空・海・気象
恐ろしいばかりの雪になってきた。
いま深夜零時を回ったところです。
あまりの静かさに、もしやと思い外を見ますと、恐ろしいばかりの雪です。これだけ一気に降るこ雪は見たことがありません。
明けたなら一体どんな状況になっているのでしょう。
果たして車が出させるのか?道路は?本当に恐ろしいばかりで、朝が心配です。
以下は午前9時ころの仕事場の様子です。
仕事場二階から見た様子。
カーポート。
一帯でも楽に1メートルは越えたようで、午後も降り続いています。
午前中にあるお宅の老人がベッドから落下されたという電話があった。骨折の有無を診に午後から出かけたが、怖い道中だった。
下の写真の先を右折し田んぼに出てまた右折する。
往診した道中を撮ってみた。わだちも見えず、どこが道だか分からない。
すれ違いで下手すると脇の深い雪に嵌まり抜け出せなくなる。
幸い骨折は無く安心したが、こんな日の救急車はさらに大変だろう。
帰り道、この先は行けない、といって中型のトラックがバックしてきた。私が今来た道である。なぜと思ったが坂が駄目だったらしい。バックをして道を空け行き違えたものの、今度は私が坂で横滑りをして肝を冷やした。トラックは二人が乗っていた。確かにこんな日の車には二人は必要だと思った。
夕方出かけようとした妻は、怖いと言ってすぐに戻って来た。
雪のせいか年のせいか、雪の町髙田出身の人が怖がっている。
昭和後半期に2度だったか豪雪があった。この度は時期が早いのではないだろうか。予報によれば明日いっぱい耐えれば、以後一先ず落ち着くようだ。ぜひともそうあってほしい。
新雪を踏んで海そして県立大潟水と森公園へ。
正月二日、いよいよ当地も降った。
昨日元旦は家に籠もりっきりだったので、反省して本日は外出した。
先ず海へ。
私は海育ちのせいか冬であろうが海へ行く。何をするわけでもないがとにかく行く。海はその日ごとに表情があり、行けばそれなりに面白いのである。
冬の海カラスを親しく覚えたり
親しく(ちかしく)
県立大潟水と森公園は朝日池のすぐ近く。
落葉樹に積もった雪がきれいだ。
この建物の裏手の林へと入る。
園路はまだ除雪されていないため、前の人達の踏み跡を歩く。
この方としばし立ち話をした。私よりもよほど沢山通ってこられている。
餌をあさりに道路に雀たちが出ている。空腹なのだろう、さほど車を恐れない。
できるだけ体を動かし、野菜を沢山食べて健康な年にしたいと願っている次第です。
さして変わり映えもしませんが、今年もどうか樹下のひととき(樹下美術館館長のノート)を宜しくお願い致します。
池の靄 雀の群 夕暮れ電車とコハクチョウのハーモニー、飛び立ち前の行進。
本日日曜日、風雨も雪も無くお天気は一休みしてくれた。
午前は年賀状の原稿をいじったり刷り増しをして、午後から柿崎を歩き、帰路鳥を探しながら新柿線を走った。
途中で寄り道した吉川区田尻?の池に靄がかかっていて、幻想的な眺めだった。
ほくほく線高架橋周辺の水田にいくつも白鳥の群が見られた。
家に戻ると妙高市の中1の孫が母親と来ている。一緒にお茶を飲んだ後妻も加わり再度先ほどの白鳥を見に行った。
一帯の群は道路脇にも居て、みなかなり近い。初めて間近に見る白鳥に一同目を丸くして“見学”。
一渡り眺めて一行は帰ったが、鳥と電車が撮れればと思い私一人残った。
近くで雀の群が高架と下の枯れ草を行ったり来たりしている。
ややあって群はねぐらに帰る仕度を始めた。
急に食餌を止め、西側の遠い群が一列になって西へと歩き出す。
16:52
ねぐらの朝日池は東にある。ひとまず西に歩くのは危ない高架橋から離れる行動ではないかなと思った。
数年前の夕暮れに見た群も、どういう訳か“ほぼ一列”になって歩きはじめ、移動後集合し、暫くして一斉に飛び立った。
西側から次々に歩き始め。東端にいた一群が最後に歩いた。
17時頃、西の端、県道わきまできて集合。
{写真は編集ソフトで明るくしていますが、実際はほぼ真っ暗です)
集まるとコウコウ、コウコウと大変賑やかに鳴く。この時高く鳴くものと低く鳴くものがあり、一種ハーモニーが生まれている(普段は高い鳴き声一色)。高低二音の歌声は神秘的な響きがあり、是非再び聴いてみたい。
このあと暗い中を少数ずつ飛び立ち、最後に大きな群が一斉に飛んだ。
食餌を止めて歩き出す。一体だれが時間や歩く方向などをリードしているのだろう。一部もたつく場面もあるがほぼ整然と行動した。
遅くまで田んぼをウロウロした帰路、自分のほうが孫よりも子どもじみているようで恥ずかしくなった。
怒る海とコロナとチドリ 一応の食卓。
午後休診の本日、穏やかな空をみて柿崎海岸へ向かった。
静かな空と対照的に海は数日前の低気圧の名残で大波が打ち付けていた。
波を見ていると計り知れない力を感じる。
例えが合っているか否か自信はないが波を見ていると、ウイルスも斯く膨大な力を有しているのではないか、と思った。
海とウイルスは様子は異なるが、古い兄弟同士だ。一方新参の私達は、高邁にもAIだ5Gとうそぶきながら、遠く小さなウイルスに苦戦している。
歯がゆそうに打ち続ける波は、懲りる様子もない人間に怒りを押さえられない風に見えた。少しは謙虚になれば良いものを、数字は煽りだなどと、偉そうにしながら死者を増やすのに手を貸している人間たちに怒っているのだ。
コロナを恐れない人々はこのような歌を、腹を抱えて笑うことだろう。
ベトナム戦争はこの歌などによって終わった訳ではないが、
毎日毎日ラジオから流れ、一種真実を歌っていたことは確か。
今より希望やささやかな幸福があった時代の歌。
人は幸福を実感出来にくくなった代わりに、真実を笑い飛ばす新しい快楽に夢中になっているように見える。
本日も二羽のチドリ【シロチドリ)がいた。
チドリは海と兄弟だ。養鶏場の鶏とは違う。
ささやかな慰労会 荒れる上下浜、
まれに見る豪雪となり各地で甚大な雪害を生じるまでになっている。
樹下美術館の一帯は積雪も少なく助かっている。
過日SPレコードをかけて頂いたS氏を囲んで慰労のお茶を飲んだ。合間にシューベルトやブラームスを聴き、ロンドンデリーの歌にビングクロスビーのクリスマスソングなども聴いた。
このような時の最後は、たいていP・カザルスの「鳥の歌」が掛けられる。本日も祈るような気持ちで聴いた。
お茶がお開きになって上下浜へ行った。
強風のなかカモメがやってくる。
この二羽はしばらく演技風の飛び方をした。
カプセルが回収された 空力加熱と発光。
本日2::30少し前、ハヤブサ2から切り離されたカプセルがオーストラリアの砂漠地帯で無事に回収された。
火球の光は、毎秒12㎞の超高速物体の前面と大気との間に生じる圧力による空力加熱という現象による発光だという。部分的に1万度にもなるが摩擦によって全体が燃えているのではないらしい。
耐熱プラスチックや炭素層の設えによって防護された内部は50℃レベルで守られているという。回収されたカプセルの外観も一見とてもきれいに見えた。
猛烈な物理的ストレスがかかる大気圏突入中の姿勢が、一定に制御されているのにも驚かされる。カプセルはゆっくり回転が加えられているというが、不思議だ。本体からの切り離し角度やタイミングなど、何から何まで綿密な計算通りに遂行されている。
様々な試行錯誤があったはずだが、責任者が1000パーセントの成功と言うのだから凄い。
原初の地球の姿をとどめるといわれる小惑星から持ち帰られた試料。まず地球と生命の生成にどのような情報をもたらすのか、興味深い。
本日12月6日、深夜の火球映像とカプセル帰還。
こんなことがあると夜更かししてテレビを見てしまう。
そして見た。
カプセル無事着陸に拍手が起こる
相模原市のJAXA宇宙科学研究所管制室。
(日テレのネット中継映像から)
6年をかけてミッションを遂行したはやぶさ2は、地球に向けてカプセルを切り離すと、次のミッションに向けて再び宇宙へと旅立っていった。11年後、最終的に1998KY28という微少惑星に到達し探査を行うという。
私は茫としてそのような文言に接するだけだが、実際に運営する現場の人達は超広大な宇宙空間で超微細な操作によって超高速の探査機をコントロールする。まったく、信じられない世界があるものだ。
このたび持ち帰られた貴重な試料や、今後やぶさ2が知らせる事実は、地球の生成はおろか、その先の運命の研究にまで資される。
大偉業を成功させた宇宙科学のリーダーたちは、一見しておじさんたちだった。コロナで暗黒化した世界に何と輝かしい光を灯したことだろう。それがおじさんたちのリードというところに、科学における脈々たる昭和の力を感じたが、おじいさん世代としては嬉しいことだった。
この先平成、令和生まれのもっとすごい力が発揮されることを期待している。相模原の応援ホールで興奮していた子供達がとても印象的だった。
夜が明けて、カプセル回収の映像が見られることを楽しみにベッドに戻りたい。
小島正芳先生の来訪 名残惜しい上下浜と四ツ屋浜の夕暮れ。
午前の仕事を終えて急いで美術館に戻る。
すでに新潟市から大切な方、小島正芳先生が自宅にお見えになっている。
今夏全国良寛会会長になられた先生は、優しいお心に朗らかな童心をお持ちの方。隣に座っていると澄んだ感受性が伝わってくる。
ふとしたことから先生の知己を得て、今秋樹下美術館で「齋藤三郎と良寛さん」を講演して頂いた。先生は新潟大学時代に髙田の芸能科で齋藤三郎の講義を受けられ、三郎に心酔し敬慕されていらっしゃる。
樹下美術館来年の展示は「齋藤三郎の書画」を予定し、秋にはそのことで再び先生のお話を聞けることになった。
本日は三郎の文字の書き込みがある焼き物と手紙類を見るため来訪して頂いた。関連作品と書に囲まれ、とても幸せそうにされ、ご一緒した私どもも幸福だった。
玄関に掲げた額。
齋藤三郎の書はとても鑑賞価値があるという。
来客をまじえた話は良寛の書と逸話に及び、それらに現れる優れた人としてのエッセンスに触れられた。
年末テレビの良寛の特別番組や、来春~夏の東京に於ける良寛展などの企画・監修でお忙しい先生。広く芸術に対する造詣深さが伝わる貴重な時間だった。
●NST新潟総合テレビ、2020年12月31日9:50~10:20
「良寛さん出家の謎」 案内:小島正芳
ちなみに昨年の同企画番組の一コマをNSTのブログから以下に引かせていただきました。
昨年の大晦日番組での先生。
来客のお一人が庭のモミジをご覧になった。
根本から枝が出ていることがとても変わっていて面白いと仰った。
この木は手入れを怠っているだけと返事をした。が後になってよくよく考えると、購入したものではなく、ここで実生から育った木ではないかと思った。そもそもこの場所は、いまだ十分な手入れがされず半ば野のままになっているところ。来年はもう少しかまいたい。
楽しい時間はあっという間に過ぎる。高速バスの頸城停留所へ先生をお送りした。着いたのは良いが、上り下りの線を間違えてしまい、先生が慌てて強風の隧道を対側へ歩かれるのが見えた。走って行ってお詫びし、あらためてお別れした。
さて極端に日が短くなっている。陽の名残を惜しんで上下浜と四ツ屋浜に寄った。
まったく漠然とであるが、あの世では会いたい人に会えるかもしれない。だが風景だけはそうは行かないような気がする。
帰路の四ツ屋浜では沖の雲に降水が見られた。
遠くから見ると、時雨はこんな風になっているらしい。
心から楽しそうに良寛や齋藤三郎を話される小島先生。思い邪(よこしま)無し、幸福とは何かを垣間見るような時間だった。
荒れ模様の虹の日 黒猫の目 拡大を制御した病院。
昨日とは打って変わり本日は今どきの荒れ模様に戻った。
空は時雨れては一瞬陽が射すのを繰り返した。
ところで仕事場の換気のため、私の場所のサッシを少し空けたのは良いが、カーテンが揺れるほど冷気が入る。風邪を引きそうなため小型の温風機を買って机の下に置くと、かなり役立った。
買い物の帰路、田んぼに寄ると黒猫が田に入って行くのを見た。
カメラを向けるとじっとこちらを見る。
オートで撮るとフラッシュが光った。
モニターの猫の目が赤っぽく写ったのでフラッシュを続けてみた。
猫はじっとしていてくれ、少しの角度で色が変わる。
確かに“猫の目のように変わる”のを目の当たりにする。
この猫は美術館の周囲でたまに目にしている野良さんだと思われる。
寒風の田んぼで何をしていたのだろう。
よく見ると目は猫目石どころではな、オパールを思わせる色も見られた。
寒いなかモデルになってくれて有り難う。
美術館に戻ると、妻の知人が手作りのクリスマスリースを持参して下さっていた。
もう何年もこの時期になると届けていただく。荒れて寒い日に美しいリースを見ると心が温まる。
館内がいっそう幸せな空気じになりました。
“いつもいつも有り難うございます”
本日は在宅回りが無い月末の貴重な日だった。荒れた空に誘われて上下浜へと行ってみた。
一名のコロナ感染があった病院は極めて迅速に動き、関係者に対して広く検査を行った模様。結果全て陰性と判明し、業務停止をミニマムに押さえ、明日から診療を再開すると伝えられた。
院長はじめ皆さんの的確な判断と行動に敬意を表したい。私たちにとって大切な病院であるためほっとした。
自分が感染してないのは完璧に防御しているからではなく、運が良いだけと考え、いっそう用心を心がけたい。
黄色の芝生は最後のモミジを舞わせる舞台 コール親子やエディー・ヒギンスの「枯葉」。
11月も残すところ何日もなくなりました。
本日の庭。
随分前に刈った芝は伸びることを止め、じっとして休んでいる。
大方の木々は葉を降らせたが、数本のモミジが落葉を待っている。
黄色の芝生は最後のモミジを舞わせる舞台のようなものだ。
枯れるもの同士、いつかのようにここをきれいに飾ってほしい。
本日ご来館くださった22名の皆様有り難うございました。
本日は特別な記事もないためYouTubeの音楽から「Autumn Leaves 枯葉」を並べました。
最初はナット・キング・コールの歌です。
歌は1960年代のラジオからどれほど流れたことか。
次はその娘さんであるナタリー・コールの「Autumn Leaves」です。
やはりとても上手いですね。
ナタリーが亡き父の音源と映像に重ねて歌ったシングル「アンフォーゲッタブル」は大きな反響を呼び、1991年グラミー賞のソング・オブ・ザ・イヤーに輝きました。
グラミー賞授賞式のセレモニーで歌うナタリー・コール。
往時の父の映像と音声に歌と演奏が重なる。
同じキーで歌う幸福なシーン。
最後にエディー・ヒギンス・トリオです。
スウィングする「Autumn Leaves」。
ピアノソロの後ベースに続きドラムスが、
ピアノと掛け合いながらソロをとる。
いずれもよく歌い、とても楽しい演奏。
以前にも書きましたが、
その昔新潟市のホテルのエレベーターでエディー・ヒギンスと一緒になったことがありました。
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- 樹下美術館カフェの落書き帳から その1。
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