島倉千代子さん 愛のさざなみは名曲かも。

2013年11月9日(土曜日)

昨日歌手島倉千代子さんが亡くられた。島倉さんとは同時代的に重なる。波瀾万丈の人生だったようだが、ナイーブそうな外見に似合わず頑張った人だと思う。最後の病は万策尽くされたであろうが、残念だ。

その昔昭和32年の冬、失敗した高校受験のため母と上京したことがある。当時列車で上野までゆうに半日以上かかった。乗車した私たちの前の席は若い二人の女性だった

彼女らは車中ずっと島倉千代子の話題で盛り上がっていた。母は後々、あのときの二人はミーハーでイヤだったわ、と繰り返した。

彼女の歌は〝りんどう峠〟以外あまり好きではなかったが、大学を卒業する頃から風変わりな「愛のさざなみ」が聞こえてきて頭に残った。

それから30年ばかり経って、50才半ばくらいから私のカラオケは突然「愛のさざなみ」になった。
ふわふわして心地よいリズム、爽やかな曲調、一種不思議な歌詞。歌に酔い心地が漂い、あまり飲めない私にも打ってつけだった。珍しく男性にもキーが楽で歌いやすい。


「愛のさざなみ」(なかにし礼作詞、浜口庫之助作曲)。
レコードはアメリカで現地のアレンジャーとそのエレキバンドの演奏で録音されたらしい。


松任谷由実、小泉今日子、アン・ルイスによる豪華な「愛のさざなみ」。

御新造、町娘、花魁。それぞれの並びで見事なハーモニー。
迫力のアン、じわじわ盛り上げていくユーミン、ともにさすがだ。
抜群のアレンジは松任谷正隆氏か。歌謡曲あなどるなかれであろう。

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