春耕の吉川区でいとこの法事。

2018年4月28日(土曜日)

今年三月上旬に小生のいとこ頭の女性が逝去した。
上越市は吉川区国田の善徳寺の坊守をされた才媛
だった。

雪の本堂で行われた通夜からはやくも四十九日の勤
行要が春爛漫の本日午後、善徳寺で行われた。
5人の僧侶による思い込められた阿弥陀経が唱えら
れると、亡き人が遠くへ逝ってしまった実感を覚えた。

吉川区の田はすでにならされ、水が入り始めている。
美術館周囲よりずいぶん進んでいて驚いた。

 

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正面に尾神岳。一帯の田は何とも気持ちの良い眺め。

 

 

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見事なドウダンツツジがある善徳寺の庫裏。

 

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勤行が終わって出ると、辺りの風景は淡く軟らかで素晴
らしい眺めだった。

今年は野も庭も足が速い。

2018年4月26日(木曜日)

今冬、上越市北部の当地は何度もドカ雪に見舞われ、
豪雪の趣きだった。
それで3月15日の今年度開館には除雪作業を覚悟し
ていた。
しかるに3月上旬に大風が吹くと雪は手品の如く消え、
無雪で開館を迎える事が出来た。

以後、クリスマスローズで始まった庭は春の椿、イチ
ゲ、ヒトリシズカ、水仙、ハクモクレン、桜、チューリ
ップ、ジューンベリー、ミツバツツジと花が移り、現在
八重咲きイチリンソウ、アメリカハナミズキ、二種のス
ミレ、キバナホウチャクソウ、一部でクレマチス、エビ
ネ類が咲き、今やスズランまで始まろうとしている。

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もっと見ていたかった可憐な黄花カタクリ。

 

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慎ましいヤシオツツジの落花。
咲き残っている花たちもあるが、花の足はあたかもコマ落
としフィルムの如く早く、あまりのことにめまいがしそう
だ、かってこんなことがあっただろうか。

 

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本日ご近所の方から山菜を頂戴した。
例年ながら見事な山の幸。今年は一週間から十日ほど早い
と仰った。

日は長くなり、閉館して一時間余、ホームセンターで求めた
キキョウの苗を二つ植え、発育が停まっているクリスマスロ
ーズ6株を掘り、土を作った軟らかな場所に移植した。

これだけの事だがこの季節、野や田畑で仕事をする人が如
何に喜んで出向くか、分かるような気がする。
終われば腰は痛むが月が昇っているのである。

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いっとき賑わった午後の樹下美術館。

塩崎貞夫展の雰囲気。

2018年4月24日(火曜日)

去る4月19日から始まった春の特別展「桜のレクイ
エム 塩﨑貞夫展」はこれまでの樹下美術館の雰囲
気をずいぶん変えている。

作品は齋藤三郎の陶芸と倉石隆の常設展示作品と交じ
り合い、館内をより豊かな雰囲気にし、ぽつりぽつな
がら常より多くの方が場内を温めてくださっている。

既存の陶芸、絵画作品、あるいは家具・丁度品、さら
にカフェおよび庭と不思議と調和し、塩﨑作品は居住
性などと言えるかも知れない落ち着きと親しさを感じ
させている。

 

 

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手前に齋藤三郎の染め付け水指と向こうにカモグリの家
具。

 

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向こうに倉石作品の人物たち、手前に白テーブルと黒い椅
子。

 

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カフェに降りる階段に「弥彦山の磐座(いわくら)」。
この絵がお気に入りのお客様がいらっしゃった。
石積みのてっぺんに小さな鳥居が乗っている小品。
得に言われぬ清々しさが伝わる。

 

 

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カフェに2点の女性を描いた作品。
ここには「東塔」と「コスモス」も架かっている。

 

 

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上掲右の作品。タイトルは無いが、悲しんでいる風
に見る人もいるが私には恥ずかしがっている作品に
見える。
悲しんでいるとしても、作者はこの女性を愛している
ようにしか見えない。

 

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この作品もタイトルは無い。うっすらとした桜の地模
様の上に薄い着衣の細い女性が軽やかに浮かんでいる。
何とものどかで幸福感漂うこの絵が好き、とある女性が
仰った。

作者の深く澄んだ心と天真爛漫さが滲む一種不思議
な塩崎作品。
本日は東京からほくほく線で犀潟に降り立ち、来館さ
れた塩崎ファンの方がお見えになった。
あるいは少し腰が曲がったお年寄りご夫婦が、仲良く
山間から来て下さった。
ドナルド・キーンセンターを支援する柏崎市のボランテ
ィアさんが東京のお客様と熱心に話をされた。

 

新緑とお茶席の新潟県立大潟水と森公園。

2018年4月22日(日曜日)

終日暖かく晴れた日曜日、美術館でお客様に“大潟水と森公
園のお茶席に行ってきた。良かったですよ”と勧められた。

公園は美術館から車で10分少々で行ける。
出かけてみると園内は瑞々しい新緑に一変していた。

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園内の木道から、群生する水生植物「ミツガシワ」の白い花
が涼しく眺められる。今年の花はいっそう見事。

 

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お茶席は江戸千家社中による薄茶の立礼だった。ぼんぼり水指、
木村秋雨の「花」一文字の短冊、屏風にかかった桜の扇など、
春を惜しむ良いお茶席だった。潟町の歌代菓子店のお菓子とま
ろやかなお抹茶の相性も良く美味しく頂いた。

 

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春風に吹かれて読書をする人。

公園一帯は縄文、弥生、古代と古い先人達が住んだ場所。
そのせいか水辺の野はどこかゆかしく、安心で心なごむ。

新緑の趣きの樹下美術館で。

2018年4月21日(土曜日)

雪消えの開館から一ケ月と一週間、この所の暖かさで庭は一
気に新緑の趣きとなった。

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一斉に緑が萌え始めた庭。

 

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山桜の花びらが浮かぶ水盤で雀が水浴び。

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雀の後にすぐウグイスが来たが浴びなかった。
藪と日陰が好きなウグイスが日向の水盤に来るのは珍しい。

 

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午後遅くのお客様を上越タイムスの記者さんが取材。

うららかな春の日、閉館の夕刻からあるグループが貸し切り
でティーパーティーをされました。“良い夕べでしたね、有り
難うございました”

春陽の塩﨑作品展。

2018年4月19日(木曜日)

清々しく晴れた本日、塩﨑貞夫展が始まった。
昼に出向くとJCVのスタッフが取材をされ、十日町
や鎌倉など遠路の方たちもお見えになっていた。

差し込む春陽の中で、設計家大橋秀三氏の白い壁面
に齋藤三郎の青い陶磁器と静かに調和し、塩﨑作品
は本日一層生き生きとして魅力を放っていた。

 

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最初に出合う「滄溟を爽やかに飛べ」。

清々しく命萌える季節の塩﨑作品、皆様に観られ、ま
すます豊かに育てられて行く予感がします。

 

明日から「桜のレクイエム 塩﨑貞夫展」が始まる。

2018年4月18日(水曜日)

建って12年目の樹下美術館。これまでずっと上越ゆ
かりの陶芸家・齋藤三郎と画家・倉石隆の作品を常設
展示してきました。

そんな当館の昨年秋、あるお二方のご協力で初めてほ
かの作家さんの展示が浮上し、このたび実現しました。

糸魚川で生まれ、東京を本拠にされ、2014年2月に
80才で亡くなられた画家、塩﨑貞夫さんの作品展です。

小ぶりな美術館ゆえ陶芸ホールとカフェを使い15点が
収まりました。

以下は本日展示作業を終えた塩崎作品の一コマです。

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「樹下午睡」

 

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「海」

 

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「女人午睡」を引いて観る。

 


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「蓄音機の上の「コスモス」

 

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「カフェの「東塔」

倉石隆作品の絵画をそのままにして、齋藤三郎の染め付けの
陶芸展示を一部アレンジし、ほどよく塩﨑作品が架かりまし
た。

ガブリエル・フォーレの鎮魂歌に深く惹かれた塩﨑氏の絵画
は、想像以上に展示場、さらにカフェや庭とも良く調和しま
した。
作品からは時空を越えて、今に生きる者に対しても氏による
幸福と鎮魂の願いや祈りが伝わるように感じられます。

 

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照明の調整。

 

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「桜のレクイエム 塩崎貞夫展」の通り美術館は、遅い山
桜が満開、チューリップもミツバツツジも精一杯咲きまし
た。

来月13日までの会期、入場料はいつもの200円です。
良い季節になりました、お訪ね頂き,不思議と心安らぐ
作品をお楽しみください。

今年から毎水曜日が休館になっています。

賑やかになる野鳥の訪れ 美しい山菜。

2018年4月16日(月曜日)

春の歩みが強まり、庭の水盤が鳥たちの人気になりつ
つある。以下本日昼、美術館に寄って出合った鳥。

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ホオジロのカップル。

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↑水を浴びるホオジロ。

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水浴びが大好きなヒヨドリ。

4
↑珍しくムクドリも来た。ヒヨドリとともに普段喧しい者同士
の鳥が、水盤では大人しくしていた。

 

以下水盤の近くにいた鳥。

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一昨日のジョウビタキ。冬鳥と言われるがまだ居る。

スタッフが毎日水を替える水盤は野鳥にも嬉しいらしい。

 

 

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ため息が出るほど美しい山菜を頂いた。

長年お年寄りを介護されているお宅から毎年頂く山菜。
介護の歳月は次々新たな出来事があり、大事業に匹敵
する。

いえ、相手がだれであっても、誰かと長く一緒に暮らす
のは大事業ではないだろうか。

意外にも本日ゴルフが出来た。

2018年4月15日(日曜日)

一昨日から二日に亘り本日ゴルフがある日曜日のお天気
について心配して書いた。

発達する低気圧の通過に伴い暴風雨が予想され、降水確
率はずっと90%が続いていた今日の空。
昨夜のノートではもう駄目、楽しみにしたゴルフは中止
の止む無し、と諦めて書いた。

ところが起床時に雨音はなく、集合した8時半ころ風はや
や強かったものの難なくスタートした。プレー中に傘を差
すことも無く、14人のコンペが終わってみれば成績は三
位だった。

 

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本日の米山水源カントリークラブ。三番ティーからホテル
(クラブハウス)と朝日池を振り返る。
予報の悪天候を聞いてキャンセルされた人が多かったようだ
が、私たちは全員参加した。

 

2
午後2時20分ころのティーグラウンド。

低気圧は夜間に北上し、プレー開始の9時近くには中心
が青森付近まで行っていた、というのが本日の気象だっ
たらしい。
そのほかプレー中、偶々ゴルフ場一帯に雨雲がかから
なかったという運にも恵まれたのだと思う。

ゴルフ以外あまり顔を合わすことが無くなった旧知の皆
さんと過ごすのは楽しく、とても貴重な日だった。

明日はゴルフどころではなさそう。

2018年4月14日(土曜日)

ゴルフがある日曜日のお天気について昨日書かせて頂
いた。
今夜から明日夕刻にかけて通過する低気圧について、
“発達しながら通過”の文言が付いた。予報には“明日の
お出かけや催しは中止や延期を”とコメントもある。.
昼前に寒冷前線が通過する当県では暴風に注意と特別
に印された。

現在21:45、風雨が窓を叩き雷が鳴った。
真に残念だがゴルフは中止であろう。

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夕刻5時頃の南の空。

明後日のお天気 頑張る福祉施設。

2018年4月13日(金曜日)

日曜日にゴルフの予定があるのに、一週間も前から当日の
天気は最悪の予報が出ていた。

日本海を北上する低気圧が前夜から当県を通過する模様で、
降水確率80%もずっとそのままなのでいわば100%雨
に降られ、風にも悩まされそう。

爆弾低気圧ほど発達しないようなのでスタートはするだろ
うが、どうなるか。

 

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日曜日の予想天気図(ヤフーのサイトから)。
ゴルフでよくあることだが、終わる頃になって雨は上がるか
もしれない。

近年天気予報はよく当たり、今冬の豪雪もその都度予報され
た。
春~夏は順序よく気圧が移動するため年間で最も天気予報が
当たりやすい季節と言われている。

雨具や着替えをしっかり仕度して臨みたいと思っている。

180413海岸の雲
本日昼の空。明日はまあまあ、しかし明後日は、、、。

今夕週一回回診をしている特養「しおさいの里」の春の懇親
と新入スタッフの歓迎会があった。
介護保険スタートの2000年開園なので18年が経った。
スタッフさんは本当によく頑張り、新人さんも頼もしい顔をし
ている。
ご苦労も多いと思うが、日頃から在宅施設を問わず介護の皆さ
んには頭がさがる。

潟町ー上下浜あたりの高速道路沿いの山桜 今日も同じウグイスが。

2018年4月12日(木曜日)

そわそわしているうちにソメイヨシノが終わり、山桜も
盛りを過ぎようとしている。

ところで北陸道で柿崎ICー大潟SIC間の上下浜から潟
町にかかる辺りで山桜の美しい所がある。
数年前に新潟のテレビ局が髙田公演の桜を取材放送した
時、“帰りの高速道路でもきれいな場所がありました”と、
言って車窓からここを撮ったものを流したことがあった。

運転中にこの桜を目にすると、一瞬疲れが和らぎ気分が
明るくなる。

 

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自然の花、ヤマザクラにはのどかな美しさがある。

 

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本日も格調高く鳴いていたウグイス。胸元にくっきり波
形の模様があり、昨日のと同じ鳥であろう。
胸元の模様は、もはや首飾りと言ってもよいくらいの鮮
やかさ。ウグイス界では何かのタイトル保持者かもしれ
ない。

特別美しく囀る今年のウグイスの胸元の模様は免状の印?

2018年4月11日(水曜日)

10日ほど前から潟町の仕事場の庭でウグイスが鳴き
始めた。
毎年4月になるとやってきて鳴くが、今年のは特に鳴き
声が冴えている。
鋭くきれいに「ホーホケキョ ケキョケキョ」と鳴き、
あたかも鳴き声の先生かインストラクターのように滑ら
か。

 

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ど元に波状あるいは縞状の模様が見える。
ウグイスは雌雄同体ということで、模様はオスだからという
訳ではなさそう。

下は2015年のウグイス。
胸元に模様などはなく、一般的だと思われる。

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やはり今年のウグイスは、美しく鳴く何か特別な免状で
も持っていて、胸元の模様はその印?それとも単なる羽
毛の影?

Amazing!!!

2018年4月10日(火曜日)

京都に橘高等学校という元女子校、現共学の高校がある。
そこの吹奏楽部の生徒さんたちは驚くべき演奏をする。

カテゴリーはマーチングだが、見せるも含め楽しさにお
いてショーあるいはレヴューと言っても過言ではないほ
ど優れたエンターテイメント性を発揮している。
「退屈させない」はエンターテイメントの神髄。
彼女たちはそれを追求し、毎年わずか3年間でプロフェ
ッションの領域に到達しているから驚く。

曲目も一般的なマーチ曲でなく、基本ジャズ。それもス
イング主体、ほかディズニー音楽やポップス、ゲーム音
楽からガガまで演奏するらしい。

 

 


2014年台風被災地で行われたコンサートの後半部。
どうか迫力の演奏とフォーメーションを拡大してご覧下さ
い。
デューク・エリントン、ルイ・アームストロング、ベニ
ー・グッドマン、デイヴ・ブルーベックが演奏した名曲か
らフィナーレのロッド・スチュアートの「Salling」
と「蛍の光」までアマチュアとは思われない秀逸な演奏、
演出が続く。

「Take Five」の倍テンポ(6:35~)は本家
顔負けの圧巻。
「Sinng Sing Sing」ラスト(9:42~)
の迫力。
「Sailling:(航海)」(12;55~)に賑やか
なクルー達と佐渡や能登へ帆走した昔を思い出して涙が出
そうになった。

指導者の“単なる高校のクラブ活動”、
部員の演奏“演技”の謙虚な挨拶も素
晴らしい。

 




2018年正月、アメリカカリフォルニア州パサデナで1890
年から行われている正月伝統行事「ローズバレード」に招
聘され演奏する橘高校。
女生徒さん中心のバンドは沿道の大歓声の中で約9キロ、
2時間に亘り演奏とダンスを完璧に披露する。

溌剌として疲れた表情も見せず、過呼吸に陥ることもない。
途中水分の補給を受け、ずり下がるソックスを直しながら
頑張る彼女たちのパフォーマンスは独創的で、パレード参
加者の中で文字通りピカイチ、其の世界では「オレンジの悪
魔」と呼ばれているらしい。

肌寒かった土曜日 クラブ ツバメ 美術館の桜 路傍の水仙。

2018年4月7日(土曜日)

今日も肌寒く車外気温は7~8℃を示し、雨が降ったら
ミゾレになるかもしれないと感じた。午後ぽつぽつと来
たがミゾレは免れた。

そんな午後、ゴルフクラブを買いに行った。
ウッドが重くなり、最近のクラブはとても軽いと聞いて
いた。店で振るとなるほど軽い。妻に悪いが二本注文
した。

1
直江津で低く虹が架かっていた。虹は日没に近いほど高く
架かる。本日午後3時過ぎだったが、思ったより低く、そ
れだけ日が長くなったということになる。

2
↑水田のツバメ。三月中旬に今年初めてツバメを見て随
分早いなあ、と思った。

3
本日夕刻間近の樹下美術館の桜。

4
近隣の路傍の水仙。花とともに植えた人の心が嬉しい。

 

新潟市から120キロも走ってこられたお客様。
髙田の花見の予定だったが、お天気が悪く中止して当館
でゆっくりされた、とお聞きしました。

有り難うございました。

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