堀川紀夫展が中ほどに差し掛かって  楽しかったトークイベント。

2018年8月11日(土曜日)

本日8月11日、大切な記念日を前に堀川紀夫展が中ほ
どに差し掛かろうとしている。
そんな日頃、一つの山場と考えていた堀川さんとのギャラ
リートークを今夜終えた。

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今夕のテンセグリティと鹿の子百合と田んぼ。
作品は楽しく、出来れば美しくそして私たちを幸福にして
欲しいと思っている。
心配だった堀川展はそのようになりつつあって本当に嬉し
い。
高校野球ではないが、展覧会も会期中に育つことがあると
は驚きの発見だった。

そして本日の不慣れなトークイベント。

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今夜の会場、熱心に聴いて頂いたと思う。

ちなみに休憩を挟んだ前半45分は「現代美術」を語って
頂いた。長岡現代美術館のこと、GUNの足跡、反逆と前衛、
教師と作家活動、ネオダダイズム、芸術とアートetc。
不躾な質問を交え行きつ戻りつ、信濃川の雪イベント、石
を送るメールアートのことにも言及してもらった。

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対談の一コマ。堀川さんの前に現代美術草創の人マルセル
・デュシャンの作品「自転車の車輪(2013年作)」のレプ
リカが置かれている。

休憩は皆様にお茶をお出しして一服して頂いた。

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遅くまで世話になったスタッフ。

少々短時間の後半はテンセグリティ。展示で見慣れたせい
か、どちらかと言うとこちらの方がほっとさせられた。
大阪万博での出会い、越後妻有における「大地の芸術祭」
の初出品以来の研究過程、17’髙田花ロード出品などテン
セグリティとの関わりを話して頂いた。
その中でテンセグリティの位置と展望を語って頂けた。

全体を通した質問では五重塔における心柱との構造上の違
い、多重心性、軸のポイント、東京タワーとスカイツリー
から、身体と心、さらに宇宙構造までテンセグリティの原理
応用について質疑が膨らんだ。
現代美術の糸魚川におけるエポックの指摘も新鮮だった。
最後に現代美術と送り手受け手感覚の相違。その接近と親
しみの感想は予想を越えるものであり、成果を実感した。

15人が参加した打ち上げは一期一会で臨んだ。
普段飲めない酒を干すうち、これは最後の晩餐なのか、と
まごう喜ばしい感覚に包まれた。

赤字が続く美術館を多くの皆様に埋めて頂いていること、
本当に有り難く思っています。

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