花鳥・庭・生き物

季節の色、秋。

2017年9月22日(金曜日)

2連休を前に白い雲と青空がやりとりをした日。
美術館の周りを走行して目にとまったものを写した。

1
彼岸花にキタモンキチョウがやって来て、先日の手袋と同じ
ように周りをくるくる飛んでいる。

1'
ようやく止まって吸蜜をしている。

彼岸花は細い雄しべ伸ばしておいで、おいでをしているのにい
ざ近づくと花芯はとても奥にあり、吸うまでが大変そうである。

2
頸城区で見たノアザミ。

3
頸城区のコスモス。ことしはどんなコスモスが見られるのだろう。

 

4
吉川区の用水路のガードレールはアキアカネでいっぱい。

5
進む刈り取り。

 

6
夕刻のいっときため息が出そうな夕焼けが現れた。遠くから
佐渡汽船が近づいて来た。

秋はあたりを優しい色から暖色、そして輝く色まで美しく染める。
晩年期である自分もこのような色あいを映し出すことが出来れ
ばいいのに。

まだ先のことだが、、枯れて朽ちたものを真っ白に包む冬の雪は
特別な色彩作用を有している。

台風を前に爽やかな日だった。

2017年9月15日(金曜日)

非常に強い、と表現されている台風18号は本州を向いて
進んでいる。
当地は二日後17,18日の大切な連休が圏内に入る予報。

その台風を控えた本日は爽やかな空だった。

 

1
本日美術館へ行く道に咲いていたススキ。

 

2
美術館の前の水田を歩いて出て米山、尾神岳を眺める。
雲がとても爽やかだった。

 

3
数年来リンドウはこの株から花をつける(一昨日撮影)。
今年も数十のリンドウがトクサの際で開花を待っている。

 

 

4
台風を前に急いで行われていた稲刈り。

妙高山が見える日に大洞原へ行ってみたいが、明日あたりは
無理だろうか。

萩に蝶、手袋にも。

2017年9月14日(木曜日)

本日午後休診の木曜日、美術館が閑散で庭いじりの準備
をしていると、かたわらの紅白三株のハギにチョウが次々
やってきた。

ベニシジミにヤマトシジミ、それにキタキチョウなど賑やかだ
った。

1
ベニシジミ。

 

2
ヤマトシジミ。
ベニシジミとも大きさはせいぜい親指の爪くらいか。

以前は何とも思わなかった小さなシジミチョウ。しかし撮って
みるときれいで、色々と種類がありカメラを向けるようになった。

ところでハギを飛び回っていたキタキチョウ(2005年以後本
州のキチョウをキタキチョウと呼ぶことになっているらしい)が、
傍らに置いた園芸用手袋にやってきて周囲を盛んに飛び回る。

 

4
下方に黄緑色の手袋。

 

3

 

6

 

5

手袋の色が気に入ったのか、匂いか、なんだろう、興味深げ
に飛び回った。
写真で見ると無邪気な妖精のようで大変可愛い。

今年も秋の庭いじりの季節になった。
枯れたものの処理や施肥、移植、球根を植えたり、土を止めた
り、来年を思いながら手を付けて行きたい。

サボっているとあっという間に寒くなり、みぞれの中の作業にな
ったりする。

大洞原のトマトとトウモロコシ 本日の夏櫨(ナツハゼ)、アオハダの実。

2017年9月13日(水曜日)

昨日、妙高市関山の大洞原で農家を手伝っている方から
野菜を頂いた。

まだ訪ねたことはないが、同地に於ける入植による開墾の
話は聞いていた。
頂いたトマトは真に充実しトウモロコシは甘味つよく美味し
かった。

IMG_8957 - コピー
頂いた野菜。

戦後間もなく25戸で始まったという事業。雪深い所で今日
までよく到達したものと、深い敬意を禁じ得ない。

ところで倉石隆の昭和20年~25年までの髙田に於けるス
ケッチに草原開墾と裏書きされた小品がある。
当時の開墾といえば大洞原ではないか、と漠然と考えてい
た。
また原野から妙高山を描いた油絵があるが、これも同地か
らの眺望では、とあらためて想像している。

この機会に是非現地を訪ね往時をしのび、描かれた妙高山
がそこからのものなのか、など確かめてみたい。

所で去る10日、庭のナツハゼを書かせて頂いたところ、本日
館内のノートに〝夏櫨が赤くなりましたね〟という記載を見た。
難しい漢字でお書きになっていて驚かされた。

以下は本日の夏櫨・ナツハゼとアオハダの赤い実です。

IMG_8710
品良く愛すべき小ぶりな木。
この木を見た人は大抵好きになるのではないだろうか。

IMG_8717
本日のアオハダの実。
わずか甘みがあるが、不思議なことに鳥が食べているのをあま
り見ない。

 

低気圧の日。

2017年9月12日(火曜日)

低気圧移動の予報どおりに荒れ模様だった一日。

IMG_8632
正午過ぎ、四ツ屋浜の西方に厚く重い雲。

 

IMG_8860
本日美術館のカフェで、妻の煮物が昼食。
番茶の湯呑は二代陶齋・齋藤尚明氏作。
巻昆布、オクラ、ニンジン、大根、シイタケ、ミートボールの一
皿。
これのみで昼食とすることも多いが、本日お客様と話をしな
がらショートケーキを食べた。

IMG_8834
そのお客様が持参された秋の花。
時節のお花は重宝しています、いつも有り難うございます。

 

IMG_8864
時折日射しが混じった午後、近隣の水田で。

大きな被害もなく夜遅く風雨が止み、静かになった。

曇天の柿崎海岸 低気圧が接近している。

2017年9月11日(月曜日)

二日続いた晴天の後、本日曇りの日の午後柿崎海岸を歩い
た。
釣り人が二人だけの淋しい眺め、そのうちの一人も竿をたた
んで帰って行った。

IMG_8607

 

そんな海岸で草花がひっそりと、しかし元気に咲いている。

 

IMG_8613
名残になってきたハマゴウ。
おしなべて明るい紫だが、一輪赤味の強い花があった。
(どうしてもピントが合わず間に合いませんでした)

 

IMG_8611
本日沢山目にしたウンラン。

 

IMG_8616
明るい黄色のハマニガナも随所に咲いている。
茎をちぎると出る乳液は非常に苦いらしい。

 

IMG_8629
少々高い所に群生しているケカモノハシ。
賑やかに風に揺れ、沖を貨物船がゆっくり通過して行く。

本日30度に届いた気温のため、蒸し暑かった海岸。
秋の足は少し遠くで思案中と言えば良いのか。
今夜から明日は列島に沿って低気圧が進むという。
23時になってひゆー、と風の音がしはじめた。

嵐の後はどんな雲が見られるのだろう。

アオハダとナツハゼ。

2017年9月10日(日曜日)

樹下美術館の庭には松からモミジまで色々と樹木を植
栽している。
背丈の中~高のではアカシデ、ケヤキ、アオダモ、ヒメ
タイザンボク、ヤマザクラ、ヤマボウシ、ヒメシャラ、コナ
ラ、イタヤカエデ、ソメイヨシノ、アメリカハナミズキ、ハン
ノキなどがある。

本日来館されたご夫婦はカフェに入るなり「あっ、ナツハ
ゼ」と仰った。
いままでナツハゼを口にされた方はこの方を入れてお二
人だけだった。
(知っていて黙っている方も沢山いらっしゃるかもしれま
せん)

1
↑カフェの正面で少し紅葉している木がナツハゼ。
雑木の一種で大きくはありませんが、雑木が好きな人に
人気がある。
黒い枝は固くやや光沢があり葉は柔らかで上品、夏後半
から紅葉し黒い実を付ける。
この木はその昔一帯の松林や雑木林で見られ、良い風
情を漂わせていた。

 

2
近づいて写しています。細くごつごつした感じの枝は低木な
がら一種貫禄がある。

ところでナツハゼを指さされた方は玄関前に三株あるアオハ
ダも御存知で眼を止められた、とお聞きしました。

3
↑アオハダ。
株立ちの樹形が爽やかで、現在赤い実を沢山つけている。
紅葉時期には全体が黄色に色づく。

陶芸、絵画、花、鳥、芝生、家具、食器、お茶、お菓子、軽
食、音楽、本、時間、風、雨、雲、夕暮れ、ベンチ、田んぼ
ほか、樹下美術館は樹木も楽しまれる方がいらっしゃって
張り合いになります。

夏と秋が入り交じっている。

2017年8月17日(木曜日)

前日の予報は雨だったはずだが、明けてみれば晴れて暑かった。
よく当たる予報が珍しく外れた。

1

ファインダーをはみ出すほどの稲と雲

 

2
食べれる時に際限なく食べるのは野性の本能であろう。
この若い雀の腹はもう丸くなっているが、まだ食べている。
胃袋のサイズを大きくしておくことも成長過程の一つ?

 

3

夕暮れの電車が晩夏を運んでる

三輪となった白いカノコユリは静けさが薄らいだ。

2017年8月14日(月曜日)

涼しめの日が続いている。
過日一輪のカノコユリを神秘的なほど静か、と書いた。
本日そのユリが三輪咲いていた。

同じ花でも一輪と三輪は雰囲気が少し変わってくる。
ささやきや呟きが聞こえそうだが、さずがに静かな花の
プライドはちゃんと維持されている。

 

IMG_5684

ちなみに以下は先日一輪だけ咲いていた写真。

229-370x272

孤独は静かで淋しく見えるが一種力を秘めているようで
もある。
人もそのように見えることがある

 

IMG_5714

近隣の田が色づき、かすかに香り立ってきた。

うしろ巻き風が可憐なカノコユリ。

2017年8月12日(土曜日)

8月12日土曜日、お墓と仏壇がこざっぱりとなりいよいよお盆。
じわりと暑い曇り空の庭でカノコユリが静かに咲いている。

 

1

 

2
赤は可憐で白は神秘的なほど静かだ。

カノコユリの後ろまき風の形は、子供時代天然パーマだった
娘を思わせる。

思ったよりも数が少ないので、今秋は多めに植えてみよう。
本日その場所が見つかったので楽しみにしたい。

2025年11月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

▲ このページのTOPへ