憧れの地平

2010年6月30日(水曜日)

昨夜はもしかしたら、と胸躍らせてサッカーの中継を見た。いくつもチャンスはあったが、パラグアイの執拗な圧力に胸がつぶれそうだった。

 

 

ゲームは得点のないままPK戦になった。PK戦は悲壮だ。何万人の観衆の前で国の威信を背負って一人で攻撃を受けるキーパー。処刑に近い残酷さを感じた。それがある選手がキックを外した瞬間、残酷さはそのキッカーに飛び移った。

 

ゲームの運不運は過酷だが、大会を可能にしている平和の有り難みは尽きない。

 

 

さてこの度の8強入り。代表チームが憧れの地平を目前にしていたことがサッカー素人の私にも分かった。選手たちに手応えがあったにちがいなく、本当に惜しかった。

新しい地平、見晴らしのいい世界はなんとしても憧れだろう。キックを外した選手のトラウマは深かろうが、変わらぬ憧れが彼を癒していくように思われた。

 

 

不肖私には、のんびりした気楽さへの憧れがつのる。印刷所に申し分けないが、明け方まで関わっていた図録の制作を遅らせてもらっている。もう少し丁寧にしてみたいのと体がそう望んでいるようでもあって。しかし諦めたわけではないのでそう遠くならないうちに、と考えている。

バラ
妻が仕事場で作っているバラがほぼ終わった。これは花盛りのころの写真です。

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