連休後半は熊本、長崎、京都へ その2・二日目の長崎市。

2018年5月8日(火曜日)

5/5長崎市は良く晴れている。ホテルの朝食後10時に昨
日お願いしたタクシーさんが玄関に来て長崎観光が始まった。

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待っていてくれたタクシー。

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めがね橋は楽しい風景。そういえば市内の建造物や通りの多
くに石が用いられている。
そのこともまた町に由緒ある異国情緒をもたらす一因になって
いる。

 

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川沿いに人が集まっているのは、石垣の中にハート型のもの
があり、そこで自撮りなどをするため。

この後崇福寺、孔子廟、オランダ坂を経てグラバー園に行った。
花一杯の同園で早くもバラが咲き始めていた。

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バラの垣。

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グラバー園からの風景。
いつから変わったのか、その昔私はここをグラバー邸と呼ん
でいた。
1963年の夏、ある大きな団体の九州旅行があり、その医療
班に加わった。以来グラバー園は50年振りだった。

 

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↑ルノワールの絵画に見られるような服装のお嬢さんたち。
グラバー(1841~1919年)の時代はルノワール(18
38~1911年)とほぼ重なる。
グラバーさんが仕事をした幕末~明治初期は、イギリスでは
ビクトリア女王の時代。このお嬢さんたちはじめ、多くの人が
レンタルでビクトリア調にドレスアップをしてグラバー園の春
を楽しんでいた。

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↑園の一角にある三浦環像。
長崎を舞台にしたプッチーニのオペラ「蝶々夫人」。三浦環は、
世界で蝶々夫人を演じ、日本の音楽界に貢献した。
明るい園内でくっきりと影を作るこの像を見た途端、悲しいアリ
アがあたりに響くのを覚え、胸が締め付けられるような気持ち
になった。


ある晴れた日の悲しい願い、伝説のマリア・カラスの歌。

 

さて午後、時は過ぎて行く。
三浦環像が指差している港の湾口に橋が架かっている。グ
ラバー園の後、二日に亘って親しく付き合ってもらったタ
クシーの運転手さんに、最後にあの橋を渡ってください、
とお願いして走ってもらった。
女神大橋という名の橋だった。
橋を渡り長崎の経済を支えた三菱造船所関連の広大な地区
を回ると、二日で港をほぼ一周したことになった。

帰路の特急まで3時間弱の時間があった。

 

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長崎美術館でタクシーを降り観光を終了とした。運転手さんに
名刺を渡してお別れした。お世話になったのはラッキータクシ
ーだった。
美術館では企画展もあったが、収蔵するコレクション展を中心
に観て回った。

 

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水路を挟んで建っている美術館は隈研吾の設計。
イベント、学習、憩い、ショップなど多面性を考慮し、羨まし
いくらいに伸び伸びと建てられている。

同館が誇るスペイン絵画、須磨コレクションを中心に観た。
ゴヤからピカソに至る19世紀の作家が網羅され、まことに軽
やかなピカソにも出合えて嬉しかった。

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↑ゴヤの代表的な版画シリーズの一つ「妄」から22点の展示。
人間の欲望について、その荒唐無稽さや滑稽さなどへの警鐘
が込められている。鋭い洞察と表現アイディアに感心した。
(写真は美術館のホームページから引用)

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美術館のカフェで冷たい珈琲とホットサンドウイッチ。
樹下美術館のホットサンドも人気があるので美術館同士較べ
てみることに。もちろん樹下美術館のほうが美味しい、という
ことになった(先に結論ありきで、、、)。

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帰路の長崎駅ホーム、振り返るとやはり名残惜しい。

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入線してきた特急かもめ。濃い色の車体に金のマークは中
々おしゃれ。

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乗車してみて列車は母の実家があった肥前浜を通ることが
分かった。
麦秋。生前母から聞いていた通り、一帯で実り始めた麦畑が
傾いた陽を浴びとても美しかった。

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18:52博多に到着、間もなくやって来た山陽新幹線に乗車、
京都を目指した。
午後ケーキと軽食で2回お茶を飲んでいたので夕食は博多駅で
求めたおにぎりで簡単に済ませた。

新たに長崎本線特急かもめ、山陽新幹線に乗ることが出来た。

明日は休暇最後の日、急ぎ足で京都を観る予定。

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