嬉しい短歌 秋の庭 田と池のコハクチョウ。

2023年10月29日(日曜日)

本日日曜日、午後美術館に寄り来られたお二人と一緒に作品を見てカフェでサンドイッチとサラダを食べた。

昨日のことAさんの短歌が8月の新聞に載っていたと言って、Bさんがそのコピーを持参されました。樹下美術館を詠んだ一首でした。

草一本幹一本愛深き聖地なりし樹下美術館

ああ美術館を草木の一本から愛深い聖地とまで詠んで頂き、何と御礼を申して良いやら。
開館以来長くお訪ね頂き当館を愛しておられること、良く伝わっていました。あの熱い夏、弱りの見える庭に温かな眼を向けていただき、本当に嬉しく思いました。
コピーを持ってお知らせくださったBさん、有り難うございました、とても感謝しています。

さて昨日は雨ザーザー。今日は大きな雲がありましたが時おり陽が射しました。以下はBさんに詠んで頂いたその庭です。

昨日、雨降る窓越しの庭。

以下本日午後の庭です。

開館して17年目、
まるで山道のようになりました。

数日前に患者さんからコハクチョウ(以下ハクチョウ)が来ていると聞いていましたので田んぼへ行ってみました。

途中の中谷内池。小さな池ですが米山が見えて良い眺めです。

頸城区はほくほく線に沿った田んぼで二つのハクチョウの群に出会いました。
思った以上の数で合計100羽ほどいました。渡って来たばかりのせいでしょうか、真っ白です。雁もいましたのでこの先ハクガンの到来が待たれます。

傍らのほくほく線に上り電車がきました。

温かそうな薄にくるまれるようにして行きました。

新柿線に出て東へ走ると朝日池の東側の田に200羽ほどの群がいました。

暮れ始めましたので朝日池で鳥たちのねぐら入りを待ちました。

ところが待てど暮らせど一向に鳥は降りて来ません。群は来るのですが皆通過するではありませんか。
水がすくなく枯れた蓮が多いせいで嫌われているのでしょうか。

すると隣の鵜の池から水鳥の鳴き声が聞こえてきます。
行ってみました。

すっかり暗くなっているのですがいました、いました。盛大な鳴き声とともに沢山いました。

おなかいっぱい食べ無事ねぐらに入った鳥たちには、眠りまでのいっとき自由で幸せな時間があるようです。
周囲にはキツネやタヌキ、ともすればハクビシンなどプレデター(捕食者)がいるはずですが、鵜の池や朝日池なら安心なのでしょう。

私にすれば例年よりも早く、しかも沢山来ているように思いました。この先約先5ヶ月、さらに数を増やし皆でゆっくりしてもらいたいと願っています。

2023年10月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

▲ このページのTOPへ