樹下だより
お盆になります ジャスミン セミ モンキアゲハ 宿題の中学生さん そして齋藤尚明さん。
上越市大潟の最高気温は31度で、最近ではやや低め。風が吹いたので庭に出てももまあまあ辛くはなかった。
過日ホームセンターで芝の肥料を求めた際、如何にも涼しそうに目に飛び込んできたジャスミンの鉢を買った。
庭に下ろしてみたいが雪に弱そうなので、鉢のままやって行こうと思う。
大きくなったら鉢も大きくして、ずっとこの場所に置いてみたい。
お盆休み一日目、午後から墓参りをしてから美術館で過ごした。
風による夏落ち葉を掃き、すみずみ念入りに撒水し、閉館後は芝生でゴルフのアプローチを練習した。
ベンチに居ると、風に向かってやっとやっと飛んで来たアブラゼミが目の前のアカシデに止まった。
ジージージーと、彼らの鳴き声はまことに耳に響く。
撒水の移動中、足許でジジッと音がして、見ると蝉が交尾していた。セミの交尾を初めて見た。
多くは同じ向きで斜めに交わるらしいが、このカップルは互いに反対向きだった。
飛び石にいるので踏まれないよう、掴んで花壇に置いた。
普段気配に敏感なセミが全く無防備。やはり特別な時間らしい。
交尾のセミの後、傍らのムクゲに大きな黒い蝶がやって来た。
かって大潟水と森公園を高く飛ぶのを見たキアゲハモンキアゲハであろう。その時はカメラが間に合わず、大きさに驚きながら見送った。
急いでカメラを取りに行き、オートで撮ったためピンぼけです。
翅を拡げた正面は大きな白い斑点が目立ち、あたかも眼のようであり、
小さなモンスターのように映る。
モードをマニュアルにし、こちらに回ってくるのを待って写した。
国内の蝶では最大というだけあって堂々としている。
このチョウには毎日決まった通り道があるらしいので、また逢えるかも知れない。
さて本日富山県から中学生さんが親子で来館されたという。ネットで調べて来られ、熱心にご覧頂いたと聞いた。
また上越市内からも中学生の親子さんが来られ、やはり宿題としてご覧頂いたという。お役に立てたでしょうか、有り難うございました。
また開催中の陶齋親子展の作者齋藤尚明さんが来館されました。墓参り中でお会い出来ませんでしたが、まことに嬉しく存じます。
昨日はお点前 今日はゴルフ 怖い熱中症。
毎週土曜日午後、陶齋親子展にちなんだ呈茶を拙茶室で行っている。
昨日三回目の茶席を無事終えた。
これまで23人のお客様をお迎えし、残り3回にも予約が入っている。さして宣伝をしていないが毎回参加を頂き有り難いと思っている。
昨日三組五人のお客様。お抹茶をお飲み頂いた後、茶杓と薄茶器拝見の様子。
茶室の西の窓。
本日長野県は信濃ゴルフ倶楽部で5組のコンペがあった。ダブルペリア方式で争い、98の成績にも拘わらず沢山ハンディが付いて幸運にも優勝した。このところ100を切れるようになり、喜んでいる次第。
コース内の道すがら見たオオバギボウシとキキョウ。
30数年前吉川区で自生と思われる一本のキキョウを見た。
その昔妙高カントリーの路傍にも咲いていたと聞いたことがある。
自生のキキョウなどもう見ることはない、と思っていたが、
本日出合って一瞬胸が一杯になった。
現在開催中の全英オープンで若干20才の渋野日向子が昨日同組の選手を逆転し、2打差をつけて首位に立った。ワンプレーごとに拍手や称賛が贈られている。本日は最終日、果たして首位を守って優勝できるだろうか。
海外で頑張っている人は多い。
比べて何かとぎくしゃくする外交。互いの国は果たしてちゃんとしたプロフェッションが確立されているのだろうか。合意に向けてやりとりや取引の手管が仕事なのに、互いに攻撃と批難に終始するばかり。遠くの国とは蜜月、隣国とは喧嘩。こどもじみていて情け無く涙が出てくる。
うんざりするような尊大と優越の争い。少しくらい良いプレーをして若干20才の選手のように拍手称賛を受けることが出来ないものだろうか。
ところで昨日は朝から次々熱中症の患者さんが来院し点滴が必要だった。場所が間に合わず最後の方は地続きの自宅居間を使った。
屋根職人さん、トマト畑のバイトの方、疲労が続く主婦、畑と釣りが日課の方などだった。食欲減退、吐き気、頭痛、強い倦怠等が共通の症状。しかも突然ではなく、数日次第にだるくなり、もう駄目、という経過が共通していた。亜急性熱中症という概念が必要かもしれない。
夜行電車 麗しい大伴家持と万葉びと、そして中西進さん。
このところ仕事後の黄昏時に、美術館の水やりが日課のようになった。
日没にかかる頃で、見上げると空が思いもよらぬ色をしている時がある。
昨日はまさにそのような夕空になり、短時間だが美しく軟らかな茜を見上げた。
本日は雲厚く、たいした眺めにはならないだろうと思っていたところ、西方の空は赤く色づいた。
夕焼けの空は短時間で変わる。
ほくほく線の田へ急ぐと、目指す電車は通過した後だった。
次の電車までおよそ40分、庭で撒水をして再び田んぼへ。
くびき駅発19時16分の上り電車を待った。
4、5年前の「はくたか」なら、待ちに待った信号が黄から青に変わると、遠くに小さいが強い明かりが見えるや、轟音と共にたちまちやって来て、長い車列がゴーッとかシャーッと言って去って行った。地を揺るがす迫力に胸は高鳴り、どきどきしながらモニターを覗いた。
今どんなに待っても「はくたか」は来ない。
替わって小さな明かりがくびき駅あたりでわずかに動いた後、普通電車がゆっくり向かってくる。
空との配分や構図など考えて待ち構えていると、はやり電車だ、それなりに速い。
あっという間にファインダーの中を移動して小さくなり、あわててズームで大きくしてみるが間に合わない。
本日すでに空は暗く色褪せた時間になっていたが、その分電車の明かりが写り込んだ。
暗がりの中、黄色味を帯びた明かりは何とも言えぬ旅情をかもしだしていた。
さて今夜NHKEテレで2時間スペシャル、「英雄たちの選択スペシャル▽そして万葉集が生まれた~大伴家持が残した日本人の心」を見た。
家持の由緒ある家柄と要職、特別な地太宰府時代の暮らし、越中における風土への目ざめ、防衛の職務と和歌の関わり、万葉仮名と文化立国の使命など、時代背景と密接に関わりながら編纂された万葉集の特異性と家持の人柄に興味尽きなかった。
番組中、磯田道史さんが万葉集の第一人者で令和の命名者、中西進さんと対談した。場所は中西先生が館長をされる富山市、高志の国文学館だった。
中西先生とは去る5月6日、たまたま富山市のテルでお会いした。お会いして、ああ生きていて良かった、と感じたほど嬉しかった。令和の最も良い点は中西先生が名付け親だったことではないか、と思っている。
それにしても4500首。詠み人知らずの民や防人や役人、貴族から天皇まで歌を詠み、それを広く蒐集し編纂する。
郵便も電話も無い時代の話である、なんてすごいことだろう。
しかも漢字から話し言葉の表記へ一音一漢字を充て、独自の国語大系を確立してゆく。
農民が話し言葉で詠んだ歌を、万葉仮名に直す役人のような人が各地にいたのだろうか。
立国は文化から、文化は文字・言葉・歌から。
必死に自らの命題を遂行した大伴家持の偉大さが2時間に亘って多面的に掘り下げられた。
私たちは電子機器を持ち、電化製品に囲まれ、豊かに食べ装い、なにがしかの書物などを読む。くらべて大和・奈良時代の人は、それら無しで機微に優れ、何かにつけて情を込め歌を詠み交わした。
原歌: 多麻河伯爾 左良須弖豆久利 佐良左良爾 奈仁曾許能兒乃 己許太可奈之伎
読み: 多摩川に さらす手作り さらさらに なにぞこの児(こ)の ここだかなしき
武蔵野国の詠み人による一首。多摩川は麻布の産地だったという。
多摩川で手作りの布をさらしているとそれがあまりに美しく、我が子(娘?)のようにとても愛おしく感じる、という意味らしい。
今私は多くの便利なものをまといながら半人前の感性と教養しか持ち合わせていない。
万葉の人々は簡素な暮らしをしながら、身ひとつで十分麗しかった!
番組では当時の人々に対して“人間の底力”という言葉が使われていた。
恥ずかしさの埋め合わせに、再び富山市へ行き高志の国文学館を訪ねようと思った。
夏らしくなっている。
夏休みになり樹下美術館もお子さん連れの方を目にする。
小学の高学年?かなという女の子さん三人がおばあちゃんと一緒にカフェに見えた。
沢山名刺をつくってあるので皆さんに配った。
二人は姉妹、もう一人は友達ということ。
あとで聞いたことだが、三人はケーキを食べた後、おばあちゃんのホットサンドをみて、みなでベーグルサンドも食べたという。
咲いたばかりの花の匂いがするようなお嬢さんたちだった。
往診で往き来する鵜の浜温泉と海岸も賑やかで地元としては嬉しい。
近くを走るほくほく線も夏のお客さんを一生懸命運んでいる。
長梅雨を終え夏雲がもくもくとふくらむようになった(去る7月27日)。
雲が多かった今夕、日没直前からその雲が茜に染まった。
二回目のお茶席を設けた日。
本日の土曜日午後は陶齋親子展にちなんだお茶席を設ける日。
午後2回だけのの茶席で、先週の初回は2名様の申し込みを頂いた。
今週は急に増え、二席で16名様のお客様だった。
そしてお点前は小生。にわか稽古で望んだため、特に一席目では随分冷や汗を掻いた。
午前の仕事で混雑する健診の事後対応、加うるに外国人の尿管結石や発熱の赤ちゃんの受診。
さらに急患の往診があったりと、慌ただしさの残る体で望み、着物もどこかぎこちなく、余裕のないお点前になってしまった。
花生は宗全籠から陶齋の緑釉花瓶に替え、後はすべて前回と同じ道具にした。
先代や二代の陶齋作品を中心に道具組みをしてお茶を点てる。お茶碗は高価な伝統ものや大家のそれなどは無いので、手許の比較的若い作家の現代風な作をお出ししている。このあたりが普段のお茶席と少々趣が異なるようであり、心配なことでもあった。しかしお正客様はじめ、皆様には面白がって頂き、また上手く私どもを乗せて下さり、拙い席を無事に終えることが出来た。
ご来席の皆様、本日はまことに有り難うございました。
あと4回、さらに稽古をし、落ち着いて臨みたい。
館内のノート、スケッチ帳から皆様の絵。
本日ほぼ晴れて、昼の気温は30℃に届き梅雨開けということ、長い梅雨だった。
さて以前に館内ノートに描かれた皆様の絵を掲載させて頂きましたが、本日はその後の続きです。
どうかご覧下さい。
前を向いて風に吹かれるお嬢さんと、ヤマボウシの花は物語のワンシーン。

カラーボールペンを使って丸テーブルのマユビト(大地の芸術最のおみやげ)を描いたのですね、楽しくなりました。
舟と陸に別れて初めての釣り。舟ではマダイが、陸はキスが沢山釣れたと書いてありました。楽しかったことでしょう。
お連れ頂いたわんこちゃんでしょうか、可愛いですね。カフェのスイカは最高、と英語で書かれていました、すごいですね。
素早い線で、生き生きとして、今にも話しだしそうなお嬢さんが描かれていました。
みなさんすごいです。
お描きになった絵から、お過ごしいただいた楽しい時間が伝わりました。
ほかのお客様、美術館のスタッフ、館長、みんなで楽しませて頂いています。
有り難うございました、ぜひまた描いて下さい。
最近12色の色鉛筆を丸テーブルに置きました。
夕刻近い新潟県立大潟水と森公園の夏 朝日池のショウジョウトンボ。
過日外来に来られた鵜の浜温泉のCさんから、先生の写真が好きなので、大潟水と森公園に行って白い蓮を撮って、と催促されていた。そこで一昨日夕刻、出かけてみた。まことに残念なことにすでに白蓮は終わっていた。
代わりに風が吹き抜ける散歩道を歩き、道沿いの草花やトンボを楽しみ、心慰められた。
左の建物は炊事棟。ちょうど何組かのご家族が後片付けをして帰る所だった。
鵜の池を中心とする多彩な池沼と古墳を活かして、広い県立公園になっている。
園内の湿地部分を行き交う手すり付きの木道(水上回廊)。
松枯れがあった場所を中心にしっかり赤松の苗が植えられていた。
若いクリがイガをつけている。
初めて見たヒヨドリバナ。説明札で名を知りました。
フジバカマに似た花が開いた部分は、淡く雪のような感じになっている。
ムシカリの実。白い花の後に赤い実がつき、秋に向かって黒く変わっていく。
西の駐車場すぐ下はクローバーが混じった芝生。
その昔、母校髙田高校のグランドもクローバーで一杯だった。
クローバーの上に大の字になって休み、わざと授業に遅れたことがあった。
この広場でボールを蹴ったりキャッチボールをする人をよく見かける。
Cさん、白蓮を撮れなくて済みませんでした。代わりに清々しい遊歩道と道すがらの草花やトンボを撮りました、いかがでしょうか。
そして本日昼、朝日池にショウジョウトンボを見たという東京から来ている親族の話を聞いて池へと行った。
水草の一角でトンボたちが夏を謳歌していた。
ショウジョウトンボは数匹が盛んに飛び交い、熱心な繁殖活動は頼もしかった。
いつでも見られるとは限らないショウジョウトンボ。真っ赤な色はインパクトがある。
日曜日とあって本日は来館者さんに恵まれ、熱心に作品を鑑賞して頂きました。
皆様にはカフェもご利用いただき、まことに有り難うございました。
陶齋親子展にちなんだお茶席 一昨日期日前投票をした。
雨の予報が曇りになり、いっときだけ霧雨が通過した土曜日。
陶齋親子展の催しに関連して隣接の茶室で呈茶を行った。客様は若い女性お二人で、私も末席に座り、妻が点前を、お友達が支援をして下さった。
床は小林古径筆「壽」が掛かり、ムクゲやヤハズススキなど庭の花が宗全籠に入っている。
お出ししたお茶碗。左に陶齋「弥彦鉄鉢茶碗」、中央阿牛「掛分釉幾何学茶碗」
右鈴木秀昭「色絵金銀彩綺羅星茶碗」
台風が近づいているらしく、蒸し暑かった本日。軽めにクーラーを点けた茶室に清々しい時間が流れた。
本日はお二人のお客様でしたが、たとえお一人でもお点前を致しますので、ご希望の方はご遠慮なく樹下美術館の窓口やお電話025-530-4155で申し込み下さい。
参院選挙の運動期間が本日で終了、明日投票日となりました。
「比較的近くにある恐ろしい柏崎原発を止めて欲しい」、「精神の拠り所である憲法を大切に守って欲しい」、「安心して自らの信条に従える社会であって欲しい」、と心から願っています。それで一昨日、期日前投票に行き、これらに叶う人がいましたので投票してきました。
後半が始まった樹下美術館館内。
本日7月18日は、陶芸の齋藤三郎・尚明、親子展の初日、そして上越小林古径記念美術館からお世話頂いている倉石隆作品の最終展示の初日。
当館の展示イベントは大抵静かに始まる。
本日も例に漏れず普段と変わりなく淡々と過ぎた。淡々としたなか、ご覧になった方から倉石隆の油彩の迫力、陶齋親子の白磁の世界の清々しさなど、良い反応を頂戴して手応えを感じた。
本日の絵画ホール。それにしても2メートル近い「さとうひさこの肖像」は迫力がある。
陶芸ホールに尚明さんの大きな鎬(しのぎ)壺を置いてみた。
絵画と陶芸作品が互いに引き立て合っているように感じられる。
以下は本日の陶芸ホール。
梅雨の候、館内の清々しさからあらためて白磁メインにして良かったと思った。
本日午後、在館中に古径記念美術館から宮崎館長さんがお見えになった。このたびの倉石作品貸借を通して館長さんにはとてもお世話になっている。また自己流を否めない私たちは、美術の専門職の氏に接するだけで色々勉強をになる。さらに氏の地域を耕そうとされる明るい姿を見るにつけ、元気を頂戴している。今後とも仲良くさせて頂ければ大変有り難い。
また本日10年ぶりの懐かしい人が見えた。昭和62年からともにお茶の稽古に通った亡き渡辺宗好先生門下のNさんだ。お話ししながら習いたてで、うぶうぶしかった頃の稽古、さらに庭の雨やお茶室を通った風の気配までふと蘇るように感じた。
カフェの向こうに女王カシワバアジサイ。
雨の中、臣下にキキョウ、さらに黄金オニユリが加わった。
昼は晴れ間もあったが夕刻からしとしとと雨になった。こんなによく降る梅雨も珍しい。
明日からの展示替えが終了した。
明日から樹下美術館では以下のように新たな二つの展示が始まります。本日休館日の水曜は明日からの準備に追われました。
●●●7月18日から8月27日まで、陶芸ホールは夏の特別展「齋藤三郎・尚明 陶齋親子展」です。
“麗しの白磁、親子の格調”と謳ったサブタイトル通り、端として爽やかな白磁作品が並びます。
亡き父三郎氏とその子息尚明氏という明らかな血統が、同一の芸術なかんずく同一の陶技「白磁」で饗宴する試みはとても貴重なことではないかと期待しているところです。

以上は展示の一部です。実際の展示は24点34ピースで、ともに青磁が1点ずつ加わります。
驚くほど大きな作品から手のひらに乗るものまで、どうか白い器に込められた親子の魂と渾身の技をご覧下さい。
●●●3月の開館以来、絵画ホールでは今年の特別展「倉石隆の大型油彩」として上越市立小林古径記念美術館のご協力を得てホール中央に迫力ある大きな作品を展示しています。
期間は半年に亘り、2ヶ月ずつ3回の展示更新でした。
このたびは最終回で7月18日(木)~9月10日(火)まで以下の三点を中央に架けます。
このほか樹下美術館収蔵作品で、かって新潟日報の文芸欄に掲載された応募「コント」の倉石氏による挿絵原画を展示しています。
「Kの肖像」 1973年 154,4×112,6㎝
上京後24年、57才の倉石氏ご本人の肖像と考えられます。
真っ直ぐ前を見る肖像から力に満ちた真剣な表情が伝わります。
この頃から人物画への取り組みが本格化するようです。
「奇術師」 1981年 98,2×78,2㎝
盛んに裸婦像を描いていた時期です。
若い女性をシンメトリーを効かせてバランス良く描いています。
モノクローム作品は黒いバックによって身体の白さをより際立たせています。
薄いヴェールを手に、無垢な女性は自らの人生に魔法を掛けようとしているのでしょうか。
「さとうひさこの像」 1965年 193,0×135,9㎝
ホールに架けますと、下端が床に着きそうなほど非常に大きな作品です。
佐藤久子は家政婦さんだったと聞いたことがあります。
彼女をモデルとしてとても気に入り、知る限り3点の油彩を残しています。
丁寧に白の地色を重ね、黒の明解な線で輪郭を描き切っています。
斜め向きの位置が彼女をより立体的に、より具体的に見せていると思います。
以下二葉は本日の準備の様子です。
小さな美術館ですが、精一杯の準備をいたしました。
どうか真夏のひとときを樹下美術館でお楽しみください。
夏の庭を眺めるカフェも気軽にお使いください(カフェだけのご利用もできます)。
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