モミジの落葉、覆される拙説 愛おしいモミジ葉は赤ちゃんのお手々。

2015年11月27日(金曜日)

気温はますます下がり本日季節風が吹き荒れた日。
風はこの所の中では一番強かった。
昼カフェに寄り、先日来記載していたモミジの落ち葉を見た。

切れ込み鋭いモミジの葉は一気に遠く行かず、芝生や障害物に絡みしがみついている。
結果として自らの周囲に散らそうとしているように見える。
こんなことからモミジはケヤキなどよりも自己完結的に、自分を中心に栄養するのでは、が私の拙い説だった。

それが本日、芝生の落ち葉はおよそきれいに吹き払われ、一夜にして私の説は覆された。
もとの木からみな離れて行ってしまったのである。

 

1コブシ表紙差替用 041きれいさっぱりとなっていた芝生。
現在の落葉は主に左の株立ちのモミジによって行われている。

2クリスマスローズ-の落ち葉本日落ち葉は芝生反対側のクリスマスローズなどに厚く集まっている。

3トクサの落ち葉南側に下りた所のトクサにもしっかり受け止められている。

4コブシ表紙差替用 050草木でもない軒下の石にも分配されている。

私の説とはむしろ正反対、本日のモミジ葉はことごとく自分以外の各所に配られていました。
これは自己完結型などではなく、むしろ自己犠牲の様相でした。

そもそも落ち葉の分配は最後に風が決める事になるのでしょう。

但し但し、モミジの葉の複数の切れ込みにはやはり意味があると思いたいのです。
通常の季節、モミジは非常に密集して葉が茂ります。
その分明かりを通すように分裂し、また葉がとても薄くなっているように思われます。
一枚が薄い分、散った後はギザギザで絡み合って集まり濃い肥料になる、、、。

〝モミジ葉は皆で手を繋いで眠るため赤ちゃんのお手々になっている〟

いずれにしてもモミジはどこか愛おしい。

 

アラレ昼の美術館の読書中、ガラス窓に短時間アラレが降った。

毎月伝えられる三ヶ月予報。12,1,2月も暖冬だという。この荒れ模様もそろそろ一段落してもらいたい。

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