楽しい「6月の花嫁」の細部。

2023年8月28日(月曜日)

今日は去る8月25日に続き、開催中の篠崎正喜展から作品の細部を見てみたいと思います。取り上げるのは「6月の花嫁」です。
特注した木製の皿にキャンバスを貼り樹脂絵の具でコーティングしてから描かているようです。

「6月の花嫁」
当館で撮影、黒バックでトリミング。時刻は篠崎氏得意の月が上る時間の設定です。オレンジ色の花嫁衣装の美しい女性は電車が往き来する郊外の森の駅近くで描かれている。

花嫁の右側奥で、飲み物が置かれたピアノにうっとり顔のライオンが座り、ピアノの上で猫がバイオリンを弾いています。

続けて皿の縁をぐるりと眺めてみました。花にまじって動物と野菜、果物が描かれています。

今日は描かれた四種類の動物を眺めてみました。

ウサギが作者お得意のガラス玉を持っています。青がとてもきれいです。

 

愛らしいりすです。手にしているのはドングリでしょうか、ガラス玉でしょうか。

一番下は熊。

9時の位置に小鳥。

さてそのほかに動物と動物の間には様々な花と共にリンゴ、トウモロコシ、カボチャそして柿が描かれています。

六月の花嫁を動物や野菜、果物などが豊かな森と共に祝福している作品です。

不肖私も6月が一番好きな月です。安定した空、溌剌とした緑、作物が育ち花々は喜ぶ、、、。樹下美術館の開館を6月にしたのもそのようなことからでした。

2007年6月10日、開館式の様子。
当時の木浦正幸上越市長の顔が見えます。

2007年6月10日はとても良いお天気でした。

10月12日15時から篠崎正喜さんの「生成AIと美術」のギャラリートークを致します。35席ほどの予定で、入場は無料です。

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