明け暮れ 我が家 お出かけ
樹下美術館のカフェに来た蓄音機 往診カバンのライオン。
去る16日のSPレコードコンサートの後、持ち主のS氏は小さなルミエールだけ持ち帰られた。
そして次回のこともあり、大きめ方はカフェに置きましょう、いうことになった。
本日見ると、カフェの畜音機は周囲の本や食器、庭や自然と気持ち良く溶け合っている。
憩っている風のHMV163蓄音機。
英国から日本に渡り恐らく幾人かの持ち主を経て柿崎へ、そして樹下美術館へと旅した。
激動の昭和時代から平成へ、往時の持ち主たちはどんな思いでレコードを掛けたのだろう
午後S氏ご夫婦が見に来られ「ああこここそ相応しい」と仰った。
さて、これはあるご夫婦から頂いた往診カバンのライオンのマスコット。
本日健診で訪れた保育園で、子供達に注目されて幸せそうだった。
亡き先生を偲ぶゴルフ。
本日昭和の日の祝日、30人が参加したゴルフがあった。
昨秋90才でお亡くなりになったある先生を偲ぶコンペだった。
先生は大変ゴルフがお上手で亡くなる半年前、ちょうど今頃もお元気にプレーされていた。
父と同窓ということもあり、小生の作品展に毎回お顔をお出しになり、よく樹下美術館にもお寄り頂いた。
希に見るスマートな紳士で、短歌を詠まれた。
その昔、ちょっと見てくれる?と仰って一首を取り出されたことがあった。
親しい方のご不幸が詠まれた思いも寄らぬ慟哭の歌だった。
悲しみの中、あまりに優しいお顔をされている事に驚きを禁じ得なかった。
本日のゴルフは悪かったが楽しい競技同伴者に恵まれ、
残雪の妙高山に見惚れ、隣接の遊園地を懐かしんだ。
頑張れ野尻湖。
昭和20年代中頃から、私たちは春秋によく野尻湖を訪れた。
池の平の「池廼家」さんとともに野尻湖の「藤家旅館」にはとてもお世話になった。
独特の大きな声の当時のご主人が運転するモーターボートで巡った湖畔の新緑や紅葉の美しさは忘れられない。
食卓のワカサギの天ぷら、信州味噌の味噌汁、野沢菜漬けなどは香りまでよみがえる。
母が昭和24年1月生まれの妹を抱いている「藤屋」さんの桟橋。
このころから父は齋藤三郎さんの作品を集め始めたようだ。
(私は前列右端)
昭和27、8年ころの弁天島で。
たいてい野尻湖は静かだった。
ところで上信越高原国立公園とよばれていた時代、妙高山も黒姫山も戸隠も、
そして野尻湖も等しくその中に含まれていた。
それが平成27年3月27日に同国立公園から切り離されて、妙高戸隠連山国立公園が成立した。
公園の名称に妙高と戸隠、二つの名が躍り出て冠された。
ではあの美しい野尻湖は?と思わず考える。
そして黒姫山も。
以下は環境省のホームページの冒頭にある案内文である。
「妙高戸隠連山国立公園は、平成27年3月27日に、32番目の国立公園として指定されました。
新潟県と長野県の県境に位置し、妙高山、飯縄山などの火山と、戸隠山、雨飾山などの非火山が連なり、
多様な山々が密集した公園です。堰止湖である野尻湖は、ナウマン象の化石の発掘でも有名です」
野尻湖が飯縄山や雨飾山とともに書かれてほっとしたが、黒姫山や焼山はここでは「など」に括られている。
野尻湖はナウマン象の化石発掘もあろうが、なにより妙高山と黒姫山に抱かれた美しく大きな空間スケールが命だ。
世界に冠たる絶景として、野尻湖には連山と協調してさらに頑張ってほしい。
「○○をどうするか」から「○○をこうしたい」へ。
一昨日、当県の県議会議員選挙が終わりました。
多くの候補者さんたちはしばしば以下の様に言われました。
「○○をどう作っていくか」
「○○をどう生かしていくか」
「○○とどう向き合うか」
などなど、これらは課題を主におっしゃっているものと思われます。
しかし大抵市民は課題について分かっていますので本当は、
「○○をこう作りたい」
「○○はこう生かしたい」
「○○とはこう向き合いたい」
と具体的方法やビジョンを明確に述べて頂きたいのです。
課題を語るだけでは時間と税とチャンスの無駄使いを避けられません。
また、チェック、代弁、相談機能だけが議員さんのお仕事でしょうか。
アイディアを磨き提案し、議論や地域をリードされることも願ってやみません。
このようなことは上越市議会にも言えるかもしれないと思っています。
本日は火曜で休館日。昼休みに庭仕事をしていましたら、来館者さんがお二人見えました。
やはり冬期以外休館なしにする決定は良かったと思いました(5月1日からです)。
その昔、春陽の林でセレソ・ローサ。
連日の低温続きで桜は開花したままです。
寒くて花びらたちは枝にしがみついているように見えます。
このような年は何度か経験したように思われます。
それなのに、私たちはついつい「今年は変わっている」「こんな年はない」と言います。
何回も寒波が来た三月、そして今冷たい雨に降られる桜を見ては無理もありません。
対して、今年は順調で良い年だ、などとは滅多に言わないのではないでしょうか。
自然も四季もそれなりの都合があるのでしょうから、「変わっている」でけでは少々気の毒にもなります。
さて優れない本日の午後、カフェの窓辺に座られた女性に挨拶をしました。
私のブログをご覧になっているそうで、以前の小山作之助のシリーズが良かった、
最近では蒸気機関車の記事が面白かったと褒めて頂きました。
個人美術館は館長が見られている面があり、自分は一種の展示物かもしれないと想像されるのです。
それで恥ずかしいのですが、自らのあれこれを書かせて頂いている次第です。
さて以下は懐かしいペレス・プラード楽団のマンボ「セレソ・ローサ」(チェリー・ピンク)です。
相変わらずポピュラー主体で申し分けありませんが、晴れ晴れとしたトランペットは満開の桜にピッタリです。
その昔、昭和40年ころまで大潟区には広大な松林が広がり、四季折々遊びに行きました。
ある春私の中学時代、そこで近所の高校生がトランペットでセレソ・ローサを吹きました。
林間に山桜が咲く希望の四月にふさわしく、高らかに響いたのを思い出します。
4年に一度の選挙はフナ釣りと桜の季節。
自分の小学生は低学年のころからよく大潟区の池に行って釣りをした。
JRの潟町駅のすぐ東にある小さな御手洗池か、遠くて大きな朝日池へ行った。
長い竹の一本竿を覚えたばかりの自転車にくくりつけ、
下水脇などでミミズを掘って空き缶に入れて出かけた。
近所の友達と一緒だったり、一人でもよく行った。
時経て昭和50年代、喘息で通ってこられた小学生の患者さんからヘラブラ釣りが面白いです、
と聞いて何年か再び朝日池に通ったことがある。
ちょうど今頃からフナやコイの浅場への乗っ込み(産卵)が始まり、よく釣れる。
雑木林のヘリで釣っていると、遠くの田んぼを走る選挙カーの音声が池面を伝わって
次々と聞こえてきたことがあった。
統一地方選挙は4年に一度4月に行われる。
本日、ある候補者の一行十数人の方が、樹下美術館に寄ってお茶を飲まれたと聞いた。
寒い日だったのでほっと一息つかれたことだろう。
候補者の皆さん体に気を付けてどうか最後まで頑張って下さい。
釣りを勧めてくれた小学生の患者さんはすっかり丈夫になり、後年スポーツインストラクターとして一家をなした。
立派なお孫さんもいるらしい。
(現在大手スポーツ用具販売会社で東日本本部のCEOをされているようです)
明日はお天気が回復する模様だ。
イースターエッグ。
昨日クリスチャンの方からイースター祭の卵(イースターエッグ)を頂いた。
大変愛らしくきれいに作られている。
イースター祭は春分の日の最初の満月の次に来る日曜日ということ。
昨日5日がそれに当たっていた。
死後三日のキリスト復活は教義の根幹で、この日は年間で最も大切な日だという。
卵は復活の象徴であり、ペイントされ飾ったり贈ったりして祝われる。
ところで、卵は多産と言われる兎が隠してしまうと伝えられる。
この日、子どもたちは兎が隠したと言って互いに卵を隠し合いそれを探す遊び(エッグハント)に興じるという。
ほかにスプーンで転がす遊び(エッグロール)もあり、何とも素朴だ。
卵は固ゆでしてあり食べられる。
あやかって小生も一つ。
次のクリスマスローズの写真には2個の卵が隠されています。
すぐにお分かりだったと思いますが、下の写真の丸がそうです。
簡単でしたね。
このところ雨が続き寒さが戻っています。明日も寒そうですが次第に晴れるようです。
〝貴重な卵を有り難うございました〟
初ゴルフ 順調なギター演奏会のお申し込み。
本日非常に賑わった米山水源CC$Hでゴルフをした。
スコアはまずまずとして、和気あいあいで楽しかった。
それにしても最近の天気予報は良く当たる。
本日の午後から一時降った雨、それが夕方には上がったのは予報通りだった。
私のゴルフのアプローチももう少しぴたっと当たってほしいところ。
明日は全国的に好天のようですね。
4月19日は佐々木忠教授のギター演奏会。
3月15日開館後、お申し込みが増えて現在40名様を越えてきました。
まだお席がありますのでどうぞお気軽にお申し込みください。
17時30分開場、18時ちょうど開演です。
潟町小学校分校のクラス会 同級生たちはみなきれいな字を書いていた。
本日二日続きの好天に小三まで一緒だった1948年入学、潟町小学校分校のクラス会があった。
地元に残った少人数が集まっているので、何とか毎年続いている。
ことしは15人が潟町駅に集合して送迎バスに乗り、日本スキー発祥の地・金谷山の「対米館」へ向かった。
すっかりきれいになっていた潟町駅の待合室にあったステンドグラス。
人魚伝説の駅に合っている。
対米館到着後、短時間の金谷山は早春散策。
日本にスキーを伝えたオーストリアの軍人レルヒ少佐の像。
私も含め皆初めて見たと思われる。
部屋にあった上越市出身、1936年・第三回芥川賞受賞作家小田嶽夫の色紙。
帳場にあったレルヒ少佐自筆の油彩。
故国の冬であろう、雪山の輝きが大変美しく、ふる里への愛情が伝わる。
途中でこの度の出欠通知ハガキが回された。
伝言の記入もあったが何より驚いたのは、みな字が上手だということだった。
上手な書字は社会で如何に懸命に頑張られたかを物語るようでじんと来た。
毎年のささやかな集まりは本当に何気なくて良い。
鉄ちゃんというわけではないけれどその2 昭和34年9月8日の三等寝台券。
私の切手帳に二枚の寝台券が残っている。
昭和34年(1959年)9月、高校三年生の夏休みが終わったばかりという時期、父と上京した時のものだ。
上京の目的は、父の母校の大学病院へ行き、前年の春に見つかった私の肺結核を手術するか否かの判断を仰ぐためだった。
続けていた服薬と切り替えた注射薬カナマイシンの効果を問うことでもあった。
昭和34年9月8日、21時42分直江津発の三等寝台105、106番下段の特殊補充券。
父とは向かい合っていたと思う。
よく眠れずに上野に到着したのではなかったか。
非常に苦手だった父と一緒の上京。しかしそれが苦痛だった記憶が無く、道中の父は優しかったのかもしれない。
早朝上野からの国電は空いていてパラパラと居る通勤客はとても疲れているように見えた。
目黒で目蒲線に乗り換え、大岡山で降りた。
姉が居る石川町の小さな家に向かったが、朝日の道を歩きながら「9月になっても暑い」というような会話をしたように思う。
翌日だったか、信濃町の病院で断層X線撮影などの検査をした。
仕事がある父は早く帰った。
検査の結果は手術の必要は無く、現行の治療続行で良いという結論だった。
日本が世界に誇ることになる新薬カナマイシンの効果が出ていたのだ。
この時私は一才年上の従兄弟と後楽園球場で王、長島の試合を見るなどして一週間も滞在した。
決定の経緯はよく分からないが、残りの2,3学期を休学して治療に専念、来春もう一度三年生をやり直すことになった。
このことで焦るばかりだった気持ちが落ち着くのを感じた。
一才年下の弟と同学年になることなどの我慢は仕方が無かった。
ただ美しい英語教師A先生の許へさらに一年通えることだけは嬉しかった。
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