花鳥・庭・生き物

裏手のデッキの柵が新しくなった 雨の庭 秋のジャズコンサートの打ち合わせ。

2019年4月25日(木曜日)

樹下美術館の東の裏手には当初から小さなデッキをこしらえ、ベンチを置いている。
その場所は少々高い石垣の上にあり、落下予防として一部に木製の手すりをしつらえてあった。
それが昨年からぐらぐらしてきたため、この度新しく鉄製のものに取り替えた。
白く細くなったが頑丈で、見た目も清々しく仕上がった。

 

2016年7月のデッキ。

以下は本日のデッキ。

 

 

 

昨日の南風大風と打って変わり、本日日中は少々冷たい雨がしとしとと降り続いた。

 

雨は昨日の乱暴な風を詫びるように静かに降り、草木は一息ついている様子だった。
雨中の新緑がまぶしい。

さて本日午後、10月に行われるジャズコンサートの打ち合わせで、メンバーのお一人佐藤俊次さんがお見えになった。
ヴァイオリンが入るクヮルテット編成で、ジャンゴ・ラインハルトの流れを汲むマヌーシュ(ジプシー風の)ジャズが演奏される。

期日は10月5日土曜日午後。
秋の樹下美術館がエキゾチックなジャズサウンドに満たされる日が楽しみです。
詳細につきましては後日お知らせ致します。

庭に悪い風が吹いた日。

2019年4月24日(水曜日)

本日定期休館の水曜日。
日中強い南系の風に見舞われ、花と新緑の草木には悪いお天気だった。

 

 

 

背が高いクリスマスローズは誠に辛そう。

 

 

上はナツハゼ、下イタヤカエデ。

 

カシワバアジサイ。

 

可憐なジューンベリーも散々。

 

シダ。

本日の気温は上越市大潟で最高24,5℃。
過日「春を喜ぶ若芽若葉たち」と記載したばかりの幼弱な春の草木には、辛い熱風だったにちがいない。
施設の帰りに寄って撒水すると、時には竜巻かと思う程の強風に見舞われた。
患者さんたちの菜園はジャガイモの苗を植え終えたばかり、風は夕刻には収まってきたが、心配だったと思う。
三月初めから咲き続けたクリスマスローズも、そろそろ刈らなければならない。

ジューンベリーとヤシオツヅジ 京都の筍と弟のベーコン。

2019年4月22日(月曜日)

日中、暑からずすがすがしい晴天だった日。さる18日に新芽若葉でご紹介したジューンベリーとヤシオツツジが早くも満開を迎えた。
わずか五日の日がこれほど花を促すとは、花の早さに驚かされる。

ちなみに二つの花の先日と本日の様子を並べてみました。

去る18日のヤシオツツジ

 

本日の花。

 

先日のジューンベリー

 

本日の花。

先日はジューンベリーのことを目立たない、などと書きましたが、
本日あっと驚くほど白さが際立っていました。
昨年からこの辺りに花を沢山植えたため、肥やしが効いたのでしょうか。

話変わって度々の食卓です。
本日は頂いた京都の筍が弟の農場から届いたベーコンとともにバターで炒められました。

 

京都の麗しい野の香いっぱいのひと皿。

弟の豚肉は相変わらず絶品で、最近神戸のレストランから引き合いがあり、とても好評だということです。

近隣に山桜の季節、自然との調和が美しい。

2019年4月20日(土曜日)

ソメイヨシノが終わると山桜が咲いてくる。あたりの新緑と混じり合い野に多彩で穏やかな色調が展開する。
本日は一日中清々しく晴れ、近隣の桜を見て回った。

 

美術館と診療所の間で見る山桜。

 

 

樹下美術館には6,7本の山桜があり、微妙に時期をずらして次々と咲く。

 

 

空の青さがすけて爽やかなコントラスト。

 

 

美術館近くのお宅には大きな山桜がある。何年か見ない間にいっそう立派になっていた。

 

 

大潟水と森公園公園に向かう途中の天ケ池(あまがいけ)の山桜。
古来愛されてきた春の野の風景ではないだろうか。

 

 

西口駐車場で降りると目の前の芝生広場の右手は色とりどりの山桜。

 

 

 

その桜の通路を歩いた。

 

 

 

上下写真は鵜の池の歴史ゾーン。古代人も見ていたであろう新緑と山桜の軟らかな景観。

 

 

歴史ゾーンから対岸をみる。
自然のままのため位置により見え方が異なる。

 

 

水辺の新緑とともに。

 

 

遊歩道がアクセント。これから最も良い季節が始まる。

 

 

コローの絵のようだ。

山桜の良さは天然木であること。他の樹木との穏やかな調和があげられる。
わずかな色の違いが軟らかな葉とともにパステル調の眺めになる。

もともと山桜が多かった頸城野地域。ほかにも随所に見所があることだろう。

落花 鯵フライ。

2019年4月19日(金曜日)

肌寒かった金曜日、周囲のソメイヨシノはほぼ花を振り払って大方今年を終えた。
何日も満開を続けた花を、こうもあっさり散らすのは気温か、風か、それとも予めメモリにでも書き込まれているのか。
それにしても一斉に散るのはクローンならではの振る舞いであろう。
「ご苦労さまソメイヨシノ、どうか一休みして下さい」

樹下美術館の落花。
北西の風で散ったのか、農道に沿った小さな流れに掛かる橋に向かっている。

釣りの知人から頂いた鯵がフライになった。
美味しい鯵フライを嫌いな人などいるだろうか。

それにチキンのトマト煮。

本日随分寒く感じたのは年のせいであろう。それに風邪をひいているのか。

樹下美術館の常設展示画家・倉石隆氏ご縁者の来館 庭仕事。

2019年4月13日(土曜日)

今昼、東京方面から画家倉石隆氏の縁者さんが来館された。
寡黙のなかに美学を秘めるお父様(倉石隆)の振る舞いなど、お話は興味尽きなかった。

 

あっという間にお別れが近づき、田んぼと桜を背景にベンチで記念写真。
さすが芸術家の血筋、皆さんさっと構図良く収まる。
ファインダーを覗くのが気持ち良かった。
どうかまたいらして下さい、有り難うございました。

お見送りしてからホームセンターへ行き、肥料と土などを求め、日没まで庭で過ごした。
先日と本日、植え込んだのは購入頂戴を含めアスチルベ7株、キョウガノコ9株、エビネ7株、雪割草8株、センノウ類5株。ほか成長の悪い8株のクリスマスローズを掘り起こし花を取り、場所と土を変えて移植した。植栽のほか拡がろうとする苔を剥がし、雑草も取った。

土や肥料は重く姿勢はきつい。
暮れるとともに足腰と肩がきしむように痛み出し、終了した。
まだ芍薬とヒュウガミズキ、それにエンレイソウが残る。
痛みは来るものの庭仕事ほど楽しいものは無い。
患者さん達が畑に夢中になるのはよく分かる。

樹下美術館のソメイヨシノと成長の早さ。

2019年4月12日(金曜日)

樹下美術館には以前から雑木林にあった7,8本の山桜が今もあり、間もなく開花を迎える。
ほかに2007年の建設時に記念としてソメイヨシノを一本南側の裏手に植えた。それがみるみる成長してこの一両年は目立って立派な花を咲かせるようになった。

 

田んぼから見た本日のソメイヨシノ。
左手に5、6年前に植えた樹が咲いている。
今後これも猛烈に育ち、右の樹と枝が重なってくるのではないだろうか。

テラスと桜。

 

手許に2012年の写真がある。当時まだ小さく花も目立たなかった。

 

2012年5月、田んぼから。

同じく2012年5月、手前から。左の樹はアカシデ。

わずか9年前にはまだ添え木をされ、屋根に届くかどうかという小さな苗が、今や屋根のてっぺんを越えた。施肥をする芝生にあるので余計良く育つのかもしれない。それにしてもソメイヨシノの成長の早さは全く驚くばかりだ。

所で自然界の山桜やエドヒガンザクラは数百年は大丈夫らしい。かたやソメイヨシノは60年とも聞き、短命はクローン植物の宿命なのであろう。
春一斉に狂った様に開花する花を支え、栄養する根の成長もまた凄い。狭い場所では、もこもこと地上に現れるほど太く大きくなる(あたりを踏み荒らすからだけではなさそう)。
あらためて寿命を考えれば、今や人間のほうが長生きになってしまった。だから手入れがとても大切らしい。
私たちを喜ばせるために懸命に生きるソメイヨシノを見るときは、「今年もありがとう」と心の中でひとこと言ってもいいかもしれない。

今夕、医療で関わっている特別養護老人ホーム「しおさいの里」で春の会があった。140名のスタッフはチームワーク良くモチベーションを維持し、社会の要所を支えている。
万歳三唱が回ってきた。「集団の仕事だが互いの個性を尊重し合うのも大事」と一言述べさせてもらった。離職率が低いのは、そのような配慮が自然となされているからではないだろうか。
同ホームは5種の施設を運営する複合施設の一つで、全体の職員は250名の大所帯だ。

大潟区のメンズの会とは 椿にメジロ、新堀川の桜。

2019年4月9日(火曜日)

午前の診療で、ある方から当上越市大潟区には、メンズの会というものがあることをお聞きした。
その方は会の幹事さんで、70才以上の男性だけによる月一の集まりだという。大潟水と森公園のビジターセンターに集合、体操、散策、昼食、茶話や歌などを楽しむ日課は、とても出席率が良いらしい。

何故男だけの会になったかお尋ねしたところ、以下のお話を聞いた。
そもそも地域の介護予防事業として生き生きサロンがあった。しかし集まるのは女性ばかり、男性はゼロが続いた。そこで男性を対象に似た主旨の集まりを試みたところ、すぐに希望者があり、8年目の今日20名の参加で続いている、ということだった。
参加者を独居男性と老々世帯の男性に限定。長続きを心がけ、人数や内容は現在のレベルで維持したいという。
女性のサポーターが協力されているが、男性にも厨房が得意な人もいて楽しいらしい。

世の中にはまだ隙間がある。年取って大勢の女性達の座に加わると、賑やか過ぎて時に気後れするのも事実。メンズの会はお仕着せではない、良い会ではないかと感心した。
歌うことの健康メリットを訊かれたので、以下のようにお答えした。
心臓と肺に良い、楽しくて気持ちが若返る、認知症の予防になるなど、メモに書いてお渡しした。「みんなきっと喜びますよ」と、その方。良い幹事さんに恵まれていると思った。

 

昼、診療所の椿にメジロの群が来ていた。

 

 

昼休みは美術館に向かったが、直前の犀潟は桜の新堀川を歩いた。

 

時折散歩の人とすれ違う程度で静かな良い場所。

 

美術館の裏手で、ドードーと耕耘機が唸っていた。
入学式が終わり、畑にジャガイモが植わり、田で耕耘機が唸る。
今年の春も様々に動き出した。

頸城野にヒメオドリコソウ、スミレ、ジョウビタキ、エナガ、ツバメ、ショウジョウバカマ。

2019年4月5日(金曜日)

3,4日非常に寒い日が続き雪が降り、空は冬に逆走のおもむきだった。
スノータイヤを変えなくて良かった、という人までいたが、本日寒さが去り、暖かな日射しが戻った。
時間が掛かったが、この寒さで冬は何とか面目を保ち、満足して去って行ったのではないだろうか。

午後休診の昨日木曜日午後、陽気に誘われて大潟区は大潟水と森公園へ出かけた。ミズバショウを見る目的だったが、まさかの鳥に出合った。

 

ミチュアの戦士に見えるヒメオドリコソウ。

 

土手に可憐、多分タチツボスミレ。

 

ミズバショウ。

 

ミズバショウ。

これまで水と森公園で鳥に出合うことが少なかったが、本日短時間に二種の野鳥が現れた。

 

ジョウビタキ。メスのようだ。

そしてエナガ。
この鳥はこれまで柏崎市と上越市大潟区で一度ずつ出会った。いずれも突然現れ、まさか、まさか、と胸高鳴らせてファインダーを覗いた。
最も小さい野鳥(尾を除いて)と言われ、大変すばしこい。鳥に興味がなければまず気づかないのではないだろうか。いや興味があっても、簡単には出合えないように思われる。

私の場合、春秋に鳥を見に行くのは、エナガに会えないか密かに期待して出かける。
それが本日ジョウビタキにカメラを向けていると、パッパッと小刻みに動きながら小さな鳥が入って来た。もしや、まさかと思ってシャッターを押すとエナガだった。

「行かないで!」
エナガは、良く知らないが気まぐれな恋人以上かもしれない。

 

 

 

あっち向き、こっち向き、飛び立ってはまた戻る。
忙しいが一瞬おあつらえ向きのポーズが訪れる。
あまり目が良くない私には、ちゃんと写っているか心配だ。

樹下美術館が開館した12年前から来館されるているKさんは大のエナガファン。
シマエナガの写真集まで戴いた。
Kさん、ご覧になっていますか、私なりに?撮れましたよ。

 

美術館に戻ると、裏の水田にツバメが一羽元気よく飛んでいた。

 

美術館の一角でショウジョウバカマが満開。
2012年秋、福島県から引っ越してきた花。
スタッフの関係者さんから頂いた株がしっかり定着している。

今夕、頂き物の築地のたまご焼きを食べた。
こんなに美味しいものがあるとは。

中西進、令和の新元号その3 花冷えどころではない寒さ。

2019年4月2日(火曜日)

本日夕刻のニュースで、新元号「令和」の考案者と仮定される人について報道があった。
中西進、懐かしい名前だった。

私には昭和50年代初めころから約10年あるいは15年間、苦しい時期があった。
長かったが必死に仕事し茶を習い、本を読みいつしか切り抜けた。
当時読んだ本の中に中西進氏の著書が何冊かあった。

 

 左から「古典と日本人」、「谷蟆考」、「雪月花」。
私を救ってくれたかもしれない本。
日本人の格調、命と自然の深遠が記されていたと思う。
谷蟆(たにぐぐ)→ヒキガエル
このたび元号の考案者は、伏せられるはず。
何故と思ったが、報道で名を聞いて一瞬胸が熱くなった。

ところで本日非常に寒く、気温は2~3度、何度も雪が舞った。
以下は上越市大潟区の様子。

 

 

 

ソメイヨシノは2月になると開花の準備が始まり、毎日の最高気温の合計が100になると咲き始めるという。
ローカルテレビ局の気象予報士の話だった。
これでいうと、どんなに寒くとも、その日0度を越えれば開花が進むことになる。
如何に遅れようが咲く、これは大変なことに違いない。

話変わって、中西進の本のそばに藤沢令夫の本「自然・文明・学問 科学の知と哲学の知」があった。

 偶然でもないが、藤沢氏の名前が令夫、「のりお」と読む。

奥付にあった読了の署名。
1984年2月28日と記され、11月に父が亡くなる年。
傍線や囲みをつけながら、一生懸命読んでいたようだ。

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