2016年7月6日

1号なのに「猛烈」に成長した台風 少ない小鳥?多いヒヨドリ?

2016年7月6日(水曜日)

日中、風が強く暑さが厳しかった日。
記録的な遅さで発生した台風1号が夕刻のNHKTVニュース
のトップで報じられていた。

発生数日にして100hPa余も気圧を下げたのだから驚異的
な発達ぶりだったにちがいない。
本日、三階級の強さ表記で最強の「猛烈な」台風の冠が付き、
1号にしては記録的なことらしい。

西北西の進路で台湾を目指し、与那国島など先島列島を巻
き込む予想図が示されているが、今後どうなるのだろう。

ただこの度の台風は、乾燥続きで全国的に切迫した水不足
の助けとして期待もされている。

お天気の恵みと災いはいつも表裏一体、少しでも良い面もあ
ればと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

話変わって一ケほど月前、「今年は小鳥が少ないようだ」とあ
るお客様から聞いた。
確かに春先にツグミ、カシラダカ、モズ、ジョウビタキ、雀、メジ
ロ、コムクドリ、カワラヒワ、シジュウカラなどで樹下美術館の
庭と水盤は賑わい、よく写真も撮った。
ところがその後、連休の頃からか意外なほどひっそりして経
過している。

但しヒヨドリだけは良く見ているし、鳴き声も賑やかだ。
ツバメは普通通りのようだが、ほかはどうしたことだろう。

昨日大潟水と森公園の方が来られ、「小鳥が全体的に少なく、
特にメジロが少なかった」と仰っり、ヒヨドリだけは多いとも話さ
れた。

少なく感じるのは、普段うるさいムクドリまでもそう思われる。

何故だか分からないが、
●今冬~春、飛来していた冬鳥が多すぎて餌を減らして帰っ
た。
●ヒヨドリが多すぎてほかの鳥を追い出してしまった。
(とにかくこの鳥は威張りん坊で縄張り意識が強い)
●他所は普通であり実はいつもと同じ、などが考えられる。

ちなみに以下は、もしやと思い診療所と美術館の庭を観察し
て見つけたヒヨドリの巣です(撮影は本日昼)。

1
↑診療所の椿にあったヒヨドリの巣。

 

2
↑上掲の巣の近くにいたヒヨドリのヒナ(若鳥)。
チ、チ、  チ、チ、と細く金属的な鳴き声で親鳥に餌を
せがんでいる。

 

4
↑美術館のモミジに作られていたヒヨドリの巣。
この周囲でも数日来若鳥たちが盛んに飛び交っていた。

 

3
↑丸囲みの裏に上掲の巣がある樹。

いずれも人との距離が異常に近いが、今まで気がつかず、
巣作りと子育ては極めてひっそり行われていたようだ。

巣に気付いたのは鳴き声によってで、ヒナまた若鳥は大
型ながら親と違って鳴き声は虫の音のように小さく、分り
ずらかった。

この鳥の柔軟なことに、大きいのにホバリングを行い、椿
の蜜を吸う器用さを有している。
虫、果実も食べる雑食性を併せると、趨勢が続く場合、強
すぎて生態系への影響は如何?と懸念される。

これらは全てエルニーニョ現象のお土産でしょうか、杞憂
であれば良いのですが、、、。

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