80代なかばの方のお話。

2014年12月1日(月曜日)

昨日は人と会うことと認知症への考えなど書いてみました。

本日は、おおむね独り暮らしで時々息子さんが訪ねて来られる80代半ばの方の話を書きました。
読書がお好きだった元気な方で、この年代の日常がよく伝わる話だと思いました。

〝最近、新聞はまずお悔やみ欄、それから大きい見出しだけ読んで終わり。
テレビはニュースを眺めて後は付けっぱなし。

本日はヘルパーさんに来て貰ったが、掃除が一番助かる。
時々息子がくるが男の足跡はべたべたして気持ち悪いのでぞうきん掛けが助かる。

洗濯機は本当に有り難い。
ただ放り込めばそれでよく、乾燥もしてくれる。
アイロン掛けは、しなくていい物を買っているので呑気なもんだ。

便利な世の中になったが、昔あったバス路線がなくなったのが不便だ。
もう実家の方へ行くことが出来ない。
近くに友達がいるが、やっぱり昔の友達にも会いたい。

また、タクシー代が年々高くなったので買い物にすごく不便だ。
しかし一時止めていた近くのスーパーが、最近駐車場にテントを建てて何でも売り始めたので助かる。

回りで私より若い人たちがどんどん死んで行くのはどうしてでしょうか〟

以上とても生活実感がにじんだ話でした。
ただ最後の一言にはっとさせられました。

朝日池の白鳥

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