花鳥・庭・生き物
強風の一日 昨日の雀とムクドリ。
昨日に続いて大荒れのお天気だった。仕事場の家は古く、一日中ガタガタヒューヒューと吹かれ、ザーザーと降られた。
午後遅くの在宅回りで潟田からほくほく線を見る。
時々青空を覗かせながら雲が流れた。
4件の訪問と往診。風雨のなか道路に留めた車からお宅へナースと走った。
昨日の仕事場の柿の木。雀の柿をムクドリが奪ったところ。
ムクドリは間もなく去り雀が再び食べはじめた。
鳥たちには厳しい季節だが、北から水鳥が飛来している。
連日の強風、長崎の方達はどうされただろう。
思わぬ尾神山の月 残照の妙高山。
今年最後のお天気、と誰かが言った。暖かく本当に良いお天気だった。何故か好天の樹下美術館は時に暇になる。
本日は貴重な9名のお客様だった。その暇に妻はチューリップを植え、スタッフは落ち葉を掃き、私は芝生に肥料と土を撒き、終わった草花を切り詰めた。
その後画材を買いに高田は本町の大島画廊へ。ここへ来ると楽しくてつい余計な物まで買ってしまう。
そして帰り道、素晴らしい月が昇るのを見た。尾神岳の右(南)から左(北)へ、赤く大きな月だった。里に秋のたなびき、これ以上何を望もう、ふるさとの詩情旅情がつのる忘我の眺めだった。
以下とほほの作です。
拙句) 名月に肩を貸したる尾神山
米山、・尾神の頸北二山の満月を眺める頸城野の田は、月の名所ではないでしょうか。
明日は再び荒天らしい。
秋深まる樹下美術館の好日。
11月に入って二日目、良いお天気でした。
本日開館直前から新潟市と村上市から6名の男性がお見えだったそうです。
いずれも茶道石州流の皆様でした。
つぶさに展示を見て頂き、カフェで早速のお抹茶。庭のことでは〝こんな庭はあまり見たことがない〟と仰ったそうです。
日本風でも洋風でもない、強いて言えば樹下風、野趣の庭であればと精一杯心がけています。
男性お茶人が6人とはさすが下越、さすが武士の茶道・石州流ですね。昨年は貴機関誌へ12回の拙連載、大変お世話になりました。
「帰ったら皆に伝えます、必ず人が来ますよ」とは別れ際のお言葉。
武士のような方達とは、スタッフの話でした。こちらこそいつかお席にお邪魔できれば、と願っています。
遠路まことに有り難うございました。
館内の手桶花生けは菊づくし。ご近所からツルウメモドキを頂きました。
ご夫婦、お一人、お仲間、、、皆様有り難うございました。
晩秋の庭へ 竜胆を抱くクマンバチ。
間もなく来る晩秋の荒天を前に、本日は風も無く相応の日差しがあった。火曜日なので樹下美術館はお休み。昼休みの庭でやせ気味の場所に肥料を施した。
庭は「ほっとする」と等しく皆様に褒めて頂いている。手入れは大切だが、何分素人の仕事なので試行錯誤の連続。どちらかと言えば様子を見ながら、人間ならばどうだろう、などと思って行っている。
夏の後、晩秋になって賑やかになる庭。
ホトトギス、竜胆、野菊などで庭はクールかつ華やかな眺め、いずれも今年は飛躍的に増えた。
ふと見ると竜胆をしっかり抱いたクマンバチが動かない。
指を近づけると触角を動かすだけ。病か老いか、寿命を終えるのだろうか。
それともオスが花をメスと間違えているのか。いずれでもクマンバチは優しい昆虫だ。
拙歌) 竜胆を抱きて動かぬ熊蜂の丸き背中の黄の色かな。
雲と蜘蛛の日。
爽やかな一日だった。
昨年秋も、台風の後に同じように掛け直された女郎蜘蛛の巣を幾つも見た。しかし今年は多くの巣が無くなったままになっている。
真新しい巣は気持ち良く見えるが、毎週のようにやってくる台風で、蜘蛛たちはヘトヘトかも知れない。
十三夜の月と初雁 うさぎまんじゅう 宗遍流の皆様。
来年の為に草花に肥料を施していると妻の友達が来てうさぎのまんじゅうを下さった。本日旧暦9月13日、十三夜の月見の日になる。先般十五夜の時は月見団子を頂いた。
今夕は月を撮るため場所を探した。すると芝生の丘で向こうの松まで小さな谷間になっている場所があった。見晴らしが利き月との相性も良い。
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台風一過、夕空は澄み十三夜の月はほれぼれする明かりを放っていた。まだ満月ではないがまん丸に見えた。
初雁(はつかり)が十三夜の月に向かってくる。
拙句) 初雁の声より先に月に来る
空が暗くなる頃、雁の声が聞こえてきた。夜目ながらこちらに向かってくるのが見える。
月を横切って!祈るようにファインダーを覗いていると上方を飛び去った。月には入らなかったがかろうじて写っていた。夜ごと声だけは聞いていた。その雁が十三夜の月を飾ってくれたとは、ため息が出た。
ここは満月が昇り、雁も通過するらしい。いつか月に入る雁を写せるだろうか。夜のお茶にうさぎまんじゅうを頂いた。
先週長岡市からお越しの方が本日4人さんで再びお見えになりました。茶道宗遍流のお仲間とお聞きしました。その後赤倉へ向かわれたそうですね。展示をご覧頂き拙生の絵はがきまで、有り難うございました。
樹下美術館の雀たち 間もなく「ななつ星in九州」が走る。
快晴だった振替休日。午前中、ホームページの「本」の追加掲載をさぼっていましたので未掲載分を調べました。15冊ほど追加しなければならないことが分かりました。どうか少しお待ちください。
本日の昼食もカフェでホットサンドを食べました。午前中は御常連がお二人、私が居た昼は自分一人でした。間もなく近隣の方や、柏崎市の若い女性、新潟市の赤ちゃん連れのご夫婦はじめ皆様がお見えになりました。有り難うございました。
さて本日は鉄道の日ということでした。明15日、いよいよJR九州で「ななつ星in九州」が一般運転されます。さすが九州、ピアノ付きラウンジまであるクルーズ列車(ランチとディナーはスマートカジュアルのドレスコードまであるといいます)による「ななつ星in九州」のスタートです。
私には乗車は絶対無理でしょう。しかしそれはそれでいいのです。日本にスーパーゴージャスな列車があるだけで何か嬉しいのです。
昨年3月に九州の小旅行をしました。普通列車と特急に乗りましたが、スマートさに驚かされました。待っているとどんな電車が来るか、わくわくするのです。乗車してみてJR九州は、乗客をひとまとめに扱うのではなく、一人一人へ配慮をしている印象も受けました。
筑紫線の普通電車(唐津方面への車中)。大きな窓が魅力。
長野-直江津-長岡などどうでしょう。
多くを受賞した長崎本線かもめ(鳥栖駅にて)。見るだけで乗りたくなります。
〝気配りされている感じ〟〝もてなしとは何?〟
無言であっても人を淋しくさせない九州の伝統と文化。数日の旅でしたがそんな感じを受けました。
秋の花 女性が作った新米 シャリマールのカレー。
何とか降らずに済んだ一日、さすが10月、肌寒さを感じた。館内の花もすっかり秋のものに変わった。
庭で淋しげだった秋ばらが白磁壺で華やいでいた。枝は柏葉アジサイです。 |
三種のホトトギスと水引き草と紺菊、ススキと共に手桶の器でお出迎えです。 |
本日は、かって当館がお世話になった旧上越市の女性から20キロもの新米を頂いた。魅力的な女性が携わる農業!ずしりと重いお米を抱くとひとしお豊かな秋が感じられました。
とても楽しみです。台風は大変でしたね、収穫まで本当にご苦労さまでした。
三日後に迫った〝陶齋の器で食事会〟の最後の支度で遅くまで掛かった。寄りつき、食事処、茶席で使う三部屋の片付けとしつらえは、時間と共にしっくりし始め次第に楽しさがつのった。
夕食は樹下美術館の近くのカレー屋さん「シャリマール」で。春から4,5回は来ている。スパイスが効いているのにまろやか、お米が美味しいのも嬉しい。
※ブログが空くと書いた筆先も乾かぬうちに、気がつけば一日2記事も書いていました。
花の貴重 環境破壊的な植物繁茂 新幹線の真の効果とは。
草花の偉いな、と思うところは黙って暦に従うのもその一つだ。今年のように荒っぽい気象が続いた年でも、彼岸過ぎるとちゃんと秋の花が咲き始める。
樹下美術館でホトトギス、ノコンギク、シュウメイギク、リンドウが開き始めた。無言のうちに私たちを幸せにさせてくれる花にはますます貴さを感じる。
ただし、クズ、ツタ類、セイタカアワダチソウなどの破壊的な繁茂と圧倒的な開花は一帯でも異常で、昔の人が見たら「なんだこれ!」と言うにちがいない。住環境に近い松、山桜、ほか低木類の緑は、絡まれ締められ被われて病んでいる。野を銀色に染めた心の花・ススキは埋もれがちで、肩身が狭そうである。
あちらこちらの分離帯や歩道も荒れて結構つらい。地域ないし町全体を公園に!は大部分かけ声だけだったのだろうか。
今朝の新聞をみると、新幹線は若者達(子どもたち)がきれいな都会や都市へ出て行く(見に行く)ための乗り物になりそうだ。「こんなじゃだめ」。彼らがそう言って初めて本当の地域作りが始まるかもしれない。
ホトトギス 秋明菊 |
野紺菊 路傍のコスモス |
茶の復習 アキアカネ 栗とスダチ。
来月の毎日曜日昼、「陶齋の器で食事会」が近づいた。本日も茶の稽古をした。
食事のほか、食後に陶齋の器を使ってお抹茶を差し上げることになっている。合計4回のうち3回を館長責任で、小生がお点前をすることになった。緩急と呼吸、自然な所作と手順。昔ほど上がらなくなったと思うが良いお点前をしたい。
連日の晴天で庭が乾いてきたので要所に水を撒いた。
庭のアキアカネが盛んに首をかしげて考え事をしている風。
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- 出たり消えたり手品のような毛糸(ニット)のチョッキ(ベスト) 樹下美術館のモミジ。
- 楽しかった週末 カーヴ・ド・ランパール 国立西洋美術館。
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