花鳥・庭・生き物

海の白、雲の白、鳥の白 奇跡の自然界、私たちのブレーキ。

2019年1月5日(土曜日)

昨日日中は風雪なく穏やかに晴れた。
だが夜半にヒューッと音がすると本日は荒れ模様とな
った。

そこで晴れた昨日の白が印象的だった光景を拾ってみ
ました。

 

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柿崎海岸。寄せる波と遠くの雲、忘我のひと時。

 

 

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夕方に現れた放射状のすじ雲。大きな空の気宇。

 

 

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夕陽を浴びるハクチョウの群(当地はほとんどがコハク
チョウ)。夕方の白鳥は陰影がついて余計に見栄えが良
い。

 

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雪が少ないため、存分に食餌が出来る。稲の根を食べて
いるようだが、まるまると肥っている。
稲の根といえば栄養的に大根と大差ない。それでもこの
体を何十、いや何千キロも飛翔させ、寒さにも耐える。
とにかく大量に食べることと、後は消化器系の特別な酵
素や微生物に分解と合成を任せるのだろう。
草を食むだけで多大な力を有する牛馬も同じだ。

 

私たちは途方も無い自然の奇跡に囲まれている。
人間もその一部だが、奇妙で随分ほかと変わっている。
変わってはいるが、果たして自然の一員に相応しい振る
舞いが出来ているだろうか。
戦争、原発、独善、、、異常な頂点感覚はやはりまずい。
霊長の名に恥じない賢さを有している事を信じたい。

年越しの日の樹下美術館、クリスマスローズ 犀潟駅。 

2018年12月31日(月曜日)

去る12月25日に樹下美術館が冬期休館になって一週
間が経とうとしている。

今年の気候が順調だったのは6月までで、畑を営む患者
さん達は例年になくジャガイモが良いと喜んでいた。
だが良かったのはそれまでで、以後異常な暑さに襲われ
、ついに当地でも40℃となり、秋は長雨にたたられなが
ら10月で35℃にもなるという異常な気象が続いた。
台風も沢山きて、幸い当地で目立った災害はならなか
ったものの、よく強風に見舞われ、畑はお手上げという
声を聞いた。
そして冬、これまで殆ど降らず、この度の最初の寒波は
美術館で10㎝程度の積雪、今の所昨年より楽に推移して
いる。

本日の様子を掲載してみました。

 

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カフェは特に雪が集まる場所。そのため横板をあてがって
降雪と落雪に備えています。

 

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大切なトクサ。昨冬、常緑のトクサを刈らずに越年したと
ころ、雪のためバラバラと乱れて倒伏し、春は整えるのに
随分手間が掛かりました。
そこで今年は8割がた刈り、残り(手前)をそのままにし
てみました。少々風変わりな眺めですが、果たしてどうな
るのでしょう。

以下の様に雪の庭でクリスマスローズが蕾を付け、開花し
ているのもあります。

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大株には蕾が見れず、悠然と春を待っている風情。
開館の頃は花開き、皆様をお迎えすることでしょう。

正月中一泊する東京行きの予定が生じJR犀潟駅で切符を
買った。

 

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犀潟駅は黒が効いていて中々格好が良い。
ほくほく線駅でもあり、樹下美術館には何かと便利な駅。

弟のポークをローストし、もう一人の弟からの京都の柚子
餅は御抹茶で頂いた。
来る年はより実直な平和が貫かれ、人々の信条について険
悪な対立がもたらされる事など無いことを祈らずにはいら
れない。

本業も正月休み 迷走神経反射 田にスズメ、アトリ、コハクチョウ。

2018年12月29日(土曜日)

冷たい強風が吹いたものの日中積雪となることが無か
った土曜日。
診療所も本日午後から正月休みにさせてもらっている。
前日、膝が腫れて痛み、トイレも行けなくなった方は関
節に大量の水が溜まっていて、それを抜くと歩けるよう
になられた。
さらに数日前のこと、夕食中にショック症状を起こされ
たお年寄りはアドレナリンの注射で回復された。
いずれも往診だけで済んだ。

ところでお年寄り、特に超高齢の方では旺盛な食欲に任
せて食べていると急に青くなり、ぐったりされることが
時に起こる。
私の亡き母でも経験し心臓マッサージが必要だった。
食事に関係した消化器の過剰な負荷、あるいはかき込
みなどで迷走神経反射を生じ、まれに失神~心停止ま
で引き起こす。
身体の様々な負荷に対する対応閾値は年々下がる。
お年寄りの一見健康そうな食欲がアクシデントにつなが
ったことをこれまで何度も経験し、普段その事をお話し
ている。
※迷走神経反射はトイレ(排泄)で起きることもありま
す。
入り口(食事)と出口(排泄)で同じことが起こるのも
同一神経系の反応ゆえにほかなりません。

直前に問題を生じたが何とか年末まで来た。
折角のお休み、年賀状を済ませて午後鳥を観に出かけた。
今年秋は小鳥が極端に少ない、と色々な方に聞いていた。
私もそう思う。
樹下美術館の庭木や水盤も本当に淋しかった。
昨年の大雪がたたっているのかもしれない。

果たして冬は?

吉川区の水田でスズメの群に出合った。

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二番穂というのだろうか、刈り取った後の小さな穂に群が
っていた。数百はいただろう、少し安心。

近くでアトリの群も見た。

 

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30羽くらいの小さな群。アトリはよく数百以上、千羽にも
及ぶ群を作る。

 

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暗くなる頃の頸城区のコハクチョウ。
間もなく5時になろうという時間で、ねぐら入りが迫って
いる。
こんな時間の群は急に落ち着かなくなる。
大きな群が一斉に整列するような行動を始めたのを見た事
があった。

内雁子に5時のチャイムが鳴るころ朝日池に着いた。
暗くなった空に、次々と雁が餌場の田んぼから帰ってくる。
水を払い終えた池が水位を回復し、水鳥が急に増えたので
ひと安心。

ハクガンは観なかった。
私の行動範囲は小さいので運が必要だ。

冬の実 ヤブコウジと大きなギンナン。

2018年12月17日(月曜日)

美術館の庭に数カ所ヤブコウジが植わっている所がある。
冬を迎えて実がますます赤くなった。

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背丈15~20㎝ほどのヤブコウジは小さいが草ではなく木。
今年は沢山実をつけているので、世が世なら豊作という事
になる。
赤い実を鳥が食べそうだが、まず目にしたことがないので
美味しくないのだろう。
それはともかく真っ赤な実は、堅い葉の下で厳しい冬を迎え
る。
寒々した庭でヤブコウジの所だけ暖かそうになっている。

以前ヤブコウジを描いたことがある。

1’
「ヤブコウジ」B5サイズ(2001年)。葉でとても苦
労した。

本日お世話になっている方からギンナンを頂いた。
LLLと表記されるようにとても大きな実だ。
ノギスを当てると26×22㎜、厚さ16㎜あった。

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塩をまぶして炒ったものが夕食に出た。

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香りが濃くモチッとした食感で非常に美味しい。

 

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ギンナンのラベルに為貝さんの名。ギンナンを栽培された
当初から知っている方。よく今日まで頑張って続けられ、
美味しく育てられたこと深く敬意を表したい。

ツグミがやってきた。

2018年11月17日(土曜日)

曇の多い空から陽が射しあるいは雨が降り、お天気は忙
しい。少し寒かったが、風が吹かなかったので一先ず穏や
かだった土曜日。

庭で冬の使者ツグミを見た。

 

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ツグミはお風呂が好きだ。

 

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何度も出たり入ったりを繰り返す。

美しく鳴けないツグミはおっとりしている。
スッスと歩いては立ち止まるを繰り返す。
一人でダルマさんが転んだをしているの?
場慣れしている君は去年もここへ来た鳥?

この鳥の昔は大変で、1,2を争うほど焼き鳥にされたら
しい。

暖かな木曜日テッポウユリを植え終えた。

2018年11月8日(木曜日)

3週間ほど前からテッポウユリを3回に亘って植えてきた。
球根なので植えると言うより埋める感じだった。

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IMG_4561 - コピー
球根は大きくおいしそうに見える。

出来るだけ前年と同じ場所を避け、土を彫り上げ有機肥料
を混ぜた土を加えて20㎝は掘って球根を置いた。

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来年の6月を楽しみに十分に土をかける。黄白色のものは
球根を包んでいたオガクズ。

今期50個ちかく植え終えた。
このところ暖かい日があり、最初に植えた球根から芽を出
し始めたものがある。これからの雪で傷まないよう、さら
に土をかけて保護しないといけない。
種や実が有している一途な成長のポテンシャルには驚かさ
れる。

010
2014年ころのテッポウユリ。

昼過ぎ牧区から縁者のご夫婦が来られた。海辺に住んでいる
者には山間の話をお聞きするのは興味深く楽しい。

スズメが水溜まりで水浴び。

2018年11月2日(金曜日)

昼食後、樹下美術館近隣の道路でスズメが水浴びをして
いた。

 

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水溜まりとガードレールや樹を行ったり来たり。厳しい冬
を前に我が世の秋を楽しむ風。このほかに沢山いて、大き
な群だった。

スズメの色と柄はシックで、頭はまん丸。とても可愛い。

保育園の健診、幼いリンドウ ホットサンドイッチ。

2018年10月23日(火曜日)

日中暖かい陽が射した本日午後、近くにある上越市は
大潟区の保育園で秋の健診があった。

0~5才児までおよそ80人のお子たちを診た。一才刻
みで表情や仕草が異なり、アニメを見ているようでみ
な可愛い。
ことに移動寝台で無心に眠っている0才児の長い睫毛
やクルクルした髪を見ると、天使と見まごうばかりの
愛らしさだった。

4才にもなると黙っていても一人が終わると皆で順番を
詰め状況に対応し、行動が大人びてくるのが分かる。

昭和50年から出向いているのでもう40年以上も携わ
り、かってそこで診た長男は今やオジサンの域に達して
いる。いわんや私などは、生きている事が不思議という
話になってきた。

 

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玄関ホールに出ていた園児達がこしらえたハローウインの
飾り。もとはオバケなので泣き出すお子さんもいたらしい。

終えて美術館で昼食を摂った。

庭では、今みてきた園児のように幼いリンドウがけなげだ
った。

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遅い昼食はいつものようにホットサンドイッチに牛乳と珈琲。
(サンドは普通4枚のところを2枚にしています)
向こうは妻が造った煮物(レンコン、ゴボウ、コンニャク、
牛肉)です。

鳥たちが群を作っている。

2018年10月15日(月曜日)

35度を越えるまさかの日があった10月は、そんな事は忘
れたと言って肌寒くなり、すでに半ばになった。
今夕、日没後の暗い空に賑やかな雁の音が聞こえ、朝日池
に近い患者さんから雁が来ていると聞いた。

かように秋は更け、あたりにも鳥たちの姿が目に付くよう
になった。
夏、若鳥を中心に個々に過ごしていた鳥は、厳しい冬に備
えいつしか群になっている。

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近隣の水田の電線にスズメ。

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近くの木に降りてくる。

 

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およそつがいで過ごしていたハクセキレイも7羽、10羽と
群になっている(この鳥はつがいのまま集まっているよう
にも見える)。

この先には冬。
季節の移ろいを早すぎると嘆きながら、長い冬だけはご免と
願う時候になった。

リンドウづくし。

2018年10月13日(土曜日)

およそ週末というと崩れていた天気が本日珍しく気持ち
良く晴れた。

ベンチで昼食を摂ろうとしたが風が冷たくて、最後は館
内に逃げ込んだ。
するとKご夫婦が見えて2時間近く話をしただろうか、こ
の方たちとは半分親戚のようになっている。
そうこうしていると、かってスタッフだった若い女性が可
愛い赤ちゃんを抱っこして顔を出してくれた。
7ヶ月ということ、ニコニコして今日の日射しが移ってい
るようだった。

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過酷だった夏を越えて頑張った高貴な花・リンドウがいよ
いよ開花した。本日は大小様々な花を掲げてみました。

 

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始まったばかりのリンドウですが、園内所々の足許に顔を出
していますのでどうかご覧下さい。

ところで学生時代(50年以上も前)のこと、妙高高原の田
口駅だったかに停車すると、リンドウ(長い茎にずらりと花
が並ぶエゾリンドウ)を抱えカスリを着た娘さんたちが降り
たった乗客に花を手渡していたことがあった。今では夢のよ
うな光景としてぼんやり浮かぶ。

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