花鳥・庭・生き物

木曜午後の断り書き ぐにゃぐにゃになったトンプン 妹。

2022年3月17日(木曜日)
午後お休みの木曜日。
木曜日のブログは殆どこのような書き出しで始まっている。その日の記事は鳥を撮ったり庭仕事や海岸の散歩が多いので、こう書かないと遊んでばかりいるように取られるかも、、、と今更ながらの自己弁護。この年になれば何をしようと誰も文句は言わないと思いつつ、意地だか見栄を張ってしまう。悲しい性というほかない。本日午後は寒かった。
夕方閉館前に来館者さんの足が止まったのを見て庭に施肥をした。それもとうに時期を過ぎてぐにゃぐにゃになったトンプンの処理を兼ねて肥料が効いていない一角にくべた。

樹木だけの場所。
小さなスコップで何十カ所も穴を掘ってはベチャ、ベチャと臭いトンプンをくべ、上から土をかけた。こんなに濃い肥やしで果たして良いのだろうかと思ったが、痩せた砂地なので良いことにした。


ミッシェル・ルグランの曲、エディ・ヒギンズのピアノ。
「You Must Beieve in Spring」

おひな様の発表会、受験の付き添い、見舞い、葬式、、、。寒さが残る季節にふと私よりも先に亡くなった妹を思い出す。

歴史の果てがこれでは これが戦争ですと平気で言う人もまた病んでいる

2022年3月10日(木曜日)

砲弾に蹂躙される豊かそうな国土と善良そうな人々
創造と破壊、成熟と未熟、洗練と野蛮、健康と病が今日諍う
努力の果ての現実なら歴史とは何なのだろう
これが戦争ですと平気で言う人もまた病んでいる
※健康と病→人格の健康と病です

午後から庭仕事をした
心弾むべき仕事も没頭できず胸騒ぎが収まらない
痛ましい国との時差は7時間だという
22時を回ったキエフはいま15時過ぎだ
狙われた人々を思い蛮行への憎しみがつのる
これが戦争ですと平気で言う人もまた病んでいる

庭で鳥たちがさえずり巣作りをしていた。

春の歩み。

2022年3月9日(水曜日)

3月の足の速いこと、もう9日になりました。
二月が降ったり止んだりの繰り返し。そのため足踏みをしているように感じられました。このところの暖かさもあって今月の足は速く、どんどん進むようです。

以下は本日の庭と海です。

毎春、今ごろはここに雪が残ります。

ちなみに昨年は以下のようでした。

 

 昨年3月4日の残雪。
毎年同じ場所に同じように残ります。

本日の日射し。
この先色々と庭の予定があります。

 

本日鵜の浜温泉に近い駐車場の夕暮れです。
左の山陰に沈んでいた陽が海の上へと出て来ました。

先にはまだ寒い日や雨の日があり、雪さえ降るかもしれません。変わりやすい空に花や鳥を混ぜながら温かく賑やか春へとなるのでしょう。

早春の黄色 静まりかえる水田 「おはなし」。

2022年3月7日(月曜日)

午後から予報通りに晴れて来た本日。
在宅訪問のお宅の庭でロウバイが満開だった。

毎年楽しみなロウバイ。

キブシ、アブラチャン、マンサク、そしてサンシュユやロウバイ。まだ雪が残ろうという野や庭の花は黄色が多い。いきなりまっ赤な花を咲かせるなら、見る者がびっくりするので柔らかな黄色から始まるのか。そう言えば春早く咲くフキノトウや水仙、トサミズキなども黄色だった。季節は色の調子を知っている。

アブラチャンは近隣で見たことはないが、ある先輩が良く知っていて驚いたことがある。2012年春、母の故郷を訪ねて九州を旅したとき、大きな木を何度か目にして感激した。

2012年3月下旬、唐津の先の峠のアブラチャン。こんな盛大に咲くとは。

 


1969年の曲「おはなし」。

一両日、昼休みに近隣を走りましたが、雁、白鳥、もちろんハクガンも姿がありませんでした。鳴き声ひとつ聞こえず田や池は静まりかえり、淋しい眺めでした。一斉に北へ帰ったのでしょう。

12月中旬からおよそ2ヶ月半。何のもてなしもせず色々写真を撮らせてもらい、有り難うございました。当地の冬が気に入ってくれたなら来年はさらに沢山で来てください。

コウ、コウ(幸、幸)と鳴いていたコハクチョウ。
3月2日。

当分良いお天気が続きそうです、開館まであと7日となりました。

春陽の海と花 沈みがちな気持を樹下美術館で癒やして。

2022年3月4日(金曜日)

三月になって最初の日本晴れとなった本日。柿崎海岸を歩いた。

風が収まった海は濃く青く時にエメラルドグリーンに染まっていた。

 

これは昨日吉川区の溜め池で見たミコアイサ。
白黒が雄、左端の茶の頭は雌。
カモの一種ですが雄はサングラス風の目とヘアスタイルが生意気。

上掲2枚は本日午後、樹下美術館のクリスマスローズです。

昼の美術館で春陽のなか雪囲いが外され片づけられていました。来週は気温が上がり晴れ間が続くようですから、15日の開館はかなりクリスマスローズの開花が見込めそうです。

このたびだけは遠くで行われている戦争がぐっと身近に感じられます。
コロナと戦争、、、。
沈みがちな気持を樹下美術館で少しでも癒やして頂ければ、と願っています。

新潟日報おとなプラスに当館のクリスマスローズ 近くで出会ったハクガンとマガンの群 政治指導者は精神分析や教養試験を受けるくらいの、、、。

2022年2月28日(月曜日)

 

一昨日2月26日の新潟日報の土曜版「おとなプラス」の表紙を樹下美術館のクリスマスローズが飾っていた。
昨秋ライターさんから季節が来たらクリスマスローズ-を取り上げます、その時には樹下美術館の花の写真を使わせてください、とお話があった。

それがこの度の特集「クリスマスローズ-」が近づき、慌てて写真を選んで送った。とてもきれいに出して頂き、感謝に堪えない。

私などと違って前年からの予定をちゃんと完成させ刊行される。さすが新聞の突破力だと感心した。
クリスマスローズ-の一大産地新潟市秋葉区の生産者さんや、大規模に展示する長岡市の越後丘陵公園を丁寧に取材され読み応えある記事にされていた。いつもながらさすがのライターさんだった。

 

本日樹下美術館の庭の蕾。

雪が少なかったが花期は少し遅めの予感。3月15日の開館ころからポツポツ始まると思われる。少々恥ずかしいが皆様にも見て頂きたい。

さて本日午後の当地は一時14度にもなり、遠く北から飛来している白鳥や願達には温か過ぎはしないか、と心配だった。
気になって見に行くと、田に雪はなく場所によってすっかり乾いている。少しでも山側に近づくと雪が残っていたり、水が冷たいので鳥たちは気に入るのではないか、と思った。

その山方面に少し向かうと、

かなり道路に近い所にハクガンとマガンの群がいました。
道路の両側の田で稲の根を食べているようでした。

今日は私にもかなりちゃんと撮れました。

 

戦争。誰がリーダーになるかで決まってしまう。原始的な欲望、嫉妬、羨望、何かしら深いコンプレックスの反映、、、。特定の人に対してとても愛想が良いが、詳しくみれば罪深い危うさを秘めたままか、それ以上に悪徳を深める。

国は上に行くほどまったく変な具合になっていて、最もなってはいけない人が指導者になることまである。本人、支持者とも権力の甘い感触に触れると、潜んでいた危うさが顕れ、常軌を逸するようになるのであろう。

たとえ仕向けられたにしても、戦争を始めるくらい政治の病理は深い。指導者は選ばれる以前に何重にも精神分析や教養試験を受けてから立候補するくらいの関門をくぐってもらいたい。在任中は適宜それらを受けるのを義務にしてもいい。立場を考えれば決して厳し過ぎることはないと思う。

独裁国家はもうどうしようもないが、奢れる者久しからず、は真理であろう。それにしても迷惑な話である。

東から夜汽車の音や明日晴れる
東風運ぶ夜汽車の音や明日晴れる

下萌えの田に水鳥、ハクガンまで。

2022年2月24日(木曜日)

中旬以後、寒い寒いと言いながら過ごした。度重なる寒波に見舞われたが、幸い私の所の雪はひどくなかった。
本日午後お休みの日、少々眠かったが晴れそうな空を見て鳥を探しに行った。

出た甲斐あってタゲリ、コハクチョウ、マガン、ヒシクイ、たまたまハクガンまでもいた。
鳥たちを見たことはもちろん嬉しかったが、それ以上に彼らが下萌えを食んでいたことに少々胸が熱くなった。

 

タゲリ

主にヒシクイの大きな群の中にハクガンが混じっていた。

2月になって何度か田を回ってみたが姿が無かったハクガン。
もう居なくなったのかと淋しかった所へひょっこり出会った。
1月29日以来だった。

こちらにはコハクチョウの群。
農道の下萌えを食べている。

 

雪の下から現れたわずかな緑。ヒシクイのオレンジの足が映える。
若草というには幼いが明らかに緑色に変わりつつある。

周囲より髙い農道や端の斜面は雪消えも下萌えも早い。
鳥たちは目ざとく見つけて集まってくるにちがいない。まだちょっぴりだが新鮮で美味しかろう。

ずっと繰り返した寒さ。しかし週末から気温が上がり穏やかな空が期待出来そう。

この所の寒さ 骨折→医療から福祉へも相談 開館が迫る 一昨日は柿崎のチドリに遊んでもらった。

2022年2月21日(月曜日)

この一両日の寒さと風は執拗で、できれば出たくない。
北海道の北東の沖合にある低気圧は台風並みの強さで、道内の吹雪の映像などは凄まじい。

午後の悪天下、訪問先のワクチンが一件に片方の下肢の激しい痛みの往診が一つあった。転倒や打撲がないのに、こちらが下肢を動かそうと触るや悲鳴を上げて痛がられる。
車椅子の高齢者の移乗や移動において、不意のひねりなど外圧により骨折を生ずることがあり、この方はそれが疑われた。

病院の整形外科に予約し救急車の手配をした。付き添う老々世帯のおばあさんが、“以前は何でも世話できたが段々大変になったので切ない”と仰っり、先に福祉相談が必要となった。お年寄りの経過は千差万別だが、介護保険後、研修と実務を重ねて担当部所の相談能力は様変わりしてきた。遠慮せず相談することが大切になる。

さて今年の美術館開館が三週間余に迫った。三ヶ月の冬期休館とはいえ宿題も多く、あっという間に過ぎる。大事な特別展などの告知ファイル作成がまだ終わっていない。
作品撮影は出来たので、今週末中にはホームページやブログにお出しできると思う。どうかもう少しお待ちください。

ところで一昨日午後いっとき風雪が和らいだので柿崎海岸を歩いた。思いもよらずチドリが沢山いた。

貝殻が沢山上がっている日のチドリは
保護色の効果でいっそう見にくくなる。

以下の写真に6羽いますが、分かるでしょうか。

以下矢印が答です。

出来れば大きくしてみてください。

目立つ一羽の動きにピントを合わせ適当にシャッターを切ると周囲に何羽も写っていました。

次は5羽です。

 

これまで海岸の散歩に多少の辛さを感じていました。しかしこの日かなり歩いたのですが不思議と楽でした。チドリに遊んでもらったせいでしょう。
チドリも何種かあり柿崎のはシロチドリのようです。このところ一羽二羽と、少ししか見ていなかったのがこの日10羽はいましたので嬉しかったのです。

雪は降らなかった 撒いたエサに雀とヒヨドリおよびシロハラが来た コロナの推移。

2022年2月18日(金曜日)

一昨日のブログで、沿岸の大潟区の小雪と近づく寒波の事などを書いた。
確かに同夜はいっとき降りしきっていたけれど、大して降らず5~10センチ程度の積雪で済んだ。しかしながらよそで予報を見ている人は、連日並ぶ雪のマークを見て、既に何メートルも積もっていると思うらしい。

それは仕方が無いとして、昨日庭の雪面にバンクズやお菓子の残り、それに古米などを混ぜて播いた。辛い冬期を過ごす野鳥を慰労するためだった。

大抵30分くらいで雀やヒヨドリがやってくる。

集まる雀。
本日この場所の積雪は定規で測ったところ10せンチだった。

自分の縄張りだと思っているヒヨドリが近くで監視している。
この鳥はエサに寄ってくる雀を追い払い自らも食べる。
雀は直ぐまた来るので時には一緒に食べる。

この日は賓客?シロハラが来た。

ヒヨドリより一回りは小さい。

それが猛烈な争いになった。

 大きければ力があるが小さければ小回りが利く。
途中でもう一羽ヒヨドリが現れ互いは争った。

同じ枝で一緒に休憩。
シロハラとはこうは行かない。離れてにらみ合っていた。

 

肝心のコロナはかなり身近になっている。学童、園児がメインターゲットなので先生や親御さんは神経を使っておられることだろう。高齢者の感染率と死亡者が増加しているのも怖い。

一見感染者は多いが、それでも当県の人口10万対感染率は全国平均よりもまだかなり低い。しかし三回目のワクチン接種率は全国ワースト3と本日報じらた。もっと進んでいると思っていたので意外だった。

この先6波の推移が気になる。報告漏れを含めた全体の罹患実数はかなり髙いことが想定される。その方たちに生成される抗体とこの先のワクチンにより、一定の社会的免疫が成立するか否かは重要なポイントにちがいない。
一般の抗体保有率を正しく追跡し、数週間先あたりで何か目途が立てばよいが。

やると思った平野歩夢選手 白鳥とタゲリ。

2022年2月11日(金曜日)

平野歩夢選手が期待に応えて優勝した。中継をみていたが二回目まで二位のところ三回目にほぼ満点を出して覆した。
決勝(三回目?)を前に、
“色々状況が変わるが、どんなでも対応できるようにしている”と述べ、その通りに結果を出した。

マナーは全く異なるけれども、バンクーバ五輪当時、服装と態度を批判されたパイオニア国母和宏選手を先輩として敬愛しているのではないだろうか。
見た所彼らの世界には独特なまとまりが感じられ、ドレッドヘアーなどもとても似合っている。

 

Xゲームスで鍛えた経験と度胸はさすが。

同選手はいつも落ち着いている。上掲の言葉など、若くして修業を重ねた茶人のようでもある。将来茶道に進めば立派な師範になれそう。

 

さて本日も日射しが良く、いつもの場所にコハクチョウが居た。嬉しい事に途中からタゲリが来た。かって何度か突然現れたことはあるが、群で素早く飛んでいるものばかり。地上の写真をちゃんと撮れたのは初めてで、不思議な鳥の印象だった。

白「見慣れないやつがいるぞ」

タ「タゲリです」

タ「三羽で来てます」

白「三羽かい」

タ「お休み中ごめんね」

白「遊ぼうよ」 タ「エサはないでしょうか」

 

 

白「ねえ、遊ぼうよ」 タ「エサはないでしょうか」

 

白「あそぼうよ」

 

白「あいだ、くぐるんかい」

タ「撮影は一枚だけね」

白「もう行っちゃうの」 タ「はい、忙しいので」

タ「若いのがよってきた」

タ「追いかけて来るぞ」

白「そっち行くんかい」 タ「忙しいもんで」

白「ねえあそぼ」 タ「うーん、困ったな」

白「いいでしょ、いいでしょ」 タ「うーん」

タ「今日のところ急ぐんで、さよなら」 「僕の飛翔かっこいいでしょう」

タ「ね、かっこういいでしょう」

 

白鳥にとってタゲリは特に珍しくはないことでしょう。珍しかったのは私だけでした。

遊びたがるコハクチョウとエサが欲しいタゲリという風にいたずらしました。

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