頸城野点景
飽きなかった頸城野、小春日和の午後。
本日午前のみの仕事だが、インフルエンザと肺炎球菌のワクチン接種で終始忙しかった。
この数日まれに見る好天が続いていている。
小春日和の午後、自ずと頸城野の田に足が向く。
食餌する白鳥の群、空に雁行、遠くに妙高連山や米山、尾神岳、現れては去るほくほく線の電車、刻々代わる空の色、、。
夕刻にかけて写真を撮り、飽きることがなかった。
名残尽きないほくほく線特急「はくたか」。好天のなか多くの白鳥の前を走り去った。
突然現れたJRの展望車付カーペット列車・ジョイフルトレイン「NO.DO.KA」。
貸し切りのイベント列車として走った模様。
本日の田んぼで連日記載しました蜘蛛の糸が幾すじも空に向かってなびいているのを見ました。
さらに当事者であろう極めて小さな蜘蛛と、それが舞い上がっていくのも見ました。
予定がありますので、もう一日お天気が持ってくれれば有り難いところです。
明日は良い日でありますように 「田舎」は貴重な観光資源。
明日日曜日は「陶齋の器でお寿司を食べる秋の会」最終回です。
陶齋の器で食事会は、昨年10月高田「京」さんの京懐石席から始まり、今年6月と10月は大潟区は都寿司さんのお寿司でした。
明日は新潟市から8名のご予約です。これまで9回述べ60余名様に参加参して頂きました。
器の数と部屋の都合により一回7,8席と小規模な催しですが、
当館にはこのくらいが丁度良く、今後も続けることに意味があろうと思っている次第です。
妻が行っていたお抹茶席のための灰作り。
私は拙いお点前係りですが、炭を置き釜を乗せる「風炉(ふろ)」の灰や五徳を整えるのはかなり大変な仕事です。
米山の山影しか見えない時刻のほくほく線特急上り「はくたか」。
本日午後はくたかを撮っていると、東京から来たという若いサラリーマンさんとまたお会いしました。
田舎の農道に東京から若者が来ていることに驚きまた嬉しく思うのです。
本日の方には私の名刺をさしあげました。
「ああ、ええなー」
「ああ、いいなー」
テレビからも都会の人(若い人たちでも)が水田など田舎の風景を喜ぶのが伝わります。
上越市には美しい棚田や広大な水田と鄙びた村落があります。
誰もがほっとする風景ではないでしょうか。
上越市はどうしてこの貴重な「田舎」をアピールしないのでしょう、不思議です。
水田は農家の方が一生懸命に維持管理されていますし、特別な開発予算(本当はあればいいのですが)も要りません。
そして冬もまたいいと思うのです。
本日樹下美術館には横浜市から3回目というご夫婦と都内から若いカップルさんがお見えでした。
田圃や田舎のロケーションが良いと仰るのです。
えちご・くびき野ウルトラマラソン。
人と会う用事が多かった連休中日、もう昨日になりましたが「えちご・くびき野ウルトラマラソン」があった。
超人たちの姿が胸打つので前回に続いてまず昼過ぎの上下浜へ行った。
仕事場から通りへ出ると既に一番ランナーは行ってしまったという。
近くの大潟関門は92キロ地点にある。
上下浜はそれよりさらに1,5キロほど先だ。
なかなか次のランナーが現れない。
スタートで大混雑するマラソンで、90キロも走るとこれほどばらけるのか、不思議な気がする。
12:38に4番のランナー。
10数人を見送ったが、一人、一人離れてやってきて、孤独に見える。
皆ふくらはぎの筋肉が非常に発達し、ひどく辛そうな人がいないのも超人的だった。
17;49土底浜の国道で信号待ちのランナー。
もう12時間20分も頑張っている。
この時間帯の選手も超人に見えてジーンとさせられる。
遅くなってあわてて書いていますが、大会が無事であったこと、一人でも多くの方のゴールを祈っています(10月5日午前0;35記載)。
今年の秋は長い(旧歴の話です)。
今月初めのこと、今年は「旧暦の秋が長い」という記事を読みました。
月周期29,5日を一ヶ月とする旧歴は3年に一度閏月(うるうづき)として一ヶ月分をどこかの月に足して一年を調整しています。
今年の閏月は新暦9月に当たり、旧暦でいう九月は閏を入れて日数29,5日×2=59日もあるようなのです。
旧暦9月は新暦9月24日から始まっていますので、以後閏9月として11月21日まで9月が続くわけです。
文字通り長月です。
とりわけ9月が閏月になるのは今世紀中にはもう無いということ。
詳しくは24節季の「中(寒露や霜降など)」が必ず含まれることが一ヶ月の必須条件ということからそうなるらしいのです。
偶々今年は9月が終わった翌日10月24日~11月21日までの一ヶ月(29日間)の中に「中」の日(霜降)が無いので10月とせず、
閏9月としてひと月を足した(延ばした?)ということになるようです。
考えちがいをしていましたが、昔の秋は7,8,9月でしたね。
確かにキキョウは7月から咲き、仲秋の名月は8月15日です。
昔風に言えば今年は晩秋が延々と続く、という感じになるのでしょう。
普段あまり考えないことを思い浮かべるのは、結構難しいです。
しかし旧歴とはいえ、9月が長い、秋が長い、と言われると、清々しさが長く得をしたように感じられます。
それにしましても、御嶽山の噴火は大変なことになりました。
随所にコスモス 満足そうなカマキリ。
いよいよ秋深まる候です。
午後美術館の周囲をぐるっと運転してコスモスを撮りました。
春先から一帯では動植物ともに元気で数も多く、命盛んな年に見えます。
こともあろうに御嶽山まで噴火したのにはとても驚きました。
噴火は突然でしたが、今月に入り火山性微動が観測されていたそうです。
黙っていて大丈夫なのでしょうか、、、。
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9月の天地 美田なかりせば国も無い。
今年厳しい残暑はなく、日中晴れ間が多かった。
しかし全国の状況と同じように激しい雨にも見舞われた。
雨は主に夜間から早朝に降った。
急な降水によって、せっかくのコシヒカリの刈り入れには苦労が多いようだ。
いつも強気の農家の方が、いやー参った参ったと仰っている。
去る9月8日、髙積雲が降る如く尾を引いた。
「尾流雲(びりゅううん)」と呼ぶらしい。
ぬかるむ田。根元が水にひたっている稻も多く、刈り取りを見合わせている田圃もある。
水田の美しい景観(環境)は田舎(地方)において特筆に値する価値を保っている。
それを維持する農家の人々の苦労は大変にちがいない。
田で出会う人々は若者から中年まで想像以上に若く、言われるほど高齢者の生業ではない。
水田(美田)なかりせば日本に国も地方もない。
秋の日 麗しい天然。
連休初日は半ドンの午後から休みとなった。
夜降っては日中晴れることが多く、この所雲も美しい。
午後はカメラを持って近隣のあちらこちらで写真を撮った。
以下、一部載せました。
マルバルコウソウ
南米などから江戸時代に観賞用として渡来したという。
縷紅草(るこうそう)という赤花の蔓草もあるらしい。
国立環境研究所の植生地図では中部以南の植生が示されている。
当地ではまだ珍しいのだろうか、うっかりしていたのか初めて見ました。
はくたか21号。はくたかはもはや自然の一部のようだ。
雑草も空も尾神岳や水田、そして夕暮れの川も「はくたか」も麗しかった。
9月の長峰池 ミゾハギ フジバカマ 夜、凄い雨音。
昼食後近隣の長峰池へ出かけ湖畔を歩きました。
今日の日中も雲ゆたかに湧き、また浮かんでいました。
ミソゾハギ。湿地でおなじみ「盆花」ですね。
咲く環境、真っ直ぐな姿、濃い花色、、、好きな花です。
通販で安く購入しましたが、普通の庭で咲くでしょうか(沢山水やりをするにして)。
記載している時間の21時45分ころ、非常に激しく降ってきました。
東の雲にわずか明るい部分が見えて、月の場所でしょう。
それなのにここは大雨、局所的豪雨というのでしょうか、凄いです。
-長峰池は新潟景勝100選の第16位に選ばれた、美しい景観の長峰池。
古砂丘層からの湧水池で、水生植物や昆虫たちの貴重な生息地でもあります。
周囲を巡る散策コースは、春は桜、秋は紅葉と季節のうつろいが楽しめます-
以上上越市ホームページから
※駐車場は道を挟んで池の反対側にあります。そこから米山、尾神岳が良く眺められます。
秋 傷んだ蝶 名月と特急「はくたか」。
今年の9月はしのぎやすくいつもより秋のおもむきを感じる。
樹下美術館の昼、羽を傷めているヒョウモンチョウ。
ひるむ事無く羽を広げた。
秋蝶の傷みし羽を広げたり
今夜は仲秋の名月、空は連日晴れて月の出番を歓迎している。
別れを告げながらひた走るほくほく線特急「はくたか」にとって、仲秋の名月は最後となった。
感情移入もあって、あっという間に遠ざかる特急自身に名残惜しさが漂って見える。
以下は暗がりですが、今夕の「はくたか」と名月です。
はくたか21号越後湯沢行きを見送る仲秋の名月。はくたかは右手に進んでます。
名月はおほきく登りてはくたかの 頸城の秋に名残惜しけれ
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
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- 今年最終日曜日,午後のひと時。
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- 頂いた椿を挿し木してみた。
- 「お婆さんの様なお爺さん」とは もらい物のセーター。
- 昨日今日の寒波は無事に過ぎた。
- 今冬最強寒波が来る 向こう側の季節から「楝(あふち)の花、いとをかし」。
- 堀口すみれ子さんから届いた詩集「月あかり」。
- 午前柿崎、午後大池 念願のエナガはピンぼけの1枚。
- 再度柿崎の海岸を歩いた 海のチョウゲンボウ 田んぼのマガン 低カフェイン抹茶。
- 暖かな日の朝日池、のんびり過ごす水鳥たち。
- 美味しいイチジクお菓子など、大潟区のマルト歌代商店は特別。
- 樹下美術館の紅葉 再度の木村茶道美術館 唐椿(からつばき)という花。
- 週末の種々。
- 盆と正月が一緒に来たようなお招き。
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