樹下だより

初雪?の日 最近のお客さん 買い物の日。

2024年12月7日(土曜日)

朝方うっすら白くなったらしいので初雪になるのだろうか。
午前の仕事を終え美術館に出向いた。妙高市の美術家東條麗子さんがお見えになっていた。現在展示中のジョケラ氏は地域の外国人をはじめ皆さんに驚くほど顔が広く館内は連日内外の方達で賑やかにしてもらっている。

昨日はニュージーランドご出身の男性や設計家のA子さんが見えられた。ニュージーランド男性は映画「ふみ子の海」の撮影で使われた髙田の名建築・旧小柳医院を改築、所有されておられる。
ジョケラ氏のお知り合いは自然志向が強いこと、創造や造形を得手とされ、古きを尊び自由な雰囲気を有しておられるのが共通している。
ニュージーランド氏は山田五十鈴や高峰秀子、乙羽信子が好きだと仰り、蓄音機のこともよく御存知。最後はカフェの蓄音機に手許にあった三橋美智也の「相馬盆唄」を掛け皆で盛り上がった。

本日東條さんからは長く主宰された垣根の無い「スタジオ・ゼロ」での「実験」の話、熱心なある写真家の生活、そしてお身内の介護など興味深い話をお聴きした。彼女は私と同世代でお元気、とてもシンパシーを感じた。身につけておられたアウターが鮮やかでお似合いだった。

美術館を後にしてイオンへ行った。今夏両眼の白内障手術をしていたので遅まきながらメガネを新調するのが第1の目的。いつものメガネ館で慎重な検眼をしてもらい、気に入ったフレームに出会えた。ついでに旅行用のリュック、来年度の手帳や運転用の手袋も求めた。
12月と買い物の相性やお元気な東條さんとお話したせいなのか、不思議と気持が高まり久し振りの買い物は楽しかった。ただし突然のセルフのレジに困惑した。説明の方が付いていなければどうなっていたことだろう。

以下は冠雪した近隣の山々。頸城連山。

米山。

尾神岳。

外出中車の外気温は3から4度だった。日中一帯に積雪は無く一旦少し気温は上がるようだが来週末には再び雪マークが現れている。
しばらく見ていない白鳥たちは雪国らしい寒さとなり喜んでいることだろう。

雪が足許までやってくるとほどよい緊張感をおぼえる。しかしドカ雪だけは勘弁してもらえないだろうか。

時間を掛けて押す注射 ほぼ一年振りに替えた机上メモ。

2024年12月3日(火曜日)

午前は曇り、午後雨降り、夜は上がっている三日火曜日の夜中。今年も少なくなった。

例年どおりインフルエンザのワクチンを行っている。注射法では、特に小学校低学年ころまでの人には「優しくやるからね」とか「そーっとやりましょう」などと言ってから時間を掛けて注入する。
痛いがすぐ終わるのと、痛みは少ないが時間が掛かるのではどちらが良いか、今も迷う。だが火が点くように泣かれたり大暴れたりされるよりは良いかと思い、ゆっくり打つのを続けている。

続けていると言えば、数日前に机上の大きなメモ用紙を更新した。このメモをいつから始めたのか調べてみたら2020年2月19日のブログに前年の8月19日からと書かれていた。仕事やブログで調べ物がある場合、ちょこっとメモするのに便利ではないかと感じ、5年近く続いていることになる。

上掲の紙は今年1月6日に更新したもの。手前から書いて行くので、途中上下逆さにして使う。用紙はカレンダーの裏などを用いている。鉛筆、ボールペン、マーカー、ほかに赤、黒など色も変えながら、あるいは囲みを付けて使う。お茶をこぼしたりするので汚れている。

今回は少し小さめの用紙。

ある日の美術館で、“私も同じように机上メモを始めています”と仰るお客さんと出会った。その後続けておられるでしょうか。

昨日から一泊の上京。

2024年12月1日(日曜日)

昨日から一泊して上京した。同級生夫婦二組と亡きA夫人の5人の食事会だった。もう30年は続けたが一昨年Aが亡くなった。やはり寂しい。先に逝った方が良いのか残された方が良いのか、答えは見つからない。

着いた夕刻4.5年振りでお台場へ行った。

かってより人が多い感じ。

夕陽、海、高層ビル、飛行機、雁行、
色々見られるお台場。

夕食のメニューから。

翌日は迎賓館へ行く。

前を通るばかりだった迎賓館。荷物検査を受けて入館する。国賓を迎える国を代表する場所ならもう一段深み、重みが欲しいと感じた。

 あるホテルで見たクリスマス飾り。

冬の関東は晴れ渡る。あまりに晴れるとピンとこなくなる。曇ったり降ったりしているほうが違和感がない。年のせいか、色々不思議な感覚が起きる。

大潟区公民館活動の方々の樹下美術館来訪、小山作之助係累の話をさせて頂いた。

2024年11月30日(土曜日)

一昨日は忙しかった。午後妻と木村茶道美術館へ行ったことは前回書いた。実は午前大潟区の公民館事業として皆さまが樹下美術館を訪ねてこられ、お相手をさせて頂いていた。
樹下美術館や私は小山作之助となにがしかの縁があることを当欄に何度か書いてきた。この度は作之助のひ孫でバイオリニスト「中島幸子さん」のお話しさせて頂いた。

戦中戦後のある時期、作之助の未亡人松さんと長男蕃氏はお子さん4人とともに大潟区潟町の作之助実家に疎開されていた。その後皆さまは順次東京や関東に住まわれ当地とは相応に縁遠くなった。
ただお孫さん達の中で長女の翠さんとは後年樹下美術館展示の画家倉石隆夫人として、香織さんとは長女幸子さんが作之助が設立に尽力した国立(くにたち)音楽大学に学び著明なバイオリン受賞歴をもってウイーンに留学、大活躍の緒に就かれる経緯があるなどで間接的に関係づくことになった。

当日参加された皆さま。
前市長村山秀幸さんはじめ
お世話になっている方ばかり。
熱心に聴いて頂きました。

当日作之助との関係を簡略な系図をもって説明し、幸子さんの事は若干の資料お示ししてお話させて頂いた。
今年は作之助生誕160周年にあたり、来年2月に幸子さんのことなどを大潟区コミュニティーブラザで筆者が話す予定になっている。どんなことになるか心配だが、お暇をみてご参加頂けましたら有り難く思います。

晩秋、驚くほど当たる天気予報のゴルフ 朝日池のコハクチョウ。

2024年11月21日(木曜日)

本日休診の木曜日、ゴルフに行った。予報は晴れのち傘のマークが出ていた。8:56のスタート時から空は澄み、風も無く冬間近のこの時期とは思われない好天だった。

 

米山水源ゴルフ場の一部は朝日池に面している。青空、雲、湖沼そして澄んだ大気は美しく、心身の栄養になった。

但し後半最後のホールあたりから次第に雲が垂れ込め、いっときパラパラ始まった。

それにしても天気予報は驚くほど当たる。この日も午後から崩れてくると報じられていた通りになった。様々な指標を演算のうえ実際の雲の動きを重ねるのだから、専門家は手に取るように把握できるのだろう。

空は夕刻に向かって落ち着き、暗くなる頃朝日池へ白鳥たちの様子を観に行った。

10月なかばから飛来しているコハクチョウ。これまで隣の鵜の池をねぐらにしていたが、本日夕刻は朝日池に沢山降りていた。数日続いた風雨によって枯れ蓮が減り水面が拡大したのでサイズが大きいこちらに移ったのでは。

ゴルフは失敗も少なくないが良いショットもあったので来年また続けたい。

妙高市はいもり池の近く「ギャラリー峨々」を訪ねた。樹下美術館も紅葉。

2024年11月16日(土曜日)

本日、午後から妙高市は池の平にある「ギャラリー峨々」を訪ねた。多くの画家達が描いた妙高山の絵画はじめ古布、道具や機器類、ガラス、陶器あるいは漆器などの個人コレクション館である。
一貫したコンセプトは「手作り感」や「時代感覚」あるいは「不思議」や{愛着」と言ったもので、あるじ夫妻の郷土や自然へ愛情が色濃く感じられた。

多岐のカテゴリの中から本日は特に印象的だった猫をあしらった古布作家・なー猫さん作品のコレクションから一部を掲載しました。

古布にさらに古いほつれが
あしらわれた猫たち。

これもなー猫さんの作品か。

中央の展覧会で受賞した
大作のほんの一部から。

 翼が付いた猫を二つ求めました。
往診鞄に付ける予定です。
ラベンダーの香袋を付けて頂きました。

最後は玄関の看板と李朝の壺です。壺は茶壺でしょうか木製の蓋がついていました。とても良い風合いでした。

あるじの藤田ご夫妻、本日は貴重なお時間を有り難うございました。家に帰ると椅子に座っていた木製の猫ちゃんを美術館のカフェに置きたくなりました。

晩秋の妙高山と落ち葉が美しい午後でした。
館内にそっと流れていたジブリの音楽も素敵でした。

 

一人前に樹下美術館も
紅葉の盛りになりました。

再び良寛椿の苗。

2024年11月15日(金曜日)

今年正月、京都、倉敷、髙松を巡り最終日には良寛修行の地である倉敷市玉島の円通寺を訪ねた。
当日時間が詰まっていたが親切に円通寺へと案内して頂き、帰りは新倉敷駅まで送って頂いたのが新潟県ご出身の早川正弘氏だった。

氏は同地に於ける良寛さんの顕彰に尽力され、円通寺境内の覚樹庵(かくじゅあん)に長年咲き続けたすえ、樹勢が衰えた白椿を「良寛椿」として挿し木で蘇らせる運動をされている。成果は実り、円通寺公園の広い一角に「良寛椿の森」として多くの苗木が植樹され管理されるようになった。

春になると氏から良寛椿の苗が届けられ、喜んで美術館の庭に植えた

植えた日の「良寛椿」

植えて半年経ったが苗はじっとしているばかり。成長が止まっているのは夏の長い暑さのせいなのか、ずっと心配していた。
そんな折、昨日倉敷から早川氏が来館された。ご自分のふる里である当県和島村へ赴く途中お寄り下さり、わざわざ5本の良寛椿の苗木を持参された。

良寛椿の苗木。

早川氏は和島で福祉活動にも関係され、折々遠隔を往復されている。短い滞在時間だったがお聞きした高齢者や認知症の方の接遇の話はとても感銘深かった。

11月は中ばになりました。明日は晴れるようですが当地らしく寒い日、荒れる日へと移る時期です。仕事の方はインフルエンザワクチンと一部コロナワクチンに押されるような忙しい日もあり、本日はそんな日でした。“来週は荒れるから今日来ました”と仰る方たちからこの先のお天気を聞かされた次第です。

カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その3。

2024年11月9日(土曜日)

ご好評の高宮あけみ展が終了し、ラッセル・ジョケラ展が始まっています。本日は遠路横浜から高宮ご夫婦が来館され作品を戻すべく梱包をされました。

こちらへ届ける時と終了して撤収するときではどちらが大変ですか、とお訊ねすると返す方が大変と仰っていました。このような事はやってみないと分からないことの一つですね。
皆さまにはとても感謝している、と仰っていました。ご夫婦も本当にお疲れ様でした!

さて掲載を続けている館内のノート、スケッチブックからです。“穏やかで想像以上にとても美しい美術館”とお書き下さいました。Wow!も絵もWow!です。

カフェと芝生を褒めて下さり
有り難うございました。

高宮あけみ展の丁寧な感想を有り難うございました。クィーンアンのカップと珈琲、そして桃が幸せそうです。有り難うございました。

明日のお天気も良さそうですね。

本日ジョケラさん初日。

2024年11月7日(木曜日)

本日ラッセル・ジョケラさんの「オリジナルオーダーメード家具展」の初日。切れ目無くお客様が見え、昼近くには上越タイムスさんのインタビュー取材があった。

重厚な材を用いたカウンターテーブルと
ジョケラさん。

 自然児ジョケラさんらしい
円形の家の自筆設計図と見取り図。

 

素地を活かし一段と大きくなった
アーサツリー。色々な
パターンにアレンジされていました。

明日からお天気は持ち直しそう。どうか思い思いにおでかけ下さい、お待ち申し上げております。

明日からジョケラさんの展示会 高宮あけみ展のご来館有り難うございました。

2024年11月6日(水曜日)

9月5日~11月5日までの「透明水彩 高宮あけみ展」が終わりました。近隣の皆さまはじめ横浜、東京からも大勢さまにご来館頂きましてとても感謝しております。

午前に撤収作業を、午後は明日から始まる「ラッセル・ジョケラ オリジナル オーダーメード家具展」の展示作業を行いました。
本日R・ジョケラさんがお友達のマイケルさんと搬入をされ、皆で楽しく展示作業を行いました。

お二人がいるだけで
がらりと雰囲気が変わる。

長いバーカウンター、椅子、
灯り付きテーブル。

倉石隆、齋藤三郎作品をそのままに展示しました。

アーサ・ツリーも用意されました。

手前は手作りのお弁当箱。
くつろいだ会場になりました。

期間: 11月7日(木)~12月15日(日)
入館料:大人200円、中高生以下無料
カフェのみご利用 無料

休館日::毎週水曜日
開館時間:10時~17時
作品の購入:参考作品以外 可

今年の閉館日12月15日までの開催です。これから当地らしく荒れた空の日もあることでしょう。クリスマスの雰囲気が漂う今年最後の催事をどうかお楽しみください。

2025年5月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

▲ このページのTOPへ