文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ

稲垣選手の素晴らしい表情 ラグビーは赤ちゃんを手荒に奪い合う競技?

2019年10月16日(水曜日)

大盛り上がりのラグビーワールドカップ。スコットランド戦で新潟県出身の稲垣啓太選手が大会初めてとなるトライを決めた。

縁の下の力持ちと呼ばれ、最前列で犠牲的な力勝負に専念する稲垣選手にとって、走ってパスを受けトライする場面はまず無い。
それが代表入り7年目、10月13日に突然訪れた。

前半、タックルを受けながら選手が次々にパスを繋いでゴールに向かう。ゴール目前で最後の選手が振り回されるように倒され、駄目かという瞬間左から走りこんで来たのが稲垣選手だった。
超巨躯の選手があたかも霧の中から幻(神)の如く忽然と現れ、パスを受け取るとゴールに倒れ込み逆転トライを決めた。
練習はしていたかもしれないプレー。
だが本番のきわどい場面でまさかドンピシャの成功だった。

 

パスを受け取る稲垣選手。
眼と口元、そして手に極限の緊張が現れた素晴らしい表情。
あの稲垣選手がこんな顔をしていたなんて。

選手として全てが掛かった一瞬だったと思う。あたかも子こどもが試練を達成しようとする瞬間のように見える。

 

そしてトライ。
今度は必死で幼な子を守った母を思わせる表情。
(写真はいずれもYouTubeのキャプチャーです)

学生時代によく集まった家の級友がラグビーをしていた。ある日曜日にライン審判をやってと言われ一緒に出かけた。埃まみれになってぶつかり合う選手たちを追いながら、これは自分にはとても出来ないと思った。
それが2015年ワールドカップの対南アフリカ戦をネットで見て、体を張るスケールの大きなゲーム性に興味を覚えた。

そしてこのたび、いかつい選手たちが、しかとボールを抱え必死にゴール(家?)に向かって走るのを見て、彼らが追い、あるいは抱いているのは赤ちゃんではないのか、とふと思った(形も似ている?)。
いずれ王となる大事な赤ちゃんを奪い合い、城あるいは家に運ぶゲーム。追い詰められると渾身のパスとして仲間に出して繋ぎ、ついには蹴ったり、転がしたり、かぶさったりして手荒に守りあるいは運ぶ。

 

同じ試合の後半、密集からトライに漕ぎ着けたスコットランド選手。
ひしとボール(赤ちゃん)を抱いて同じく母のような表情。

アニマ?(女性ではアニムス)
精神・心理学者ユングによる男の意識下に潜むという女の資質や母性。
荒ぶる侍のような稲垣選手は、目の前に投げ出された赤ちゃんを緊張する少年のように受け取ると、母の如く抱いてゴールに倒れ込み、すぐまた侍にもどった。

最後は拙い空想になってしまいました。
たぶん人間は子どもになったり大人になったり、いわゆる男になったり女になったり、普段からとても忙しいのだと思う。

稲垣選手トライおめでとうございました.。
応援しています、どうか体をいたわり長くご活躍ください。

11月24日のお茶会 会場100年料亭「宇喜世」の多彩な窓。

2019年10月15日(火曜日)

何かと催事が多い今秋、来る11月24日(日曜日)は、上越市仲町3丁目の宇喜世(うきよ)で茶道の席持ちが予定されている。
当日は二席で、一席は山口宗好先生のお濃茶。他を小生宗玄が薄茶を差し上げることになっている。

大きな会場のため、昨日の祝日に主催のフカミ美術店主とともに床の間の掛け物を持参して具合を確かめ、待合や本席、そして水屋の様子などを下見させて頂いた。

 

 

当日の「越後 城下町髙田茶会」のちらし。

以下当日の案内です。
●会場:宇喜世(うきよ) 電話 025-524-2217
●期日時間:11月24日(日曜日)
●時間は午前9時20分~14時まで50分~60分おきに6席が設けられる。
●参加費用お一人6000千円  濃茶、薄茶2席の席料およびお食事券付き
●お問い合わせ:フカミ美術 電話 025-522-1815
長野県からのお客様の予定もあり緊張を禁じ得ません。

江戸末期に創建され、100年料亭と言われる国登録有形文化財「宇喜世」。今日見られる主な様式に明治大正時代の贅が尽くされている。

 

この広間を仕切って薄茶席を設けます。

 

 

向かって左の脇床に立派な花頭窓があった。

 

右にも脇床があり幅の広い花頭窓が設えられていた。

 

 

さらに拡げたような広間の窓。

 

 

案内して頂いた離れの一室に丸枠の飾り障子。
流れの上に蔦が下りている意匠。
以前この部屋に入ったことがある。

東側に庭を見る花頭窓。

 

 

ある部屋で見た繊細な細工が施された障子窓。

 

 

この部屋の天井にカゴ目を瓢箪形?に縁取った大きな明かり障子があった。
畳の一角に炉が切られているので茶室であろう、何とも手の混んだ設え。

部屋ごとに異なった灯り採りや窓が見られ、いずれも極めて贅沢に作ってある。入ったのは一部だけだったが、ほかの部屋でも面白い窓をみることができるにちがいない。機会があればまた見たいと思う。

主として禅寺から広まった花頭窓は宗派を越えて広がり、茶室や城郭、神社あるいは書院、さらに料理屋や住宅などへと一般化したという。宇喜世は何度も来ているが、花頭窓には気がつかなかった。年取って新たに見えるものがあるのは、嬉しいことだ。

下見を終えてフカミ美術さんで茶を飲みながら懐かしい写真を見せて頂き、くったくない話に興じた。
宜しければどうか晩秋の城下町茶会にお越し下さい、心よりお待ち致してます。

東京から塩﨑貞夫氏のお茶碗をご持参されたお客様 SPレコードを聞かせて頂いたお客様。

2019年10月11日(金曜日)

超が付く大型の台風接近をニュースが繰り返し伝えている。明後日12日および13日の列島は大変なことになりそうだ。
ラグビーワールドカップに加え、吉野彰さんのノーベル賞受賞で盛り上がっているところへ強烈な一撃が加えられる気配が広がり案じられる。

皮肉なもので、お化けのような台風の到来を前に、“さあどうぞ、お掃除をしておきました”とばかり本日の空は雲一つ無く晴れた。
午後休診のそんな昼、東京からお客様が来られた。昨年春、当館で塩﨑貞夫展を催し、その折見えられた塩﨑氏のファンという方だ。その後縁あって本日三度目のご来館になった。

二度目に塩崎氏作の半筒型の茶碗をご持参され、それで美味しいお抹茶を飲み楽しい時間を過ごした。本日は焼き締めに、李朝風、そして萩風の三碗をご持参された。穏やかな表情をした器は誠に口当たりが良く、茶の色を引き立て、美味しい一服を頂いた。慎ましくも絶妙な茶味を有する器を作った亡き画家の、感性と高い造形力に驚嘆するばかりだった。

そうこうするうち来月の蓄音機によるSPコンサートに向けてコレクターの友人が来館された。
このたびの催しは全て歌を掛け、メインをシャンソンでという予定になっている。本日ご持参のレコードからシャンソンはエディット・ピアフ「バラ色の人生」、歌曲はエンリコ・カルーソー「耳に残るは君の歌声(真珠採り)」、さらに日本人のシャンソンで高英男「枯葉」などを聴いた。レコードの状態はとても良く、カフェに6,70年前の麗しい歌声が響いた。

芸術系はなんでも詳しいお客様も加わり、黒沢作品とクラシック音楽、懐かしい池袋の名画座、挫折を救った肉体労働の話、塩﨑画伯のこと、山下達郎のコンサートや武相荘のことなど、ジャンルと時代を越えて話の輪が拡がった。

 


YouTubeにあった本日聴いたシャルル・トレネの「パリに帰りて」。
第二次大戦が終わり、母国に帰った本人自身の作詞作曲だという。喜びと希望の歌声はSPならではであり、時代と国を越えて心打つ。

ところで本日東京からご持参頂いたお茶碗は話に夢中になる余り、写真に撮るのをすっかり忘れてしまい悔やんでいます。
この方はまた拙ブログの雲やほくほく線電車、あるいは食べ物などを観ていて下さり、恥ずかしくも有り難い事だと思いました。

夜遅く本日の記事を書き始めると電話があり、ある方の急変が知らされて往診に出ました。それで日をまたいで残りを記した次第です。その後の動静から患者さんはなんとか助かったと思われます。

本日ご来館の皆様、本当に有り難うございました。

11月9日(土曜日)は蓄音機を回し、色々なジャンルの昔の歌を聴く日です。

2019年10月9日(水曜日)

秋になって大橋秀三さんの講演会とじゃんごっこさんの演奏家が終わりました。
約一ヶ月後の「蓄音機でSPレコードを聴く会」が当館主催の最後の催しになります。

この会は新潟県国民文化祭の参加行事の一つです。
例年SPレコードのコレクターさんA氏とお話しして選曲をしていますが、今年は歌にしましょう、ということになりました。

 

本日気温が下がり、秋らしくなりました。11月9日にはさらに秋が深まることでしょう。
当日はテレビもケータイも無かった時代の人々が楽しんだ歌に耳を傾け、昔の人の喜びや悲しみにに触れてみましょう。
電気無しの再生音によって、過ぎた時代のリアルな気分が蘇るにちがいありません。

もう少し先になりましたなら、プログラムの一部をご紹介出来ると思います。

本日、大橋秀三さんの講演会が盛況裏に終わった。

2019年9月28日(土曜日)

樹下美術館を設計された大橋秀三さんの講演会は、本日予定よりも多くの方にお集まり頂き、次々10数客の椅子を追加して終わった。

 

隣の予備駐車場も一杯。

高校時代から始まる氏の歩みは、東京の大手デパートの施設部、貴重な先輩社員の知遇と吉村順三への傾倒、建築家への目ざめ、大阪時代の不遇を経て地元の事務所開設へと進み、大きなコンペに於ける劇的な入選の逸話などが語られて前半が終わった。

 

 

模型を示してお話する大橋さん。

途中休憩を挟んで樹下美術館の建設過程に話を移し、一部私も加わらせていただきました。

 

途中、30メートルに及ぶ樹下美術の設計図面の巻物が拡げられた。
これを巻き取り送りながら観ていく。

巻物が現れた会場の様子(この写真はお客様からお借りしました)。

 

 

巻物の一部にあった館内3D図。

 

同じく外観図。

樹下美術館では建物に対する光と外気の応用、アンシンメトリーの豊かさ、カフェの付加で生まれた楽しい造形変化、最後に現れた想定外の過剰な残響の処理などが過程の写真スライドを見ながら語られた。
全体から、施主とともに究極まで追求されるコンセプトの重要性と、生き生きとした空間造形の重視が一貫して強調された。

お話しする大橋氏は、本日何度か途中で言葉に詰まる瞬間があった。場面は過去のターニングポイントであり、そこには並々ならぬご苦労や感動が秘められているように想像された。
お話を聴きながら、これは単なる文化講演会ではない。夢と理想と現実を行き交う、情熱的で優れた建築家を応答を交えて鑑賞する貴重な会ではないか、とふと思った。

氏の話には時に突飛であるが、詩的なあるいはおとぎ話のような言葉や考えが出てくる。
それは氏に遠くから伝えられた深い造形センスと、願いと苦悩と喜びから絞り出された不意の呟きにも聞こえる。

建設過程に於いて細部で色々もめたが、思えば民間同士、共に大きな詩を紡いのか。
それが現実に樹下美術館の一つの価値として現れているようで、今更ながら感慨深い。
建物を褒められるたびに感謝を禁じ得ない大橋秀三さんに、更なるご活躍を心からお祈りしたい。

“お陰様で楽しい会にしていただきました。お集まり頂いた方々には深く御礼を申し上げます”

渋野と畑岡選手はレベチ 初牡蠣。

2019年9月23日(月曜日)

ゴルフの話です。

デサントレディース東海クラシックの昨日決勝。前日まで20位だった渋野選手が8バーディの爆発力を発揮。15番でトップに並ぶと16番でチップインバーディーを決めて単独首位に立ち、そのまま優勝する大逆転劇を演じた。

過去および最近の試合の畑岡奈沙選手と渋野日向子の両選手みて、同世代の選手が二人は「レベチ」とコメントしている。
「レベチ」とは“レベルがちがう”のことらしい。
調子の波はあろうが、たしかに肝心なところで見せるスコアと順位は図抜けていて、二人は一種異次元的なのだ。

 

大ギャラリーに囲まれて最終ホールに向かう渋野選手。

 

表彰式で。
この程度の賞金では少な過ぎるように思う。

優れた選手には、商品のイメージ戦略として様々なスポンサーが付き、収入は膨らむ。結果、選手は競技活動のほかに、広告塔や商品の一部としての運命を負わなければならい。
基本スポーツの世界である。選手の競技へのモチベーションの維持向上はベースであろう。そのためにスポンサーたちはもっと賞金に注力すべきだ。賞金規模の大きい大会は選手はおろか、集客や話題面でも大きな効果を生みジャンル拡大に寄与するだろう。

ところでレベチといえば、渋野選手の修正力がある。前回のトーナメントではラフの処理に問題があると指摘された。本人はショックだったに違いない。しかしこの度はラフからのアプローチをことごとく成功させ、回復したパットと相俟って好成績に結び付けた。
数日間の大会で後半に向かって伸びるスコア、あるいは1日の後半に於ける爆発力、ボギーホールの次をバーティーにする率の高さ。これらは不調や失敗に対する的確な分析力と精度の高い修正力の賜物であろう。これもレベチの要因の一つにちがいない。

近時、プロスーポーツ選手といえども、セクシー、可愛い、モデルのよう、と見た目を云々される。だが畑岡、渋野両選手とも服装はプレーン、その上謙虚で言動は自然、何よりプレーが素晴らしく成績は群を抜いている。このような選手がギャラリーを惹きつけ大会を盛り上げることを近時体現している。アスリートらしい価値、レベチと呼ばれる所以にちがいない。

もう一つレベチといえばアマチュアの安田佑香選手がいる。多くの大会でプロに混じって競技し、上位を守る。静かで細身だが正確に飛ばし、渋野選手も認める実力者だ。この人もレベチのようだ。
以上の二人ないし三人はいずれも20才以前の若者であることが共通している。今後のゴルフ界への期待は大きく、楽しみだ。

昨日午後、小学校6年生の孫が来た。レベチを知っているかと問うと、即座に正解した。

 

夕食はお客様から頂いた牡蠣がフライになって出た。
美味しく頂きました。

雲の日 待ち遠しい「じゃんごっこ」さんの演奏。

2019年9月18日(水曜日)

午後施設の回診の日。
施設への途中で見た海側(西~北)に層状の白い雲が印象的だった。回診後、やや遅くの在宅回りで寄った四ツ屋浜の雲は一層鮮やかさを増していた。
在宅を終えて今度は上下浜へ。さまざまな形状の雲が青い空を背景にとても賑やかだった。

仕事を終えた午後6時過ぎ、こんな日は滅多に無いと思い大潟区蜘蛛が池の先、潟川の夕暮れも見に行き、それも掲載しました。

 

四ツ屋浜のダイナミックな帯状の雲。

 

上下浜の雲。

 

上下浜の雲。

 

潟川の夕暮れ。遅くなったが、まだ赤みが残っていた。

 

さて10月5日(土)午後3時半開演の美術館ジャズが近づきました。
出演の「じゃんごっこ」の皆さんの調子はどうだろう。
以下はじゃんごっこの音楽的源(みなもと)であるジャンゴ・ラインハルトが作った曲の一つ「ヌアージュ」。
ジャンゴがギターを弾いています。
ヴァイオリンのステファン・グラッペリが演奏するものもYouTubeにありましたが、比較的音が良い二本のクラリネットとパーカッションが加わった1940年録音というヴァージョンを掲載してみました。
フランス語「ヌアージュ(Nuages)」は雲のことです。
幌馬車隊で育ったロマ(ジプシー)出身のせいでしょうか、その生涯は旅人のようだったジャンゴ。この曲ヌアージュに旅情を感じるのは私だけでしょうか。

 

樹下美術館ジャズの当日「ヌアージュ」は聴けるだろうか。
いやいやどんな曲でもいい、「じゃんごっこ」さんが待ち遠しい。

現在当日の参加申し込みの方は50名様を越えたところです。
もう少々余裕がありますので、ご希望の方は以下美術館のお電話でお待ちしています。
入場料は大人お一人2000円です。
☎025-530-4155

土曜日のあれこれ。

2019年9月14日(土曜日)

日中よく晴れた土曜日、普段静かな樹下美術館を賑やかにして頂いた。

曲折はあるが秋らしくなってきている。刈り入れの最中、周囲の水田が色濃く豊かに実っている。
ところで、農家の患者さんに“田の稲穂は良く実っていて今年は豊作ではないですか”と尋ねたところ、“先生が見ている田んぼのヘリは、特に良く実る場所なんです”と意外な事を仰った。
その訳は、田のふちは風通しが良く、日光が沢山当たり、しかもゆらゆら揺れるのも稲には良い、という事。なるほど、そこを見ているだけではまだ何とも言えない、という一種眼からウロコの話でした。

 

確かに特にフチに沿ってたわわな実りが続いている。

午後二つの格好良いバイクが美術館の駐車場に止まっていた。

 

 

磨き抜かれたハーレーとヤマハ。
新潟市から上越市へツーリングという爽やかなカップルさんの車でした。
遠くから有り難うございました。

 

本日午後やや遅く、ひとときカフェは賑やかでした。

午後にSPレコードご持参のお客様が見えた。
今日は皆バッハ、という中から歌曲「コーヒーカンタータ」が掛けられた。ヨーロッパにコーヒーが入った頃の曲だという。コーヒー好きの娘を、それを嫌う父が、結婚話まで持ち出して何とか止めさせようとする親子のやり取りが内容。
バッハとコーヒーとは意外だが一見いかめしい印象の作曲家に親しみを覚えた。曲まで作るのだから、バッハにとって新しい飲み物への関心は相当に強かったのであろう。そもそも当時の先端芸術家であれば、それもまた頷ける。
11月9日(土)「蓄音機によるSPレコード鑑賞会」には是非もう一度このレコードを解説付きで聴いてみたい。

 

 

 

メニューインとエネスコによるバッハは「二つのヴァイオリン協奏曲」が鳴った。
格調高くテンポ良く始まる第1楽章をリクエストして二回掛けて貰った。

おまけその1:一昨日、庭で以下の写真を撮りました。クリスマスローズの下の土が葉の形通りに盛り上がっていたのです。中心部まで盛り上がっているところを見ると、葉の下の土が雨を免れ、結果として盛り上がたようですが、実際どんな作用が起きたのか分かりませんでした。こんなのを見るのは初めてです。雨が葉っぱを使って彫った彫刻?

 

おまけその2:本日ゴルフの渋野選手は更に遅れてしまった。行き場の無いストレスが運動機能をも狂わせるいるのでしょうか。せめて最終日の明日は能力の一端を見せてもらえれば嬉しい。それにしてもダントツに躍り出た畑岡奈沙の凄さは驚くばかりであり、彼女は渋野選手の最良の手本になるのではなかろうか。

色々と書いてしまいました。

崩れた渋野選手 少女のストリートヴァイオリン。

2019年9月13日(金曜日)

日本女子プロゴルフ選手権四日間競技の2日目、昨日11位だった渋野選手がスコアを崩し44位に後退した。
無理も無い。プロテスト合格初年度の20才の選手が、騒ぎに騒がれ、もみくちゃになり、あらゆる衆目にさらされれば、自己コントロールしているつもりでも、安定した精神を保つのは大変であろう。。
昨日のプレー後、月が昇り辺りが暗くなるまでコーチと一人パッティングの練習をしている写真があった。休むだけで、もう練習などしなくてもいいのではないのか、自失しているようで痛々しかった。

よしんばワッと大泣きしてわだかまりを吐き出し、両親と寿司でも食べることが必要なように思われる。
まだトップとの差は7打。優勝できなくとも10位以内に入れば、上出来。明日、明後日の決勝ラウンドに期待したい。

わだかまりを捨てる、、、。
余り関係ないかも知れませんが、以下はYouTubeに載っていたカリフォルニア州はサンタモニカにおけるカロリーナ・プロツェンコちゃんのストリートパフォーマンスです。
こどもたちが彼女のヴァイオリンに踊り出し、大人が目頭をぬぐい、犬が感傷的に反応する様子はとても微笑ましい。

 


かって世界で流行った「ランバダ」。

 


懐かしい「虹の彼方に」。彼女のスロー曲で目頭をぬぐう人が見られる。
最後にワンちゃんが映るが、どう見ても反応しているようで、可愛い。

ウクライナから一家で渡米し、今夏彼女は10才だという。両親がサイドプレーヤーとして彼女の音楽を支えているらしい。

秋の催し。

2019年9月3日(火曜日)

今年前半の催事「倉石隆特別展」が9月10日で終了、一週間延長した「陶齋親子展」が本日終了致します。
その後、今秋は例年になく催しが続きますため、順を追ってまとめてみました。

 

9月28日、午後3時からは、下美術館の設計者である建築家・大橋秀三氏の講演会です。当日に向けて最近2回氏とお会いしました。講演会と聞くと堅いイメージですが、「お話を聴く会」で良いと思っています。
新宿のデパート勤務から始まり今日に到る幾つかの運命的なターニングポイント。氏が設計で意識する要点。樹下美術館設計のあれこれetc。自然体の才人大橋秀三氏のお話に興味は尽きません。
入場無料、参加ご希望の方は、予め樹下美術館へ電話025-530-4155でお申し込みください。

 

10月5日(土)午後3時半から開演ジプシー・スウィングのジャズコンサート
演奏は「じゃんごっこ」で、このジャンルを生で聴いたのは2010年10月の世界館における演奏会が初めてでした。ドラムが無く、ギター2、ヴァイオリンとウッドベースによる弦楽器だけのスウィングジャズは音にまとまりがあり、温かく心地良いのです。秋の午後、情緒とエキゾチズムがスウィングするひとときを樹下美術館でお楽しみください。
入場料大人2000円。予め樹下美術館へ電話025-530-4155でお申し込みください。

 

10月26日(土)は大潟区コミュニティプラザで午後2時開演「魂の響き」コンサートです。主催大潟音楽協会OB会で、樹下美術館が共催しています。上越市吉川区ご出身でチェコ在住のピアニスト市村幸恵さんとチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の第1ヴァイオリニスト、ヴィクトル・マザーチェク氏によるデュオ演奏会です。チェコゆかりのドヴォジャークやスメタナ、さらにモーツアルトなどがどのようなアンサンブルで演奏されるか、とても楽しみです。
共催の当館で前売り大人お一人2000円の切符をご用意していますので、ご希望の方は窓口でお申し付けください(当日の入場料は2500円です)。

 

11月9火(土曜)午後3時から開演「蓄音機を聴く会」。このたびは歌を中心にお掛けする予定です。ヨーロッパの歌曲、シャンソン、日本の童謡なども聴きたいと思っています。秋更ける午後のひとときを、電気を使わない再生音をお楽しみください。
入場無料ですが、開場準備のため樹下美術館へ電話025-530-4155でお申し込みください。今秋行われる新潟県文化祭の催しの一つになっています。

2025年9月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

▲ このページのTOPへ