頸城野点景
春を迎えた大池いこいの森公園。
何日も寒い日が続いた後今日は温暖に晴れた。新緑前の大池いこいの森を1時間ほど歩いた。
車を置いて「であい大橋」を渡る。
橋を渡るとギフチョウが迎えてくれた。
初めて撮ったギフチョウ、長生きのお陰。
鮮やかな「春の女神」に心奪われた。
ジョウビタキが声を出さずにパッ、パツと移動している。
近くに影のようにメスがいた。
大橋から東の眺め。
花と見まごう枯れ木がじっと新緑を待っている。
美術館に戻ってアイスクリームを食べた。
今日のクリスマスローズ。
葉が展開してゴージャスになっている。
今年の展示が良いのか皆さまに観ていただけているようで嬉しい。
・陶芸:齋藤三郎の「湯呑と盃」
・絵画:倉石隆の「新旧コレクション」
新潟県立大潟水と森公園の春。
午後1時間ほど大潟水と森公園を歩いた。まだ早いかも、と思ったが、庭と足並みを揃えるようにしっかり春のスタートを切っていた。こちらも足が速い。
オオイヌフグリもヒメオドリコソウもスミレも、土手で幸せを隠そうとしなかった。
約束に遅れてカフェへ。A氏とB氏夫妻がカフェに見えていてA氏のSPレコードを聴いた。かっての名手達の演奏は現代の超絶技巧とは異質の格調や精神性などが漂う。しかもすぐそこで演奏しているように感じられるから不思議。
いつものように最後にカザルスの「鳥の歌」を聴いた。いつも最後に聴いているが心に沁みる。平和はいくら願っても足りるということはない。
年末にまたSPコンサートをしましょうと話した。その時コロナは?戦争は?どうなっているのだろうか、と顔を見合わせた。
嵐の翌日。
昨日の嵐は当地沿岸ばかりではなく上越市一体に相当な被害をもたらした。
知り合いの畑の小屋は飛ばされ、ある営業所の壁の一部が剥がれたと聞いた。樹下美術館では庭の大きな松の枝が折れて落ちた。数メートルはあるので人が居なくてほっとした。
だが一夜明けて今日は青々とした青空が覗き清々しいお天気になった。鳥や植物に安堵の表情があった。
ひどい嵐から一日経っただけなのに花が咲き鳥が鳴く。春というのは不思議なものだ。
下萌えの田に水鳥、ハクガンまで。
中旬以後、寒い寒いと言いながら過ごした。度重なる寒波に見舞われたが、幸い私の所の雪はひどくなかった。
本日午後お休みの日、少々眠かったが晴れそうな空を見て鳥を探しに行った。
出た甲斐あってタゲリ、コハクチョウ、マガン、ヒシクイ、たまたまハクガンまでもいた。
鳥たちを見たことはもちろん嬉しかったが、それ以上に彼らが下萌えを食んでいたことに少々胸が熱くなった。
2月になって何度か田を回ってみたが姿が無かったハクガン。
もう居なくなったのかと淋しかった所へひょっこり出会った。
1月29日以来だった。
雪の下から現れたわずかな緑。ヒシクイのオレンジの足が映える。
若草というには幼いが明らかに緑色に変わりつつある。
周囲より髙い農道や端の斜面は雪消えも下萌えも早い。
鳥たちは目ざとく見つけて集まってくるにちがいない。まだちょっぴりだが新鮮で美味しかろう。
ずっと繰り返した寒さ。しかし週末から気温が上がり穏やかな空が期待出来そう。
いっとき吹雪いた日 小杉未醒(後の放菴)の短冊。
本日も寒波で寒く、海岸部の大潟区の仕事場も一時吹雪になった。しかし今冬の当地は降るには降るが短時間で、不思議なことに今年は特に積もらない。
樹下美術館は2007年開館後しばらく「齋藤三郎ゆかりの人々」の小さなコーナーを設け、交流した文化人たちの作品や書物を展示していた。一年ほど続けたところで齋藤三郎だけに絞ろうと考えて止めた経緯がある。
しかしその為の作品や本を集めていたのが、今年の15周年特別展「齋藤三郎ゆかりの人々」で出番が回ってきた。
主に小品だがあらてめてみると、集めて良かったと振り返られる。
上掲の小杉放菴の作品は精魂込められた椿が雪中に香り求心力があり、短冊とは思われないほど素晴らしい。
開館したら是非観ていただきたい作品の一つです。
同氏の作品はほかに2点展示致します。
※小杉放庵は晩年を赤倉で過ごしました。
ところで月初め2月2日に今日は2が五つも重なる日だったと書いた。すると今朝これみてと妻が新聞を出した。そこに「今日2022年2月22日は2が六つ重なる。こんな日は1222年の2月22日以来800年ぶり」だと書いてあった。新潟日報「日報抄」の記事だった。
寒波の割りに降らない 去る日の夕刻 今日の歳より明日の雪。
何度目かの寒波だが現在の当地の夕刻は以下のような具合だった。
夕刻の仕事場周辺。
手前のまだらな雪はカーポートのナニワイバラの雪。
現在もこの程度で済んでいるので助かる。
遅くなりましたが、以下は去る10日夕刻の朝日池と美しい雲が見られた妙高山系の空です。
本日午後から休み。
外は悪天候とコロナなのでずっと籠もり、絵と本で時間を潰しました、海辺のカフカ上巻が間もなく終わるところまできましたが、こんなに面白いとは思いませんでしたので先が楽しみです。
越の冬今日の歳より明日の雪((>_<))
今年初、ハクガンの飛来。
本日は風も無く好天に恵まれた。
大潟水と森公園を歩いた。雪は消え枯れ木々や蘆は気持ち良く乾き、春を思わせる眺めだった。
頭上を水鳥たちが飛んだ中で、翼の先端が黒い一群があった。
ハクガン?
ハクガンが来たのか、お隣の朝日池へと走った。
池の周りに車列。
ざっと30輌、新潟県のほか群馬、長野、埼玉各県、三重県まである。
白鳥だけではこんなことにならない。
たたんだ翼の先端が黒く、確かにハクガンだ。
この鳥の白さは別格。
飛来は何の告知もない。SNSなどで伝わるのか。
瞬時に遠くから人を集めるハクガンの存在は大したもの。
数年間、当地でハクガンの群は確認されていなかった。今年も駄目かと、諦めかけていたところついに来た。ざっと数百はいるという。
これまでやって来たのは嫌なコロナばかりだった。しかし待ちに待った「冬の宝石ハクガン」がついに現れた。しかもこれまでにない数で。
日本におけるハクガンの飛来地は三カ所。宮城県の伊豆沼と秋田県の八郎潟、そして上越市大潟区の朝日池だ。
よく忘れずに来てくれた。
湖面に佇む姿は遠目にもオーラが感じられ、神々しくさえ覚える。
一帯の積雪は僅かで、田の稲株を食べるには条件は良い。まあまあの気象なら二月いっぱい居留できるので、白鳥や他のガン達に混じって田で食餌する幸福な様子を見る事ができよう。
1月8日に打った三回目のファイザーワクチンは三日目になった。昨日は終日悪寒、頭痛、だるさがあったが、本日は改善した。
穏やかな本日、田に見られた一面の蜘蛛の糸。
昼すぎ美術館に向って車を走らせると、細い蜘蛛の糸が一本ミラーにくっつき、ずっと風に揺れていた。
気温は高く、穏やかに晴れた本日はまさに小春日和。
車の蜘蛛の糸を見ながら、今日はアレの日では、と思った。
美術館の庭の所どころに蜘蛛の糸が引っかかっている。
アレの日に違いない。
それで田に向かった。
何枚かの田が一面に細い蜘蛛の糸に覆われ、それがふわふわと揺れていた。
小春日和の日に、孵化した小さなクモが一斉に糸を吐き出し、糸と共に自らも風に乗って新たな天地を目指すことがあるらしい。2014年の11月下旬の穏やかな日、一面細い蜘蛛の糸に覆われた田を見て以来、この時期に何度か同じ光景を目にした。
微細な生き物の微妙な行動は悪天候下は不向きのため、本日のような穏やかな日が選ばれるらしい。
糸が、ある場所一面に見られるのは、ほかから来てそこに降り立ったのではなく、糸を出したはよいが、うまく上昇気流に乗れず地上に貼り付いてしまったのではないか、と想像している。
かって何人か農家の方にこのような現象のことを尋ねたが、皆さん知らないと仰った。
それで今のところ私としては「あれの日」と言うほかない。
今日はその日であり、明日も晴れるというので、再度見られるかも知れない。
当地で呼び名が無いだけで、実はかなりの人が知っていることかもしれません。
カーナビがついた ノルウェイの森は下巻へ 美しい夕暮れの尾神岳と素晴らしい朝日池の夜の白鳥。
本日木曜日午後はフリーの日、車にナビが来る日で、付けてもらいにディーラーへ行った。
13時半から作業の一時間半少々をホールで待った。
その間に介護保険の意見書を二通書き、残った時間はノルウェイの森を読んだ。本はいよいよ下巻。会話が多く読むのが楽で、一応64ページまで来た。
遠く人里離れた静謐な山地にある精神科施設。そこにいる直子を訪ねた「僕」の二泊三日が描かれる。二人のほかに少し年配のセラピスト?の女性が加わる。彼女らから心の問題や辛さを聴かされ、時に互いは体を求めあう。
それぞれに心を病む二人を残して帰京した「僕」は、上巻で知り合った同級生の一見奔放な「緑」に誘われる。
この先どのように展開するのだろう。
知的と思われる人物たちの行動にまとわりつく性の衝動と行為。登場人物は若いが、作者自身、まさに正しく若かったのだろう。読んではみたが何か回春剤でも服用するようで、一人気恥ずかしいが、折角だから読了したい。
カーナビが付き3時を回って出て美術館に帰った。
何人かのお客様と話をした後、いつものように田んぼへ出かけた。
ところで、私が夕方出かけるのは徘徊ではないのか、と以前書いた。如何に名付けようと認知症のそれと比べ、動機にさして違いは無さそうだ。
少なくともストレス緩和あるいは新たな何かの体験。もっと言えば生きていることの確認なのか。私はちゃんと戻れるので、今のところ良しとしてもらいたい。
ところで本日の夕刻は素晴らしかった。
彼らのねぐら「朝日池」に寄ると素晴らしい光景を目の当たりにした。
水鳥たちがこんな夜を過ごしているとは、なんて平和で幸福なんだろう。
気温が下がった日 あさり豆腐 今夜上越地方に竜巻注意報が出た。
少々風は収まったかにみえるが、最高気温は10度あるか無しかだった。
あたりの枯れ草は連日の強風ですり切れて背丈が短くなり、ミゾレや雪が近くなったことを知らせている。
美術館から車でほぼ1分の潟川。
山は左・米山、右尾神岳。
目に入るものみなひんやり寒そうに見え、いよいよ冬がくる。
夕食のあさり豆腐。
つゆ温かく柚子が効いていて美味しかった。
今夕のテレビは“一時間後、上越地方で竜巻”の注意報を知らせた。現在9時半少々、その時刻になったところだが、急に風が強まり雨も叩き始めた。
先ほどは雷が鳴り短時間停電した。本当に竜巻が来るのだろうか。
さて、
●恒例のSPレコードを聴く会が1週間後となりました。まだ少し席に余裕がありますので、どうぞお電話や窓口でお尋ねください。
樹下美術館☎025-530-4155。 明日プログラムを掲載致します。
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 聴老(お年寄り&昔の話)
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その1。
- 庭の井戸をもう一本追加 夏の食卓。
- 菓子工房caramelさんと樹下美術館のコラボレーション。
- 南の庭の花 今夕の食事。
- 逃れられない暑さ 高齢者の熱中症。
- 本日第21回卯の花音楽祭 被爆ピアノ。
- 夏祭り 政治家には何かしら趣味がある人を。
- 土用丑の日の庭 蜘蛛が池 期日前投票 ウナギ。
- 茶室開きに招かれて。
- 暑かった本日、外来でお天気の話など。
- ゑしんの里茶会が終わった。
- 言い訳出来ないお茶の点前 懐かしい風 となりのトトロ。
- 暑い昼、会場の「ゑしんの里記念館」へ下見に。
- 穂高のオアシス「岳沢(だけさわ)小屋」の姪 山が好きなS氏 宮城県を経由した「お乳盲腸」。
- 野イチゴの赤い実 「ゑしんの里茶会」。
- 本日の蝶とカエルと雲そしてピアノ。
- 「お乳盲腸」とは何だったのか。
- 夏らしくなってきました。
- 36度にも届く暑さ アゲハと庭と薄茶で落ち着く。
- 保育園時代の記憶その1、巡幸列車のお迎え。
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