花鳥・庭・生き物

台風が運んだ恵みの雨 花はセイロンラティアだった。

2019年8月16日(金曜日)

台風10号は昨夜から今朝にかけて、はるか佐渡沖の日本海へと抜けて行き、その後消滅したらしい。
当地は昨夜から待望の雨が降った。
畑を営む方は、もう少しちゃんと降ってもらいたかった、と仰っていたが、庭の草木には恵みの雨だった。上越市大潟区のアメダス記録をみると、先月29日に3㎜の雨が降っただけ、以後炎天が続いていた。
この先の高温雨無しが心配だが、庭が一息つけて有り難かった。

 

近くの農業用河川・潟川は水位が上昇していた。
水不足が懸念されていた水田はここれで助かったのでは。

 

去る11日、当館にやってきた白く上品な花。

 

本日16日の花。

こちらにやって来てから花数が増えてとても元気に咲いている。
ところで外観からジャスミンと書いていましたが、あまり香らずおかしいなと思っていました。妻に聞くと札が付いてい「セイロンラティア」と記されていたと言います。ジャスミンと同じキョウチクトウ科で、セイロンの500メートルほどの山に咲くということ、訂正させて頂きます。出身地が分かり余計可愛く感じられました。
寒さに弱いため鉢のまま育て、冬期は居間に置いてみることにしました。何十年もの昔、ジャスミンを待合室で育てたことがありますのでそれが良いかもしれません。上手く育てなければと思っています。

上越市髙田で本日40,3℃は日本一 サルスベリ 鵜の浜海岸 大きな月。

2019年8月14日(水曜日)

暑い日が続いている。
昼過ぎ上越市髙田で40,3℃まで上がり、これが本日日本一の最高気温だったという。それでも風が吹いたため、くらくらするほどではなかった。
一向に雨は降らず、庭には瀕死の草花があり、特に6月に植えたばかりのアジサイと移植を試みたリンドウ、それにクリスマスローズの一部が危なくなっている。樹下美術館の場所は砂地であり、実質砂漠環境なのだろう。芝生は撒水と土の追加で持ち直し、緑を失わず頑張っているので一先ず安心している。

 

一昨日の上越市大潟区、鵜の浜海岸。

 

本日昼頃の鵜の浜海岸。駐車場や空き地などは県外の車でどこも一杯。

 

大潟区潟町のナワ理容所隣、六地蔵のサルスベリ。
暑さとともにますます咲き誇るのは本当に不思議。
この木は私の幼少からあります。

 

正午過ぎ美術館近隣の雲。熱波に焙られ水分が少ないので
薄く小さく、真っ白で影も出来ず、おぼつかない。

 

ユー○イにしか見えなかった雲はまぶしいほど白かった。

 

日没後南東の山際に出ていた間もなく満月の月。

台風10号の当地への影響はどのようなものだろう。

お盆になります ジャスミン セミ モンキアゲハ 宿題の中学生さん そして齋藤尚明さん。

2019年8月11日(日曜日)

上越市大潟の最高気温は31度で、最近ではやや低め。風が吹いたので庭に出てももまあまあ辛くはなかった。
過日ホームセンターで芝の肥料を求めた際、如何にも涼しそうに目に飛び込んできたジャスミンの鉢を買った。

 

 

庭に下ろしてみたいが雪に弱そうなので、鉢のままやって行こうと思う。
大きくなったら鉢も大きくして、ずっとこの場所に置いてみたい。

 

香りはいまいちながら見た目は涼しい。

お盆休み一日目、午後から墓参りをしてから美術館で過ごした。
風による夏落ち葉を掃き、すみずみ念入りに撒水し、閉館後は芝生でゴルフのアプローチを練習した。

 

ベンチに居ると、風に向かってやっとやっと飛んで来たアブラゼミが目の前のアカシデに止まった。
ジージージーと、彼らの鳴き声はまことに耳に響く。

 

撒水の移動中、足許でジジッと音がして、見ると蝉が交尾していた。セミの交尾を初めて見た。

 

多くは同じ向きで斜めに交わるらしいが、このカップルは互いに反対向きだった。
飛び石にいるので踏まれないよう、掴んで花壇に置いた。
普段気配に敏感なセミが全く無防備。やはり特別な時間らしい。

 

交尾のセミの後、傍らのムクゲに大きな黒い蝶がやって来た。
かって大潟水と森公園を高く飛ぶのを見たキアゲハモンキアゲハであろう。その時はカメラが間に合わず、大きさに驚きながら見送った。

 

急いでカメラを取りに行き、オートで撮ったためピンぼけです。
翅を拡げた正面は大きな白い斑点が目立ち、あたかも眼のようであり、
小さなモンスターのように映る。

 

モードをマニュアルにし、こちらに回ってくるのを待って写した。
国内の蝶では最大というだけあって堂々としている。
このチョウには毎日決まった通り道があるらしいので、また逢えるかも知れない。

さて本日富山県から中学生さんが親子で来館されたという。ネットで調べて来られ、熱心にご覧頂いたと聞いた。
また上越市内からも中学生の親子さんが来られ、やはり宿題としてご覧頂いたという。お役に立てたでしょうか、有り難うございました。

また開催中の陶齋親子展の作者齋藤尚明さんが来館されました。墓参り中でお会い出来ませんでしたが、まことに嬉しく存じます。

親指が痛みゴルフグリップを変えてみる 早稲のコスモス 田の水不足が深刻。

2019年8月8日(木曜日)

暑い日が続いている。
最後の雨は一体いつだったか、さっぱり思い出せない。アジサイやクリスマスローズはぐったりするものがあり、水やりをしているが、果たして助かるか心配だ。

午後休診の本日、昼食はお客様とご一緒してから、炎天下にゴルフの練習に行った。100球くらいを考えていたのが200打った。
今年になり年のせいで大切な左手親指の付け根関節が痛む。ゴルフのグリップでこの関節はまことに重要だ。トップ、打点、フィニッシュなど要所の切り返し動作でこの部位に集中的な負担が掛かる。傷めてみて初めて良く分かった。聞けばプロでもこの症状を有する選手がいるという。
普通、左親指は真直ぐ伸ばしてグリップに置き、それを右の手のひらで包むように握るのが一般的。この場合、右手とクラブの上下左右の動きが伸ばした左親指一本に作用し、特に付け根関節に影響する。

20才ころから親しんだゴルフを指1本の事情で止めたくない。
悩んだ末、その指をクラブ上に置かず、クラブを握ってしまうように変えてみた。これだと両手の複雑な動きの影響が緩和される。
方法は、一種のベースボールグリップであり、先週のゴルフではこれで最後までラウンドした(運もあり優勝しました)。
新たなグリップは野球のバットのように握るので手の返しが自然と強くなり、ボールは以前よりむしろ飛ぶようになっていた。しかしまだなにがしかの問題が残るので、この先どうなることやら。

本日頸城区の道路沿いにコスモスが咲いていた。
随分早いと思ったが、わせ種があるそうで、今ごろから咲くらしい。

ところで夕刻の撒水をしていると、用水の管理をしている方に出合った。日照り続きのため農業用河川の水位が海面より下がり始めたという。
河口堰のポンプで海水逆流は免れているものの、水供給は稲の生育にギリギリの状態だと心配顔で話された。
頼みは台風の雨。風には目をつむってでも欲しいのが水という現状らしい。
ふっくら豊かに稲穂がつき、黄色味を帯びてきた一帯の水田。何とか危機を回避できますように。

昨日はお点前 今日はゴルフ 怖い熱中症。

2019年8月4日(日曜日)

毎週土曜日午後、陶齋親子展にちなんだ呈茶を拙茶室で行っている。
昨日三回目の茶席を無事終えた。
これまで23人のお客様をお迎えし、残り3回にも予約が入っている。さして宣伝をしていないが毎回参加を頂き有り難いと思っている。

 

 

先週から小生が点前を担当し、ようやく緊張がほぐれてきた。

 

 

昨日三組五人のお客様。お抹茶をお飲み頂いた後、茶杓と薄茶器拝見の様子。

 

茶室の西の窓。

 

本日長野県は信濃ゴルフ倶楽部で5組のコンペがあった。ダブルペリア方式で争い、98の成績にも拘わらず沢山ハンディが付いて幸運にも優勝した。このところ100を切れるようになり、喜んでいる次第。

 

飯綱山が随所に顔を出す変化に富んだ美しいコースだった。

 

 

コース内の道すがら見たオオバギボウシとキキョウ。
30数年前吉川区で自生と思われる一本のキキョウを見た。
その昔妙高カントリーの路傍にも咲いていたと聞いたことがある。
自生のキキョウなどもう見ることはない、と思っていたが、
本日出合って一瞬胸が一杯になった。

現在開催中の全英オープンで若干20才の渋野日向子が昨日同組の選手を逆転し、2打差をつけて首位に立った。ワンプレーごとに拍手や称賛が贈られている。本日は最終日、果たして首位を守って優勝できるだろうか。

海外で頑張っている人は多い。
比べて何かとぎくしゃくする外交。互いの国は果たしてちゃんとしたプロフェッションが確立されているのだろうか。合意に向けてやりとりや取引の手管が仕事なのに、互いに攻撃と批難に終始するばかり。遠くの国とは蜜月、隣国とは喧嘩。こどもじみていて情け無く涙が出てくる。
うんざりするような尊大と優越の争い。少しくらい良いプレーをして若干20才の選手のように拍手称賛を受けることが出来ないものだろうか。

ところで昨日は朝から次々熱中症の患者さんが来院し点滴が必要だった。場所が間に合わず最後の方は地続きの自宅居間を使った。
屋根職人さん、トマト畑のバイトの方、疲労が続く主婦、畑と釣りが日課の方などだった。食欲減退、吐き気、頭痛、強い倦怠等が共通の症状。しかも突然ではなく、数日次第にだるくなり、もう駄目、という経過が共通していた。亜急性熱中症という概念が必要かもしれない。

花たちのささやかな祭。

2019年7月26日(金曜日)

梅雨明け早々、台風が接近し今夜~週末に各地で影響を及ぼす予報が流されている。

当地も夏祭りの季節になった。
庭では花たちが自分たちなりの祭を次々に祝い、次の花へとバトンを渡していく。

過日に満開となった黄金オニユリは以下のカサブランカに花期をつなげた。

 

 

盛りのカサブランカは花が大きいので、深くお辞儀をするため、支柱で支えている。

 

 

芝生の南端でムクゲとミソハギが一日中時候の挨拶をしている。

拙ブログをみていると仰ったお嬢さん、本日はご来館あり難うございました。

夕刻近い新潟県立大潟水と森公園の夏 朝日池のショウジョウトンボ。

2019年7月21日(日曜日)

過日外来に来られた鵜の浜温泉のCさんから、先生の写真が好きなので、大潟水と森公園に行って白い蓮を撮って、と催促されていた。そこで一昨日夕刻、出かけてみた。まことに残念なことにすでに白蓮は終わっていた。
代わりに風が吹き抜ける散歩道を歩き、道沿いの草花やトンボを楽しみ、心慰められた。

 

左の建物は炊事棟。ちょうど何組かのご家族が後片付けをして帰る所だった。

 

炊事場の前の芝生とベンチとテーブル。きれいに片付いている。

 

 

鵜の池を中心とする多彩な池沼と古墳を活かして、広い県立公園になっている。

 

 

園内の湿地部分を行き交う手すり付きの木道(水上回廊)。

 

 

林間の道も清々しく、折々周囲の湖沼が開けて見える。

 

松枯れがあった場所を中心にしっかり赤松の苗が植えられていた。

 

若いクリがイガをつけている。

 

盆花(ボンバナ)と呼ばれていた可憐なミゾハギ。

 

爽やかだったヌマトラノオの一群。

 

初めて見たヒヨドリバナ。説明札で名を知りました。
フジバカマに似た花が開いた部分は、淡く雪のような感じになっている。

 

まだ咲いていたアザミ。

 

ツリガネニンジン。白いものと青いものがあった。

 

ムシカリの実。白い花の後に赤い実がつき、秋に向かって黒く変わっていく。

 

西の駐車場すぐ下はクローバーが混じった芝生。
その昔、母校髙田高校のグランドもクローバーで一杯だった。
クローバーの上に大の字になって休み、わざと授業に遅れたことがあった。
この広場でボールを蹴ったりキャッチボールをする人をよく見かける。

 

腰のあたりが白いコシアキトンボ。

 

コフキトンボ。

 

ウチワヤンマ。

 

小さくてもゴージャスなチョウトンボ。

 

可愛い犬を連れた知人と出会った。

Cさん、白蓮を撮れなくて済みませんでした。代わりに清々しい遊歩道と道すがらの草花やトンボを撮りました、いかがでしょうか。

 

そして本日昼、朝日池にショウジョウトンボを見たという東京から来ている親族の話を聞いて池へと行った。
水草の一角でトンボたちが夏を謳歌していた。
ショウジョウトンボは数匹が盛んに飛び交い、熱心な繁殖活動は頼もしかった。

 

いつでも見られるとは限らないショウジョウトンボ。真っ赤な色はインパクトがある。

 

静かなイトトンボ。

 

中高年男子の思い出、ギンヤンマ。

 

日曜日とあって本日は来館者さんに恵まれ、熱心に作品を鑑賞して頂きました。
皆様にはカフェもご利用いただき、まことに有り難うございました。

後半が始まった樹下美術館館内。

2019年7月18日(木曜日)

本日7月18日は、陶芸の齋藤三郎・尚明、親子展の初日、そして上越小林古径記念美術館からお世話頂いている倉石隆作品の最終展示の初日。
当館の展示イベントは大抵静かに始まる。
本日も例に漏れず普段と変わりなく淡々と過ぎた。淡々としたなか、ご覧になった方から倉石隆の油彩の迫力、陶齋親子の白磁の世界の清々しさなど、良い反応を頂戴して手応えを感じた。

 

本日の絵画ホール。それにしても2メートル近い「さとうひさこの肖像」は迫力がある。

陶芸ホールに尚明さんの大きな鎬(しのぎ)壺を置いてみた。
絵画と陶芸作品が互いに引き立て合っているように感じられる。

以下は本日の陶芸ホール。
梅雨の候、館内の清々しさからあらためて白磁メインにして良かったと思った。

 

 

 

本日午後、在館中に古径記念美術館から宮崎館長さんがお見えになった。このたびの倉石作品貸借を通して館長さんにはとてもお世話になっている。また自己流を否めない私たちは、美術の専門職の氏に接するだけで色々勉強をになる。さらに氏の地域を耕そうとされる明るい姿を見るにつけ、元気を頂戴している。今後とも仲良くさせて頂ければ大変有り難い。

また本日10年ぶりの懐かしい人が見えた。昭和62年からともにお茶の稽古に通った亡き渡辺宗好先生門下のNさんだ。お話ししながら習いたてで、うぶうぶしかった頃の稽古、さらに庭の雨やお茶室を通った風の気配までふと蘇るように感じた。

 

カフェの向こうに女王カシワバアジサイ。
雨の中、臣下にキキョウ、さらに黄金オニユリが加わった。

昼は晴れ間もあったが夕刻からしとしとと雨になった。こんなによく降る梅雨も珍しい。

忙しい蝶 交替する庭の花。

2019年7月16日(火曜日)

隣の空き地はブタナなどの野草が長々と粘っている。草刈りをして一旦見えなくなっても、いつしか茎を伸ばし再び花の海になる。
そこは絶好の蝶たちが食事?場で熱心に蜜を吸いに集まる。
樹下美術館の庭も花は絶えないが、数の上で空き地にはかなわない。

以下よく見る種類ですが、この数日上手く撮れた蝶を載せました。

 

花に止まると一度翅を広げて閉じ、蜜を吸いだす。
暗がりが好きなはずのジャノメチョウが、陽当たりの雑草地で忙しそうだった。

 

親指の先ほど小さなベニシジミが花の上を一周しながら丁寧に蜜を吸っていた。

 

気の毒なほど忙しそうに蜜を探して飛び回っていたモンシロチョウ。

美術館の花が次々に交替していく。

 

テッポウユリが終わり、カフェの正面でキキョウの隣に黄金オニユリが開花した。
百合は花びらがしっかりしているので上等なお菓子のようだ。
この後にはカノコユリたちが待っている。

 

庭の南で、梅雨空に向かってムクゲが咲き始めた。
芯の部分の赤い色がとてもきれいだ。

長梅雨の空の下キキョウが咲き始めた 野菜料理。

2019年7月14日(日曜日)

たまの晴れ間を挟んで梅空が続く。たまに蒸し暑い日もあるが、およそ曇って降れば肌寒い。梅雨というのはこういう気候なのだと、お天気が念を押して教えてくれている感じがする。
そんな日頃を重ねていつしか七月は半ばに掛かり、暦の夏は半分終わることになる。梅雨明けが待たれるものの、向こう10日の当地の予報は曇りと傘のマークが並んでいる。当地ばかりでは無く、東京も雨がよく降り冷夏がつづいているという。江戸時代の大飢饉はいずれも冷夏の影響だった。今日餓死者が出るような時代ではないだろうが、どこかで持ち直してもらいたい。

 

カフェ正面のカシワバアジサイの隣で、霧雨の中キキョウが咲いている。
この先、長く楽しませてもらえそうだ。

人様から連日野菜を頂戴している。調理によってさらにカラフルになり美味しくなる。

 

 

先日草木に憧れる、と書いた
しかし毎日野菜を食べそれを体内にいれているのだから、何処とは言えないが、心身の相当部分は草木(植物)の性質を帯びているに違い無い。

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