の上京 小5の築地と叔母の周辺そして「横浜事件」。
- 昭和100年、太平洋戦争80年の声無き声を思って。
- お盆14日は柏崎市の木村茶道美術館へ。
- 来たる10月25日(土)は小島正芳先生の講演会「佐渡島の金山と良寛の母の愛」。
- お盆休みに入って。
- お礼のランチ会。
- 明日夕方は満月。
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