頸城野点景

齋藤三郎・尚明親子展 20数年振り高田公園の夜桜。

2016年4月2日(土曜日)

夕刻高田は本町の「ギャラリー祥」さんへ齋藤三郎・尚明親子(初代、
二代陶齋)展を観に行った。
前々から気になっていたのが会期が長かったため本日間に合った。

初代は何度見ても飽きず、二代は更に新境地を拓いていた。
尚明氏の斬新な椿の湯呑を二つ買った。
大きめの器で、もう少し安ければ買いたい物が幾つもあった。

ギャラリーのオーナーは女性だが、いつも熱意に脱帽させられる。
夕暮れの本町通りを見下ろす大きなガラス窓のテラスで楽しい話を
聞きお茶を頂いた。

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↑夕暮れの駅前交差点。高田は美しく進化していると思う。
今は踏んばり時かもしれない。

ギャラリーを出て高田公園へ、知り合いの駐車場をお借りしてから桜を見に行った。
花見会場を歩くのは20数年振りだったが、良い意味で変わっていた。

 2↑会場の西部に位置するさくらロードは初めてだったが、さすがだった。
ふた筋が並んでいて上掲のロードは白色光の照明。

 

3
↑反対方向は桃紫色の照明が当たり息を呑む美しさ。

 

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期間が始まって二日目、混雑も無く花は新鮮、静かで良い時間を過ごせた。

 

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↑路傍の露天は魅惑する。

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↑甘栗を買った。

 

8↑黄色の信号は好きだが、点灯時間が短くてシャッターチャンスが少ない。
(帰り道の交差点で)

広い会場は幾つかに区分けされ、バリエーションを楽しめるようになっている。
本日は賑々しい音楽や失礼ながら酔った人にも出会わず、想像以上に楽しめた。
但し満開の頃はまた別の顔になるのだろうが、それはそれで良いと思う。

【感想】最も魅力的な「さくらロード」は将来さらにスケールアップされたなら文字通り
「日本三大夜桜」の名実を誇れるようになる。
もう「百万人の云々」は要らないのでは、頑張れ桜、頑張れ高田!

ギザギザした西頸城(糸魚川市)の山へのあこがれ。

2016年3月8日(火曜日)

以下の写真は柿崎、大潟、など頸北地区の海
岸部から西を見た山々の一部です。

同地の西方と言えば先ず妙高山、火打山、焼山
の連山と手前の南葉山の大きな山塊が目に入り
ます。

しかしそれらの更に右、つまり南葉山の裾をより
西方に目を移すと遠くに写真のようなギザギザし
た山並みが見えるのです。

 

1
昨年3月2日の写真。

これまで何度か西頸城方面へ用事やゴルフで足を
運んだ事があります。
しかし写真のような特徴ある山々を目の当たりにした
ことはありませんでした。

遠くからよく分かるのに、近づくとどこにあるのか分か
らない。

いずれにしても西頸城地域の遠いギザギザは子供の
ころから不思議で、魅惑的な眺めでした。

ところで2月28日に記載しましたシャルマン火打スキー
へ行った時初めて権現岳を目の当たりにしました。
当地から西頸城地域に入ると最初に出会う大きな山
です。
冒頭の写真で右端に写っている山が権現岳ではない
かなと思いました。

2
さる5日、二回目のスキー場訪問で間近に見た権現岳の
山塊(鉾ケ岳と繋がっています)。
大変に存在感のある山でした。

 

3
5日のスキー場の後、早川の上流で念願のギザギザ山
と出会いました。
とてもエキゾチックで、冒頭の写真にあった山の一つでは
と思い、感激しました。

調べてみますと正面が烏帽子岳でその右が前烏帽子岳、
左肩に掛かった小さなトンガリは阿弥陀山というのでしょう
か(自信がありりません)。

 

4
さらに上った焼山温泉の背後の山。
妙高山を小ぶりにしたような山容ですが、前掲の
烏帽子岳、前烏帽子岳と左奥の小さな阿弥陀山?
がこのように見えていたのでしょうか。
あたりには尖った山がいくつもありました。

さて短時間車に乗っての山見物でした。
しかし漠然とあこがれていたギザギザ山の一部と
思われる所へ行くことが出来ました。
糸魚川市には東西二つの海谷(うみたに)山塊が
あり、今回見たのは東の一角だったようです。

山に詳しい人なら直ちに全て分かる事でしょう。
何も知らない私はいつかもっとよく見える場所に
行ってみたいと思いました。

新潟焼山の緊迫感 水文字など能生谷早川谷の民家の違い。

2016年3月6日(日曜日)

昨日は、午後から出かけた糸魚川市は能生川
を遡って着いたシャルマン火打スキー場と、
リフト終点の眺めなどを書かせて頂いた。

その後能生ICへ戻り高速道路を糸魚川で降り、
国道8号を梶屋敷まで走り、早川沿いを上った。
行った先の焼山温泉付近から見た焼山は眼
前に迫りもくもくたる噴気の動きが見てとれた。

 

4
焼山温泉付近で見た噴気に活火山の緊迫感が
あった。
(ズームレンズで撮りさらにトリミングして拡大し
ています)

 

5
上の写真を撮った温泉付近の民家。
大棟の合わせの下部にある「和」に似た文字は
「水」の崩し字。丸囲いは拡大です。

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この家は「水」とそのまま書かれている。
7部分の拡大です。

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堂々とした大棟の先に同じく「水」とあった。

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さて焼山が近い早川谷で見た民家の「水」文字
は興味深かった。
もともと防火祈願の現れとされるようだが、早川
では目の前にある焼山の安全も祈っているよう
に感じられた。

一方で「水」を書くのは関西に多い習わしのよう
だ。
一帯に及んだ関西文化の一つとみることが出
来るかもしれない。

 

民家で言えば能生谷の古い家も特徴的だった。

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寄せ棟風?の妻側に台形の設えがあり、
明かり取りか風通しか、小窓が切られている。

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同じく能生谷で見た小窓の設え。
二軒とも複雑な構造だが、なかなかの格調だっ
た。

上記いずれの民家も屋根の下に茅葺きをその
まま残していると思われる。
同じ茅葺き屋根でも川一筋違えば様式が異
なっていることは文化のあり方として大変に
興味深かった。

いずれの川も以前走ったことがある。
しかし当時何を見たていたのか、山も家もほと
んど記憶がない。

最後ですがもう一つ、長く自分の興味を引いて
いた西頸城のギザギザした山並みについて次
の機会に書かせていただければと思います。

二回目の能生谷 シャルマン火打スキー場へ。

2016年3月5日(土曜日)

去る2月28日日曜日に能生川沿いに運転して
シャル
マン火打スキー場へ行った。

一応目的めいたものがあり、
1噴気を強めていると言われる焼山を見たいこと。
2当地の沿岸から見られる西頸城地方のギザギ
ザした山を間近に見たいこと。
3あるいは民家や石垣を見たいなどだった。

前回は日曜日のため早くスキー場のリフトが終了、
期待した肝心の山々を見ることができなかった。
そこで本日午後もう一度車を走らせた。
何日も経たない再訪だったが、楽しい午後だった。

 

1
ゴミ集積場にもなっている堂々たるお堂。
先日は気がつかなかった。
小見のお堂のバス停といい、不思議な文化だ。

二回目にして入場したスキー場は本当に良かった。

 

2
コース最高点は1000メートルを少し越える。

 

3
リフト終点の向こうの大パノラマ。写真正面が火打山、
右方に焼山。写真にはないが左に大毛無山山頂、ほ
か名を知らぬ沢山の峰が見えて本当に素晴らしい。

4
ズームで撮った焼山の噴気。

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何度も転びながら降りてきた女性。
キャーキャーと叫んで楽しそうだった。

スキー場とはこんなに気持ちが良い所だった
だろうか。
一種懐かしく遠くなった“健康的”という言葉。
それがここでは明るく生き生きと残っていた。

2本リフトのコンパクトなスキー場で、非圧雪、
パウダースノーを詠っている。
真っ白な自然に囲まれ看板やスピーカーなど
余計なものが見当たらない上品な施設だった。
関西ほか遠くの車輌で賑わっていて、常連を
集めそうな雰囲気を感じた。

 

スキーといえば20数年前、高校生の娘とその友
達と妙高パインバレーに行ったのが最後だった。

そして今日いつしかスキーを履かずリフトに乗る
年になっている。

「まだまだ-、ハイここで降りて!」
リフトの係員たちは私や妻をとても気遣った。
スキーをしない写真目的の人もいる模様だ
が、何より老人への配慮だったに違いない。

本日はこのあと梶屋敷から早川を遡り、笹倉温
泉まで足を伸ばした。
民家の様子や山々も雰囲気が変わり興味尽き
なかった。

続きを明日また書いてみたい。

冬の終わりを告げる雪か。

2016年2月25日(木曜日)

このところ冬型の気圧配置ということで寒さが戻っている。
零下何度も下がるほどでは無いが、昨夜からの雪が10
センチ近く積もっていた。

 

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午後いつもの四ツ屋浜から西の直江津方面。

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上掲と反対、柿崎の方角。

冬の天気予報で日本海側の雪マークは本当に目立つ。
今週なども週末までずらりと続いていた。
それでも今年は少し降っては止むを繰り返し全体として
少ない。

冬晴れの新潟県立大潟水と森公園 公園らしい公園。

2016年2月11日(木曜日)

今年初めて全国が晴れたという本日は建国記念の祝日。
晴れたら出かけようと考えていた大潟水と森公園へ家内と
行った。

ここは広大で、特別大きなイベントもなく思い思いに過ごす
ことが出来るためとても気楽だ。

 

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次々に車がやってくる。

 

1

 

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ソリは公園事務所で借りることが出来る。

 

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ハンノキと青空。

 

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鵜の池と尾神岳。

 

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公園を出てから行った田んぼは鳥たちの楽園のようだった。

「特別大きなイベントもなく、思い思いに過ごすことが出来る」
自然公園とはそういうものだろう、と思う。

ここも観察会などのイベントはあるが、参加者などあえて抑え
気味にして、ほどよく運営されているようだ。

おばあちゃんってすごいなー 亡くなった人を思い出す。

2016年2月9日(火曜日)

昨日の空は澄み渡り素晴らしかった。
その空のことであるおばあちゃんと初孫が交わした話が
ある。

その昔おじいさんがまだ元気で孫が3,4才だった頃の
こと。
おじいさんは四六時中孫を三輪車に乗せて可愛がった。
おばあちゃんとも仲良しでよく話をしたという。
ある日以下のような会話があったらしい。

「おれはおまんのこと、死んだ後もずーと見ていてやるからね」
「どうやって見るの」
「空の上から見るんだわね」
「おばあちゃんてすごいなー空へ行けるの、どうやって行くの」

今ではその孫もすっかり生意気になりました、ということです。
確かに子供には天使のような時代がありますね。

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      昨日の空を飛んでいたマガンとコハクチョウ。

 

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昨日、澄んだ青空の坂田池湖畔(長峰池と隣り合っています)。

さて心の問題ですが、亡くなった人が一番喜ぶのはその人を思い
出す時だ、と聞いたことがあります。
なるほど、です。

親の事では楽しい事つらい事ともにあります。
楽しい事や楽しい人を思い出すのは比較的容易ですが、
つらい事(人)を思い出すのは普通気が進みません。
でも時にはそれを越えて思い出す事は良いことではないか、
ということなのです。

広げて、どんな人のことでも、亡くなった人を思えば、その人は
慰められたり喜んだりしている、ということも。

忙しいとそうそう出来ませんが、時には短時間でも良いらしいの
です。
何かわかるような感じがします。

本当に美味しい食べ物は一人で食べて幸せを感じることが出来る 雪の柿崎海岸。

2016年1月30日(土曜日)

昨夜来降った湿った雪が一段落した今昼
隣市の孫たちと美術館のすぐ近くで昼食を一緒した。

広い店内は満席でサラダは既に出払っていた。
私はラーメンとミニカツドンのセット。
小食にしているので全部は食べきれない。

食べ物屋さんが増えて競争が激しい為どこも美味しい。
そもそも食事はだれと食べるかで美味しさが変わる。
しかし本当に美味しいものは一人で食べるといっそう分かる。
むかし新潟市の用事の後、よく一人で市内のラーメンを食べた。
簡素だが美味しい店があり、食後の幸福感は忘れがたい。

さて本日再びヘレボルス・ニゲルは雪に埋もれていた。

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花びらの一部だけが覗いている。

 

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手で掻き出すといっそう赤々と現れた。
雪の日に「ただいま!」と言って帰ってくる元気な子供のようだ。
このパワーはどこからくるのだろう。

 

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食事のあと雪の柿崎海岸を歩いた。

 

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静寂の浜辺は異次元的で心身浄化作用がある。

 

3月15日(火曜日)の開館に向けて準備がはじまった。

冬の夕刻も良い雰囲気、新潟県立大潟水と森公園。

2016年1月28日(木曜日)

かなり日が長くなっている。
本日夕刻、近くの新潟県立大潟水と森公園に行った。

広範な公園だが遅い時刻だったので管理棟付近を歩いた。
雪の歩道はきれいに除雪されていて犬を連れた方とお会いした。

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椅子が小さな雪を載せている。

 

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こどもたちが遊べる噴水のある大きな池を囲む建物。

 

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建物の裏手までしっかり除雪されていて公園の真剣さが伝わる。
ここへ回ったのは初めて。
照明や色彩、形状とも良い雰囲気だ。

冬はどのように見えるかも考えて設計されているのだろうか。
そして夕暮れも、、、。
冬期間の行事や開館状況などはホームページでご確認下さい。
(ホームページはタイムリーに更新されています)

 

 015
誕生日祝いのチョコレートは年を忘れる美味しさだった。

新潟焼山の噴煙。

2016年1月26日(火曜日)

寒波が去ってよく晴れた本日午後、海岸の写真を撮りに行った。

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13:45頃雪のマリンホテルハマナス

たまたま反対方角を見ると焼山が噴煙を上げているのが見えた。
焼け山の噴煙
火打山、妙高山へと一直線に煙がたなびいている。

 

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13:55頃、大潟区四ツ屋浜から。
吹き上げているようでもあり、これだけ明瞭な現象は余り見た事がない。

トリミング
上掲をさらにトリミングしてみた。
新潟県唯一の活火山。
特別な情報などは出されていないようだが、大丈夫なのだろうか。

 

すると今夕NHKの新潟県ローカルニュースで本日の噴煙が取り上げられた。
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このレベルの現象は周期的であり心配ないと知らせていた。
問い合わせが多かったようだが素早い対応はさすがだった。

上越タウンジャーナルに詳しく掲載されていた。
( このように水蒸気主体の白い煙は「噴気」と呼ばれるようだ)

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