頸城野点景
鵜の浜温泉連日の賑わい。
二日目となった鵜の浜海水浴場は快晴。こじんまりしているが温泉があること、目の前が海というので人気があるのか、海岸は賑わっていた。
民話の人魚は佐渡ケ島から来るのだが、浜辺の像は陸を向いている。
“ようこそ”と言っているのだろうか。
孫達は温泉宿に泊まった。駐車場は県外車で一杯、長野、群馬、それに栃木からだった。
小さな鵜の浜温泉が50年に亘って積み重ねられた努力に、いつも敬意を抱いている。賑わいをとても嬉しく思いました。
大潟水と森公園はアール・ヌーボー公園か。
夕刻にカメラを持って近くへ出ることが日課のようになっている。認知症のお年寄りで、夕方になると落ち着かなくなり、家に帰る、と言ったり、徘徊してしまう方は珍しくない。夕暮れ症候群のことだ。
私にもそのような気配が現れているのだろうか。
さて本日は昨日に続いて鵜の池だった。水と森公園公演のメイン駐車場から入った。トンボを探していたら、白鳥が一羽現れて東の入り江の方へ消えた。
今年の冬、群と離れて佇む二羽の白鳥を見たが、その入り江へ行ってみるとやってきた。
18:50 夏に白鳥?嘴の様子からオオハクチョウやコハクチョウと違う。
コブハクチョウのようだが、そのコブは目立たない。
一羽だけの水鳥を見ていたら西行の歌を思い出した。
「つがはねどうつればかげを友として
鴛鴦(おし)住みけりな山川の水」 暑さ忘るる一首だ。
昨日の夕焼けトンボ、本日は葦と蓮の葉に囲まれた入り江の白鳥。いずれもアールヌーボー調だ。ここのことは“アール・ヌーボー公園”と呼んでいいかもしれない。どことなく自然に詩情がある。
新潟県上越市大潟区、鵜の池の夕暮れはアール・ヌーボー調。
森と水草、それにトンボ。茜に染まった今夕の鵜の池は、アール・ヌーボー調。
ガレやドームのランプシェードに包まれるような時間だった。
新潟県上越市大潟区の鵜の池湖畔。良い場所、良い時間はどこにもあろう。
水草に止まったトンボは、ジャポニズムの影響を受けたナンシー派風。
わずかに枯れ草の匂いが漂う鵜の池の風は心地良く、密かな秋を感じた。
鵜の池は新潟県立大潟大潟水と森公園の池です。写真は公園施設の対岸で撮りました。
危険な真夏の運動会。 何回もある鵜の浜温泉の花火。
先の日曜日(7月29日)、当地のある地域で住民の運動会があった。前日、会場準備が行われている横を通ったが、連日の厳しい暑さである。“大丈夫かな”と思った。
運動会は行われた模様で、翌日30日の月曜日のこと。高熱が収まらないお子さんが見えた。運動会に参加中、発熱したということ。聞けば当日何人か倒れて救急車が来たらしい。参加者に看護師さんがいたので、ほかにも手当を受けた人たちがいたとおっしゃった。
この日夕刻にやはり運動会に参加した60代の方が見えた。帰宅後かなりのビールを飲み扇風機に当たり、急な下痢と発熱が始まっていた。未だ収まらぬ熱と倦怠に二日の点滴が必要だった。さらに脱水を加速させるビールの作用も恐い。普段壮健な方だったが、疲労も蓄積されていて危うい出来事だった。
麦わら帽子に入道雲。昔なら夏の運動会は風物詩だったかもしれない。しかし昨今の異常な熱暑である。長時間の炎天下は命の危険と背中合わせの懸念がある。
不特定多数の住民行事では個々の体調は異なろう。重大事故が起こってからでは遅い。“熱中症に注意”などではなく、“この時期を避けよう”という公の助言・指導が望まれる。
ところで上越市大潟区の鵜の浜温泉で恒例の花火が始まった。ドンという合図の音で出かけてみた。
少し遠くの海で見た花火は、短時間なので煙が少なく綺麗に澄んで見える。今後何回も行われる。
●以下は花火の日程です。 いずれも午後8時~8時10分
1日(水)色彩音楽花火
2日(木)色彩音楽花火
8日(水) 色彩音楽花火
9日(木) 色彩音楽花火
15日(水) 色彩音楽花火
16日(木) 色彩音楽花火
25日(土) 第12回鵜の浜温泉まつり2012 色彩音楽花火他
今夜は小望月、明日は満月。月明かりの砂浜で仰向けになって夜空を見た。すぐそこに雲が明るく見え星も混じっていて胸がすーっとした。
今月は満月が2回みられる3~5年に一度の珍しい月だそうだ。
傍らで休み無く波音が続いていた。
「海は不思議」という妻。なんで?と思ったら、「大きな船が浮かぶ」ということだった。
夕暮れの海で車ごはん。
明日は丑の日だから海でうなぎを食べよう、と昨日の妻。
どうかなと思った今夕の海と空は穏やかに暮れていった。今日は鵜の浜温泉のすぐ先、上下浜だった。
ついにうなぎが出てきた。妻は缶ビール一本、私はオールフリー一本。
2010年9月に始まった夕暮れの車ごはん。先日の田んぼを入れて今日は5回目となった。当初はコンビニ弁当だったが、このところ妻が自分で色々と用意し始めた。
外国なんか行かなくてもいい、と沖の佐渡汽船を眺めながらの食事。食器が多くなったので、メラミン板などを加工した二つ折りの専用プレートを作ってもらうことにした。
暑くなってきた。
今日、当地の最高気温は32℃だった。これまで比較的爽やかだっただけに相当暑苦しかった。
湿度が気になるところだが、上越市Yahoo!天気の湿度は15時に75%で平均的。明日21時は90%という、どうせならひと雨降ってもらいたい。
明後日から一週間の予報はズラリ晴れマーク。そんな折り、干していた田では稲の穂(花)が出るのに合わせていよいよ水を入れるようだ。水の管理は大変重要で、お米の出来が左右されるほどだと聞いた(患者さんからの耳学問です)。
大雪だった冬、そのうえ夏が水不足だったら辛いところだ。何とか無事乗り切れますように。
一時間の夕暮れピクニック 電車を見ながら夏の田んぼで食事。
爽やかに晴れ上がり、気温も30度を越えて梅雨開けを思わせる一日。何処へも出かけなかった連休最後の夕食は、雲が良かったので妻が用意した食事を持って車に乗った。
上越市大潟区は海辺の町で砂丘の丘陵地。周囲もフラットなので、雲や夕焼けがよく見える場所が色々ある。
今日は夕映えのほくほく線を見ながらの食事のつもりで、田んぼへ向かった。海だと思っていた妻は怪訝な表情。
バスケットは冷やし中華にピータンと枝豆(大潟ナショナルカントリ-産)。
妻はビール、私はサントリーのオールフリー(ノンアルコール)。
![]() 中谷内の池から米山と尾神岳を見る。 |
蜘蛛ケ池の田んぼで上り電車を見て。
岩野の水田から妙高方面。
潟川を渡る。
当所のほくほく線は、田んぼの中をほぼ4キロに亘って高架橋と一部盛り土が続く。遮壁もないのでその間、電車の往き来がまるまる眺められる。灯りだけ小さく見えた電車がみるみる近づいては去る。ドキドキするが、はくたかのシャーッと言う音とスピードは元気がでる。
およそ一時間の近郊ドライブ。夏の田んぼで手軽な旅情を楽しんだ。
夕焼け その見事さを現せば。
夕食を終える頃、何となく気になって窓を開けると西の空と雲が赤く染まっている。夕焼けは刻々変わる。車を近くの大潟区の四ツ屋浜へ向けた。
薄墨を刷毛で掃いたようなすじ雲が、遠ざかる茜を見送って終わった。すっきりした夕焼けだった。
以前、大夕焼けを見た妻が、「末期の眺めでもいい」と言ったことがある。やや言葉は悪いが、その時の夕焼けの見事さを仮に“末期度”と名付けて現すならば、まだ8,6レベルであっただろう。
昭和59年だったかの夏はお盆のころ、台風一過の米山大橋のたもとで壮大な夕焼けを見た。黄色みを帯びて米山を覆った背後のムクムクたる雲の前に、鮮やかな虹が二本立った。続いてこの世のものとは思われない大夕焼けが天空一面を支配した。
様々な雲、様々な色、様々な形、そして変化。あまりのことに神を感じたほどだった。末期度10の大夕焼け、いまだこれを越えるものを見たことが無い。
末期度10を見ても生きていられるのが、夕焼けの良いところだ。
ちなみに本日の夕焼けは6,8あたりであろうか。夕焼けを楽しむのは安全で、お金も時間も掛からない。
台風一過の夕暮れ。
上越市は台風4号の直撃を免れた。しかし一夜明けた本日、吹き返しの風が止まなかった。
そして日没直前、陽は頸城平野を思いっきり照らし、雲は多かったが西の茜は消えがたく残った。
梅雨入り 水分の風景。
今日から梅雨入りと報じられた。午前からしとしとと始まりそのことがうなずける。
遅い午後、柿崎は8号線沿いから見た米山(標高992.5m)は雨を含み、植田に濃い影を映していた。
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