台風一過 女郎蜘蛛の迅速な復旧作業。

2012年10月2日(火曜日)

17号台風が通過して二日目、ようやく雨が止み時折陽がさした。

 

仕事場の庭の一角で多くの女郎蜘蛛(ジョロウグモ)が巣を張っている。それが台風翌日に僅かの糸を残すのみとなっていたり、消えて無くなっているものもあった。

 

しかし、二日目の本日、あちこちに再び巣が張られた。真新しい巣は美しい工芸品のごとき輝きを放っていた。

 

9月8日
これは台風のかなり前、9月10日に撮影した巣。すでに相当荒れた状態になっていた。

 

10月2日
本日目にした出来たてピカピカの巣。真ん中に雌が陣取り、上方に小さな雄がいる。

女郎蜘蛛は主権在雌の世界。雌は上方に偏った円心部で巣を支配し、雄はさらに上の「蒲団部屋」のような粗末な場所に居候。ここで一世一代の交尾の機会をうかがう。

 

10月2日B
新しい巣は見る角度によって、黄色であることが分かる(大きくしてご覧下さい)。

 

ここにあった巣は台風によって完全に消失したが、本日見事に編み上がっていた。

 

蜘蛛の災害に対する迅速な復旧作業は、脱帽ものだ。

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