とてもお世話になった院長が異動する。
冬から春へ、晴れたり降ったり弥生の空は忙しい。
冬の始末をしながらせっせと春へと仕上げていか
なければならない。
今夕、日頃の地域医療で大変お世話になった病院
長の送別会が柿崎区は水澤屋さんであった。
患者さん、ご家族、私たちそれぞれの立場に立った
た暖かな医療を10年にわたって遂行された。
偉ぶることもせず問題のみ熱心に対応される姿勢は
清々しく頼もしかった。
先生、本当にお世話になりました、どうかお元気で、
新任地でも存分にご活躍下さい。
今時はあちらこちらで送別会だ。
3月の人の動きは外部の人間には如何ともし難く、
在任中の四方山話に花を咲かせながら、願わくば
いつの日か再び当地へ戻られる日を願うばかりで
あった。
寿命との競争?、2冊の収蔵図録。
珍しいことではありませんが、中二日空いてしま
った私のノート。開館早々倒れたのではないか、
と心配された方がいらっしゃったやに聞きました。
元気ですが先週は半日ほど倒れかかり、ちょっと
しためまい騒動がありました。
原因は最後の仕上げとなっていた樹下美術館の
収蔵作品図録の制作です。
何しろ10年前から完成まじかと何度アナウンスを
したか忘れるくらいの懸案とモタツキ。
それが開館十周年の今年、電柱にしがみついてで
も出さなければもう後が無いのです。
倉石氏のものが60ページ、齋藤三郎のは70ペー
ジに増え、おまけに急遽10年の歩み風の8ページ
の小冊も手を付けてしまい、三冊同時の仕上げと
なっていました。
先週木曜日は1時間半、昨日は3時間の睡眠でし
た。一応プリント紙に両面を刷って本の体裁にして
おかなければならないのですが、昨夜は刷っては
直しを繰り返し、途中で紙が無くなる始末。
今朝早く妻にホームセンターで買ってきてもらって
昼休みを使って刷り、尋ねてきた印刷屋さんに渡し
ました。
しかし間に合ったのは「樹下美術館の10年」と「樹
下美術館の齋藤三郎」で、倉石隆は今週中の納品
?となった次第です。
この表紙は今年入った「色絵椿文鉢」からとりました。
拙ノートのヘッダーとおなじです。
今日まで延ばしたのが幸いし?陶齋氏に相応しい表
紙になったのではと気に入っています。
色々やってきた結果論ですが、少なくとも3,4年前に
出さなくて良かったと思っています。
当時と今を較べると作品の理解や文に少しくマズイ所
が見当たり、自分の昔の写真のように恥ずかしいので
す(写真はいつも恥ずかしいのですが)。
その点、大きな美術館の展覧会図録は分厚く、内容も
高度で安定しいつも感心させられます。
あたかも寿命との競争になりかけているわが図録、中
身が心配ですが、開館記念の6月10日に間に合うよう
印刷屋さんと一緒に頑張るつもりです。
最後は色の調整、これがまた難しいのです。
今年の展示から2・「カリカチュア風な倉石隆」から。
去る3月15日、今年の絵画展示作品のご案内として
「カリカチュア風な倉石隆」から4点をご紹介しました。
本日は残り3点です。
「詩人」 1964年 89,9×73,0㎝(高さ×横)
先回の「(人生)」に負けないカリカチュア風な作品で
す。
鼻、顔の輪郭、髪、首、そして目も随分と異様です。
モデルが実在したかどうか分かりませんが、詩人とい
うタイトルでこんな風に描かずにはいられない衝動が
あったのでしょう。
激しい感受性の持ちとして観る者のイマジネーション
をかき立てるインパクトがあり、作者らしいモノクロー
ムが効いています。
「(さかな)」 1955-60年 24,2×33,3㎝
人物画中心の作者は時に風景やこのような生物も描
きました。
作品は生きている魚ではなく食べた焼き魚だったかも
知れません。そうだとしたしたら描きたいほど美味しか
ったのでしょう。
のどかな雰囲気ですが、いかがでしょうか。
「(鳥)」 1952年 24,5×39,3㎝
前者と全く異なりやかましい鳥を描いています。く
ちばしや羽ばたきなどカラスそのものです。
出身地高田にはカラスが沢山いました。故郷の水
田の作品にもカラスが描かれているものがありま
す。
上京してまだ数年、「めし」と同じころのものですが、
この鳥のようにばたばたとした自身の内面の焦躁
を描いたようにも思われます。
絵画の見方の一つでしょうが、その絵を描いている
時の作者を想像したり、描かれているのは作者自身
ではないか、と考えてみるのも面白いと思います。。
※作品タイトルのカッコ内のものは1995年の新潟市
美術館に於ける仮題として記されているものを引用
しました。
さて肌寒さが感じられるものの、庭のクリスマスロー
ズは競うように蕾から花へと変身中です。
早春の王女たちのようですが、中には一輪寂しそうに
しているものもあり、それはそれで気品が感じられます。
皆様にお出かけ頂いていて花ともども喜んでいます。
今年の展示から1・「カリカチュア風な倉石隆」 スプリングソナタのSPレコード。
今年の開館を迎えた本日、寒い一日でしたがおな
じみの方初めての方々にご来館頂き有り難うござ
いました。
開館に際し展示作品について簡単ですが説明を試
みたいと思います。
2017年絵画展示「カリカチュア風な倉石隆」
倉石隆は人物(人間)を描くことをライフワークとし
ました。
人間は生き物として共通部分をベースに、生まれ持
った個性と環境、経験など個人的な要素が加わった
複雑な存在です。
さらに人間を描く事は自分を描くことにもなろうと思わ
れ、いっそう困難もあったことでしょう。
氏は具象の画家でしたが、時に風刺画や戯画風の
表現で描きました。これらは一種カリカチュアと称さ
れる範疇でありましょう。
このたびは氏の作品からそのような雰囲気を有する
ものを選んで架けました。
●それでは会場左から
「(熱情)」 1987年 18,0×13,8㎝
身体の不自由を強い意思と感情が支えているお年
寄りを描いた小さな作品です。宝くじ売り場にいた人
に惹かれて描いたようだと、夫人からお聞きしました。
エゴン・シーレ風な荒々しいタッチで素早く描かれて
います。
「男の像」 1955-1960年 90,9×72,7㎝
大きな身体にごく小さな頭部が乗っています。顔は
悶々としていらだち、身体と手を持てあましている風
です。
上京したある期間、全く描けない時期があったそう
ですが、そんな日々の焦躁を描いたと思われます。
しかし薄い黄色にそこはかとない希望が感じられま
す。事実このように筆を執り始めたのですから。
「めし」 1953年 33,0×24,4㎝
前者よりも前の小さな作品です。
魚の骨だけの皿が粗末な食卓に乗っています。茶碗
とハシを差し出した男が「もっと!」と叫んでいます。
1950年に上京した倉石の当初、部屋には机の代わり
にリンゴ箱が一つという時代が続いたそうです。心身
ともに飢えていたに違いありまません。
いらいらする赤の下地を鎮めるようにグレーが乗せら
れています。

「(人生)」 1957年 90,9×72,7㎝
やや大きな作品ですが、どんな事を描いているのでし
ょう。首から何かを下げた売り子のようにも見えます。
野球が好きだったという氏が球場でこのような人を見
かけたとも考えられます。
懸命に生きるほどに人生は時として醜さや滑稽さが滲
むのを経験します。
側面をこの人物に投影したように思われます。
客様がいました。
※題名の( )は、1995年新潟市美術館の展覧会の際
に付けられた仮のタイトルです。
ソナタ”のSPをお客様が持参された。
蓄音機に乗せるとリリー・クラウスのピアノが明るくリー
ドしてカフェに流れ、居あわせたお客様とひと時を過ごし
た。
はとても優しかった。
早春の満月 弟の絶品豚肉。
展示の準備が終わり再び庭掃除を行った日。
雑草たちは既に元気よく肥りあるいはしっかり
土を掴んで踏ん張っている。
芝生は枯れているので入り込んだ青い雑草は
非常に目立ち、皆の目の敵。
そして分厚い落ち葉は悩みの種で、肥料として
そのまま放っておくか、美観を考えて取り去るか
毎年考えてしまう。
夕刻6時のチャイムまで庭をいじった。
終えて見上げた空に満月。
尾神岳の右肩に昇った月は力強く春の訪れ
を告げる風だった。
今夜は豚シャブ。
南三陸町の山間で弟が放し飼いしている豚肉は
知る人ぞ知る絶品。
現在自宅を開放して「山の食堂ポルセリーノ」
も営んでいる。
カナダ人、ヴェトナム人、フランス人など様々な旅
人が泊っては飼育を手伝うという。
いまだに恐ろしい3・11 茶の稽古。
本日3月11日、東北大震災から6年が経った。
当時拙個展「花の命を描く」が新潟市の知足
美術館で開催中だった。
40日という長い会期のほぼ中間点という日、上
越市の自宅でユサユサユサと長い揺れに襲わ
れた。
その名称が決まるのに数日要した記憶がある
が、未曾有の大震災が東北太平洋沿岸に起こ
った。
仙台市と南三陸町に弟をはじめ3組の縁者がい
て、音信の無い弟などは駄目ではないかと思った
時期があった。
幸運にも皆無事だと分かったが、大混乱の交
通事情を縫うように現地を訪ねた妻は、涙が止
まらなかったと言った。
私は個展どころではなくなった。
同時に発生した原発事故はいまだ12万人の住
民の故郷を奪ったままだ。収束(廃炉)には60
年も掛かるという異常な世界であることも知った。
大勢の人が故郷を失うことや、子孫へ経験則の
無いリスクと負担を強いる残酷さを何とも思わな
い人々がいる事も、地震と同様不気味で恐ろし
い。
本日午後、茶道師範のお宅へ伺いお点前の指導
を受けた。
課題を解決して頂き、気づかなかった諸点をことご
とく直して頂いた。
茶道の地力を知らされ、歩む気持ちを与えて頂き有
り難かった。
だんだんと春 間もなく開館。
三月になって当地は何度か雪に降られた。
冬の終わりに沿岸中心に雪に見舞われることがあ
る。
この所降っては消えを繰り返し、除雪車が出動する
日もあった。庭のクリスマスローズも戸惑ったことだ
ろう。
↑こちらでも蕾が顔を出す。
あたかも間もなくの開館を知っているかのようだ。
何でもそうかもしれないが、季節も色々あって段々
とそれらしくなってくる。
冬期休館は4日を残すだけとなりました。
新鮮な気持ちで迎えたいと思っています。
砂丘館とレクイエムの画家「塩﨑貞夫展」。
過日新潟市は西大畑界隈の事を記載させて頂いた。
その折同市には歴史的建造物を大切にし、今日的な
意味づけをして活用させる気運が感じられると記した。
同地に美術・文化施設「砂丘館」があるが、万事に疎い
自分はまだ訪れたことがない。
先日同館からご案内を頂き、観たいと思っていた「塩
崎貞夫展」の会期が間もなく終わる。是非とも連休の
どこかを使って出かけたい。
「塩﨑夫展」の案内。2月15日~3月20の会期。
弔いと考えられる掲載作品は特別な日常である死
が意外な視点と構図で描かれている。
ここに至る過程に思いを馳せない訳にはいかない。
坂口安吾の桜に応答するまことにナイーブな
油彩作品「女人午睡」 121,8×96,3㎝。
1934年糸魚川市で生まれ、2014年に急逝され
た塩﨑氏はガブリエル・フォーレのレクイエムとの
出会いが、その後のテーマの原点になったという。
恥ずかしながら不肖自分はその昔、天から降るよ
うなフォーレのレクイエムに救われた事があった。
新潟市は川風、海風、松風と段丘が織りなす眺め
があいまってとてもさわやかだ。
生死がいっそう他人事ではなくなった昨今、砂丘館
を訪ね、塩﨑氏のレクイエムを観るのが楽しみだ。
雪が降り寒かった日 シェリーのクイーンアン。
昨日昼は暖かくスタッフと庭掃除をしたばかり。
それが本日朝から雪模様でとても寒く、在宅回り
はびしゃびしゃと雪を跳ねながら伺った。
今年の開館まで一週間を残すばかりになりました。
この数年、毎春カフェでお出しする食器を追加して
きましたが、長く使用していたミントンのシノワズリが
傷んできたため替えることにしました。
今年は樹下美術館も満十周年、使ってみたいと思っ
ていたシェリー社のクイーンアンタイプのトリオをお
出しすることになりました。
↑1930~40年はアールデコ調の形が魅力のクイーン
アンタイプのトリオ(カップ&ソーサーとケーキ皿)。
雪のように白く薄手のカップはあたかもお茶を包む形状
をしています。
皆様から長く愛されますように。
二代陶齋 齋藤尚明氏を訪問 間もなく妙高市で作陶展。
昨日夕刻、上越市は高田寺町の齋藤尚明氏(二代
陶齋)をお訪ねした。
不思議な事に訪問は寒い時期ばかりで、いつもスト
ーブを囲んでお話する。
昨日は色々写真を撮らせて頂いた。
↑展示室と仕事場へ向かう通路。田舎風また大陸的
で非常にダイナミック。
↑仕事場(ろくろ場)。
向こうにあるのは酒瓶ではなく成形をする道具です。
↑素焼きの後乾燥中の作品。これからうわぐすりを掛け
たり、絵付けなどを施して再度焼いていく。
↑先代が築いた登り窯を説明する尚明氏。
最初の窯は昭和23年で当窯は昭和50年に完成。
火を入れ窯を乾かし温めてからの二晩は、不眠不
休で薪を焚き続け、窯全体を最大千数百度にも熱
して器を焼き上げた。
陶芸は格闘家の如き体力と、創造の感力知力の限
界に挑む総合芸術。
↑窯場に貼ってあった大原三千院のお札。
面白いが魔除けではないだろうか。
↑トイレの前に掛かるのれんは「此の男云々」の文
に椿が入った壺の絵がある。
氏は博識なので当館満十周年行事に関すること、
図録の事、焼き物の事、世間話などなど、必ず長
居になる。
夜ならば日をまたぐこともしばしば、本日は美味し
い珈琲とお菓子を頂きながら4時間過ごした。
今月、3月10日(金)~13日(月)まで妙高市西条
438-1「かんずり」本社2階で氏の作陶展が開催
される。
(有)「かんずり」のお電話 0255-72-3813
↑作陶展の案内。
唐辛子を網状に繋げた「色絵唐辛子繋文水指」(い
ろえとうがらしつなぎもんみずさし)のデザインは非
常に斬新で美しい。
この様に精緻な仕事が出来るのは尚明氏くらいで
あろう。
寒さ緩みお天気は回復に向かうようです、多くの方
に足をお運び頂きたいと思っております。
ヒュウガミズキ。
午後遅くいっとき小雨となった。
この時期は受験や進学、入学や就職、どん詰まりの
期末、そして引っ越しなど、慌ただしさに希望と不安が
混ざり合った独特の雰囲気がある。
そのような中で膨らみ始めたヒュウガミズの蕾が心慰め
てくれる。
この花は例年樹下美術館の庭で行われる花木の開花
レースで黄色の小花をいっぱい咲かせて、一番乗りを
を果たす。
これ以外、早春にトサミズキ、キブシ、マンサク、福寿草
など黄色の花が思い浮かぶ。
残雪に黄色。自然界のセンスには本当に感心させられる。
本日も茶の稽古をしたが課題がいくつか見つかった。
春は健診から グループホームのひな祭り。
昨日医師会健康管理センターでドック健診を受
けた。
以前から部分的に自院や他院でチェックをして
いたが、平成23年から医師会の上越健康管理セ
ンターで毎年受診するようになった。
差し当たりの体型と関係指数はその場で分かる。
今年の拙身長は160,0センチちょうど。
意外なことに体重53,4は1,5キロの増加だった
が、腹囲は前年と全く同じ78,2センチ、体脂肪率
17,4%は1,2%の減少だった。
一般的な体重増加は脂肪由来だが、腹囲が同じで、
体脂肪が減少していたのは、非脂肪組織(筋肉と骨)
が増えたことが考えられた。自己流であるが家で生
活行動を利用した筋トレとストレッチを続けている効
果が現れたのかもしれない。
体型を気にするのは糖と脂質の代謝を正しく保ちたい
こと、筋力を維持し少しでも長く歩き、出来ればゴル
フを続けたい事、そして同じズボンをはきたい為であ
り、結果としてほどほどの健康寿命に繋がればと欲
張っている次第。
さて本日3月3日はひな祭り。
日頃回診しているグループホームでおひな様の会
が終わった所だった。
甘酒を飲みお菓子を頂き唄を歌って楽しんだという。
認知症でかって大変だった人が知らない方の隣に座
り、二人で一つのひざ掛けで暖まっている。
問題があった方達が魔法に掛かったように穏やかに
なるのは、本当に不思議だ。
お年寄りには如何に安心が大切か知らされる。
明日からの週末はお天気に恵まれるらしい。
茶の稽古。
暦は今日で冬を終了し明日から春、まず三寒一温などで
進むのだろうか。
それにしても本日は朝寒く良く晴れ、皆様のお顔に明るさ
が現れている。
さて今春、ある席で茶の点前をすることになった。
しばらく人前で行うことが無かったのでお稽古を始めてい
るところ。
不思議なもので茶に向かうと心が引き締まり、爽やかさ
を感じる。昭和62年に始めた初心時代の希望のような
気持ちがよぎる。
多くの方のお世話にもなり、しくじらないように勤しもう。
貴重なハクガンが逗留中 松枯れ病の予防。
しばらくハクガンを見ない日が続いたが一昨日再び目にした。
大潟水と森公園のスタッフから200数10羽の大きな群とお
聞きした。
上越市大潟区は朝日池に着水するハクガン。尾羽を一斉に開い
て優雅に降りる姿は白い花びらのようであり本当に素晴らしい。
↑2013年2月28日のハクガン。たいていマガンやハク
チョウが一緒にいて、食餌するハクガンをガードしている
ようにも見える。
この年は20数羽の飛来だった。
2013年以後2年間姿を見なかった。それが今年は10倍
にもなってやった来た。
その昔ハクガンは多数飛来していたというが、乱獲で1940
年代までに越冬個体群は絶滅したと考えられていた。関係
国の保護努力により日本でも2000年頃から一羽~数羽で
飛来するようになった。
当時詳しい人が一羽だけ飛来した冬、夢のようだと話してい
た。
だがいまだ絶滅危惧種(レッドリスト)に記載されている鳥。
日本では主に八郎潟と当地朝日池に飛来するのを見る事
が出来るのは、まことに貴重で幸運だ。
3月には北へ帰ると考えられるが、出来るだけ長く逗留し来
年はさらに多く来てほしい。
さて樹下美術館には比較的大きな松が5本あり、特に南側
正面の赤松は主役級の一本。
これが枯れたらどうしようと毎年心配しているが、昨日関係
者によって予防的な薬液が注入された。
松は大切な財産、費用はかさむが5年に一度の処置はやむを
得ない。
新潟市西大畑界隈
昨日午後所用で新潟市は西大畑界隈を訪ねた。
↑新潟市立美術館で同館発行「全所蔵品図録」を求めた。
外国作家ではボナール、クレー、レジェ、ピカソほか網羅
されているが、カリエールの充実は特に目を引く。
国内は新潟県出身者はじめ主要な画家が収蔵されている。
時代を築いた作家たちの基礎への傾注と新しさへの挑戦
の足跡が横溢する一冊。
↑1995年に開催された倉石隆展にちなみ、氏の作品19点
が収められている。ほしいなあ、と思うものが何点もある。
↑行形亭(いきなりや)と旧齋藤家別邸が続く一角は新たに
石畳が設えられ、さらに格調高くなっていた。
↑用が済み、近隣のイタリアンレストランでランチコースを
食した。
店の名は「ネルソンの庭」。イタリアンでネルソンは珍しい
ことだが、イギリスの人、ネルソン提督へのシンパシーか
ら名付けられたらしい。
いずれも美味しい前菜、パスタ、デザート&珈琲で1500
円はリーズナブル。
庭にイングリッシュローズが咲くという店は最大100人の
ゲストが可能だという。バラの季節にも来てみたい。
↑雛飾りの展示期間に入った新潟市。旧副知事公舎だっ
たというレストランの一角に和室が保存されている。
北洋漁業で財をなしたという田代家のおひな様が飾られて
いた。
海運、港湾、米で発展した新潟市は各所に往時の面影を
保存しようとする気運を感じる。
西大畑界隈には、會津八一終焉の地に建てられた北方
博物館の新潟分館、および旧日本吟行新潟支店長役宅
である美術館・砂丘館もあり、辺りは風致と歴史、文化が
結び付いた爽やかな一角になっている。
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 高齢者、昔話
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- 和やかだった今年の樹下美術館秋の茶会1回目。
- ドジャース佐々木朗希選手の復調 ポストシーズンのディヴィジョンシリーズはフィリーズ戦。
- 激しい雨、めまぐるしい空 今年はどんな晩秋か。
- 回復の途で「何が食べたいですか?」に意外な返事。
- 長野市からの団体さんと倉石隆の作品。
- 加齢で不自由になる生活を「老化ゲーム」で。
- 昨日のオーケストラアンサンブル上越公演 ピアノとティンパニーのスリリングな即興演奏。
- 柿のカラス対策、お彼岸のオハギ、今日の食事。
- 遅くなりましたが上越市長の三田発言から「三田青磁」。
- 2025年、樹下美術館秋の催し三題
- 「小3の凄まじい体罰」をお読みいただいて。
- 上越市八千浦中学校の皆さま。
- 小3の凄まじい体罰 その3 終章。
- 小3の凄まじい体罰 その2。
- 小3の凄まじい体罰 その1。
- 小学校に上がるまでジャンケンを知らなかったAちゃん。
- 台風直後の上野駅から大潟町へタクシーに乗る その2。
- 今朝方の雷雨 その昔、台風直後の上野駅から大潟町へタクシーに乗る。
- 厳しい残暑のなか頸城野の稲刈り。
- ほくほく線のポストカードで。
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