今年最終日の小さな赤ちゃん 女子高生の「特定の時」 エターナリ-。

2023年12月15日(金曜日)

本日は今年度最終日の樹下美術館。小さくとも一応公共的な施設なので色々な人に来て頂くのは勿論ですが、名残を惜しむ方々にお出で頂き有り難うございました。
予定している旅行の参考にと美術館の本を、あるいは靴下まで頂き、心から御礼申し上げます。

文化施設やカフェとしてこの一年どれだけお役に立てたか自信は無く、反省ばかり沢山ある年でした。
また夏のあの暑さには本当に参りました。お客様が減り庭は弱り、ひどい暑さの中しんとした美術館に耳を澄ますだけでした。それでも秋は一応姿を整えてやってきましたのでほっとしました。

冬のカバーを掛けられたベンチ。

ところで本日午後展示室に若いお母さんがいらして、コートの中に赤ちゃんを抱っこされていました。ご挨拶してコートを覗きますと、何と小さな、まだ何ヶ月目かの赤ちゃんがいて、閉じていた目をぱっちり明けニッコリ笑ったのです。天使!これでいい、今年はこの赤ちゃんを見れたので十分だと思いました。

それともう一人、小さい時のワクチンであれほど泣きわめいていた女の子が、高校の制服を着て本日咳でみえました。“普段たいした事がないのですが、走ったり、寒いところへ出るような「特定の時」にかなり咳き込みます”と言うではありませんか。
“ああ、あのNちゃんが「特定の時」なんて難しい言葉を使うようになったんだ、すごいね”と言ってしまいました。


ダイナ・ショア「エターナリ-(永久に)」
これもチャップリン作曲ですね。

皆さま、一年間本当にお世話になりました。樹下美術館が皆さまに愛されていることをあらためて知った一年でした。来年は18年目です。文字通りみなで初心に返り、皆さまに甘えることなく常に新鮮な場所であるよう頑張りたいと思います。

来年2024年は3月15日(金曜日)開館です。毎年書いていますが、あっという間にその日が来るのでしょう。

冬休みの間もブログは続けますので、お暇をみてまたお寄り下さい。
あらためて「皆さま本年も有り難うございました」。

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