社会・政治・環境
診療所と美術館の忘年会 身から絞り出される血税 超然たる品位の国として。
昨日に続いて雪が一段落している本日、診療所と樹下美術館の忘年会があった。忙しければ頑張り、暇なら耐える一年が終わる。
お世話になる人、支援して下さる人も参加して18人。抽選会、出し物、歌、センチュリーイカヤさんで三時間を過ごした。

女性スタッフ持参のシャベル三味線。
彼女の「シャンシャン馬道中」「十日町小唄」は秀逸だった。
拙宴会などをお出しして真に恐縮です。恥ずかしながら筆者は星降る街角でした。年に一度精一杯の全員参加、どうかお許し下さい。
明日は苦悩の選挙、しかしなんとか投票したい。
選ばれた方は大企業ばかりでない、私たちの「文字通りの血税」を震災復興と国民の健康・福祉・教育文化のため一円のムダ無く使っていただきたい。
大国の思惑が絡むえげつない近隣の挑発に簡単に乗せられることなく、超然たる品位の国として実直に歩むことを心から望みたい。
優しくも強い性、女性。
強い季節風が吹き荒れた一日。どこにいてもどーどーと海鳴りが聞こえていた。
そんなに日、意外にも女性の滋賀県知事が新しい政党を作った。震災以後、優しくも強い性を有する女性政治家が望まれるのでは、と思っていた。
スリムなカモメは強風の風上へ、大きな曲線を描きながら向かっていく。
女性らしい有能な人であれば、あらがうばかりの男達に代わって平和のために女神の如く存在出来るかもしれない。
肌寒い一日 保育園の健診。
夜半に雨、そして肌寒い一日だった。暑い夏が恋しいくらい、という感想を聞いた。
午後は近くにある保育園の健診に行った。1~5才児まで70人近く診た。一人も欠席者がいないとは珍しく、胸がすーっとした。
・健診中、列の遠くからニコニコしてこちらを見ている三才児の幼女。前回は大泣きしてとうとう出来なかったという。虫の居所が悪かったのですね。小さな顔、クリクリした髪、娘の幼少に似ていた。
・福島から避難の園児は一時20人前後だった。一年半を過ぎて3人にまで減ったと聞いた。あらためて大変な事が起きていたのだと思った。皆さんの運命は様々に変えられたにちがいない。
9月23日(日曜日)の南三陸町、志津川。
本日9月23日(日曜日)は映像で繰り返し見た南三陸町志津川を回った。

仮設商店が集った場所。他所からの人が多く集まるように見えた。
山間の田んぼ。棒がけによる稲干し風景に心がなごんだ。
ここのおそばは美味しかった。
終戦後の復興には「リンゴの唄」の歌声や混雑する列車など、子ども時代の思い出でさえ活気の背景がよぎる。
本日見て回った南三陸町の志津川はひっそりとして、全体に遠慮が漂うのを感じた。
国を作り直すほどの事業が期待されるが、休日のせいか静かだった。元どうりにすれば済む事ではないので難しいにちがいない。もったいないほど美しい地勢、何代先も見据えて進めて欲しいと思った。
帰りは古川でレンタカーを返した。帰りの上越新幹線で駅弁を開くとほっとした。わずか一泊二日だったが長い旅をした感じがした。
秋の音楽会はチェンバロとリコーダーの夕べ。
再びの炎天となった一日でした。ニュースは連日、二大政党の党首選挙の話題一色となりました。
福島復興とゼロ原子力の美しい国への再生を、丁寧に実行される人を心から望みたいと思います。
さて樹下美術館では11月10日(土曜)の午後6時半から
イングリッシュ・スピネットタイプのチェンバロと
リコーダーのコンサートを催します。
チェンバロの実力者・加久間朋子さんは、作秋設立された日本チェンバロ協会の発起人の一人であり、運営委員をされています。今回は三回目の来演です。
このたびは気鋭のリコーダー奏者辺保さんとのアンサンブルとなりました。
※ギターの飛び入りも期待されます。
サブタイトルの16,17世紀イギリスは音楽も黄金時代。リコーダーは多様に花開きました。
さまざまなリコーダーとイングリッシュスピネットのチェンバロによるアンサンブルはとても楽しみです。
見飽きない雲 原子力発電所を拝む時代。
お天気は数分、数十分、数時間、数日、数ヶ月など刻々と変わる。予報もそうらしい。
先日tenki.jpで見た上越地方の10日間天気予報は、9月8日の最高気温を36度と知らせていた。しかしその後、色々と変わり、本日は30度だった。ここへきて9月の予想がやや低めに変わっている。
一両日は暑さの中、雨が降り始めたので澄んだ空で雲が生き生きとしている。本日午後、尾神岳上空の雲などは山をムシャムシャ食べているような迫力があった。

上越市大潟区吉崎新田付近から見た午後の空。左が米山、右に尾神岳。
さて20年ほど昔の夕刻、大潟区は新堀川にかかる橋を通ると夕陽を拝む老人がいた。海産物の事業で成功された方で、後ろ姿は高潔だった。
その方亡きあと、夕陽に手を合わす人を知らない。美しい心根の昔の人たちは、朝な夕な陽にむかって手を合わせたのだろう。それがいつしか原子力発電所を拝む時代になった。
蓮の実は美味しかろう 署名期間の終了。
さる8月26日日曜日、上越市髙田で知人と夕食を一緒した。いくつか横切った蒸し暑い通りで、語りかけるような灯りが懐かしい。
さて、さして飲めない自分は、少々の酒を分けてもらい、簡潔で気の利いたお料理を美味しく食べて、東京の人の話を面白く聞いた。
帰りの代行車中、飲むと最後は眠る妻。
「奥さんイビキきかいてますが、、、」と運転手さん。
通り過ぎるお濠の蓮には蕾が沢山ついている。まだまだ花期が続くこの時期、遠くから蓮を見に来る知人がいる。
「髙田の名物料理はだいたい出尽くした感じですね」
「スルテンはいいですが、ほかのは風情がなくて」
「ここは蓮の実が沢山採れそうじゃないですか。美味しいんだから何か名物になりませんかね」
「うーん、ねえ」
など運転手さんと話しながら帰った。
家に着いて目覚めた妻に聞くと、上越市本町の大杉屋さんに蓮の実のお菓子があるという。
翌日さっそく妻が買ってきたので食べた。すっきりした夏菓子。十分美味しかったがどうだろう、あの蓮の葉の香りがほんのり漂うならば、さらに抜群であろう。
蓮の実(乾物の戻しでもいいが)で炊き込みご飯、チャーハン、押し寿司、のっぺ、お菓子(まんじゅう、月餅、あんみつ、アイスクリーム、その他)、茶碗蒸し、ピックルス、納豆、お得意の天ぷら、レンコンとの種々合わせ、砕いてカラカラに揚げてラーメンにぶっかける等々、、、。すでに色々ありそうだが。
桜や蓮を見にわざわざ見えるお客様に、もうひと押し喜んでもらえる物があればとついつい思う。
さて本日は署名期間の最終日、最後に書いて頂いた人は私と同じ苗字だった。仕事を終えると、ハンコをもらい忘れている人の家を訪ねた。
降らなかった雨 青栗 夕雲 受任者が3000人を越えた。
昨日の天気予報は、本日午後の雨をありありと示していた。連日の猛暑、まさかと思ったが午前から風強く、昼近づくにつれて曇が広がり気温も幾分下がった。
庭ながら、どうしても降ってもらいたい雨。しかし1時半ころ、施設へ出向く車のフロントガラスに10数粒の雨が付いただけで終わった。上越市大潟区では結局降らなかった。
「原発」新潟県民投票の実現を目指した署名収集の受任者登録がついに3000人を越えた。筆者は7月中頃に末席を汚させていただいた。当時の登録は1600人ほどだった。増え続ける受任者が集める署名が、目標の4万筆を大きく越えることを期待したい。
活動期間はわずか2ヶ月、来る8月22日で終了する。残り16日、いよいよ最後の追い込みとなった。署名のお願いに対する皆様の厚い反応が嬉しい。同様の機運は全国規模で着実に浸透している。活動が成功し、“新たな文明に向かう第一歩”となることを願わずにはいられない。
幸福のパン種 増補版 「新春、人間に」から。

幸福のパン種 増補版: 堀口すみれ子編 かまくら春秋社
平成23年10月11日発行
この度の堀口すみれ子さんのご講演に際して「堀口大學詩集 幸福のパン種」の増補版を戴きました。
幸福のパン種は1993年、大學の十三回忌に発行されました。昨年10月、「新春、人間に」および「そして今は」の2編を増補して改版されました。
昨日のご講演の最後にすみれ子さんは「新春、人間に」を朗読されました。この詩は1971年の産経新聞の元旦の特別版に掲載されたものです。その年に福島第一原子力発電所が稼働したということでした。
大學は生前“僕の詩は50年早かった、50年経ったら理解されるよ、君はそれを見届けておくれね”と話したそうです。
当版の末尾で、「何気なく聞き流していた言葉ですが、ああ、あの言葉は本当だったのだと実感します」、とすみれ子さんは述べられています。昨年の福島の事故を顧みる機運から、この度の増補がなされたのだと思いました。
以下は「新春、人間へ」です。
“ 分かち合え
譲り合え
そして武器を捨てよ
人間よ
君は原子炉に
太陽を飼いならした
君は見た 月の裏側
表面には降り立った
石までも持って帰った
君は科学の手で
神を殺すことが出来た
おかげで君が頼れるのは
君以外になくなった
君はいま立っている
200万年の進化の先端
宇宙の断崖に
君はいま立っている
存亡の岐れ目に
原爆をふところに
滅亡の怖れにわななきながら
信じられない自分自身に
おそれわななきながら、、、
人間よ
分かち合え
譲り合え
そして武器を捨てよ
いまがその決意の時だ ”
元旦の特別記事にしては大変重い内容ですが、大學の先見性、詩人の良心の堅さをあらためて認識させられます。すみれ子さん、良い増補を有り難うございました。
今日は二つ良いことがありました。一つは放鳥されたトキのペアから初めてヒナが返ったというニュース。もう一つは書くのが恥ずかしいほど大量のハンディをもらってゴルフコンペに優勝したことでした。次回のハンディは29ということで、また挑戦したいと思います。
荒天の日に花束 志津川小学校の先見。
昨夕に続き一日中冷たい風が吹き荒れた日。明日にかけてさらに気温が下がり降雪が予想されている。そんな日にも僅かの来館者様が来られる。
大荒れの日、館内は返って静かに感じられる。お客様は作品を観てお茶を飲みゆっくり本を読まれていた。
外は大荒れ、静かなカフェにAさんからのお花。
すぐ前で水仙が伸びている。
この日、お二人の方とお会いした。Aさんは髙田の方でご夫婦ともよく知っている。今春から週一で庭や美術館を手伝って下さる。よい人にめぐり会えたことを感謝したい。
もう一かたは記者のB氏。昨年3/11では南三陸町の弟一家のことでお世話になった。その時の私のことをよく覚えていて、ああ自分はそんな風だったのか、と振り返った。弟は駄目でも小学生の二人の姪だけは、と私は必死だったという。
南三陸町の志津川小学校は町を見下ろす十分な高台にあった。しかし津波が襲ったのは下校時間。しかも直後からあらゆる音信が途絶する。だが学校が全校生徒を校内に留めたので間一髪みな助かったのだ。
過去たびたび甚大な津波被害を受けた風光の志津川。もとは低地の川沿いにあった学校を、昭和50年代?に高台へと上げたという。高台の不便を考えれば、建設には硬い反対もあったにちがいない。敢えて先見に徹した当時の関係者に今あらためて深い敬意を覚える。
一方、あの日低地に作った防災庁舎に職員を残こしたため、41人もの貴い犠牲者を出した惨禍はあまりにむごい。学校を移し人を救った先人に比べれば賢愚の差に言葉もない。
B氏は震災の話の後、一生懸命カフェの食器を写してから展示へと足を運ばれた。Bさんは、19世紀後半のイギリスにおけるアーツ&クラフト運動を語れる貴重な記者さんだ。
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- 富山市から同窓の後輩 美術館の秋の庭 ドジャースの頑張り 日本人ファーストと言うけれど。
- 11日の茶会の掛け軸「秋夜弄月」の現象に知覚と意識? 米山水源カントリークラブで大潟ゴルフ同好会のコンペ。
- 突然終了したドジャースのポストシーズン地区シリーズ。
- 秋はちゃんと来ている 土曜日のお茶会 残念なドジャース。
- 保育園の健診 ポワロのハローウイン 「チキンハンド」というプレー。
- 和やかだった今年の樹下美術館秋の茶会1回目。
- ドジャース佐々木朗希選手の復調 ポストシーズンのディヴィジョンシリーズはフィリーズ戦。
- 激しい雨、めまぐるしい空 今年はどんな晩秋か。
- 回復の途で「何が食べたいですか?」に意外な返事。
- 長野市からの団体さんと倉石隆の作品。
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