上野で第49回主体展とレセプション。

2013年9月2日(月曜日)

昨日、第49回主体展に行ってきた。正午前、上野駅で降りた東京は猛烈な暑さ。コンクリートが吸い込み貯めて跳ね返す熱波は並みでは無かった。会場は東京都美術館。

歩いて行くのだが暑さをものともせず、上野は賑わい、多くの芸術・博物施設へ、そして公園へ向かう人でごった返していた。

1ウエイトレス不忍口から出てJR線下は軒並みのレストラン。満員の店内で色々親切だったスタッフ。
最後に、〝今日はこれで帰ります〟と挨拶に来て驚いた。写真はブログOKのピース。
急ぎの昼食でまごまごする私たちがとても田舎者に見えたのだろう。
店は「バニュルス 上野店」だった。

2風船公園で大きなシャぽん玉。

3琢也の前1300点を超える作品が展示された広大な館内で二番目に樹下美術館から出品された
特別展示作家・倉石隆の「琢也」があった。
若者の不安と内なるエネルギーが横溢するモノクロームの「琢也」は見やすく、多くの人に足を止めて頂いた。
おびただしい作品はみな個性と切磋琢磨のエネルギーに満ち、晴れやかで、素晴らしかった。

4司修さんの講演午後2時から始まった司修(つかさおさむ)さんの講演会「イメージの迷路」。
大江健三郎の経験、精神分析医ユングの症例、芭蕉と其角のエピソードなどから、
心の闇から抽出される命の物語の象徴として浮かぶイメージについて語られた。

司さんは女性に人気があり、来場者の7割以上が女性。書物のサイン会も長蛇の列だった。

さて夕刻、6時半から精養軒でレセプションがあった。来賓挨拶を美術評論家の林紀一郎氏がされた。氏はその界の大御所のお一人で、元新潟市美術館の館長もされた。また1995年新潟市美術館で開催された倉石隆展の64pによぶ展覧会図録で、倉石隆の左手の製作について書いておられ、ぜひ一度お目に掛かりたいと思っていた。
「老後に認知症となり施設に入る時があっても、イーゼルと絵筆を忘れずに持って行って」など、気骨溢れる挨拶をされた。

その次の挨拶が何と筆者で、当日頼まれた。何を話したかよく覚えていないが、上越市と樹下美術館を紹介させていただき、主体美術協会の倉石氏に巡り会えたことへの感謝を述べさせて頂いた。

5鏡割り秀作入選者によるレセプションの鏡開き。手前が「繚乱」で損保ジャパン表彰を受けた井上樹里さん。

 7受賞者と入会者秀作入選者と新入会員の皆様。若い人、女性の多さが目を引く。

 8林先生と司さん歓談する林紀一郎氏(手前)と司修氏(向こう側)。

当日上野のホテルに一泊して今朝早くの新幹線で帰ってきた。行きの車中、施設から患者さんの39度を超える発熱の相談電話を受けていた。幾つか対応を指示したが、朝には落ち着いたと連絡があった。出先でよくこのようなことがあり、綱渡りのやむなきを経験する。

芸術はいずれも価値と力をもっている。主体美術協会へ若い人たちの入会が増えていると聞いた。手を抜かなければなんとかなろう、皆さんの可能性が楽しみだ。

002立派な第49回主体展図録。
404点の応募、188点が入選。うち7名の秀作、13名の佳作、新人賞山岸結さんだった。

005作品2ページ目に倉石隆氏と「琢也」。

最後にこのたびは同協会の﨤町勝治さん、榎本香菜子さんに大変お世話になりました。
謹んで御礼申し上げます。

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