2008年6月22日

ターシャ・テューダーさんが亡くなりました

2008年6月22日(日曜日)

 遠くから敬愛していたターシャ・テューダーさんが、去る6月18日亡くなりました。近親者に囲まれての最後だったようです。近時、映像や本で見るたびお年を感じていました。当ホームページの本コンテンツで「いつまでも元気でいて欲しい」と書いたばかりでしたが、とても残念です。
無駄のないつぶやくようなターシャの声がよみがえります。
ターシャが捧げた庭造りは、どこかで永遠や生死を意識する営みです。死についてターシャはアインシュタインの言葉を引用しながら、自分の観点を述べています。これを読むと、彼女は科学とその心についても深く理解している頭のいい人だと感心せざるを得ません。
ところで彼女が選んだ土地ヴァーモント州は私たちの上越地方と同じく雪が降る土地です。また名曲「ムーンライト・イン・ヴァーモント」はスタンダード曲の中で唯一恋歌でなく、土地の美しさだけを歌ったものだ、と学生時代に知りました。私がターシャを好きになったのも土地と歌が少し関係していたかもしれません。分身のようだったコーギー犬はどうしているのでしょう。

【以下はターシャが死に関して語った言葉です】
Einstein said that time is like a river, it flows in bends. If we could only step back
around the turns, we could travel in either direction. I’m sure it’s possible. When
I die, I’m going right back to the 1830s. I’m not even afraid of dying. I think it must
be quite exciting. ーTasha Tudorー

(アインシュタインは、時間とは折れ曲がって流れる川のようなものだと言った。私たちは川の曲がり角にきても、向きを変えれば今度は反対向きに旅することが出来る。私はそのことを心から信じている。もし私が死んだら自分は1830年代を目指して歩いて行きたい。私は少しも死を恐れていない。むしろ死はとてもエキサイティングなものだと考えている。ターシャ・テューダー)

※訳には自信がありません(館長)

 

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