樹下だより

時雨の窓。

2015年10月30日(金曜日)

冬型の気圧配置になっていて午後から風強く気温が下がり時雨れました。

遅い昼食に寄ったカフェはひっそりとしていました。
食事のあと、所在なげなスタッフに珈琲をおごり差し入れのチーズケーキを三人で食べました。

秋の庭の話やお天気のことなどおしゃべりをしていると、雨が降り出しました。
次第に強く降る中、突然陽が射し庭が明るくなりガラス窓の水滴が光りました。

 

024降り出しの頃。

029次第に強く降ります。

054ひと時ぱーっと陽が射し大変きれいでした。

059間もなく止みましたが典型的な時雨ですね。

数年前まで月に一二度はどなたも来館されない日がありました。
しかし少なくともこの一両年は、そんな日がなくなったのです。
本日も私の前後に何組かお客様があったそうです。

あ、スタッフの珈琲代と私のはちゃんと会計致しました。
夜になってまた降っています。

三人の大学院生による秋の美術館コンサートが終わって。

2015年10月17日(土曜日)

良く晴れた日の本日土曜日夜、三人の上越教育大学大学院生さんによるコンサートが終わった。

016

生まれ育った所が異なる若者が遠く上越の学舎に集い、半年経て実現した今夜の音楽会。
リクエストした「枯葉」から、最後のカンティレンヌとダンスより「カンティレンヌ」まで精魂込められた演奏だった。

この度、どうして上越教育大学だったのですか、と三人にお尋ねしてみた。
すると異口同音に、教育大学大学院の音楽コースなら同大学が良いと知っていたので来た、と仰った。
望外の、なんとも嬉しい返事だった。

演奏

 

会場熱気が残る休憩の会場。

 

ヴァイオリン、ピアノ、サクソフォンのトリオ編成は珍しい。
きっと本人達も苦労したことだろう。
だが良い音楽を創ろう、という三人の気持ちがありありと一つになり心を打った。
そのことは卓越したソロにも劣らず素晴らしいことで、50余人のお客様から大きな拍手を浴びた。

「枯葉」と「夏は来ぬ」に出色の編曲をされ、大好評を博した後藤教授。
ご多忙の中お越し下さったお客様、いつも円滑に会場作りをする樹下美術館のスタッフの皆さん。
心より御礼申し上げます。

とても良い音楽会でした。

頂戴した秋の花 ひやひやする送電線の点検作業。

2015年10月10日(土曜日)

本日は度々お花を持参されるお客様から今盛りのものを沢山頂きました。

上手に育てられる花は楚々として野の趣をたたえています。
さっそく館内に飾らせて頂きました、有り難うございました。

秋の花2

秋の花1紅白のシュウメイギク、数種のホトトギス、白色のフジバカマ、タデ、タムラソウなど。

 

さて冬に備えて行われる送電線の点検はこの季節の風物詩かもしれません。
サーカスのように見えてドキッとしますが、プロだなあと感心します。

人による作業

ヘリで先週美術館の裏手に現れたリコプターは仙台から上越に飛来すると聞きました。
ひやひやして見ていましたが、大きなカメラを備え送電線に沿って時間をかけて飛びました。

昨日記載しましたヤフーの時計は狂いもなく順調に動いています。

爽やかだった日中。

2015年9月29日(火曜日)

日中会う人ごとにお天気の良さ、爽やかさを口にされた。
湿度が低いせいでしょうか、という感想もあった。

午後ようやく表にでることが出来た。
食事の為に寄った美術館のカフェは少し混んでいたのでデッキのベンチで食べた。
年をとっても戸外の食事は遠足気分がして好みに合っている。

その昔父母若かりしころ、自分の生徒時代の晴れた日曜日はよく朝日池のほとりへピクニックに行った。
大抵おにぎりと何かのおかず、それに必ず番茶入りの魔法瓶を持って歩いた。
親戚の子や父の先輩ご夫婦と一緒だったこともあった。
戸外の食事を好んだ父母、それが私にも遺伝しているようだ。

009外はパリパリ中もっちり、美味しいホットサンドウイッチ。
ピクルスと果物におよそ二杯の珈琲また紅茶が付いて950円です。
(来年は申し分けありませんが、1000円になる予定です)

昼下がりの庭のトクサに赤とんぼが止まっている。
ちょっとした気配に飛び立つがおしなべて同じ所に戻りたがる。

止まるとすぐに水平にしていた羽を降ろしてじっとしている。

012

036休んでいるに違いないが、何か拝んでいるようでもある。
時々首をひねるのは雑念が入るのか、可笑しい。

045本日患者さん宅から頂いた立派なイチジク。
上越市大潟区はイチジクが盛んで以前我が家にも樹があった。

今年道すがらに見るイチジク畑はとても好調に見える。
歌代菓子舗さんも忙しいにちがいない。

カモメの群とすれ違ってみた日曜日の午後。

2015年9月15日(火曜日)

一昨日の柿崎海岸の散策でカモメの群とすれ違ってみました。
波打ち際で日向ぼっこをしている様子のカモメ。
カメラを構えて海岸線に沿ってゆっくり近づきますと、少しずつ私の先へ行こうとする一群と、
じっとしている一群と、私の後へと移動する群に別れました。

結局多くのカモメとすれ違いましたが、先へと移動した群がだんだん少数になると最後に残った二羽が飛び立ちました。
一見みな同じ姿をしていますが、やはりなにがしか個性があるのでしょうか。

ほかに10数羽の千鳥の群にも出会いました。
砂の色に同化している小さな彼らは一斉にツツツと素早く先へ移動し、大抵パッと飛び立ちます。
千鳥の群とすれ違うことなどとても出来ません。

 

 

カモメ1どこかのデザイナーの気を引きそうなカモメと影。

 

かもめ2カモメは案外怖い顔をしています。

 遠くに何人かの釣り人と千鳥、近くにカモメしか居ない初秋の海でした。

樹下美術館の秋の音楽会。

2015年9月14日(月曜日)

中高校生時代によく日記を付けた。
内容はおいつも天気から始まったが、年を取った今ブログも大抵お天気から。

その昔、どうして両親は出かけもしないのに、天気予報ばかり見るのだろうと思っていた。
いま自分が確実にそうなっていることに気づく。
良くても悪くても予報はまず身近な明日の希望、次ぎに行事や予定を案じるためか。
気象や自然の気宇に触れるのも心身に良いかもしれない。

それにしても本日は曇り空で、予報のように晴れなかった。
昨日は気象庁を褒めすぎたかもしれない。
明日は今度こそしっかり晴れるようだが当たってもらいたい。

さて今秋の樹下美術館は以下の音楽イベントがあります。

10月17日(土曜日)は「三人の大学院生さんによる美術館コンサート」
1510院生さんコンサートバナー
次第に夜が長くなりました。
若い音楽家たちの溌剌たる演奏にご期待ください。

・入場料大人お一人1200円、中学高校生800円です。
・お申し込みはお樹下美術館電話025-530-4155へどうぞ。

週末を賑やかにして頂き有り難うございました 柿崎海岸の散策 当たる気象予報。

2015年9月13日(日曜日)

本日の日曜日は予報通りにぐづついたお天気でした。
そんな中自転車で来られた若いご一行さんはじめ、樹下美術館は大勢さんで賑やかにして頂き有り難うございました。

 

自転車50㎞を走って来られた自転車の皆様。

柿崎海岸のカモメ出かけた曇りの柿崎海岸でいっとき陽が射した。
カモメのわきをそーと通り過ぎる。

 大潟スマートインター柿崎インターから雨上がりの大潟スマートインターへ。

 

丸く青いシーグラス 柿崎海岸でみつけた青く丸いシーグラス。

丸く赤いシーグラス赤いのもあった。

たった一日の崩れを当てた天気予報は、明日の晴れを知らせている。

今世紀に入って何が進歩したか、色々考えさせられるが、
気象予報は確実な進歩を遂げているように思われる。
農漁業にとっては大きな恩恵ではないだろうか。
但し長期予報はいまいちかもしれない。

希ではない特別警報 大丈夫だという河川は無いらしい。

2015年9月11日(金曜日)

台風18号は遠く大陸方面へ去ったと思っていたが実際は違っていた。

東西の高気圧に挟まれて、台風17号と18号から変わった低気圧が窮屈に並んで列島を北上。
やはり異常な気象だったようで、本日も風強く不安定なお天気だった。

 004強風の四ツ屋浜の昼時。

 025樹下美術館裏の水田で行われていた稲刈り。
見るからに立派な大潟ナショナルカントリーのコンバイン。

さてこの度の豪雨で昨日「線状降水帯」という言葉を初めて知った。
本日宮城県の洪水では「バックウオーター」という言葉も初めて聞いた。
十年に一回、何十年に一回という災害が起こり、「特別警報」が出されるようになった。

そんな昨今、我が国の河川で最大級の雨に耐える堤防が完備がされている所は皆無らしい。
この状況下では、毎年梅雨どきや台風によって大きな水害が発生するのも分かる。
ある意味国が呑気だといわれても仕方がない現実が根底にあるようだ。

夏の終わりから今までよく雨が降った。
時には激しい雨が止まず、どこかで氾濫しないか心配だった。
他の災害も同様、この度のように夜間から発生した時など特にどうすればいいのだろう。

貴重な今年前半の「お声」 なかなか晴れない空。

2015年9月8日(火曜日)

〝素晴らしいです。ボケの花入、草花文の水指、大変感動しました。特に気に入りました〟
〝光の使い方がとても上手だと感じました。とても良い雰囲気です〟
〝友人から県内外からの客人があると必ず来るとても素敵な美術館と聞き、是非一度と思っていました。
目線が低く様々な植物を見ながら昼食で気持ちが落ち着きました〟

以上は今年3月~7月まで、お客様が館内のノートに記載されたご感想の一部です。
「お声」として樹下美術館のホームページに掲載させて頂きました。
展示にカフェに庭に、さまざまな方々が記載されるノートは大変興味深く貴重です。
引き続き、どうかご自由にお書き下さい。

それにしましても連日雨がよく降りなかなか晴れません。

関田山脈の雲頸城平野を囲んで東西に連なる関田山脈の稜線を覆う白い雲。
平野を吹き上がった湿った風が冷えて帯のように連なっています。

 

センニンソウ縦位置近隣の林で咲き誇るセンニンソウの真っ白な花。
おしなべて今夏の草花は旺盛に咲いたようでした。
初秋のこの花も強い芳香を放ちながら沢山咲いています。

 

台風18号が接近しつつあり、晴天は週明けと、テレビの予報が伝えていました。
目を楽しませてくれる雲ですが、本日もテントのように空を覆い日光を遮っています。

 

10月17日の音楽会の演奏者さんはこんな方たちです。

2015年9月3日(木曜日)

来る10月17日(土曜日)の「三人の大学院生による秋の美術館コンサート」の演奏者さんについてお知らせいたします。

お三人とも今年3月に入学された上越教育大学の大学院生さん。
そろって23才と、とてもお若く伸び盛りなのです。

当日はバッハから現代曲、そして日本の歌までどなたにも楽しめることでしょう。
皆さんの音楽歴は十分で、演奏が心待ちされます。

出演者さん左からアルトサックス田村亮太さん、ピアノ鈴木啓斗さん、ヴァイオリン茗荷智光さん。
当日のピアノは電子ピアノを用います。

【三人のプロフィール】
田村亮太:新潟市出身、洗足学園音楽大学管弦楽科でサクソフォーンのほか室内楽および指揮法を学ぶ。第50回新潟県音楽コンクール管楽器部門において優秀賞を受賞。
鈴木啓斗:北海道中標津町出身、北海道教育大学釧路校芸術グループ音楽研究室卒業。NHK 全国学校音楽コンクール北海道ブロック釧路地区大会ほかで入賞。
茗荷智光横浜市出身、東京音楽大学ヴァイオリン科を卒業。リスト音楽院マスタークラスオーディションに合格し選抜演奏会に出演。卒業後1年間フリーの音楽家としてソロ、オーケストラ、室内楽、ミュージカル公演で活動。

【演奏会】
日時:10月17日(土曜日) 午後6時半開演
会場:樹下美術館
入場料:大人お一人1200円、中学高校生お一人800円
お申し込み方法:樹下美術館の窓口かお電話025-530-4155でお申し込みください。
※入場料は当日窓口でお受けいたします。

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