空・海・気象

越後の真っ直ぐな「銀色の道」 続く看取り 散髪と連休。

2023年1月8日(日曜日)

雪は無いが連日の雨天と風に悩まされていた。それだけに先日訪ねた信州上田、別所温泉の青空は別天地そのものだった。
それが本日少々雨は降ったが風はピタリと止み、何か潮目が変わったような感じを受けた。

1月5日、頸城区の近隣の道。

山地を巡る別所温泉観光をしたばかりだったのでこのようにフラットで真っ直ぐな道を少々不思議に感じる。走りながら学生時代に良く聞こえていたダークダックスの「銀色の道」を思い出した。
年を取るとモヤモヤしていた人生の道が次第にはっきり見えるように感覚される。ゴールが近づく効果ではないかと思われる。

本日夜更けてまた看取りがあった。救急車を呼ばずに助かりました、と言われたが、年末のお二人に続き10日で三人になった。帰宅すると頭が冴えてしまいわずかな眠りだけで離床した。例年冬の死亡率は高いが、このところの看取りは今冬の不安定な寒暖の影響か。

午後から散髪。
馴染みの店に行くと、連休はどうするのと聞かれ、えっ何時ですかと返した。明日ですよ、明日、と言われ、寝不足を取り返せると大いに喜び、温かい室内の椅子でウトウトした。

明日あたりから予報に晴れマークが時おり見受けられる。少し気温も上がるようであり、一時的にしても有り難い。

雪は峠を越えたか 目覚まし音楽の歌唱。

2022年12月23日(金曜日)

大雪と言われた早い冬将軍。本日は風強かったものの日が射すなどして降らなかった。

 

本日のスタッフ駐車場。

大雪の見舞い電話をもらうが、現状を説明するのはかなり難しい。
1メートル以も積雪し、毎日吹雪が吹き荒れているイメージで掛かってくる。TVを見るとそんな風になるのだろうし、仕方が無い。

陽が射している時間に在宅を4件回った。心配した人に顔色が戻り、ひと安心だった。

植林予定の丘。15㎝ほどの積雪で、強風のため風紋が現れ、雪面が凍っているように光って見える。

岩野の池から米山。

 

岩野を下りたところから尾神岳。

新しいスマホの目覚ましに慣れ、朝は「我が母の教え給いし歌」で目ざめている。

以下はその歌唱です。


スペインのソプラノ歌手が歌っています。

我が母が教え給いし歌、という邦題ですが、”老いた母”が歌ってくれた時の涙が主題のようです。
いま自分が我が子にその歌を歌うと涙が頬を伝う、と歌っています。”老いた母“に人生の物語が込められているのでしょうか。

沿岸大雪2日目 ワカサギ&牡蠣フライと「奥の松」 家で陰性でも。

2022年12月20日(火曜日)

この度の奇異としか言いようのない沿岸中心の降雪は各所で様々に不意を突かれた様相をもたらした。差しあたり大潟区ではたかだか2,30㎝の雪ながら道路幅はギリギリ、特に幹線から支線の出入りに不自由がある。

先延ばしが出来ない在宅者の5回目のワクチン接種が本日三件あり、間もなく終わる。昨日直近の交差点に出て失敗したため、本日は遠回りして余裕がありそうな道を選んで回った。

 

道路から家まで除雪して頂いている患家。せっかくだったが怖いバックが想定されたので少しだけ入って道路沿いに駐車。

 

西の空に明るみがあった。明日は気温が上がり晴れる予報。積雪は半分以下になるだろう。

白鳥たちがねぐらを目指していた。

2021年1月は鳥たちと私たちにとって残酷な大雪だった。当時はそれでもまだ平気だったのか往診している。いま道路の写真などを見ると誠に恐ろしい。

夕食はワカサギと牡蠣のフライだった。

 

先日の東京からのお客様から頂戴したチャンピオン・サケに輝く美酒、あだたら吟醸「奥の松」を味わった。
指がチクチクするような江戸切り子の盃でさらに美味しい。私の適量は2分の1杯。

コロナはどうなるのだろう。
朝、自宅検査で陰性、有症のためPCRをと来院された方は、念のため行ったインフル・コロナ抗原検査でコロナ陽性だった。
キットのクオリティ、検体採取方法、検査タイミングなど考えられ難しい問題だ。
低学年の子が、ぼくお医者さんになりたい、と何度も言っていた。

極端な浜雪 もらい物のセーター。

2022年12月19日(月曜日)

願い空しく昨夜からの雪は厄介となった。
今冬お願いしている方から朝方除雪をして頂いた。3カ所13台分だから大変だったことだろう。

 

スタッフ駐車場と私のカーポート。

出入りは全く問題なかったが午後の在宅訪問で、国道に出る狭い十字路を左に避けて待ったところ、道路除雪された雪塊に踏み込んでしまい、抜けられなくなった。
汗をかきかき何度も前後を試みやっと脱出できた。その間国道から専用車線で進入る車とすぐ後ろの車は根気よく待っていてくれたが、信号2回分も待たせてしまった。例年この交差点の除雪は上手く出来てないため難渋する。3件のワクチンを終えた帰路は少し遠回りしてここを避けた。

シーズンはじめは山間より浜すじに降雪することがよくある。今年の妙高、関山はゼロだとニュースが伝えた。しかし当地で25㎝ほどだが、これほど極端な浜雪は珍しい。

 

妻が友人からもらってきた手編みセータが大きいということで私が着ることになった(私に着せるためにもらってきたようでもあるが)。とても良く出来ていて温かく、有り難く着させてもらっている。

明日の雪の状況は少しでも改善されていてほしい。

二日続きの荒れ模様の日 東京のひと。

2022年12月7日(水曜日)

二日続きの強風の日、深夜は激しくカミナリが鳴った。
TVの天気予報で新潟市は日本で何番目にカミナリが多いかをやっていた。上位は北陸三県と東北地方日本海側で、新潟市は三番目だった。冬のカミナリのためにランクが上になるらしい。

雷は夏の季語だが、春は春雷、秋は稲妻で、冬は「鰤(ぶり)おこし」があるらしい。当地で耳にするのは「雪起こし」。これは否応なく納得がいく。だからドンドン、ガンガン激しくやられると大雪かもと心配する。特に夜間から朝方にかけてドッカーンと鳴っては目を覚まさせられるので「人起こし」でもある。

本日昼の北東の眺め。
暗い空に明るい雲のちぐはぐ。
国道8号線からブルボンに向かう跨線橋から。

田んぼに出ると北西に悪天らしい雲。
こちらへ来ないで東へと去って行った。

自作の個展を来年6月に決めている。2年前からアナウンスしては伸ばし伸ばしにしたのでオオカミ少年になってしまった。それで最近は机の回りに道具を置き、椅子に座るといつでも描けるようにして取り組んでいる。

右に紙パレット。ボール紙の箱の蓋の中にキャンバスを置き、
長い筆を渡し、そこに右手を置いて細かに描いていく。

 

本日上掲の絵に25分かけて葉っぱ1,5枚に手を付けた。
下は描きかけで、はみ出しはバック塗りの時に整えるつもり。

20本ほどの筆の中から本日用いた筆。
左の斜めの平筆は太くも細くも描けるので誠に便利。
その右隣の筆はぼかしに使い、右橋の綿棒も時に用いる。

パソコンに入れたデッサンを見ながら色と陰影を付ける。
本当は水彩などできちんと彩色するところ、
時間が無いのでこのレベルから始めている。
見慣れた椿なのでなんとかなっている。

さて今夕東京からお客様。髙田で一泊され明日来館される。
もう何度も来られている方で今夜は食事をご一緒した。青春時代に貨物船で渡った津軽海峡、三味線に新内のこと、落語から茶会さらに料理の話へと楽しいひとときをご一緒した。

おみやげの京都のお菓子と、
福島県の郷土玩具「たまうさぎ」。
すでに正月気分がして心温まるお茶だった。

自然体で何事も楽しまれる人。当地は荒天もご馳走です。明日またお会いしましょう。

荒れた日 ナタリー・コールの「Nature Boy」 映画「島の女の」テーマ「いるかに乗った少年」。

2022年12月6日(火曜日)

強風の火曜日。素晴らしい虹がときおり掛かりましたが、あいにくカメラも携帯も持ち合わせていませんでした。
また掛かることでしょう。

 

荒れる渋柿浜。

 

さて前回ナット・キング・コールが歌う「Nature Boy」という曲を載せました。
本日は娘さんのナタリー・コールの「Nature boy」を載せました。とても澄んだ声ですね。

Nature boyの邦題は見当たらず、あえていえば自然児、自然からの子、遙か彼方から来た少年、などが浮かびますがしっくりきません.「Nature Boy」そのままで良いのでしょう。

 

以下は同じように歌のタイトルに「少年」が付く「いるかに乗った少年」です。
こちらはギリシャの海底に眠っていた黄金の「いるかに乗った少年」像を発見した海綿取りの女性と、像を巡る顛末を描いた1957年制作の映画「島の女」の主題歌です。


「島の女」のワンシーン。
主役はアメリカ映画初主演のソフィア・ローレン。
一世を風靡したジュリー・ロンドンが歌う主題歌「いるかに乗った少年」

歌はギリシャの歌「イナフトール」が原曲で英語に変えられ「いるかに乗った少年」になったということ。さまざまな国で歌われましたが、イナフトールは、愛とは何、という意味のようです。


パラグアイのロス・パラガヨスによる主題歌。

海底に眠る黄金を自らの愛になぞらえ、主人公(ソフィアローレン)はアラン・ラッド演じる考古学者へと心が傾いていく。
この曲が入ったロス・バラガヨスのカセットを長く車中で聴きました。

初雪の日 ワクチンの毎日 シュトーレン。

2022年12月2日(金曜日)

昨日はぐっと気温が下がり黒雲が垂れ込めた。夜間はさらに寒く、今朝アラレの音がして大きなカミナリがドーンと鳴った。

午後の美術館の庭の一部に雪が残り初雪となった。

 

 

窓に貼り付いたモミジの葉。

寒空のもとご来館のお客様、有り難うございました。

さて5回目のコロナワクチン、例年のインフルエンザワクチンで忙しい。
インフルエンザの発症は過日の一人だけだが、コロナは毎日数人の相談ないし診療がある。

日本の8波感染数報告は世界でも最多レベルにあるようだ。熱心にカウントをしない国も多いので、日本は相対的に多いという見方もされている。
流行して早くも3年が経とうとしている。当初に比べ死亡率は大変減少しているが、感染数と比例するのでやはり油断は出来ない。

 

5回目、オミクロン対応ワクチンのシリンジはブルー。
午前12人午後6人がルーチンになっていて、1月まで続く。

 

頂いたシュトーレンを切って食べるのもルーチン。

明日土曜日は晴れるらしい。白鳥の良い写真が撮れれば。

温かかった日 Sちゃんのポストカード。

2022年11月29日(火曜日)

上越市髙田で最高気温22,9℃、最低でも16,6℃と非常に温かかった日。

一ヶ月予報は温かいと伝え、三ヶ月予報は雪が多めと伝えている。一昨年のようなドカ雪はもう勘弁してもらいたい。

以下のポップな女の子のイラスト(ハガキ)は卒業制作で来ていた孫Sちゃんの作品。

 

 

どこかSちゃん自身に似ている。

猫の絵を描いていた子がこんなカードを描けるようになっている。地味色といい、色の単純化、肩と腕の動き、顔角度のバリエーション、横並びのリズムなどいずれも良く、この子にはセンスがあるのかな、と思ってしまう。

今後色々沢山のものを見てさらに磨きをかけてもらいたい。

今夜のルナ・ロッサ 赤い月。

2022年11月8日(火曜日)

今夜の満月は皆既月食、しかも天王星食も起きる貴重な空だった。

だが残念ながら予報も現実も雨降り。但し雲や予報から西、例えば糸魚川は晴れと出ていた。時間は十分にある、夕食を済ませると車を駆って高速道路を西へに向かった。私は尻が重いのか軽いのか、こんな時は特に分からなくなる。

名立や蓮台寺のサービスエリアはいずれもパラパラと降っている。親不知もダメでとうとう朝日ICまで来てしまった。
幸い雨は止んでいたのでこれ以上は止めにして降りた。勘を頼りに田舎道へ入り農道に出て見上げると高い雲間に赤い月が見えた。

今夜の皆既月食(20時すぎ)。
こんなにしてまで観たいのかと、自問はあったが、
来て良かった撮って良かったと思った。


リュシェンヌ・ドリールのシャンソン「ルナ・ロッサ(赤い月)」
“おお赤い月よ、夜の女王よ”と恋心を訴える
(サイトの歌詞から)。


ヴィック・ダモンがスペイン語をまじえて歌う「ルナ・ロッサ」
ヴィック・ダモンはフランク・シナトラに、声が良すぎるのが
欠点と言われたという話を昔読んだことがある。
良い声のどこが悪いのか、とシナトラに反発を覚えた。

テラ・ロッサはブラジルの赤い土、ルナ・ロッサは赤い月でシャンソンだと、高校時代の地理で恩師Y先生から教わった。Y先生は良い先生だった。

朝日の月は雲で見え隠れを繰り返し、天王星の食は観られなかったが心に残る異国の夜空だった。
※ネットで天王星食の写真を見たがとても小さくて、私には無理だと知った。

次回はここで降り入善のコスモホールでアンサンブル金沢を聴くことにしようと思った。

慌てて冬支度をした日。

2022年10月6日(木曜日)

昨夜半からの寒さは異常だった。

午後の外出時にはセーターを出しマフラーまで用意した。

しかるに外へ出るとさほどでもなく、セーターを後悔した。外の気温がかなり上がっていた一方室内は冷えたままだったらしい。

午後1時半に美術館で柿をもいだ。
獲るのが3回目となりさらに甘くなっている。
8名のお客様に美味しいと言って頂いた。

穏やかに暮れた妙高連山。

あと10日もすれば連山は初冠雪の時期になる。例年どんな冬になるのか想像出来ない。渡り鳥の写真が撮れるなど冬らしい良い事があるのを心から期待している。

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